2024年 ゴールデンウィーク(GW)の渋滞予測はこちら
2023年 ゴールデンウィーク(GW)の休みはいつから?
ゴールデンウィーク(GW)のような土日祝日で構成される連休は、多くの方が同時にお休みを取ります。そのため同じ日・同じ時間に移動が集中し、結果交通量が増え、多数の渋滞が引き起こされます。
まずは、今年2023年のゴールデンウィーク(GW)期間のスケジュールから見ていきましょう。
2023年 ゴールデンウィーク(GW)の休みはいつから?
■2023年 ゴールデンウィーク(GW)は最大9連休
2023年のゴールデンウィーク(GW)は、4月29日の昭和の日からはじまり、2連休の後、5月1日・2日に平日があります。その後、5月3日の憲法記念日から祝日が続き、土日とあわせて5連休となるスケジュールです。
5月1日・2日の平日に休みを取得できれば、最大9連休にすることもできるので、長期旅行を計画するには最適のスケジュールですね。
【渋滞予測】2023年ゴールデンウィーク(GW)の渋滞ピークはこの日!
【渋滞予測】2023年ゴールデンウィーク(GW)の渋滞ピークはこの日!
これまでの連休における交通量の推移とあわせ、コロナ禍に入る前で、今年のゴールデンウィーク(GW)と日程が似ている2017年の交通量や渋滞回数の傾向、高速道路各社から発表された最新の渋滞予測から、ズバリ!2023年のゴールデンウィーク(GW)の渋滞ピークを予測します。
■【最新情報】高速道路各社が発表した2023年ゴールデンウィーク(GW)の渋滞予測は?
NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/(公財)日本道路交通情報センターが3月29日に発表した、ゴールデンウィーク(GW)期間(2023年4月28日~5月7日)の渋滞予測は以下の通りでした。
下り線では5月3日(水)・4日(木)、
上り線では5月3日(水)~5日(金)に渋滞が多発します。
10km以上の渋滞回数
特に長い渋滞発生予測
■下り線(帰省ラッシュ)の渋滞ピーク
5月3日(水)の午前7:00頃から各高速道路で渋滞がはじまり、午前中にピークを迎え、その後、翌日4日(木)の夕方まで交通量の多い状況が続くでしょう。
5月からの連休初日から翌日にかけての出発が増え、交通量や渋滞回数が増加する傾向があります。
■上り線(Uターンラッシュ)の渋滞ピーク
5月4日(木)の17:00頃から各高速道路で渋滞がはじまり、19:00前後にピークを迎え、その後、翌日5日(金)の夜半まで断続的に渋滞が発生するでしょう。
5月からの連休の2日目・3日目に交通量の増加と、長い渋滞発生の回数が増加する傾向があります。特に各日の19:00から23:00の時間帯において、特に長い渋滞が発生する傾向です。
2023年GWの渋滞予測!下り5月3~4日・上り5月4~5日にピーク集中 | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/5934全国旅行支援の延長継続やマスク着用ルールの緩和が行われるなど、徐々にコロナ禍以前の生活への戻りを感じる昨今。ゴールデンウィーク(GW)の高速道路はいつ、どのぐらいの混雑になるのでしょうか。高速道路各社から発表された最新の2023年ゴールデンウィーク(GW)の渋滞予測を紹介します。
■今年のゴールデンウィーク(GW)の交通量は増える?
ここからは、本渋滞予測の根拠とした直近の連休の交通量の推移と過去のゴールデンウィーク(GW)の渋滞実績を紹介します。過去傾向から各高速道路で特に混雑しやすい場所をチェックしておきましょう。
【過去傾向】直前の大型連休における交通量の推移
■大型連休の交通量は回復傾向
大型連休の交通量は回復傾向
2022年10月からは全国旅行支援(全国旅行割)をはじめとした観光需要喚起策の実施や、訪日する外国人の入国制限の見直しなど、この1年ほどで新型コロナウイルス感染症による行動規制も大きく緩和されてきました。
各大型連休でコロナ禍以前の2019年の交通量と昨年の交通量を比較すると、コロナ禍以前に近い数値に戻ってきていることが分かります。
全国の高速道路の主な区間(代表40区間)における交通量推移
期間 | (1) 期間中の交通量 | (2) 集計日数 | (3) 平均日交通量(1)/(2) | コロナ禍以前(2019年)との交通量対比 |
---|---|---|---|---|
2022~2023年 年末年始 | 281,600台 | 8日 | 35,200台/日 | 92.6% |
2022年 お盆期間 | 464,200台 | 11日 | 42,200台/日 | 88.6% |
2022年 ゴールデンウィーク期間 | 431,200台 | 11日 | 39,200台/日 | 91.5% |
■行動規制も大きく緩和!GWの交通量はコロナ禍以前まで戻るか?
