トップへ戻る

電気自動車を保有している理由は"維持費の安さ"が最多!EVの購入意欲には価格の手ごろさと充電インフラ整備状況が影響【パーク24調査】

電気自動車を保有している理由は"維持費の安さ"が最多!EVの購入意欲には価格の手ごろさと充電インフラ整備状況が影響【パーク24調査】

パーク24株式会社は、同社のドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「電気自動車(EV)」に関するアンケートを実施し、結果を公開しました。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

8割以上はEVの購入を検討したことがない。購入し保有している人は「維持費の安さ」を評価

現在のEV保有状況を問わず、EVの購入や購入検討をしたことがあるか尋ねると、EVを購入したことがある人は2%にとどまり、最も多くの比率を占めたのは「購入を検討したことがない」81%となりました。

EVを「購入し現在も保有している」と回答した人に、EVを購入した理由を尋ねると、1位は「ガソリン車よりも維持費が安い」46%で、2位「エンジン音が静か」40%、3位「環境に優しい」37%と続きました。現在EVを保有している人のうち4人に1人は、「自宅に充電設備が備わっている」こともわかりました。

購入後に手放した、検討して購入しなかった理由はどちらも充電場所の少なさがトップ

EVを手放した人にその理由を聞くと、「EVステーションが少なかった」33%が最も多く、以降「維持費が高かった」27%、「充電時間が長かった」16%と続きました。

全国の充電スタンドの口数は年々増加しているものの、自家用車としてEVを保有するには充電インフラが不足していると感じる人は少なくないようです。

EVの購入を検討し、購入に至らなかった人にその理由を聞くと、過半数が「EVステーションが少ない」、「車体価格が高い」と回答しました。3位に「自宅での充電が難しい」38%が挙がり、自宅を含む充電インフラの整備状況も購入判断に影響を与えるようです。

EVを手放した理由およびEVを購入しなかった理由における「航続距離へ不安を感じた」の比率を比較すると、前者は11%であるのに対し、後者は37%でした。

バッテリー容量の増加などによってEVの航続距離は年々長くなっており、実際にEVを自家用車として利用することで、航続距離への不安が軽減するようです。

EV購入経験がない人のおよそ半数は、価格低下とインフラ整備によって購入意欲が高まる

EVの購入経験がない人に、どのような条件が揃えばEVを購入したいと思うか尋ねると、「価格が手ごろになったら」49%が最多でした。

続いて「EVステーションが増えたら」45%、「航続距離に不安がなくなったら」31%という結果になりました。なお、4人に1人は「購入するつもりはない」と回答しています。

今回のアンケートにおいて、EV保有者は「維持費の安さ」を主な理由としてEVを選んでいる一方、EVの購入経験がない人は車体価格や充電インフラの整備状況が購入意欲に大きく影響するなど、重視する点に違いが見られました。

国からのEV購入の補助金制度に加え、東京都では新築建築物にEV充電設備の設置を義務付ける条例が2025年4月から施行されるなど、国や地方自治体でEVシフトに向けた政策が進められています。EVシフトの加速により、EVステーションが増えることで航続距離への不安が解消されればEV購入を検討する人が増えるかもしれません。

調査概要

調査対象:
タイムズクラブ会員
(2024年2月27日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービス※を利用された方)
※対象サービス:時間貸駐車場・予約制駐車場・カーシェアリング・レンタカー
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2025年2月27日~2025年3月10日
有効回答者数:4,811名
※調査結果は、四捨五入による端数処理のため、構成比が100%にならない場合があります。

出典元:パーク24株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000757.000008705.html

こちらの記事もおすすめ

  • カービュー査定

関連するキーワード


電気自動車 EV

関連する投稿


約6割が次回購入に「ハイブリット車」を支持!理想と現実のはざまで揺れるEVシフト、消費者の本音はまだ早い?【ハッピーカーズ調べ】

約6割が次回購入に「ハイブリット車」を支持!理想と現実のはざまで揺れるEVシフト、消費者の本音はまだ早い?【ハッピーカーズ調べ】

株式会社ハッピーカーズは、3〜7年に一度は車を買い替える男女を対象に、「逆風下で揺れるEVシフトの実態と、それでもEVを選ぶ人の理由」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


ホンダ「新型N-ONE e:」初公開!270km以上走る“軽乗用EV”登場

ホンダ「新型N-ONE e:」初公開!270km以上走る“軽乗用EV”登場

ホンダは2025年7月28日、2025年秋に発売を予定する新型軽乗用EV(電気自動車)「N-ONE e:(エヌワン イー)」に関する情報を、先行公開しました。発売に先行して、同年8月1日より先行予約の受付を開始しています。


