目次へ戻る

「バイク離れ」排ガス規制影響で更に加速か・・・50ccは大ダメージ

「バイク離れ」排ガス規制影響で更に加速か・・・50ccは大ダメージ

日本自動車工業会から3月16日に発表された自動車国内需要見通しによると、2017年度の需要見通しが16年度見込み比で36万9000台(前年度比98.4%)と前年割れが続く見通しとなっています。詳細についてまとめています。


排出ガス規制 概要

排出ガス規制によりバイクの国内需要が低くなる、というのを語る前にまず、「排出ガス規制」とは、どういった規制の内容なのかを説明します。

2015年7月1日、国土交通省はディーゼル重量車と二輪車の排出ガス規制を強化するため、道路運送車両の保安基準等を改正し、公布・施行しました。

バイク、二輪車は、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)について、これまでの規制値と比較して最大約6割低い水準に引き下げる規制強化となります。その他、新たに駐車時等の燃料蒸発ガスに対する規制及び車載式故障診断装置の装備の義務付けを行います。原付1種に関しても主にクラス1に該当となるため、一酸化炭素、窒素酸化物を50%程押さえなくてはいけません。

この排出ガス規制、新型車が2016年10月1日、継続生産車および輸入車が2017年9月1日から適用開始となります。

こちらの画像はディーゼル重量車排出ガス規制値一覧

簡単にまとめると上記の排出ガス規制をクリアするためには、車両(バイク含み)を生産する際のコストが上がってしまい特に50ccバイク、原付1種などは現行モデルを継続して生産するのが困難な状況になっています。

50ccバイク大きく落ち込む見込み・・・排出ガス規制が課題

2017年3月16日、日本自動車工業会から発表された「自動車国内需要見通し」を見ると、2016年度のバイク国内需要は37万5000台(前年度比94.2%)、2017年度の需要見通しは、2016年度の見込みと比べると36万9000台(前年度比98.4%)と、前年割れが続く見通しとなっていて排出ガス規制の影響が顕著に現れる結果となっています。

特に落ち込みが激しいのは排気量50cc以下のバイク、原付1種で、2016年度見込み16万5000台(91.7%)、17年度見通し15万3000台(92.7%)となっています。原付2種(125cc以下)、軽二輪(250cc以下)、小型二輪車(251cc以上)については、16年度見込み比では前年度割れだが、17年度見通しは前年度を上回る見通しを出しています。

2016年度の見込みには同年4月に発生した熊本地震の影響で熊本の生産がストップした分が反映されていますが、地震の影響がなかった2015年度と2017年度の見通しを比較すると、2015年度実績を上回るのは原付2種だけとなっていて、バイク離れは年々深刻化しています。

排出ガス規制が2017年度のバイク需要を左右

2017年度の国内バイク需要を左右すると考えられるのは、9月1日から継続生産車にも拡大されることとなている排出ガス規制です。

ホンダ モンキーが生産終了…。復活の可能性はあるか?

http://matome.response.jp/articles/228

ホンダの原付50ccバイク「モンキー」が2017年8月末に生産終了することが明らかになりました。こちらの記事では生産終了に至った経緯や、過去のモデルからモンキーの歴史を振ると共に今後のモンキー復活の可能性についてもまとめます。

排ガス規制影響により2017年8月で生産終了が決まったホンダ モンキー

日本自動車工業会は、生産終了となるモデルへの駆け込み需要や、規制に対応したニューモデルの新車需要に期待し、上期の需要は底堅いと予測しているようですが、排ガス規制に適応した車両の価格はどうしても上がってしまい、価格上昇もバイク需要の減少要因として作用しています。

ホンダ モンキーを始め、各メーカーの50ccバイク、原付1種の数が減っていく可能性がかなり濃厚となっていますが、逆に125ccの原付2種の発表が増えているのも確か。

今後のバイク市場が大きく変わっていくこととなるのは間違い無さそうです。

関連するキーワード


バイク

関連する投稿


日本初!カバンサイズに折りたたみ可能な電動スクーターが誕生!!

日本初!カバンサイズに折りたたみ可能な電動スクーターが誕生!!

自動車で行くほどではないけど、歩くのはちょっと遠い…という距離の移動など気軽なチョイ乗りで活用できる折りたたみ電動原付スクーター『Airwheel Z5』。日本初の折り畳み可能なコンパクト原付スクーターを詳しく紹介していきたいと思います!!


【伝説の Z1 再来】カワサキ Z900RSが世界初公開!12月1日に発売!

