長いボンネットの下に新時代の設計。専用EV基盤と4人の独立空間を採用
《画像提供:Response》《photo by Jaguar》 ジャガー Type 01
ジャガーは2026年10月6日(現地時間)、米国ニューヨークで新型「タイプ01」を世界初公開しました。ブランドの新たなデザイン哲学を市販車として形にした、ラグジュアリーな電動4ドアGTです。
低いルーフに長いボンネット、大径23インチホイール。タイプ01は、EVだからこそ可能な設計と、往年のジャガーを思わせる伸びやかな姿を組み合わせています。8月の内装先行公開を経て、今回は市販モデルの全体像と走行性能が明らかになりました。
その姿を支えるのが、専用の「ジャガー・エレクトリック・アーキテクチャー(JEA)」。既存車の土台を流用するのではなく、デザインと走りを両立するために新たに開発された構造です。空気の流れに応じて働く機構や3段階で展開するスポイラーを備え、空気抵抗係数はCd値0.23に抑えています。
《画像提供:Response》《photo by Jaguar》 ジャガー Type 01
パワートレインは3モーター構成で、最高出力1,030PS、最大トルク1,365N・mを発揮します。0-100km/h加速は3.2秒。各輪への駆動力を制御するトルクベクタリングと前後50:50の重量配分を組み合わせ、圧倒的な出力を扱うための設計にも力を注ぎました。
バッテリー容量は118kWh、電動システムは850V。航続距離はWLTPモードで最大720kmを見込んでいますが、これは正式認証前のメーカー推定値です。350kWの急速DC充電では、最短13分で最大321km分の航続距離を回復できるとしています。充電時間は設備やバッテリーの状態などによって変わります。
《画像提供:Response》《photo by Jaguar》 ジャガー Type 01
キャビンは、中央を前後に貫く「セントラルスパイン」によって4人それぞれの空間を区切る構成。真鍮を思わせるアルミニウムの加飾が、シンプルな室内にアクセントを添えています。
運転席正面には24インチの一体型ガラスOLEDディスプレイ、中央には主要機能を操作する7インチ画面を配置。さらにダッシュボード幅いっぱいのサウンドバーや、音に合わせて振動するシートを備え、長距離移動を楽しむGTらしい仕立ても盛り込みました。
タイプ01は英国で設計・開発・製造され、2027年に受注を開始する予定です。日本向けの車両本体予定価格は「タイプ01 1030」が2,188万円、「デザインビジョン」が2,552万円から。大胆な造形と電動パワートレインで新章へ踏み出すジャガーの、今後の国内向け案内にも注目したいところです。


