ペーパードライバーが練習をする方法
初心者マーク
ペーパードライバーであれば、運転に不安に感じていることでしょう。いきなり運転することを頼まれてしまったり、練習する時間はほとんどないかもしれません。しかしぶっつけ本番で路上に出てしまうと危険な操作になってしまう可能性もあります。
少しでも時間を作って練習できる環境にしておきましょう。たとえば、運転する前に少し周りを一周してみるなどして、アクセルやブレーキ、またミラーの見え方などを確認します。
すでにその車を運転したことがある家族や友人に同乗してもらい、心配なことがあればすぐに聞ける環境にしておきましょう。久しぶりの運転であれば感覚を忘れてしまっていたり、車の操作方法が変わっていることもあるので、念のために練習しておきましょう。
久しぶりに運転する前にチェックしておきたいポイント
ホンダスクール
久しぶりに運転するときに、トラブルになりがちなポイントからチェックしておきたい点をご紹介します。運転を始める前に、少しの時間を取って以下のポイントを確認しましょう。
■アクセルとブレーキの確認
アクセルとブレーキの確認をします。「運転免許を持っているのになぜそんなことを言うのか?」と疑問に感じるかもしれません。しかし免許を取得してから、運転する機会が少ないとアクセルペダルとブレーキペダルの位置を把握しづらくなっていることもあります。
また車によってブレーキポイントの位置やアクセルの踏み加減が異なるものです。いきなり同乗者を乗せて運転するのではなく、軽く周辺を一周してアクセルとブレーキの踏み心地などをチェックしておきましょう。
■ミラーの調整と確認
ミラーの調整と確認も忘れないようにしましょう。忘れてしまうと、運転をしているときに後方の確認ができなくて焦ってしまうことにつながります。発進をする前に、ルームミラーやドアミラーを自分が見やすく角度にしておきます。
身体の起こし方によって見え方は変わってきますので、運転姿勢を正してからミラーの調整をしておくようにしましょう。同じような背丈の人が運転した後でも、ミラーの見え方が異なることは多いです。車を発進させる前にしっかりと確認します。
■ウインカーとライトの確認
ウインカーとライトの確認です。こちらもなぜするのかと思うかもしれません。もし運転する車が輸入車であれば、ウインカーの位置が異なっている可能性があります。念のためにウインカーを作動させるなどして、確認しておきます。
ライトの確認は昼間であれば必要ないと感じるかもしれません。しかしオートライトが搭載されている車が多いので、スイッチがオートライトの位置なのか、手動でオンにする必要があるのか確認しておくことをおすすめします。トンネルに差し掛かったときなど、昼間でもライトを作動させるときに焦らないように、時間を取ってライトの確認をしましょう。
■シートの位置の確認
発進する前にシートの位置を合わせましょう。出発してからは調整が難しくなるので、ハンドル操作に支障が出ない位置になっているのか、アクセルペダルやブレーキペダルを問題なく操作できる位置なのか調整していきます。
装備がよいグレードでは、リクライニングだけでなく、シートの高さも調整できるので、好みの位置に調整しましょう。
ペーパードライバーが久ぶりに運転するときの注意点
初心者マーク
ペーパードライバーで久しぶりに運転するときでもトラブルにならないように、以下のポイントに注意します。
・合流でのスピード
・標識
・駐車
・車両感覚
どのようなポイントに注意すべきか見ていきましょう。
■合流ではスピードを合わせる
ペーパードライバーが恐怖を感じるポイントとして、高速道路や幹線道路への合流があります。うまくスピードを合わせて合流するのが苦手だと感じるのです。
合流をスムーズにするためのコツは合流車線をしっかり使うことです。先行車との距離や速度差、さらに後方の車両との距離を測りながら、本線での速度差を調整していきます。入るタイミングを決めたのであれば、きちんと加速して本線に合流しましょう。
怖いからといってスピードを出さないと、本線との速度差を埋めることができずに周囲に迷惑となります。またスピードを出しすぎても本線に入ったときに、先行車との距離が詰まり過ぎてしまうこともあるでしょう。
