フラッグシップEV「アリア」&「アリアNISMO」マイナーチェンジ
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産 アリア 改良新型
日産「アリア」は、2020年に発表、2022年に発売された日産初のクロスオーバーSUVのBEV(バッテリーEV)。同社のフラッグシップEVでもあります。力強い加速、滑らかな走り、EVならではの静粛性と、心地よい室内空間を兼ね備えた、スタイリッシュで革新的なモデルです。
一方アリアNISMOは、そんなアリアのハイパフォーマンスモデル。アリアのe-4ORCEをベースに、風格と高い空力性能を併せ持つ新世代EV NISMOのデザインをまとい、NISMO専用チューニングが生み出す高次元のハンドリング性能と爽快な旋回性、そして伸びのある加速などを味わえる、EV NISMOの“フラグシップモデル”です。
そんなアリアのマイナーチェンジモデルが、2025年10月25日にジャパンモビリティショーの会場で世界初公開。そして、アリアおよびアリアNISMOのマイナーチェンジモデルが、2025年12月22日に正式発表されました。
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産 アリア 改良新型
今回のマイナーチェンジでは、フロントデザインを一新するとともに、より快適な乗り心地を提供するサスペンションの採用や、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムの採用、さらに充電ポートに専用コネクターを差し込むことで電力を取り出すことができるV2L(Vehicle to Load)機能を採用しています。
ボディサイズは、全長4,595-4,650mm×全幅1,850mm×全高1,655-1,665mmで、ホイールベースは2,775mm。乗車定員は5名です。
エクステリアでは、「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」に基づいた先進的でダイナミックなこれまでのデザインを継承しながら、次世代EVとしての新たな表現を目指し、フロントフェイスを一新。
グリル部分をボディと同色とすることでよりシームレスでクリーンな印象としたほか、Vモーションを車両外側に配置することでシンプルでありながら力強い存在感を示します。
新デザインの20インチホイールは、アルミと樹脂のコンビネーションで構成。クルマ全体の洗練された印象を際立たせるために、ホイールには敢えて繊細なデザインが施されています。
カラーは、オーロラの光からインスピレーションを受けた新色「プラズマグリーン」と「ミッドナイトブラック」を組み合わせた「翡翠乃光 ーヒスイノヒカリー」を新設定。このほかに、2種類の2トーンカラーと5種類のモノトーンカラーを用意しています。
インテリアに大きな変更はなく、モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされています。
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産 アリア 改良新型
一方、新たに新色「ホワイト/グリーン」を設定。落ち着いたトーンのグリーンの上級レザーを新たに開発し、ライトグレーとのコントラスト且つモダンなコーディネーションとすることで、先進的な世界観を強調します。
また、今回新たにGoogle搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを搭載。「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスに接続できます。
ナビゲーションにGoogleアカウントを同期することで、充電スポットを予測したルート検索やお気に入りの場所、あらかじめ保存したルートなどをスムースに表示。また、NissanConnect サービスアプリ機能の「ドア to ドアナビ」を使えば、充電残量を考慮して必要な充電を加味したルートを乗車前からナビゲーションに共有することで、よりスマートに、乗車後すぐに出発することが可能です。
このほか、ナビゲーションシステムと連動し、走行ルートに応じてバッテリー昇温を自動で制御する「ナビリンクバッテリーコンディショニング」を採用し、エネルギー消費を最適化します。
また、充電ポートに接続する「AC外部給電コネクター」を使えば、ドアをロックした状態でも1,500Wの電力を使うことができます。
アリアのパワートレインはこれまでと同様です。最高出力218馬力を発揮するモーターをフロントに搭載する前輪駆動モデルと、これに加え同出力のモーターをリアにも搭載する4輪駆動モデルが用意されます。
組み合わされるバッテリーの容量は66kWhもしくは91kWhの2種類が設定されています。
一方足回りでは、日本市場に合わせて乗り心地を重視したサスペンションのセッティングに最適化し、より洗練された上質な乗り味を実現。路面からの入力による車の動きを減らし、乗員が感じる揺れを軽減することで、長時間のドライブでも快適な移動体験を実現します。
先進安全装備では、「インテリジェント ディスタンスコントロール」を新たに採用。加減速を繰り返す一般道のようなシーンでも車間を一定に保ち、先行車両に合わせて減速し停止までをサポートすることで、ドライバーの負荷を軽減します。
アリアNISMOでは、内外装デザインに変更はありませんが、アリア」と同様に、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステム、「AC外部給電コネクター」、「インテリジェント ディスタンスコントロール」を採用します。
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産 アリア NISMO 改良新型
パワートレインも同様で、引き続きベースモデルに対し、最高出力を約10%向上させ、最大出力320kW(435馬力)とした強力なモーターが搭載されます。
アリアの価格は、2WDモデルが667万5,900円から746万7,900円まで、4WDモデルが728万900円から807万2,900円まで。アリアNISMOの価格は後日発表される予定です。
実際の販売は、アリアが2026年2月20日から、アリアNISMOが2026年3月19日から開始される予定です。
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