トップへ戻る

ブローオフバルブの役割と効果、仕組みについて解説|車検への影響も

ブローオフバルブの役割と効果、仕組みについて解説|車検への影響も

ターボ車には必要不可欠な部品の1つであるのがブローオフバルブです。今回はブローオフバルブの役割と効果について、仕組みも合わせて紹介します。現在ついている純正品から社外品ブローオフバルブへの取り付けを検討する際の注意点も合わせて紹介します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

ブローオフバルブとは

ブローオフバルブとはターボチャージャー付きエンジンを搭載する車に取り付けられる圧力開放バルブのことです。ターボが効いている状態とターボが効いていない状態という2つの状態を交互に繰り返すターボ車にとっては必要不可欠な部品で、このブローオフバルブが無ければタービンが正常に機能しなくなります。

ブローオフバルブの役割

ブローオフバルブの役割はターボチャージャーの機能を正常に保つこと及びタービンアッセンブリー類が破損することを防ぐ役割があります。ターボチャージャーの仕組み上、この部品(またはこの部品の機能を満たすもの)は必ず必要になります。詳しくは以下にて、ターボチャージャーの仕組と合わせて解説します。

ブローオフバルブの構造と仕組み

ブローオフバルブはインテークパイプと呼ばれるところに取り付けられています。インテークパイプ部にブローオフバルブを取り付けることによってタービンの吸入部分に逆流してきた空気を逃がすことができるのです。

インテークパイプから空気を逃がす

冒頭にて圧力開放バルブと説明したのは、これが関係しています。つまり必要以上に圧力がかかった状態を防ぐために取り付けられているのです。

吸気側に空気が逆流する仕組み

ここで疑問となるのが何故吸気側に空気が逆流するのかということです。まず、逆流するキッカケとなるのはアクセルペダルを踏んで(スロットルが開いていて)ブーストがかかっている(ターボが効いている状態)でアクセルペダルを離す(スロットルが閉じる)行為になります。

ここでターボの基本的な仕組みを説明すると、排気ガスを用いて排気吐出側にあるタービンホイールを回転させることで吸気側にあるコンプレッサーホイールが回転して取り入れた空気を圧縮し、インタークーラーを経由して(圧縮された空気は熱を持つためここで冷やす)エンジンをその空気を送り込むことでエンジンがよりパワーを発揮、その排気ガスがタービンホイールを回す、といった感じです。

アクセルを踏んでターボが効いている状態でアクセルから足を離すということはスロットルバルブが閉じてしまいます。

しかし、ターボが効いている状態の時に発生した排気ガスがタービンホイールを回転させるので、コンプレッサーホイールが回転して過給を行っているのです。

このような状態でスロットルバルブが閉じるということは、スロットルバルブと吸気側タービン(コンプレッサハウジング)の間に必要以上の圧力が発生することとなります。このようにして空気が逆流することはサージング(コンプレッササージング)とも呼ばれます。

サージングによる悪影響

サージングの発生による悪影響としては、逆流した空気がコンプレッサーに到達してコンプレッサーに本来ではかかることのない力(コンプレッサーへの負荷)が原因となるアクセル(スロットル)レスポンスの悪化やコンプレッサーブレードやシャフトの変形・破損の可能性が高くなるといったことになります。

ブローオフバルブの種類

このようにターボチャージャーにとってブローオフバルブは必要不可欠な部品です。そのようなブローオフバルブも大きく2種類に分けることができます。

リサーキュレーションバルブ

リサーキュレーションバルブはブローオフバルブが解放した空気をコンプレッサー手前の吸気管(エアダクト)に取り入れさせて再利用するシステムです。ターボチャージャーを搭載する市販車ではリサーキュレーションバルブが採用されています。

大気開放式

大気開放式ブローオフバルブはブローオフバルブから逃がされた空気を再利用することなく大気(外)へ排出することです。

メーカー純正品のブローオフバルブでは大気開放式ブローオフバルブは販売されていませんが、社外メーカーではこのタイプを販売しています。基本的に、ブローオフバルブから出てくる空気には排ガス成分がたくさん含まれているため、大気開放することは禁止されているのです。

ブローオフバルブと車検の関係

ブローオフバルブと車検の関係ですが、先ほど説明したように大気開放式のブローオフバルブは間違いなく車検に通りません。

車検に通るのはブローオフバルブから排出された空気が再循環するようになっているものに限ります。つまりリサーキュレーションバルブであれば車検に通るということです。

大気開放式のモノでも再循環するようにされていれば車検に通るようになります。社外品の大気開放式のブローオフバルブを取り付けた状態では車検に通りませんが、リサーキュレーションタイプにするための部品もあるので車検を通せないということでもないです。

純正から社外品のブローオフバルブに交換・取り付ける際も注意

すでに紹介したようにブローオフバルブを純正品から社外品に取り換える際には車検に通るようにリサーキュレーションバルブ仕様のものを選ぶ、または大気開放式をリサーキュレーションバルブへと変える部品を別途用意・取り付けることが大切です。

それだけでなく、ボルトオンで取り付けることはできたとしてもボンネットが閉まらないといった構造的問題が発生することもあります。社外品へ交換する際には多少加工が必要になること前提と考えておくと良いでしょう。

まとめ

今回はブローオフバルブの役割と構造について紹介しました。

ターボチャージャーが本来の性能を発揮するためやターボチャージャー構成部品の破損を防ぐため、そして大気に排ガスを放たないためにも(リサーキュレーションタイプの)ブローオフバルブは必要不可欠なものです。

ブローオフバルブから逃がされた空気を再循環できるようにしていないと車検にも通りませんので、ターボ車に乗っている方は必ずルールを守りましょう。

よくある質問

ブローオフバルブの役割は?

