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ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプは、車の安全機能として欠かせない装置です。一般的には、緊急時や停車中の注意喚起として使用され、ドライバーや周囲の人々にとって重要な役割を果たします。しかし、この便利な機能も使い方を誤ると予期せぬトラブルを招くことがあります。その典型的な例が「ハザードランプのつけっぱなし」です。エンジンを切った状態でハザードランプを長時間点灯させたままにすると、バッテリーに負荷がかかり、最悪の場合バッテリーが上がってしまう可能性も。この記事では、ハザードランプをつけっぱなしにした際にバッテリーが上がる時間とバッテリーが上がってしまった際の対処方法について解説します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ハザードランプとは

ハザードランプ

ハザードランプは、車両の四隅に設置されたウインカーランプを全て同時に点滅させることで、周囲の車両や歩行者に注意喚起を行う装置です。

通常、車内のスイッチを押すだけで簡単に作動させることができます。このランプは主に緊急時に使用され、例えば車両が故障して道路上に停車した場合や、渋滞中に他の車両に減速や停止を知らせたい場合などに役立ちます。また、霧や大雨といった視界の悪い状況でも使用され、安全性を確保します。

さらに、駐車場で自車の位置を示すためや、他の車に道を譲ってもらった際や、自車が譲った後にお礼の気持ちを示すためのサンキューハザードなど、多様なシーンで活用されています。

ただし、法律やマナーの観点から適切な場面でのみ使用することが求められています。道路交通法での使用方法として規定されているものではないので、誤った使い方や過度の点灯は、後続車の混乱を招いたり、交通ルール違反になる可能性があるため控えるようにしましょう。

特に多くのドライバーが見落としがちなポイントは、ハザードランプの電力消費です。エンジンを切った状態で長時間使用すると、車のバッテリーが上がるリスクがあるため、使用時間には十分配慮しましょう。

ハザードランプつけっぱなしでバッテリーは何時間で上がる?

ハザードランプをつけっぱなしにするとバッテリーが上がる

エンジンを切った状態でハザードランプを長時間点灯させた場合、バッテリーの消耗が進み、最悪の場合バッテリーが完全に上がってしまうことがあります。

この状態になると、車のエンジンを再始動できず、出先で立ち往生してしまう可能性も。出先で車が動かなくなれば、旅行や仕事に遅れるだけでなく、事故や怪我のリスクも伴います。

これは特に、バッテリーの寿命が近い場合や、気温の下がる冬場や夜間などバッテリー効率が下がる環境で車を使用する場合に起こりやすい現象です。さらに、ライトやヒーターなど他の装置も併用している場合、バッテリーへの負担がより一層大きくなります。

一般的には、ハザードランプの消費電力は約4Aから8Aとされており、バッテリー容量が36Ahの場合、100%充電されている状態で、理論上は約4時間から9時間でバッテリーが空になる計算です。ただし、バッテリーの劣化や充電状態によっては、実際の時間はこれより短くなるため、2~3時間程度と覚えておくのがよいでしょう。

こうしたトラブルを未然に防ぐためには、エンジンを切った状態でのハザードランプの使用時間を短く抑えることが重要です。

また、このような問題を避けるために、日常的なバッテリーの状態チェックやメンテナンスも欠かせません。ディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店などで、定期的に点検を行い、異常があれば早めに対処することで、不要なトラブルを回避できます。

バッテリーが上がった時の対処方法

バッテリーが上がった時の対処方法

バッテリーが上がってしまうと、車のエンジンがかからなくなり、その場で立ち往生してしまうことになります。特に夜間や人通りの少ない場所でこのような事態が起こると、安全面でも心配が増します。

ここからは、バッテリーが上がった際に取るべき具体的な対処方法を3つ紹介します。それぞれの方法を理解し、いざという時に冷静に対応できるようにしましょう。

ブースターケーブルで充電する

バッテリーが上がった場合に最も一般的な対処法が、ブースターケーブルを使用して他の車両から電力を供給する方法です。この方法は比較的簡単で、車にブースターケーブルを常備しておけば、近くの車の助けを借りてエンジンを再始動することができます。

