この自信はどこから来るのか?強気の月販目標台数の設定が凄い!
アルファード Executive Lounge(ハイブリッド車)
月販目標台数は、トヨペット店扱いのアルファードが3,600台、ネッツ店扱いのヴェルファイアが4,500台となっています。この数字は2017年における両モデルの11月度の販売台数にそれぞれ1,000~1,500台上乗せした台数であり、3,354,480~7,508,160円という価格のこのLLサイズミニバンをマイナーチェンジでそこまで伸ばせるという自信はどこからくるのでしょうか?
第2世代を迎えた「Toyota Safety Sense」が凄い!
ヴェルファイア ZG(ガソリン車・2WD)
今回のマイナーチェンジでは、第2世代を迎えた予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備したことが最大のトピックになります。
単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、自転車の運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」や、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作の支援を行う新機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。さらに、リヤクロストラフィックアラート(RCTA)やブラインドスポットモニター(BSM)を新設定するなど、予防安全装備を充実させ、安全運転支援の強化を図っています。この安全装備が凄い!
次々と機能が向上さる安全性能は、最上級車においても、うかうかすると軽自動車に追いつかれてしまいます。また、これ以上の装備は考えつかないと思われる「アルファード/ヴェルファイア」であっても、安全装備はまだまだ追加されるはずで、ユーザーにとっても一種のステイタスになりつつあるのです。
プリクラッシュセーフティ(自転車運転者認識)イメージ
■従来の「Toyota Safety Sense P」に加わる、「第2世代Toyota Safety Sense」の機能
レーントレーシングアシスト(車線維持支援機能 動作イメージ)
■プリクラッシュセーフティ
昼間の自転車の運転者や夜間の歩行者の検知機能を追加。自転車運転者へのプリクラッシュブレーキが作動する速度域は車両や歩行者と同じく10~80㎞/L
■レーントレーシングアシスト(LTA)
車線維持に必要な運転操作の支援を行うほか、車線から逸脱する可能性があることを警告し、車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作支援をします。
■ロードサインアシスト(RSA)
カメラで認識した道路標識を、ディスプレイに表示し、道路標識の見落としを減らし安全運転を促します。
■先行車発進告知機能(TMN)
先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合、ドライバーに知らせます。
さらにワイルドに進化したエクステリアが凄い!
ヴェルファイア ZG
エクステリアはヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプを、それぞれの個性をより際立たせるものに進化しました。
「アルファード」はフロントグリルを外側へ拡幅し、メッキモールをヘッドランプからバンパーコーナーへと張り出すようにレイアウトすることで、ワイド&ローなスタンスを強調。「ヴェルファイア」1は、フロントビューを中心に進化を遂げたエクステリア。ヘッドランプの大型化に加え、エアロボディは大型サイドポンツーンやダンベル形状をテーマとしたデザインでよりダイナミックに。スタンダードボディにはクールかつモダンなテイストを加えました。このファミリーミニバンとは一線を画したアグレシップさが凄い!
アルファード エクスクルーシブ ラウンジS
また、新たなグレードとしては、エアロ仕様に、ゆとりのセカンドシートを備える最上級グレード「Executive Lounge S」をアルファードに、「Executive Lounge Z」をヴェルファイアに設定。専用インテリアとして「ブラック&ホワイト」の内装色を採用し、シルバー木目調の専用加飾や、防汚処理加工を施したホワイト色のプレミアムナッパ本革シートとともに、先進的でモダンな室内空間を演出しています。
8速仕様の「Direct Shift-8AT」が凄い!
ヴェルファイア Z
パワーユニットでは、「Executive Lounge(新設定の「Executive Lounge S」を含む)」のガソリンモデル及び「GF」・「SC」は搭載エンジンを従来の2GR-FKかtら2GR-FKS型に、ATは6側から8速仕様の「Direct Shift-8AT」にそれぞれ置換されています。V6の3.5Lエンジンとそのミッションをまだまだ進化させるのが凄い!
まとめ
凄いことが満載の新「アルファード/ヴェルファイア」。ダウンサイジング流行りのご時世で、この超でかいミニバンを売り続けるトヨタもすごいけれど、実際に購入するユーザーもそれ以上に凄い!軽ハイトールワゴンのN-BOXが売れる理由はわかるけれど、このLLミニバンの売れる理由がどうしてもわからない。景気が良くなったのは本当なんだろうか?