2023年3月時点では、マスク着用ルールが緩和され、全国旅行支援も4月以降も継続される見込みです。
マスク着用ルール緩和
全国旅行支援の継続
全国旅行支援はゴールデンウィーク期間は対象外とされていますが、国内旅行の延べ宿泊者数もコロナ禍以前の90%前後まで回復しており、2連休+5連休、平日をお休みにすれば最大9日間の大型連休に。2023年のゴールデンウィーク(GW)の交通量はコロナ禍以前のように戻ることも予測されます。
【過去傾向】コロナ禍以前のゴールデンウィーク(GW)の渋滞状況
■2017年のゴールデンウィーク(GW)は今年と休日が同じ
2017年のゴールデンウィーク(GW)は今年と休日が同じ
2017年のゴールデンウィーク(GW)の日程は、今年2023年と同じく、連休の間に平日を2日挟み、前半が2連休、後半が5連休の形のため、似た傾向が出るものと予想できます。
ここからは今年の渋滞予測の参考として、2017年のデータをもとに、交通量や渋滞回数の傾向を高速道路各社の実績から見ていきましょう。
■NEXCO東日本 2017年のゴールデンウィーク期間の渋滞実績
下り線の交通量・渋滞回数(帰省ラッシュ参考)
下り線の傾向としては、交通量・渋滞回数ともに後半の連休初日が最も多く、帰省ラッシュのピーク日となりました。翌日からは交通量はやや減少するものの、翌日・翌々日も交通量が多く、渋滞も発生しやすいという傾向が見て取れます。
上り線の交通量・渋滞回数(Uターンラッシュ参考)
下り線の傾向としては、連休前半の交通量はさほど多くありませんでしたが、後半の連休では慢性的に高い状況でした。Uターンラッシュのピーク日は5月5日で、それ以降は緩やかに減少する傾向が見て取れます。
特に長い渋滞発生箇所
上下線 | 道路名 | 渋滞日時(ピーク) | 渋滞発生箇所 | 渋滞長 | 渋滞要因 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下り線 | 関越道 | 5月3日(水) 8:55頃 | 花園IC付近 | 49.0km | 交通集中及び事故 |
2 | 下り線 | 東北道 | 5月3日(水) 10:50頃 | 栃木IC付近 | 43.6km | 交通集中及び事故 |
3 | 下り線 | 常磐道 | 5月3日(水) 9:35頃 | 桜土浦IC付近 | 40.7km | 交通集中及び事故 |
1 | 上り線 | 東北道 | 5月5日(金) 15:50頃 | 久喜IC付近 | 42.0km | 交通集中及び事故 |
2 | 上り線 | 関越道 | 5月4日(木) 18:50頃 | 高坂SA付近 | 39.6km | 交通集中及び事故 |
2 | 上り線 | 関越道 | 5月5日(金) 18:55頃 | 高坂SA付近 | 39.6km | 事故及び交通集中 |
3 | 上り線 | E4東北道 | 5月6日(土) 15:50頃 | 上河内SA付近 | 37.8km | 交通集中及び事故 |
渋滞発生箇所は、5月3日 8:55頃に関越道(下り線)の花園IC付近を先頭に発生した49.0kmが最大でした。時間帯から見ると下り線は9:00から11:00の間、上り線は16:00前後、19:00前後に長い渋滞が発生するので、この時間帯を避けた移動計画を立てるのがよいでしょう。
■NEXCO中日本 2017年のゴールデンウィーク期間の渋滞実績
下り線の交通量・渋滞回数(帰省ラッシュ参考)
下り線の傾向としては、交通量・渋滞回数ともに後半の連休初日が最も多く、帰省ラッシュのピーク日となり、その前後の日も渋滞回数は初日ほどではないものの交通量が多い日となりました。
上り線の交通量・渋滞回数(Uターンラッシュ参考)
上り線の傾向としては、後半の連休全日で交通量が高くなりました。上り線のピーク日は初日の5月3日と最終日の前日の6日でしたが、他の日も慢性的に交通量が多く、渋滞が発生しやすい状況でした。
NEXCO中日本管内は関東圏と関西圏のどちらにも出られるので、下り線・上り線に限らず5月の連休初日とその翌日に交通量が集中することが見て取れます。
特に長い渋滞発生箇所
上下線 | 道路名 | 渋滞日時(ピーク) | 渋滞発生箇所 | 渋滞長 | 渋滞要因 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下り線 | 名神高速道路 | 5月3日(水) 9:30頃 | 関ヶ原IC付近 | 51.3km | 交通集中 |
2 | 下り線 | 東名高速道路 | 5月3日(水) 7:30頃 | 中井PA付近 | 47.6km | 事故及び交通集中 |