ポルシェ初の電動SUV「マカン 4 エレクトリック」を徹底解説

ポルシェ初の電動SUV「マカン 4 エレクトリック」を徹底解説

ポルシェの人気SUV「マカン」が、その第2世代で全く新しいEV(電気自動車)として生まれ変わりました。その中の一つが「マカン 4 エレクトリック」です。ポルシェならではのスポーツカーの魂と、日常での使いやすさはそのままに、最新の電動化技術を融合させています。この記事では、マカン 4 エレクトリックのデザイン、パフォーマンス、そしてEVとして最も気になる航続距離や充電性能について、公式情報に基づき詳しく解説していきます。


EV車を週に1回以上充電するユーザーが約7.5割!自宅充電は少数で、約8割のユーザーが目的地までの経路上の充電スタンドで充電【ゼンリン調査】

EV車を週に1回以上充電するユーザーが約7.5割!自宅充電は少数で、約8割のユーザーが目的地までの経路上の充電スタンドで充電【ゼンリン調査】

株式会社ゼンリンは、電気自動車(EV車)を保有しているユーザーを対象に「EVの利用実態把握およびニーズ調査」を実施し、結果を公開しました。


電気自動車(EV車)のタイヤは摩耗しやすい?EV専用タイヤは標準タイヤと何が違うのか

電気自動車(EV車)のタイヤは摩耗しやすい?EV専用タイヤは標準タイヤと何が違うのか

電気自動車(EV車)の購入を検討する際に、走行性能やバッテリー性能に目がいきがちですが、電気自動車(EV車)は、従来のガソリン車とは異なる特性を持つため、タイヤの寿命や性能に影響を及ぼすことも覚えておきましょう。この記事では、電気自動車(EV車)のタイヤが摩耗しやすいと言われる理由とEV専用タイヤの基礎知識や特徴について解説します。


最新の投稿


ホンダ新型「ホンダ ゼロ アルファ」世界初公開!2027年導入予定のコンパクトSUV

ホンダ新型「ホンダ ゼロ アルファ」世界初公開!2027年導入予定のコンパクトSUV

ホンダは、2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025の会場にて、Honda 0(ゼロ)シリーズの次世代EV「ホンダ ゼロ アルファ(Honda 0 α)」のプロトタイプを世界初公開しました。2027年から日本やインドを中心に、グローバルでの販売を予定しているといいます。


ガラスコーティングZeus clear「ゼウスクリア」の効果と魅力を徹底解説

ガラスコーティングZeus clear「ゼウスクリア」の効果と魅力を徹底解説

ガラスコーティングは、愛車の美しさを長期間守りたいユーザーにとって欠かせないアイテムです。その中でも注目を集めているのが、ガラスコーティングZeus clear「ゼウスクリア」。コーティング開発メーカーが本気で作り上げた製品でありながら、個人でも簡単に施工できる点が大きな特徴です。ここでは、ゼウスクリアの性能やラインアップ、他製品との違いを徹底解説し、あなたの車に最適なガラスコーティング選びをサポートします。


ホンダ新型「スーパーワン」世界初公開!2026年発売へ

ホンダ新型「スーパーワン」世界初公開!2026年発売へ

ホンダは2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025の会場にて、新型小型EV(電気自動車)「Super-ONE Prototype(スーパー ワン プロトタイプ)」を世界初公開しました。2026年より日本を皮切りに、英国やアジア各国などで販売を予定しているといいます。


日産 新型「パトロール」日本販売決定!全長5.3mを超える巨大SUV導入へ

日産 新型「パトロール」日本販売決定!全長5.3mを超える巨大SUV導入へ

日産は2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025の会場で大型SUV「パトロール」を展示し、2027年度前半に日本市場に投入することを発表しました。日本市場向けのパトロールの仕様や価格などの詳細情報は、発売時期に合わせて発表予定だといいます。


中国BYDが新型軽スーパーハイトワゴンBEV「BYD RACCO」世界初公開! 同社初の中国外専売モデル

中国BYDが新型軽スーパーハイトワゴンBEV「BYD RACCO」世界初公開! 同社初の中国外専売モデル

BYDの日本法人であるBYD Auto Japan株式会社は、2025年10月29日に、同車初の中国国外専用車で軽スーパーハイトワゴンの「BYD RACCO(ビーワイディーラッコ)」を世界初公開。2026年夏より販売するといいます。