日本に最適なパッケージ、斎藤社長「販売の柱に成長する」
アウディ ジャパンは4月26日、新型コンパクトSUV『Q2』の受注を開始しました。
アウディ ジャパンの斎藤徹社長は都内で開いた発表会で「日本の住宅、道路事情を考えると最適なパッケージ」とした上で、「アウディの販売の柱のひとつに成長していくと確信している」と強調していました。
Q2は2016年のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされたアウディ最小のSUV。
斎藤社長は「スクエアなデザインで車格を感じさせながら、そのボディサイズは全長4.2m、全幅が1.79mと競合モデルと比べても最もコンパクト。
そして全高も1.53mに抑えているので立体駐車場の利用率が高い都市環境にも適している」とQ2を紹介。
日本市場に投入されるQ2は1.0リットルTFSIと1.4リットルTFSIの2種類のエンジンが設定されます。
このうち1.0リットルTFSIについて斎藤社長は「3気筒1リットルターボエンジンの最高出力は116馬力、最大トルクが200Nmで、小排気量だが1.5~1.6リットルエンジン並みの動力性能。一方、燃費も欧州値だが19.6km/リットルと非常に優れています。ライバル車と比べて200kg以上、軽量化したことで走りもとても軽快」と解説。
■アウディQ2、ターゲットについては
ターゲットユーザーについて斎藤社長は「アウディのコンパクトSUVには2011年導入された『Q3』があるが、このQ2によってさらに若い方々を取り込みたいという狙いがある」と明かしました。
具体的にいうと、「30代から40代前半の独身の方、カップル、そしてヤングファミリー」を想定しているとのことで、
このため「国産車からの乗り換えなど、初めてアウディに乗られるお客様を意識して、300万円を切る価格から設定した」といいます。
Q2の価格は299万~405万円で、斎藤社長は「アウディの中でも最も販売台数が多い『A3』と同等の価格帯、つまりプレミアムブランドのボリュームゾーンでのグレード展開とした」と説明。
その上で「コンパクトなボディに新しいアウディの魅力を凝縮したQ2は、今後アウディの販売の柱のひとつに成長していくと確信している」と締めくくりました。
アウディ、Q2 安全装備を充実させた1stエディション。280台限定の記念モデル
アウディ ジャパンは、コンパクトSUV『Q2』の国内発売を記念して、全国280台の限定モデル「1stエディション」を設定し、6月中旬(予定)より発売します。
1stエディションは、「1.4 TFSI シリンダーオンデマンド スポーツ」をベースに、セーフティアシスタンスを充実。
追突防止システムのアウディプレセンスフロントに加え、アウディサイドアシスト、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、アウディプレセンスベーシック、ハイビームアシストを標準採用します。
エクステリアでは、Sラインバンパーと7J×18インチサイズの5スポークYデザインのアルミホイールを装備します。
インテリアでは、ダッシュボードとセンターコンソール両側のデコラティブパネルの内部にLED照明を組み込んだアンビエントライティングを装備。照明色は10色から選択可能で、明るさの設定を含めMMIシステムを介してコントロール可能。
そのほか、フルデジタルの多目的ディスプレイ、アウディバーチャルコックピットとオートマチックテールゲートを装備するほか、MMIナビゲーションの搭載に伴い、アウディスマートフォンインターフェイスの機能も完備。
Apple CarPlayやAndroid Autoを介し、スマートフォンの特定アプリを車載インフォテイメントシステムと共有し、操作することも!!
エクステリアカラーは、専用カラーのデイトナグレー パールエフェクトを含む5色を設定。全車7速Sトロニックを採用し、価格は490万円。
日本にマッチしたコンパクトSUV、アウディQ2
アウディ Q2の全長は『Q3』と比べ20cmほど短い4200mm。それに対しホイールベースは2595mmとし、前後オーバーハングを切り詰めています。
全高も1530mmに抑えるなど、立体駐車設備の利用率が高い日本の都市環境にも順応したボディサイズとなっています。
またクーペのような傾斜したルーフラインを持つにもかかわらず、後席の乗員にも十分なヘッドルームとレッグルームを確保。
ラゲージ容量は5人乗車時でも安心の405リットル。
リヤシートを折りたためば最大1050リットルまで拡大できます。
エクステリアは、ポリゴン(多角形)をモチーフにした斬新なデザインを採用。
フロントビューではボンネットに立体的な造形を施し、8角形のシングルフレームグリルを高めに配置することでSUVらしさを演出。
低いルーフラインが印象的なサイドビューでは、Cピラーに設置されたブレードが力強いアクセントになっています。
■安全性能は?気になるお値段は
安全面では、sportラインの各モデルに、自動ブレーキやアダプティブクルーズコントロールを標準設定。
さらにサイドアシストやアクティブレーンアシスト、ハイビームアシストなどをセットにした「セーフティパッケージ」をオプションで用意します。
ラインアップは、最高出力116psの1.0リットルTFSIエンジンを搭載する「Q2 1.0 TFSI(299万円)」および「Q2 1.0 TFSI sport(364万円)」と、150psを発揮する1.4リットルTFSIエンジンを積んだ「Q2 1.4 TFSI cod sport(405万円)」の3モデルです!!