待望の実開催で見どころ満載!「東京オートサロン2022」に注目
東京オートサロン2022 ロゴ
ここ日本で毎年1月に開催される世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン」が、2022年にようやく戻ってきます。
毎年1月に開催される東京オートサロンですが、2021年はコロナウイルス感染拡大に伴って残念ながら実開催が見送られ、オンライン開催のみとなっていました。
2022年も予断を許さない状況がまだまだ続きそうではありますが、無事に開催の予定となっており、充電期間を経た出展企業が情熱を注いだ出展内容に注目が集まっています。
2022年で開催40回目と、節目の年にあたる東京オートサロンですが、近年ではカスタムカーだけでなく、アフターマーケットパーツや、自動車メーカー公式の出展も相次ぐなど、さまざまな自動車文化を総合的に体感できるような充実度が見所となっています。
幕張メッセの国際展示場から屋外展示場まで広がる広大な展示スペースは、世界最大級のカスタムカーショーならでは。さまざまなジャンルのカスタムカーやパーツなどの展示がされますので、きっと興味を惹かれる展示が見つかるはずです。
見どころが盛りだくさんの東京オートサロン2022に関して、現時点で分かっている情報をこの記事ではまとめていきますので、会場で効率的に見学できるよう「予習」として活用してください。
■幕張メッセで 1月14日〜16日開催!電子チケット購入必須に注意
《画像提供:Response 》東京オートサロン2020の様子
東京オートサロン2022は、例年通り千葉県の「幕張メッセ」で2022年1月14日から16日の3日間開催されます。
開催は3日間ではありますが、初日となる1月14日(金)はビジネスデイとなっており、入場できるのは業界・報道関係者のみ。一般公開は、1月15日(土)と16日(日)の2日間、どちらも午前9時から午後6時までとなっています。
入場料は、一般公開日のどちらも税込3,000円。小学生以下の方は、保護者同伴1名につき1名が無料となります。
コロナウイルス対策として入場者数の制限が行われる関係もあり、すでに発売が開始されている「オンラインチケット」をPCやスマートフォンから事前に購入しておく必要があるほか、一般公開日それぞれの販売予定枚数を完売してしまうと、そのままチケット販売が終了となる見込みです。また、入場チケットの当日販売は、現時点では予定されていません。
■「オンラインオートサロン」もリニューアル!サロン終了後も要注目
《画像提供:Response 》東京オートサロン イメージガール「A-Class」
2021年は現地開催を中止し、オンライン開催の「バーチャルオートサロン」のみが開催されました。しかしこのオンライン開催は、幕張メッセまで行くのが難しい方でもオートサロンの出展内容が確認できる点が熱烈な支持を受けたようで、2022年もオートサロンの開催と並行して「オンラインオートサロン」での積極的な情報公開がされる見込みとなっています。
バーチャル空間を歩き回って見学ができた2021年とはやや趣が変わり、「オンラインオートサロン」は、より出展企業からのニュースや新製品情報が分かりやすいレイアウトにリニューアルがされています。
また注目は、東京オートサロン2022の開催が終了した後も、通年で更新が続けられていく予定となっているところ。ユーザー登録をすることで出展企業からのニュースリリースを受け取ることもできるなど、出展企業とファンとの架け橋になることが期待されています。
【公開直前!】東京オートサロン2022 注目の出展概要まとめ
ここからは、東京オートサロン2022に出展する主要自動車メーカーによる注目の出展車両のうち、2021年12月現在で発表がされているものをご紹介していきます。
近年では自動車メーカーがコンセプトカーなどを発表するモーターショーとしての役割も担っている東京オートサロン。国内外の自動車メーカーから、注目車の出展が目白押しとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。
■トヨタ:ガズーレーシングは詳細未発表!GR86ほか、隠し球に期待
《画像提供:Response 》(参考)トヨタ GR86 GRパーツ装着車
「トヨタガズーレーシング」として東京オートサロンへ例年出展しているトヨタですが、2021年12月の記事執筆時点では、出展内容の発表がまだされていません。
2021年には新型GR86が発売されたこともあり、トヨタガズーレーシングブースでもGR86関連の展示はされるはず。2022年に発売予定のトヨタ車などの展示もあるかもしれないので、隠し球にも期待が掛かりますね。
《画像提供:Response 》東京オートサロン2022 モデリスタブース イメージ
トヨタ車やレクサス車のカスタムパーツでお馴染みの「モデリスタ」も、2台のカスタム車両の出展予定が発表されているのみで、どんな車種がベース車となっているのか、正式情報の発表が待たれます。