ターボチャージャーの機能を正常に保つこと及びタービンアッセンブリー類が破損することを防ぐ役割があります。ターボチャージャーの仕組み上、この部品(またはこの部品の機能を満たすもの)は必ず必要になります。

ブローオフバルブに種類はある?

ブローオフバルブが解放した空気をコンプレッサー手前の吸気管(エアダクト)に取り入れさせて再利用する「リサーキュレーションバルブ」、ブローオフバルブから逃がされた空気を再利用することなく大気(外)へ排出する「大気開放式」の2種類があります。

こちらの記事もおすすめ!

  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

関連するキーワード


メンテナンス

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

カー用品店などで見かけることの多いパーツクリーナーですが、実際には使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、パーツクリーナーの役割や使い方、おすすめアイテムなどを紹介します。


【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

エンジンオイル交換の際に、エンジンオイルを規定量よりも入れ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?本記事ではエンジンオイルをエンジンに入れすぎた場合のエンジンへの影響、エンジンオイルの量を測る方法や、エンジンオイルを入れすぎてしまった場合の対処法を掲載しています。


車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

季節によっては欠かせないカーエアコン。しかし、冷えない・効かないと感じることはありませんか?臭いや異音が気になっている方もいるかと思います。この記事では、車のエアコンの故障の原因や上手に使うための方法などを紹介!この記事を読んで、カーエアコンを上手に使いこなしましょう。


カーコーティングって必要なの?メリットデメリット、種類別の特徴も

カーコーティングって必要なの?メリットデメリット、種類別の特徴も

愛車はいつもキレイな状態で乗りたいものですが、頻繁に手洗い洗車するのは面倒なものです。そこでチェックしておきたいのが「カーコーティング」。専門店で施工してもらうハイエンドなものからDIYでのお手軽コーティングまで種類が豊富なカーコーティング、そのメリットとデメリットや、種類別のコーティング剤の特徴など、この記事を読めば気になっていた疑問点がきっと解消するはずです。


最新の投稿


ダイハツ新型「ハイゼット トラック」発表!人気の「軽トラ」安全性向上

ダイハツ新型「ハイゼット トラック」発表!人気の「軽トラ」安全性向上

ダイハツは2025年2月25日、軽トラック「ハイゼット トラック」及び「ハイゼット トラック」をベースとした特装車の新たな一部改良モデルを発表。同日より発売しました。


ミツオカ新型「M55」公開!250台限定の「1st Edition」

ミツオカ新型「M55」公開!250台限定の「1st Edition」

ミツオカは2025年3月27日、ハッチバック「M55 1st Edition(エムダブルファイブ ファーストエディション)」を公開。2026年の生産販売予定台数250 台の正式発売に先駆けて同日より全国のミツオカ取扱拠点にて先行予約の受付を開始しているといいます。


免許不要でおしゃれに乗れる!MOVE.eBike(ムーブ・イーバイク)のオススメ最新車種を解説!

免許不要でおしゃれに乗れる!MOVE.eBike(ムーブ・イーバイク)のオススメ最新車種を解説!

MOVE.eBike(ムーブ・イーバイク)は、街乗り、通勤、アウトドアなど多様なシーンでスタイリッシュかつ快適な移動を実現する日本発の​折りたたみ式電動アシスト自転車(E-Bike)です。本記事では、MOVE.eBike(ムーブ・イーバイク)のラインアップや特徴、購入方法まで解説します。これから電動アシスト自転車の購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで電動アシスト自転車選びの参考にしてくださいね。


シトロエン新型「C4」発表!扱いやすいコンパクトハッチにマイナーチェンジ実施

シトロエン新型「C4」発表!扱いやすいコンパクトハッチにマイナーチェンジ実施

Stellantisジャパンは2025年3月27日、シトロエンのCセグメントハッチバックモデル「C4(シーフォー)」のマイナーチェンジモデルを発表しました。同日より、全国のシトロエン正規ディーラーで、販売が開始されています。


グラフィットの電動バイク「GFR-02」の価格や評判について解説

グラフィットの電動バイク「GFR-02」の価格や評判について解説

グラフィット(glafit)の電動バイク「GFR-02」は、小型で折り畳みができるので、通勤や通学で気軽に乗れて、途中で電車やタクシー・バス移動をする際にも積み込めるといった「都合のいい」使い方ができる特徴があります。本記事では、グラフィットが製造・販売している電動バイク「GFR-02」などラインアップの紹介をはじめ、価格やスペックについて詳しく解説します。また、ユーザーの口コミ・評判についても紹介しますので、電動バイクの購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


MOTA 車買取