運転をする人は約7割。自家用車は約8割が保有
「日頃から運転する人」は約51%、「たまに運転する人」は約18%で合わせて約68%と、7割近い人が定期的に運転をしていることがわかりました。また、自家用車の所持状況の調査では、自家用車を「所持している」人が約80%と高い割合となっています。
小さな子ども連れでの移動は何かと苦労も多く、一種のパーソナルスペースである自動車を利用した移動が子育て世帯で多く取り入れられている様子が見て取れます。
カーシェアブランド認知度1位は「タイムズカー」。利用意向が「ある」のは約21%
カーシェアブランドの認知度は、1位が「タイムズカー」の約79%で、2位の「オリックスカーシェア」以下を大きく引き離す結果となりました。数多くある自社駐車場にカーシェア用の車両を設置できるという強みが、認知度の高さにもつながっていると考えられます。
また、カーシェアの利用意向を見てみると、「利用したいと思ったことがある」人は約21%でした。
カーシェアの利用経験がある方は限定的
カーシェアの利用経験は、「本人が利用したことがある」人が約9%、「パートナーや家族が利用したことがある」人が約17%。自家用車の保有率が高いこともあり、利用経験者は限られているといえます。
■都道府県別の利用経験では1位は「大阪府」24%、次いで「東京都」約21%
利用経験者を都道府県別に見てみると、1位は「大阪府」で約24%、2位が「東京都」で約21%と、大都市を要する地域で高い傾向にあります。
要因としては、駐車場代などの維持費を考慮すると、必要な時だけ料金を支払って車を使用できるなどのメリットが特に大都市であるほど大きくなること。ステーション数の多さ、などが影響していると考えられます。
また、大阪府では府営住宅敷地内でカーシェアを行うなど、官民が連携してカーシェア普及の取り組みを実施してきたことも影響していると考えられます。
■加入理由は「駐車場代ががかからない」、利用目的は「おでかけ」が首位
サービス加入理由は、1位が「駐車場代がかからない」で約56%、2位が「車の購入費用がかからない」で約55%となりました。また、利用目的の1位は「おでかけ」で約75%、2位は「買い物」で約43%でした。
出費は抑えながら家族でのおでかけも楽しみたい子育て世帯にとって、車の購入費用がかからないことや維持費の負担が少ないことが大きな魅力となっているようです。
■利用経験者のうち、第一子妊娠以降に利用したのは3割前後
利用経験者のうち第一子妊娠以降の利用経験を見てみると、回答者本人が利用経験がある人は約27%、パートナーや家族が利用経験がある人は約34%となりました。妊娠以降の利用者は限られていることが分かります。
■第一子妊娠以降の利用理由は「車に乗る頻度が少ない」が65%
妊娠以降のサービス加入理由の調査では、1位が「車に乗る頻度が少ない」、次いで2位が「借りる手続きが楽」でした。
加入理由について全体と妊娠以降で比較してみると、妊娠以降は「車に乗る頻度が少ない」「借りる手続きが楽」が伸びており、特にこの2つに価値を感じていることがわかりました。
■第一子妊娠以降で、最初に利用したカーシェアは「タイムズカー」で80%
妊娠以降に初めて利用したカーシェアサービスは「タイムズカー」が80%と高い割合を示して他を圧倒する結果となり、全体の認知度と同様の傾向が見られました。
カーシェアサービスを利用しない理由は「自家用車を所有している」が約90%
カーシェアサービスを利用しない理由としては、「自家用車を所有している」が約90%で最も高い結果になりました。
調査概要
調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中・産後の女性
調査期間:2024年1月10日(水)~2024年2月7日(水)
有効回答者数:814名
出典元:株式会社コズレ