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マツダ ボンゴが長い間愛される理由は?特徴や性能を徹底解説

マツダ ボンゴが長い間愛される理由は?特徴や性能を徹底解説

昭和の時代から令和に至るまでマツダ ボンゴは長い期間その人気を誇ってきました。広い室内と高い居住性は、物を運ぶだけでなくレジャーや車中泊でも大活躍です。今回はそんなマツダ ボンゴについて詳しくご紹介していきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


マツダ ボンゴはどんな車?

《写真提供:response》マツダ・ボンゴブローニイバン(1983年)

マツダ ボンゴという車をご存知でしょうか。現在は乗用車としての登録での販売はなく、基本的に商用車として販売されているワンボックス車です。

この車が初めて販売された当初は、ワンボックスカーの代名詞として「ボンゴ」が使われるほどに、その名前が浸透しました。このボンゴシリーズには、トラックやバン、そして乗用車登録としてのコーチなどが過去に販売され、とても長い歴史のある名前となっています。

今回はマツダ ボンゴの歴史や、そのシリーズにおける特徴をご紹介していきます。

マツダ ボンゴの歴史

長い歴史を持つボンゴですが、その中で様々なモデルチェンジやシリーズの追加が行われてきました。この章では順番に、ボンゴの歴史を紐解いていきます。

初代ボンゴ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴ800(1966年、初代)

マツダ ボンゴは1966年に初めて自動車市場に登場しました。同時に発売されたラインナップは、トラックやバン、コーチでした。床下にエンジンを置くキャブオーバースタイルとしつつ、エンジンは後方に水冷4気筒800ccのものを搭載していました。

初代の大きな特徴としては、床面の高さがとても低くトラックは460mm、バンでは450mmでした。この点が、荷物を出し入れしやすい実用性を兼ね備えつつ人気となった大きな要因のひとつでしょう。また、唯一の乗用モデルであったコーチもボディにはバンを継承しつつ三列シートを搭載し、ワゴンの先駆け的な存在となりました。

二代目ボンゴ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴ(1977年、2代目)

1977年に発売された二代目ボンゴは、国内におけるマツダディーラーの最量販車となるほどの人気を博しました。その理由として、先代の特徴でもあった低床化への新たな取り組みを始めたという点にあります。

先代がRRの駆動方式だったのに対し、キャブオーバー式に変更してタイヤには小径ダブルタイヤを全車に搭載しました。このおかげで、タイヤハウスのスペースが無くなり、トラックやバンの荷室や荷台をフラット化することができています。

バンに至っては業界では初めてのフラットな床面と低さであり、使い勝手が大きく向上して世間の注目を集めました。

三代目ボンゴ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴブローニイバン三代目

三代目のボンゴは1983年に発売されてから、16年の長い期間販売されたモデルとなりました。このモデルが発売される少し前の1979年に資本提携したフォードから、マツダ ボンゴをOEM提供したスペクトロンが販売されました。

また、4WD仕様の販売、AT車の追加など市場のニーズにこたえるべく様々なクラスを展開したのもこの時期です。2021年にも販売のある、ボンゴよりも大容量の積載が可能なボンゴ ブローニイが登場したのもこの頃です。

四代目ボンゴ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴトラック四代目

四代目が登場した1999年ごろは、社会の車に対する安全性能や環境への配慮に対する期待が高まりをみせる時期でした。その影響もあり、他のメーカーからボンネットがあり安全性がより高いセミキャブオーバーのモデルが増える中、マツダはあえてキャブオーバー型のボンゴを作り続けました。

そして衝撃安全性の高いSKプラットフォームを採用した四代目の発売に至ります。そこからマイナーチェンジを重ね、2003年には排ガス規制に対応したDPF搭載のクリーンな新型ディーゼルエンジンを開発し搭載しています。

五代目ボンゴ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴバン五代目

2020年9月からマツダ ボンゴバンとマツダ ボンゴトラックは全面的にフルモデルチェンジを行いました。この代からは、トラックやバンの従来の積載性に加えて衝突回避支援システムのスマートアシストを搭載し、1.5Lのガソリンエンジンを搭載すると同時に燃費も向上しました。

この代からマツダは商用車から撤退し、どちらもダイハツからOEM供給されたモデルとなっています。

色々なボンゴシリーズ

ボンゴの歴史でも触れましたが、マツダ ボンゴでは1966年に誕生してからバン、トラック、コーチなどのようにさまざまなシリーズが存在しました。また、海外のメーカーや日本のメーカーへのOEM供給など、様々なところでマツダボンゴは展開されていきました。

しかし、マツダが百周年を迎える2020年に商用車の生産から完全撤退することとなったのです。それに従い、現在はマツダが自社生産するボンゴシリーズは無くなりました。ただ、いくつかのモデルに関しては他のメーカーからのOEM供給によって販売が続いています。

販売が終了したシリーズ

ここでご紹介するボンゴたちは、マツダ社内では開発や生産が終了し、現在市場では中古車でしか見かけることのできない車です。しかし、下記のマツダ ボンゴワゴンのように根強いファンの影響で中古車として見かけることもあります。

販売こそ終了しているものの、マツダの名車として歴史に名を残したモデルです。

ボンゴワゴン

広々とした室内空間を活かした乗用登録モデルは、ボンゴコーチという名前だった初代モデルから人気がありました。

特に印象的なボンゴのワゴンは、2代目モデルでしょう。バンに1年遅れて2代目ボンゴに設定された乗用仕様「マルチワゴン」は、4列シート10人乗りのロングボディも用意されるなど、送迎需要にもぴったり。

さらに1981年にはカリフォルニアの風を感じるような上級グレード「ウエストコースト」が追加され、現代の上級ミニバンもびっくりの回転シートやサンルーフといった豪華装備で話題を呼びました。

