はじめに
三菱の新型SUV「エクリプス クロス」ですが、三菱のSUVラインナップでいうと「RVR」「アウトランダー/PHEV」の中間に位置するモデルで、トヨタ「C-HR」、ホンダ「ヴェゼル」などと競合するモデルです。
欧州やオーストラリアでは既に販売されており、日本発売では3月の発売を予定していますが、昨年12月22日から既に予約注文が開始されていまして私も注目しておりましたが1月末で予約注文が3000台を超えたそうです。
2016年に燃費不正問題が発覚してから元気の無かった三菱の救世主となるモデルになるかもしれません。
発売前なのでまだ試乗はできませんが、予約注文する際に少しでも参考になれば幸いです。
日本では東京モーターショー2017で初展示
私も東京モーターショー2017は行ってきまして三菱のブースで唯一写真を撮ったのがこのエクリプスクロスでした。
つい写真を取りたくなってしまうような流行りのクーペフォルムのSUVということでとてもスタイリッシュでカッコよかったです。
この「エクリプスクロス」ですがデザイン的には最新の流れのいいとこ取りしたようなデザインで正直なところそこまで個性的とはいえないかもしれませんが、三菱車としてかなり頑張ったデザインだと思います。
東京モーターショーの三菱ブースでは「エクリプスクロス」の展示車に一番人が集まっているように感じました。
【東京モーターショー2017】三菱 エクリプスクロス…日本仕様、いよいよ初公開 [詳細画像] | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/10/26/301604.html『エクリプスクロス』は、三菱の新たな方向性を斬新なクーペタイプのデザインで表現した新世代SUVの第1弾。今年のジュネーブモーターショーで初公開され、欧州では受注を開始しているが、右ハンドル・日本仕様のお披露目は今回のショーが初となる。
三菱 エクリプスクロスのラインナップや価格は?
「エクリプスクロス」の販売グレードに関して、まだ装備やスペックは不明ですが、「M」、「G」、「Gplus」の3グレードでそれぞれ2WDモデル、4WDモデルのガソリン車が用意されるようです。
気になる価格ですが約260万円から310万円の間での販売となるようです。
SUVモデルと相性がいいディーゼルモデルは当面販売予定は無さそうです。
「エクリプスクロス」のCM動画
エクリプスクロスのCM、プロモーション動画ですが、かなり気合が入っておりカッコいいです。
なんちゃってSUVではなく硬派なSUVというイメージを醸し出している良動画に感じます
このCMを見たら気になってしまう方も多いのではないでしょうか
CMやプロモーションの力の入れようからも「エクリプスクロス」の三菱自動車としての期待度を感じます
エクリプスクロス 選ぶなら、価格重視で2WD?走破性で4WD?
街乗り中心で、価格が最も重要ということであれば2WDモデルでいいかもしれませんが、予算的に可能なのであれば4WDモデルを選んだ方が後悔することが無いと思います。
理由としては、電子制御4WDにAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を搭載して本格的な走りが実現可能という点です。
AYCは、リアホイール左右に適切なトルクを送り込む技術で、ランエボの生産中止とともに封印されていた技術ですが、エクリプス・クロスにて復活する技術です。
三菱好きやクルマ好きの方々の心をくすぐる機能ですね。
価格的には2WDモデルと比べ10~20万円の差は出ますが、オプションをいくつか削ってでも路面コンディションに関わらず安定した走りを実現してくれる4WDを選べば後悔することはないと思います。
三菱 エクリプスクロス、4WD技術にクーペの世界観を融合…オンロード指向強く | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/12/15/303810.html三菱がこれまで培い継承してきた4WDシステムとその技術、そこにスタイリッシュクーペの世界観を持ち込み作り上げたのが、三菱にとって国内で久々のニューモデルとなる『エクリプスクロス』だ。
三菱 エクリプスクロスのライバルは?
■トヨタ C-HR
「エクリプスクロス」を選ぶ際に比較検討される車種として挙がるのはまずはトヨタの「C-HR」ではないでしょうか。
昨年発売された「C-HR」は個性派SUVモデルとして売れに売れ、2017年の年間で見てもSUVの販売台数にて1位を獲得する人気車種で、街で見かける頻度もかなり多くなった気がします。
個人的にここまでのヒットとなるとは思いませんでしたが、若者のクルマ離れが言われ久しい昨今ですが、「C-HR」のような個性的、攻めたデザインのクルマが売れるということを考えると、このクラスのSUVが、若者だけに留まらず市場全体の”クルマ離れ”を解決するきっかけになるのではないかと思うほど。
ということで「C-HR」は強力なライバル車となりますが、目新しさや街に溢れてない、悪路も問題なく走破できる本格的なSUVといった面で差別化もでき、それなりに戦えるのではないかと感じます。
トヨタの超人気SUV C-HR(CHR)!スペック~ユーザー評価等 完全網羅!
https://matome.response.jp/articles/587C-HRが気になっていたものの購入を迷っている方、もう少しC-HRを知りたい、そんな方々向けに、改めてC-HRの情報(中古車価格・燃費・グレード別価格他)魅力をまとめてみました。【1月26日更新】
【トヨタ C-HR 試乗】デザインはいいけれど、使い勝手はどうなのよ?…岩貞るみこ | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/01/23/288989.html?from=danglingデザイン重視で作られた『C-HR』。しかも、ハイブリッドシステムの重量で重心が低く、安定感のある乗り心地で(それに比べて1.2リットルターボは4WDだけど軽快な走り)、ハンドルへの反応がものすごく素直でスムーズで、17インチタイヤでもコツコツ感がなくてしなやかで…
■ホンダ ヴェゼル
元祖個性SUVといえばホンダ「ヴェゼル」ですが、こちらは2018年2月中順にマイナーチェンジが予定されており、先行公開の画像を見るとエクステリアも、よりリファインされています。
とはいえ「ヴェゼル」はマイナーチェンジで、一方のエクリプスクロスは新型車。
且つ、本格的なSUVという面で戦えるのではと感じてます。
三菱 エクリプスクロス 開発陣の思い
新型エクリプスクロスの具体的なターゲットユーザーは、「個性派重視層」だそうです。
エクリプスクロスの開発では「デザインを最優先」しつつも「SUVとして持っている本質も譲れない」ということでかなり苦労されたのではないでしょうか。
議論して出た答えが、
「競合車と比べてみて一歩先の遠くまで、違ったところまで安心して行けるというクルマでなければならない」とのことで、乗ってみれば答えがわかるといったところでしょうか。
発売され、試乗車が入った際には是非一度乗ってみたいと思います。
「一歩先の遠くまで行けなければ」三菱 エクリプスクロス 開発への想い…オートモーティブワールド2018 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/12/15/303767.html三菱自動車の新型SUV『エクリプスクロス』の販売が、欧州を皮切りにスタートした。エクリプスクロスは三菱自動車にとって久しぶりの新型車というだけではなく、欧米や日本を始め80か国に投入される世界戦略車としての重要な役割も担っている。
まとめ
ランエボも販売終了し、三菱で唯一元気なイメージは「アウトランダーPHEV」くらいでしたが、今回発売される待望の新型SUV「エクリプスクロス」は、三菱にとってまさに試金石となる一台と言えるでしょう。
グローバルで1月末時点で販売実績4000台超え、日本でも予約受注が1月末で3000台超えと上々の滑り出しとなっています。
ラリーで培った技術を詰め込んできた三菱待望の新型SUV「エクリプスクロス」、3月の販売・納車開始が楽しみですね。