【伝説の Z1 再来】カワサキ Z900RSが世界初公開!12月1日に発売!

東京モーターショー2017にてカワサキの伝説的なバイク「Z1」の再来と言われる「Z900RS」が10月25日のプレスデーにて、世界初公開となりました。こちらの記事では、Z900RSの画像と発売日、価格、スペックについての情報とZ1についての情報、東京モーターショー2017のカワサキブースの情報を掲載しています。


ホンダ モンキー125ccで復活!ついに世界初公開!発売日・スペックは?

ホンダ モンキー125ccで復活!ついに世界初公開!発売日・スペックは?

【10/26更新】2017年8月をもって生産終了となったホンダの50ccバイク、モンキー。惜しまれつつも生産終了となったモンキーですが、東京モーターショー2017にて125ccの「モンキー125」として世界初公開となりました。モンキー復活についての詳細情報と、市販化の可能性や発売時期の予測などについてまとめています。


ヤマハSR400が復活・・・!!どうなる消えゆく名車たち・・・!

ヤマハSR400が復活・・・!!どうなる消えゆく名車たち・・・!

9月1日にYAMAHAから発表されたSR400やドラッグスター等、一時代を築いてきた名車とも言えるバイクたちの生産終了の報せ。SRに関しては発売から約40年も続く大人気のバイクです。そんな悲しい報せでしたが、そんな最中SR400が「復活」するとの情報。詳しくまとめます。


YAMAHAの名車SR・ドラスタなど生産終了…。400ccアメリカンは絶滅…

YAMAHAの名車SR・ドラスタなど生産終了…。400ccアメリカンは絶滅…

2017年9月1日、YAMAHAは夏の終わりと共に「SR」「ドラッグスター」など全9車種の生産終了を相次いで発表しました。ドラッグスターが生産終了となったことにより国内で生産されていたアメリカンバイク(400cc)が全て絶版となることなりました。こちらの記事にて詳細をお届けします。


最新の投稿


還暦を迎えた日産スカイラインの歴代モデルと、歴史を振り返る。

還暦を迎えた日産スカイラインの歴代モデルと、歴史を振り返る。

2017年4月24日、日産のスカイラインが誕生から60周年となり人間で言う「 還暦」を迎えました。過去の初代から13代目スカイラインまでのモデルの振り返りと共に、歴史やその年の出来事、流行したファッションについてと、60周年を記念して開催されていたイベントを一部紹介しています。


後部座席は36.4%…。シートベルトの着用率を都道府県別に見る

後部座席は36.4%…。シートベルトの着用率を都道府県別に見る

皆様は車の運転の際、シートベルトをきちんと着用していますか?運転席や助手席だけでなく安全な運転のために、後部座席もシートベルト着用の義務があります。今回はシートベルトの着用率を都道府県別に見ていきましょう。果たしてシートベルト着用率の高い1番安全な都道府県はどこなのでしょうか?


うっかり車が立ち往生!?そんな時に必要な準備とは!?

うっかり車が立ち往生!?そんな時に必要な準備とは!?

雪が降り始めると車の事故やトラブルも増えますね。特に、暴風雪による多重衝突事故や道路での立ち往生…などの被害は大きいです。降雪が多い時は車での外出は避けた方が無難ですが、そうも言ってられませんよね。もし立ち往生してしまった時備えておけば心強い。そんなグッズをご紹介します。備えあれば憂いなしですよ!!


【2017年冬】雪道だって大丈夫!!雪道に強いオススメ車 厳選5選

【2017年冬】雪道だって大丈夫!!雪道に強いオススメ車 厳選5選

2017年の冬も厳しい寒さ&降雪が予想されています。つまりそれはウィンタースポーツ、スキーやスノボーが楽しめるということでもですね!ここで心配なのが雪道での車のスリップ!貴方の車は大丈夫ですか?貴方と貴方の大切な人を守ってくれる、雪道に強いオススメの車最新情報をお届けいたします!この車たちで冬を熱く楽しみましょう!


【痛車オーナー必見】100台以上集結の「交通安全祈願2018」開催!

【痛車オーナー必見】100台以上集結の「交通安全祈願2018」開催!

痛車・痛バイクオーナーの皆さんに朗報です。2018年2月25日(日)、中古車買取のカープライスが川崎大師にて、痛車・痛バイク100台規模の交通安全祈願イベント『川崎大師 痛車・痛バイク 交通安全祈願2018』を開催します。先着100台は参加費が無料、イベントの内容を紹介します。