ガレージに設置されたポルシェ純正の充電器。
ブラックのガラスルックなデザインは非常に高級感があり、車両のデザインとも調和します。 待機画面にはセキュリティ機能があり、使用するにはPINコードの入力が求められる設定も可能です。
屋外設置の場合でも、勝手に使われる心配がないのは安心できるポイントです。
充電ポートへの接続
車両はマカンEVです。
車両側の充電ポートを開け、コネクターを差し込みます。 ポルシェのコネクターは重量感がありながらも、グリップが握りやすく設計されています。
カチッという音とともにしっかりとロックされる感触は、ドアを閉める音と同様にポルシェらしい剛性感を指先で感じられる瞬間です。
LEDインジケーターによる直感的なフィードバック
プラグを挿した直後、ポート横のボタン(インジケーター)が白く点滅し、車両と充電器の通信(ハンドシェイク)が始まります。
本体の充電器でパスワードを入力します。
パスワードを入力すると、充電が始まります。
充電器本体の液晶画面も非常に高精細です。
現在の充電出力や電力量がリアルタイムで表示されます。今回は「7.70kW(約27A)」程度で安定して出力されており、自宅での普通充電としては十分な速度が出ています。
車内ディスプレイでの管理と設定
車内のPCM(ポルシェコミュニケーションマネージメント)画面では、より詳細なコントロールが可能です。
充電完了時間の予測: 現在の充電量(49%)から目標値までの所要時間が正確に表示されます。
目標充電量の調整: バッテリー保護のために、普段使いでは100%ではなく「80%」や「70%」に制限することが推奨されています。画面上のスライダーを操作するだけで、目標値を簡単に変更可能。
70%設定時:完了予定 15:56
このように、次の予定に合わせて指先一つでスケジュールを組めるのは非常に便利です。
充電完了後は
充電完了、もしくは途中で充電を辞める場合は充電コネクターにてボタンを1つ押すだけです。
マカンEVは、ボタンを一度だけ押せば緑色に発色してる色が白色になります。
この状態になれば、写真中央のスイッチを押しながら引き抜くだけです。
ちなみに、タイカンだとボタンは2回連続で押すと引き抜ける状態になります。
まとめ:スマートでストレスフリーな体験
ポルシェの充電は、単なる「給電作業」ではなく、車両との対話の一部であると感じさせられます。
ハードウェアの質感、インターフェースの分かりやすさ、そしてアプリや画面との連携。
これらがスムーズに統合されており、EVライフをストレスなく楽しむための工夫が随所に感じられました。
また、充電器を設置できる自宅や会社はないとポルシェのEV車は快適にならないオプションの1つだと思います。