ボンゴフレンディ

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴフレンディ

ボンゴ フレンディはボンゴシリーズから派生し1995年から2005年まで生産されていた、ファミリー向けのセミキャプオーバー式のミニバンです。ボンゴ フレンディを語るうえで欠かせないのは、特徴的な見た目であるルーフの前端が大きく上下に開く「オートフリートップ」です。このルーフを開けることで、大人二人が寝転ぶことができる広さを持った屋根裏が完成します。

他にも、電動のカーテンやスライドシートなど、まさにキャンプにぴったりの遊び心のある機能が多く搭載されたモデルでした。フォードと資本提携した際に、OEM提供したスペクトラムの後継車であるフォード フリーダは同じくボンゴ フレンディの姉妹車として販売されました。

OEM供給で販売中のシリーズ

現在はマツダ独自の生産が終了してしまったモデルですが、ダイハツやトヨタからOEM提供を受けることで現在でも販売されている車です。昔のマツダ製のモデルとは使用は異なるものの、現代使う車としてはとても性能が良いモデルが多いです。

ボンゴバン

ボンゴバンも他のワゴンやトラックと同様、初代が発売された1966年から販売していたモデルです。初代から四代目まで、マツダが独自に開発から生産していました。

過去にはマツダ生産のボンゴバンを三菱や日産にOEM提供していたこともあったのですが、自社生産を終了させた2020年で五代目としてフルモデルチェンジを行い、ダイハツのグランマックスのOEM供給を受ける形で販売が続けられています。

ボンゴトラック

≪写真提供:response≫マツダ ボンゴトラック(現行)

ボンゴバンと同じく、初代から四代目まで一貫してマツダ社内で開発から生産を行っていました。ボンゴシリーズは1966年の発売以降、2020年までで累計約210万台以上生産された小型の商用車です。

五代目からは、ダイハツのOEM提供によりフルモデルチェンジを行い、新たなマツダの車として販売されています。

ボンゴブローニイバン

≪写真提供:response≫マツダ ブローニイバン(現行)

ボンゴブローニイバンは1983年に三代目ボンゴの時代に生まれました。当初、ブローニイは1~1.5トンの積載をすることができる本格的な小型商用車として販売されていました。2010年にマツダでの生産を終え、しばらく市場から姿を消していましたが2019年に新型ブローニイバンがトヨタ ハイエースのOEM車として登場しました。

マツダが生産していたブローニイバンが全長4,360mm、4,690mm、4,965mmの仕様であるのに対し、新型は4,285mmであるため、当時のマツダ製がいかにロングタイプであったのかがわかります。

マツダ ボンゴの性能は?

≪写真提供:response≫マツダ・ボンゴブローニイバン、GL、2WD(2019年)

約50年ほどの歴史があるマツダ ボンゴですが、ここまではその歴史と生産が終了したモデルの解説をしてきました。ここからは現行の3モデルの走行性能や燃費性能について紹介していきます。

ボンゴバンの性能

ボンゴバンにはSTDとDXの2種類のグレードがあります。この2種類の違いとして、STDがよりビジネス向けであり、経済性を重視しています。また、DXはSTDに比べてより快適性と積載性が増したモデルになります。

どちらも2WDの4ATと5MT、4WDの4ATと5MTが展開されています。DXにはキーレスのエントリーシステムが加わっていたり、フロントパワーウィンドウが備わっていたりと快適性を高める機能が追加されています。どちらも衝突回避システムである、スマートアシストが搭載されていて商用車ながら快適性と安全性を実現しています。

ボンゴトラックの性能

ボンゴトラックもバンと同じくSTDとDXの2種類があります。それぞれのコンセプトもバンと同じでSTDがよりビジネス向けであり快適性や性能よりも経済性を重視しています。トラックとして重要な最大積載量は800kg、トラックの床面が地面から755mmと積み下ろしが無理なく楽に行うことができます。

その他にも床面の材質が亜鉛メッキ鋼板であり、高い防錆性能を発揮したりと商用車として、快適に作業行うための機能が詰まっています。

ボンゴブローニイバンの性能

ボンゴブローニイバンのグレードはDXとGLに分かれていて、GLはリアホイールハウスカバーやボディ同色バンパー装備であったりと快適性とデザイン性がグレードアップします。荷室はボディをフルに活用した広さで、積載性を保ちつつ防振パッチなどを搭載することで室内での居住性も高めています。

リアシートなども、固定具を必要とせず簡単に降りたため作業に応じてアレンジすることができます。

マツダ ボンゴにかかる費用

現在販売されているマツダ ボンゴシリーズは全て商用車となっているので、乗用車の維持費とはことなります。商用車は物の輸送を目的として考えられているもので、4ナンバーとなります。4ナンバーは3ナンバ―などと比べるとその排気量の割に税金が安くなります。4ナンバ―の場合、自動車税はその車の積載量で決められ1トン以下の8,000円から1トン超2トン以下で11,500円などとなっています。たとえばボンゴバンと同等の1.5リッタークラスの乗用車では自動車税が30,500円に設定されていることと比べると、税金が抑えられていると考えられます。

また、重量税などは自家用と事業用で値段が変わり、また車検のペースも乗用車の2倍のペースで受けなけらば行けないため、自身の車がどのような用途で使うのか等しっかりと考えてから選びましょう。

まとめ

≪写真提供:response≫マツダ・ボンゴトラック、保冷車(2000年)

今回はマツダのボンゴシリーズを紹介してきました。ボンゴといえば商用車のバンやワンボックスカーを想像するような時代があったように、その名前の浸透度合いはマツダの名車といっても過言ではありません。

現在はマツダが自社で開発、生産をすることはなくなりましたが、OEM供給によって最新の技術を持って作られたモデルが販売されています。

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