3 | 下り線 | 中央自動車道 | 5月3日(水) 7:15頃 | 藤野PA付近 | 47.2km | 交通集中及び故障車 |
1 | 上り線 | 東名高速道路 | 4月30日(日) 19:20頃 | 大和TN付近 | 40.3km | 交通集中及び事故 |
2 | 上り線 | 東名高速道路 | 5月6日(土) 17:55頃 | 大和TN付近 | 29.7km | 交通集中及び事故 |
3 | 上り線 | 東名阪自動車道 | 5月3日(水) 10:05頃 | 四日市JCT付近 | 28.9km | 交通集中及び事故 |
渋滞発生箇所は、5月3日 9:30頃に名神高速道路(下り線)の関ヶ原IC付近を先頭に発生した51.3kmが最大でした。時間帯は下り線は7:00から10:00の間、上り線は夕方の時間帯に長い渋滞が発生しています。
■NEXCO西日本 2017年のゴールデンウィーク期間の渋滞実績
下り線の渋滞回数(帰省ラッシュ参考)
NEXCO西日本からは日次の交通量推移の発表はありませんでしたが、渋滞発生回数(10km以上)のピークは、下り線が5月3日(水)でした。
上り線の渋滞回数(Uターンラッシュ参考)
上下線 | 道路名 | 渋滞日時(ピーク) | 渋滞発生箇所 | 渋滞長 | 渋滞要因 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下り線 | 九州自動車道 | 5月3日(水) 10:40頃 | 鳥栖JCT付近 | 41.0km | 交通集中 |
2 | 下り線 | 中国自動車道 | 5月3日(水) 10:45頃 | 西宮山口JCT付近 | 33.0km | 交通集中及び事故 |
3 | 下り線 | 山陽自動車道 | 5月3日(水) 10:30頃 | 備前IC付近 | 30.8km | 交通集中及び事故 |
1 | 上り線 | 名神高速道路 | 5月4日(木) 9:40頃 | 草津PA付近 | 35.8km | 交通集中及び事故 |
2 | 上り線 | 山陽自動車道 | 5月3日(水) 12:20頃 | 阿坂TN付近 | 33.4km | 事故及び交通集中 |
3 | 上り線 | 湯浅御坊道路 | 5月5日(金) 19:10頃 | 有田南IC付近 | 28.3km | 交通集中 |
渋滞発生箇所は、5月3日 10:40頃に九州自動車道(下り線)の鳥栖JCT付近を先頭に発生した41.0kmが最大でした。時間帯は下り線は10:00から11:00の間、上り線は5月3日・4日・5日に分散して長い渋滞が発生しています。
【参考】昨年2022年のゴールデンウィーク渋滞予測記事はこちら
お出かけの際は最新の交通情報を常にチェックしておこう!
お出かけの際は最新の交通情報を常にチェックしておこう!
交通量や渋滞のピーク日や時間帯、渋滞になりやすい箇所は過去実績を元にある程度は予測できます。ただし、ピークを避けた計画を立てたとしても、突然の事故などで普段とは違った箇所で渋滞が発生することも。
特にゴールデンウィーク(GW)のような、普段高速道路に乗り慣れていない方が運転をするような大型連休には、事故が起きやすい傾向があります。
最新の交通情報を常にチェックしておけば、こういった偶発的な要因で起こる渋滞の回避や、渋滞に巻き込まれる前にSA・PAで食事や休憩を取っておくなど、対策を講じることができます。
ラジオやVICSなど最新の交通情報を確認できる手段はいくつかありますが、スマートフォンで確認できるサービスをいくつか紹介します。
■最新の交通情報をチェックできるサービス3選
Yahoo!カーナビ
「Yahoo!カーナビ」はヤフー社が提供するカーナビアプリです。
ラジオのように最新の交通情報をお知らせする機能はありませんが、カーナビと同様に目的地を設定しておけば、交通規制や渋滞などの情報を取得し、最適なルートを提案してくれます。
どこで渋滞が起きているのかも地図上で見ることができますが、迂回すべきか否かなどの判断をアプリからの案内に任せておけるので、運転に集中できるのがうれしいポイントですね。
Google マップ
「Google マップ」はグーグル社が提供する地図アプリです。
地図上でどの道が混雑しているのか視覚的に確認できるのはYahoo!カーナビと同様ですが、Google マップを利用する方が、道路を通常速度で通過しているか低速で通過しているかを取得して、リアルタイムに近い混雑情報を把握できます。
また、利用者が渋滞や交通事故、工事、交通規制などの情報をマップ上にレポートできる機能も備えており、投稿情報をもとに、より精緻な交通状況を知ることができるのもポイントです。
