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N-BOXでもスラッシュを選ぶ理由はあるのか?

N-BOXでもスラッシュを選ぶ理由はあるのか?

マイナーチェンジされ1月19日に発売した「N-BOX スラッシュ」ですが、ベース車の「N-BOX」がフルモデルチェンジを受けて大ヒットとなる中、MCにとどまった「スラッシュ」を、今あえて選ぶ理由はあるのでしょうか?それとも選ぶ意味はないのでしょうか?「N-BOX」や他社ライバルとの比較を交えて、探ってみました。


「N-BOXスラッシュ」マイナーチェンジでどこが変わった?

ホンダ N-BOXスラッシュ G・L(ダークスタイル)

今回のマイナーチェンジでは、インテリアカラーパッケージに「ダーク スタイル」を追加し、全5種類から選択可能となり、ベースグレード「ブライトロッド スタイル」のインテリア質感を向上させ、ボディーカラーに新色を追加しています。

その他エクステリアやインテリア、基本性能等には変更はありません。

「N-BOXスラッシュ」のこれまで

ホンダ N-BOXスラッシュ G・L

「N-BOXスラッシュ」は、2014年12月の発売以来、今回で3度目の改良となり、2015年12月、2016年9月の改良でも、インテリアカラーパッケージやボディカラーの変更を行っています。つまり、デビュー以来、内外装のカラーリング以外の手は加えられていないことになります。

ハイトールワゴンのルーフをあえて低くする「チョップドルーフ」や、斬新な色合いのインテリアカラーパッケージという妙手が話題となった「N-BOXスラッシュ」は、モデル末期の「N-BOX」のカンフル剤としてユーザーの関心を集め、最後まで販売台数を落とさなかった同車の貴重なラインナップでありました。

減り続ける販売計画台数2,500台➡500台

しかし、販売計画台数を見ると、2014年12月のデビュー時には月販2,500台でしたが、2015年12月の改良時には同1,250台と半減、さらに2016年9月には同1,100台。そして今回は同500台と縮小されているのです。

特に今回は、ベース車の「N-BOX」が2017年8月にフルモデルチェンジされ、デビュー次期が遅い「N-BOXスラッシュ」は、旧パッケージのまま継続販売されるため、ユーザーの関心も低いとの判断がされての販売計画台数の縮小なのです。

それでもユーザーを魅了する「N-BOXスラッシュ」の魅力とは

ホンダ N-BOXスラッシュ G・L(ダイナースタイル)

「N-BOXスラッシュ」は、ハイトールワゴンながらもバッサリとルーフを切り落としたエクステリアが、見慣れた「N-BOX」の印象をまったく異なって見せたこと。まずここで、子育てファミリー専用車と思われた「N-BOX」であっても、こんなことが出来るのはホンダだけだと、若い層が引き付けられました。

さらに、低燃費や室内の広さ第一という、これまでの軽自動車のお題目とは無縁の、「ポップ」なインテリアがエクステリアに引き寄せられたユーザーを魅了します。

今回追加設定された、都会的なドライブシーンをイメージした「ダーク スタイル」をはじめとして、ベースグレードの「ブライトロッド スタイル」、レッド基調にチェッカーフラッグの模様をあしらった「ダイナースタイル」、ホワイト基調にライトブルーを配した「グライドスタイル」、ブラウン基調にブラックを配した「セッションスタイル」、そして軽やかなアウトドアスタイル「トレッキングスタイル」の6種類から選択できるインテリアスタイルが用意されます。

気分はアメリカンロードムービーの主人公

ホンダ N-BOXスラッシュ G・L(ダイナースタイル)

特に圧巻なのが「ダイナースタイル」。レッドを基調にホワイトを要所に配したカラーリングは、アグレッシブで大胆。まるでアメリカの「ダイナー」にいるような雰囲気。クラシカルなドラマや映画に登場するアメ車のオープンカーのよう。ロックンロールが似合いそうなこんなインテリア、カスタムカーを別にすれば、「N-BOXスラッシュ」以外にはありえません。

「N-BOX」と比較すると

ホンダN-BOX

スズキ スペーシア カスタム ハイブリッドXSターボ

フルモデルチェンジされた「N-BOX」と比較するのは酷というもの。なにせ、旧型「N-BOX」そのものがベースなのですから。燃費をはじめとする動力性能や、居住性に大きな違いがないとしても、問題は安全性能の差。

ホンダ製軽自動車で初めて「Honda SENSING」を全車に標準装備した「N-BOX」に対して、「N-BOXスラッシュ」には、約30km/h以下での自動ブレーキと、誤発進抑制機能(前進時)などをセットにした「あんしんパッケージ」をタイプ別設定しているのみ。

これまでの「N-BOX」同等の装備なのですが、「N-BOX」が「Honda SENSING」を最大の売りにした結果、あまりにもその機能に差があることが目立ってしまうのです。

ライバルの軽トールワゴンが次々と新型に切り替わり、若い層にも人気の「N-BOXカスタム」や「スペーシアカスタム」なども最新の安全機能を装備するとなると、「N-BOXスラッシュ」のスタイルとインテリアが気に入ったからというだけで、いつまで選んでもらえるのでしょうか。

まとめ

ホンダ N-BOXスラッシュ G・L(セッションスタイル)

モデルサイクルとしては2年「N-BOX」よりずれている「N-BOXスラッシュ」。もう少しの間このまま行くしかないのか、安全装備の「Honda SENSING」だけでもなんとかならないのか。あるいは、早めにフルモデルチェンジする予定があるので、あえて大幅な改良がなされないのか。

最悪、モデルチェンジの予定がなく、このままモデル消滅を迎えてしまう可能性もあります。派生車種にありがちな一代限りの「一発屋」に終わらせるのはもったいない「N-BOXスラッシュ」。

筆者の近所の「N-BOXスラッシュ」は、赤い屋根が半端ない存在感を放っています。

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