■日産:フェアレディZ日本仕様が遂に公開!カスタム車も満載
《画像提供:Response 》日産 Z(海外仕様車)
日産は、東京オートサロン2022の会場において、米国仕様が先行して公開されている新型「フェアレディZ」の日本仕様を初公開することを発表しています。日本仕様と同時に、歴代フェアレディZをモチーフにしたカスタムプロトモデルも参考出品されるとのことで、こちらも実車が楽しみなところですね。
また、市販仕様の発表と同時に、2022年のSUPER GTへ参戦予定の「Nissan Z GT500」も展示されることとなっており、オートサロンの日産ブースはZフィーバーとなりそうですね。
《画像提供:Response 》日産 キャラバン マウンテンベース コンセプト
新型フェアレディZの他にも、キックスやノート、キャラバンといった市販車両のカスタム例や、2022年に遂に市販開始となる待望の電動SUV、アリアの展示もされるので、最新の日産車を間近でチェックできる絶好のチャンスとなっています。
■ホンダ:新型ステップワゴンを公開!シビックタイプRプロトも
《画像提供:Response 》ホンダ ステップワゴン 新型 ティーザーイメージ
新型車目白押しなのはホンダブースも同様。2022年1月7日に公開される予定の新型「ステップワゴン」のカスタム仕様がいち早く実車展示されるほか、2022年内の発売が予定される「ヴェゼル モデューロX」のコンセプト仕様などの出展予定が発表されており、どちらもブースを華やかに彩ることでしょう。
《画像提供:Response 》ホンダ シビック タイプR プロトタイプ
またスポーツモデルとしては、こちらも2022年内の発売が予定される新型「シビック タイプR」プロトタイプが展示される予定。プロトタイプらしくカモフラージュが施された外装での展示ながら、タイプRならではの迫力がきっと伝わってくることでしょう。
その他にも、ホンダアクセスブースでは軽自動車のNシリーズのカスタム提案が、無限ブースでは全日本スーパーフォーミュラ参戦マシン「TEAM MUGEN SF19」とSUPER GT GT500クラス参戦マシン「Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT」の展示も行われる予定です。
■三菱:新型軽EVを初披露!復活したラリーアートのコンセプトも
《画像提供:Response 》三菱 ラリーアート コンセプトカー ティーザーイメージ
三菱からは、復活した「ラリーアート」ブランドの情熱を体現したというコンセプトカーが世界初披露される予定。ベース車種やカスタム範囲などは現時点で明らかになっていませんが、2021年にタイで先行復活しているラリーアートブランドの、日本国内での積極的な展開にも期待ができそうですね。
《画像提供:Response 》三菱 新型軽EV コンセプトカー ティーザーイメージ
また、自動車の電動化が急速に進んでいる今こそ大注目なのが、新型軽EVのコンセプトカー。こちらも東京オートサロンが世界初披露となるモデルで、2022年内の発売が見込まれている市販仕様に近い状態での登場が予想されており、軽EVの量産実績がある三菱ならではの先進のスペックやデザインにも期待がかかりますね。
現時点でこの2台以外の展示予定は発表されていませんが、2021年12月に発売されたばかりの新型アウトランダーなどの展示が行われる可能性もあります。続報に期待ですね。
■スバル:ホヤホヤのBRZとWRX S4、世界初披露のコンセプトカーも
《画像提供:Response 》スバル STI E-RA コンセプト ティーザーイメージ
トヨタと共同開発した新型電動SUV「ソルテラ」の発表も記憶に新しいスバルからは、カーボンニュートラル時代を見据えたモータースポーツ車両のコンセプトカー「STI E-RA コンセプト」が世界初公開される予定となっています。
モータースポーツとの関わりや運転の楽しさを重視するスバルらしい成り立ちのモデルで、その性能やスタイルに期待が高まります。
《画像提供:Response 》スバル WRX S4 STIパフォーマンス コンセプト
また、2020年には新型レヴォーグ、2021年に新型BRZと新型WRX S4とスポーティなモデルが相次いでデビューしたスバル。3台とも、STIパフォーマンスパーツを装着した状態で実車展示がされる予定となっていますので、こちらも要チェックですね。
さらに、2021年シーズンに新型モデルにスイッチしたばかりのSUPER GT参戦車両「BRZ GT300」の実車展示も行われる予定なので、本物のレーシングカーの迫力を間近で体感する絶好のチャンスとなっています。
■ダイハツ:歴代ハイゼットも並ぶ!「ダイハツビレッジ」に注目だ
《画像提供:Response 》ダイハツ アトレーデッキバン キャンパーバージョン