ATIS(アティス)交通情報サービス
「ATIS(アティス)交通情報サービス」は、日本道路交通情報センターに寄せられる渋滞状況をはじめとしたリアルタイムの道路情報を24時間提供するサービスです。
最新の道路情報を文字情報とライブカメラ映像から確認できるだけでなく、過去の交通情報をもとにした渋滞予測など、お出かけ中だけでなく、お出かけ前の事前確認にも利用できます。
なお、運転中にスマートフォンを操作したり画面を注視する「ながらスマホ」は、道路交通法で禁止されています。操作する際は停車する、画面を注視しないなど、安全運転を心がけて利用しましょう。
■渋滞に巻き込まれたときの備えに!常備しておきたいアイテム3選
今年のゴールデンウィーク(GW)は行動制限も大きく緩和されており、コロナ禍以前の交通量に戻ることも予想されます。どれだけ完璧な渋滞回避策や迂回ルートの計画をしても渋滞に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
渋滞に巻き込まれてしまったときのために、お出かけ前に用意しておきたいアイテム3選を紹介します。
携帯用トイレ
渋滞中はトイレに行きたくなってもすぐには行けません。また渋滞になる前にSA・PAに入ってトイレを済ませておこうと思っても、入口で渋滞してなかなか入れないことも。
小さなお子さん用としてだけでなく、水分補給や眠気覚ましのコーヒーで突然トイレに行きたくなることもあるので、運転していても用が足せる片手で使えるものが便利です。気分が悪くなったときのエチケット袋と兼用できるものを選ぶのがよいでしょう。
眠気覚ましスティック
長い渋滞が続くと、単調な動きからどうしても眠気が出てきてしまうもの。トイレも行けないので、コーヒーやエナジードリンクを飲みたくないという方には、ミントスティックがおすすめです。
キャップを外して直接ニオイを嗅いだり、着用しているマスクに数滴垂らすなどすれば、ミントの香りで眠気覚ましに効果的です。
ウェットティッシュ・除菌シート
渋滞中に車内で食事をする際にあると便利なのがウェットティッシュ。除菌用にアルコールスプレーも便利ですが、ウェットティッシュ・除菌シートであれば、食べ物や飲み物を洋服にこぼしてしまったときのふき取りもでき、ひとつ二役。
車内に常備されている方も多いウェットティッシュですが、長期間経っていると乾燥してしまい、いざという時に使えないということも。お出かけ前にチェックと補充をしておくのがおすすめです。
まとめ
まとめ
新型コロナウイルス感染拡大の第8波で迎えた年末年始でしたが、マスク着用ルールの緩和や観光需要喚起策の活発化とともに、日常もコロナ禍以前のように戻ってきていることを実感します。最大9日間の大型連休であるゴールデンウィークを目前に、旅行計画を立て始めている方も多いのではないでしょうか。
高速道路の交通量は昨年時点で90%前後まで回復し、今年2023年のゴールデンウィークには、コロナ禍以前まで戻る可能性も。観光地が混み合うことで高速道路以外の一般道でも渋滞の発生数が増える見込みです。
紹介した渋滞予測をふまえた事前の計画とあわせて、お出かけ当日には高速道路と観光地周辺の交通情報を確認し、計画通りの充実した2023年のゴールデンウィークを楽しんでください。
2023年ゴールデンウィーク(GW)の新幹線混雑予測はこちら
2023年お盆休みの渋滞予測はこちら
よくある質問
■高速道路各社が発表した最新の渋滞予測は?
NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/(公財)日本道路交通情報センターから、2023年ゴールデンウィーク(GW)は、下り線では5月3日(水)・4日(木)、上り線では5月3日(水)~5日(金)に渋滞が多発すると発表されています。(2023年3月29日時点)
■2023年のゴールデンウィーク(GW)は渋滞が増える?
昨年のゴールデンウィーク(GW)、お盆期間、年末年始など、大型連休の交通量はコロナ禍以前の2019年と比較して90%前後とコロナ禍以前に近い数値まで戻ってきています。今年2023年はマスク着用ルールの緩和や全国旅行支援(全国旅行割)のような観光需要喚起策の継続なども行われていることから、交通量・渋滞回数ともにコロナ禍以前の水準まで戻る可能性があります。
■2023年のゴールデンウィーク(GW)はいつからいつまで?
2023年のゴールデンウィーク(GW)は、4月29日の昭和の日からはじまり、2連休の後、5月1日・2日に平日があります。その後、5月3日の憲法記念日から祝日が続き、5月7日まで5連休となるスケジュールです。