《画像提供:Response》〈撮影:雪岡直樹〉アルファロメオ ジュリエッタ QV(クアドリフォリオ・ヴェルデ)
ジュリエッタは、アルファロメオらしい元気に回るエンジンと、足回りにアルミ素材を多用し軽量化と剛性を高めたイタリアのハッチバックです。
グレードやカラーバリエーションは豊富にありますが、ベースグレードならかなりお得に、おしゃれなイタリア車ライフを送ることができます。
アルファロメオ ジュリエッタの新車時価格は、298万~459万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は150万円ほどです。中古アルファロメオ ジュリエッタは70万円~100万円ほどの価格帯に集中しており、50万円台以下の車体も存在しています。
■ルノー ルーテシア
《画像提供:Response》〈撮影:宮崎壮人〉ルノー ルーテシア ゼン 0.9リットルターボ 5MT
フランスのルノーが製造するコンパクトカー、ルーテシアは特に欧州での評価が高いモデルです。
車格を超えた乗り心地と、日本車にはないエクステリア・インテリアデザインのセンスが魅力的。「個性」を大切にする方に、ぜひ選択肢に入れていただきたい一台です。
ルノー ルーテシアの新車時価格は、199万~350万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は85万円ほどです。中古ルノー ルーテシアは70万円~120万円ほどの価格帯に集中しており、50万円台以下の車体も存在しています。
2016年〜2020年に販売されていたおすすめ中古車5選
■BMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45型)
《画像提供:Response》〈撮影:諸星陽一〉BMW 2シリーズ アクティブツアラー(225i xドライブ アクティブツアラー Mスポーツ)
BMW 2シリーズ アクティブツアラーは、BMWが2014年に発表したコンパクトミニバンです。
日本仕様は、立体駐車場にぴったり収まるよう足回り等が専用設計されています。室内効率と走行性能の両立を目指して造られたモデルであり、シートアレンジにより大型の荷物もらくらく収納が可能。力強い走りも魅力的です。
BMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45型)の新車時価格は、332万~559万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は200万円ほどです。中古BMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45型)は120万円~180万円ほどの価格帯に集中しており、100万円台以下の車体も存在しています。
■メルセデス・ベンツ Aクラス(W176型)
《画像提供:Response》〈撮影者:松下宏〉メルセデス・ベンツ Aクラス
メルセデスの中で最もコンパクトなボディを持ち、エントリーモデルに位置付けられるのがAクラスです。
この3代目からはボディサイズが一回り拡大され、ライバルのBMW 1シリーズやアウディA3と同等の車格となりました。同時に内外装の質感向上も実現しています。
メルセデス・ベンツ Aクラス(W176型)の新車時価格は、325万~375万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は200万円ほどです。中古メルセデス・ベンツ Aクラス(W176型)は130万円~170万円ほどの価格帯に集中しており、100万円台以下の車体も存在しています。
■フォルクスワーゲン パサート/パサートヴァリアント(B8型)
《画像提供:Response》〈撮影:井元康一郎〉フォルクスワーゲン パサート
フォルクスワーゲンのラインアップの中核をなす、ミドルサイズのセダンとワゴンです。
8代目となるこのモデルは全面的に安全面の強化を図っており、当時としては最新の安全装備が充実しています。欧州カーオブザイヤー2015に選出され、数回のマイナーチェンジを経て今もなお、現行車種としてラインアップされています。
フォルクスワーゲン パサート/パサートヴァリアント(B8型)の新車時価格は、349万~605万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は180万円ほどです。中古フォルクスワーゲン パサート/パサートヴァリアント(B8型)は150万円~200万円ほどの価格帯に集中しており、100万円台の車体も存在しています。
■ジープ コンパス(MK型)
《画像提供:Response》〈撮影:諸星陽一〉ジープ コンパス アルティチュード スポーツ
コンパスは、クライスラーがジープブランドで展開する、コンパクトSUVです。
本格的なオフロード走行をブランドイメージとするジープですが、このモデルは主に街乗りを想定した都市型SUV。流行りのコンパクトSUVが欲しいけれど、他人とはかぶらない車を選びたい方におすすめの一台です。
ジープ コンパス(MK型)の新車時価格は、260万~509万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は200万円ほどです。中古ジープ コンパス(MK型)は180万円~220万円ほどの価格帯に集中しており、100万円台の車体も存在しています。
■三菱 パジェロ(V83・87・88・93・97・98W型)
《画像提供:Response》〈撮影:井元康一郎〉三菱 パジェロ ロング スーパーエクシード
パジェロは抜群の悪路走破性能を持ち、かつては世界のラリー等でも活躍した車です。
残念ながら2019年に日本では生産終了となりましたが、かつてはライバルのトヨタ ランドクルーザーと肩を並べるほど、その性能には定評がありました。ボディタイプもロングとショートから選べますが、中古車市場ではロングの方が多く出回っているようです。
三菱 パジェロ(V83・87・88・93・97・98W型)の新車時価格は、292万~495万円ほどでしたが、現在の中古平均価格は200万円ほどです。中古三菱 パジェロ(V83・87・88・93・97・98W型)は300万円~350万円ほどの価格帯に集中しておりますが、200万円台の車体も存在しています。
値落ちする車の共通点とは
《画像提供:Response》BMW『7シリーズ』
新車価格から大きく値下がりして中古車市場に流通する車には、いくつかの共通点があります。
ひとつは、時代のニーズ変化により需要が少なくなったケースです。2000年代以降、日本におけるファミリーカーの市場はミニバンやSUVが主流となり、セダンのユーザーは減少していきました。ニーズの変化により売却されるなどして、市場に出回る中古車が増え、なおかつ需要が低下すると、市場価値は下がっていきます。
同じことは、モデルチェンジの間隔が短い車種にもあてはまります。最新モデルが出るごとで乗り換えるユーザーが多い傾向にある車種は、常に市場に一定数の中古車が出回ります。
とりわけ高級車や輸入車は「型落ち」であることがマイナスポイントに感じる人もいることから、どんなに新車時の価格が高くとも、中古車として売却が見込める価格帯まで流通価格が下がるケースもあるのです。
一方で、故障のリスクや維持費が高いことなどが、市場におけるニーズを限定的にしているケースもあります。特に輸入車や高級車は、「壊れるかもしれない」「税金が高くて維持できないかもしれない」と懸念されることが多くあります。中には新車時から構造上の弱点がある車も存在しますし、年式が古いとメーカーが部品の製造を終了しており、購入後に乗り続けることが一筋縄ではいかない車もあるのは事実です。
しかしそれでも、かつては自動車メーカーが、現在とは比べ物にならないコストを商品開発にかけていた時代がありました。そういう時代に生まれた車は、今新車で手に入れられる車では得られない味わいを感じることができます。
また、5年落ち・10年落ちのプレミアムカーにも、案外お得に購入できる車種があります。運よく状態の良い出物が見つかれば、日々の生活を少しリッチな気分で送ることができるかもしれません。
「中古車選びはお店選び」という言葉があります。ぜひとも信頼できるお店を見つけて、自分だけの特別な一台を探してみてください。