まず、ブースターケーブルを正しく接続することが重要です。以下の手順を守って作業を進めてください。

救援車両の準備

救援を頼む車両を自車の近くに停車させます。この際、両車ともエンジンを停止し、ギアをニュートラルまたはパーキングに入れてください。

三角表示板を設置しておくと、周囲に注意喚起できます。

ケーブルの接続

赤いケーブルを上がったバッテリーのプラス端子に接続し、その後、救援車のプラス端子に接続します。

次に、黒いケーブルを救援車のマイナス端子に接続し、もう一方を自車の金属部分(エンジンブロックなど)に接続します。この順番を守ることで、ショートやスパークを防げます。

エンジンの始動

救援車両のエンジンをかけてから数分待ち、次に自車のエンジンを試しにかけます。正常に始動した場合、すぐにケーブルを取り外しますが、接続した逆の順番で外してください。

再充電の実施

エンジンがかかった後は、15分以上走行してバッテリーを充電してください。短時間で停止すると再びバッテリーが上がる可能性があります。

ブースターケーブルでの充電は便利ですが、使用方法を誤るとバッテリーや車両に損傷を与える恐れがあります。取扱説明書を確認しながら慎重に行いましょう。

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ジャンプスターターで充電する

ブースターケーブルを使うには他の車両の協力が必要ですが、ジャンプスターターを使えば、単独でバッテリーを復旧できます。ジャンプスターターはコンパクトなポータブル電源で、近年では家庭用充電器で簡単に充電できるものも販売されています。

ジャンプスターターの準備

まず、ジャンプスターターが十分に充電されていることを確認します。バッテリーが上がった状態での使用は、事前の準備が重要です。

接続の手順

ジャンプスターターを自車のバッテリー端子に接続します。接続順は、プラス端子に赤、マイナス端子に黒を接続します。装置のインジケーターランプで正しく接続されていることを確認してください。

エンジンの始動

ジャンプスターターのスイッチをオンにし、車のエンジンを始動します。エンジンがかかったら、ジャンプスターターを外し、充電状態を維持するために走行を続けます。

注意点

ジャンプスターターの使用後は、再び充電しておくことが重要です。また、低品質の製品は効果が不十分な場合があるため、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。

ジャンプスターターは緊急時に非常に便利なアイテムで、特に長距離ドライブや人里離れた場所への移動が多い方にはおすすめです。

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JAFを呼ぶ

上記の方法を試すことができない場合、または道具を持ち合わせていない場合は、JAF(日本自動車連盟)などのロードサービスを呼ぶことが最も確実な手段です。

JAFは日本全国どこでも対応しており、会員であれば無料または割引価格でサービスを受けることができます。

連絡方法

JAFの専用アプリや電話番号を使って連絡します。現在地や車の状態を正確に伝え、バッテリーが上がった旨を報告してください。

到着までの対応

JAFのロードサービスが到着するまで待機します。冬場や夜間の場合は防寒対策を徹底してください。

なお、高速道路上で車両内で待機することは、後続車から追突されるおそれがあるため危険です。三角表示板を設置し、車の外に出てガードレールの外側など安全な場所に避難しましょう。

作業の確認

JAFのスタッフが到着後、必要な作業を実施してくれます。復旧が完了した後は、アドバイスに従い、バッテリーの交換が必要かどうかを確認してください。

JAFの利用は安心感が高く、緊急時には心強いサポートとなります。会員でない場合でも一時的なサービスを受けることが可能なので、いざという時に頼れる存在です。

JAFの年会費はいくら?入会にかかる費用や支払い方法、引き落とし日から会員特典まで紹介 | カーナリズム

https://matome.response.jp/articles/6214

JAFは車やバイクのロードサービスのほか、さまざまな会員特典があります。また、レンタカーや友人・知人の車でも同乗していれば、ロードサービスを受けることができます。しかし、これらのサービスを受けるには、JAFの会員にならなければいけません。そこで本記事では、JAFの会員になるにはいくらかかるのか、支払い方法や引き落とし日、またロードサービスの内容や会員特典についても詳しく紹介します。

まとめ

以上のように、ハザードランプのつけっぱなしはバッテリーの上がりにつながるリスクがあります。しかし、正しい対処法を理解しておけば、万が一のトラブルにも冷静に対応できます。

さらに、定期的なバッテリーチェックやメンテナンスを行うことで、未然にトラブルを防ぐことができます。安全で快適なドライブを楽しむために、車両の状態を常に把握し、緊急時の対応方法を覚えておきましょう。

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