すべてを調整していくのは難しいと感じるかもしれませんが、目視をしっかりとして速度を調整していきましょう。
■標識を確認しておく
運転するときに目にする標識の意味を忘れていないか確認します。インターネット上で確認することもできますし、家族や友人に聞くこともできるでしょう。一方通行や進入禁止などの重要な標識の確認は、確実にできるようにしておきましょう。
普段見かける機会が少ない標識であれば、走りながら思い出すこともできるでしょう。
■駐車場に駐車できるか確認する
駐車場に駐車できるのか確認します。感覚を忘れてしまっていると、いざ目的地に到着したときにうまく駐車できない事態になることも。白線があって広めの駐車場があるならば、迷惑にならない場所で練習しておきましょう。
運転が上手な人に助手席に乗ってもらって、アドバイスしてもらうとよいでしょう。バックミラーやサイドミラーをよく確認して、バック時の内輪差に注意しておきます。焦ると正しいハンドル操作が難しくなるので、何回か練習しておくとよいでしょう。
■車両感覚を確認する
運転していない期間が長ければ長いほど、車両感覚は忘れてしまっていることでしょう。どの位置を走っているのかは、運転しながら確認するのが1番良いでしょう。目安となる白線などを見ながら、自分がどの位置を走っているのか確認します。
車によって運転席からの見え方が異なるものです。久しぶりに運転するのであれば、どの程度の間隔になっているのか見ておきましょう。
もし停車時に確認するのであれば、白線がある駐車場で、白線に沿って駐車してみるとよいでしょう。車から降りてみて、どのくらいの幅があるのか見てみると、車幅感覚をすぐに思い出すことができます。
ペーパードライバーが心がけるべき点
事故(イメージ)
ペーパードライバーであるなら、目視を怠らないように心がけましょう。もちろんどのドライバーでも目視することは大切です。しかし運転操作に慣れてないのであれば、特に人や自転車などの飛び出しに気を付けましょう。
右左折時にはバイクがすり抜けてきたり、巻き込んだりという危険性があります。左折時にはしっかりと左に寄ってから左折するなど、対策をしておくことが大切です。
また信号機がある交差点であっても、飛び出しがある可能性は否定できません。信号機だけを信じてしまうと、思わぬ事故が発生してしまうことがあります。カーブミラーや目視で確認できる状況を見てから運転するクセを付けておきましょう。
どうしても運転に不安があるならどうする?
シートベルト
どうしても運転に不安があるならどうするのがよいでしょうか?運転に自信がある人に同乗してもらったり、講習を受けるとよいでしょう。
■運転が慣れている人に同乗してもらう
事前に運転に慣れている人に同乗してもらい、ポイントを再確認します。費用がかかることはありませんし、知っている人に教えてもらえるのであれば、安心できるでしょう。
もちろん教習所のような場内で運転することはできません。それでも自分一人で公道に出るよりは、同乗者に教えてもらいながら運転感覚を取り戻す方がよいでしょう。
■個人レッスンを受ける
出張の個人レッスンを受けることもできます。駐車などであれば、費用の負担がなかったり、料金も安く講習を受けることもできます。また出張のペーパードライバー講習であれば、自分の苦手な分野を徹底的に教えてもらえるでしょう。
■ペーパードライバー講習を受ける
ペーパードライバーが運転感覚を取り戻すのにおすすめなのはペーパードライバー講習です。自動車教習所にはペーパードライバー向けの講習を用意しているところもあります。
資格を持った教官が責任を持って教えてくれるので、運転のコツや注意すべき点を習得できます。場内で運転練習もできるので落ち着いて運転することも可能です。
まとめ
久々の運転には注意しよう!
ペーパードライバーがいきなり運転をスタートさせる前にチェックしておきたいポイントをご紹介してきました。発進させる前に、シートやミラーの位置などを確認しておいたり、標識や車両感覚などのチェックをしておくと安心して運転できるでしょう。
運転していない期間が非常に長いのであれば、ペーパードライバー講習などを受けると心配な点や苦手な分野の講習を受けられるのでおすすめです。焦らずに安全に運転するために、練習をしておくことをおすすめします。