2021年12月に、軽商用車のハイゼットシリーズとアトレーをフルモデルチェンジしたばかりのダイハツからは、早速アトレーをベースとしたカスタム車両が2台展示される予定。ブース上では新型アトレーやハイゼットだけでなく、歴代10世代のハイゼットも展示されるとのことで、懐かしい一台にも出会えそうです。
人気コンパクトSUVのロッキーも、新設定されたばかりのe-SMART HYBRID仕様をベースとしたカスタムモデルが2台出展される予定で、こちらも注目度が高そうです。
《画像提供:Response 》ダイハツ コペン組み立て体験トラック イメージ
面白そうな展示としては、ハイゼットトラックの荷台でコペンの組み立て体験ができるトラックも展示されるとのこと。車を見るだけでなく、触る面白さも体験できそうですね。
またダイハツは、オートサロン現地だけでなくオンライン上の充実したコンテンツも用意しているとのことで、一部コンテンツは2021年12月時点で公開済となっています。会場に行くことが難しい方でもダイハツの世界観がしっかり堪能できそうですので、現地に行く方も、オンラインで楽しむ方も、開催期間が待ち遠しいですね。
■実車初披露やジャパンプレミアも!海外メーカー勢も激アツ
近年では海外自動車メーカーの積極的な出展も続く東京オートサロン。東京オートサロン2022でももちろんビッグニュースが目白押しです。
《画像提供:Response 》アルピーヌ A110S 新型
まずはフランスのスポーツカーメーカー「アルピーヌ」の「A110S」に大注目。2021年11月に本国で発表されたばかりの新型A110の実車展示は世界初となるとのことで、アップデートされた魅惑のスタイルをチェックできる絶好の機会です。
2021年シーズンからF1参戦を開始したアルピーヌだけあって、なんとシーズンを戦い抜いたF1マシンの実車も展示されるとのこと。確実にチェックしておきたいところですね。
《画像提供:Response 》ルノー 新型ハイブリッドSUV ティーザーイメージ
同じくフランスの「ルノー」は、春に日本発売を予定しているという新型ハイブリッドSUVを展示予定。すでに公開されている画像では、SUVながら大胆で妖艶なクーペフォルムと鋭い目つきのヘッドライト、それに「アルカナ」という車名が確認できます。
先行公開されている情報によれば、搭載されるハイブリッドシステム「Eテック」は輸入車では意外と少ないストロングハイブリッドとのこと。先進的な走りにも期待ですね。
《画像提供:Response 》ロータス エミーラ
また、イギリスのスポーツカーメーカーである「ロータス」からは、同社で最後のミッドシップエンジン車とされる「エミーラ」が国内初公開される予定。高性能な走りを予感させる迫力のデザインを、間近で確認する絶好の機会となっています。
軽量なアルミニウムシャーシにエアロダイナミクスに優れたボディで、これぞスーパーカーという低く構えたスタンスが印象的なエミーラ。同社でお馴染みのトヨタ製3.5リッター V6エンジンを搭載したモデルが先行してデビューするということで、日本とのつながりも意外と強いモデルです。
《画像提供:Response 》フォルクスワーゲングループジャパン 東京オートサロンブースイメージ
ドイツの人気自動車メーカー「フォルクスワーゲン」も4年ぶりに東京オートサロンへ出展し、2022年1月に発売される「ゴルフ GTI」を早速2台展示する予定となっています。
レッドボディが眩しい市販仕様と、ホワイトのボディにドイツの老舗チューナー「Oettinger(エッティンガー)」と共同開発したエアロパーツを装着した仕様、どちらにも目を奪われそうですね。
まとめ
《画像提供:Response 》東京オートサロン2020の様子
東京オートサロン2022の開催概要と、現在分かっている出展概要に関してご紹介してきました。
止むを得ず開催が中止された2021年の悔しさをバネに、遂に復活する東京オートサロン。気合の入った出展が目白押しなこともあり、コロナ対策をしっかりと取りながら観覧を楽しみたいところですね。
よくある質問
■東京オートサロン2022、当日はチケット販売なしって本当?
東京オートサロン2022の入場チケットは、オンラインチケットのみとなる予定となっており、現時点で当日販売の予定はないとのこと。一般公開日である1月15日(土)と16日(日)のチケットは、それぞれ枚数限定でオンライン販売が開始されており、入場者数制限のため限定数を売り切った後は販売終了となるとされています。
■東京オートサロン2022、オンラインでの開催はどうなるの?
東京オートサロン2022では、昨年同様に「オンラインオートサロン」も会期中に更新が続く見込みです。今年の新しい取り組みとしては、幕張メッセでのサロン閉幕後も、オンラインオートサロンの更新は通年で続けられる予定となっていることで、出展企業と利用者を繋ぐコミュニティとして発展が見込まれており、こちらも目が離せません。