はじめに
スバル レヴォーグとWRX/S4の年次改良モデルが発表されました。
スバルは年次改良で新型をA型として毎年クルマを進化させていく方式をとっており、今回はE型となります。
大体E型ぐらいでモデル最終となりフルモデルチェンジの流れですが、
次期レヴォーグは2019年末辺り発表と噂されていますので、もしかしたらF型もでるかもしれません。
今回はE型レヴォーグ・WRXについて前回D型のビッグマイナーチェンジからの変更点をじっくりと見ていきたいと思います。
また、お買い得なスバル60周年特別記念車「1.6GT EyeSight Smart Edition」も追加になりましたのでそちらも紹介します。
前回ビッグマイナーチェンジD型の変更点をおさらい
「レガシィツーリングワゴン」が販売終了となり、2014年に新型車として日本専用車として復活した「レヴォーグ」ですが、
3年経ち昨年2017年にビッグマイナーチェンジを行いD型となりました。
ビッグマイナーチェンジということで大幅な改良が加えられていますが、
一番はスバル初となる「アイサイト・ツーリングアシスト」が全グレードに標準装備されたことです。
アイサイト・ツーリングアシストは0km/h から約120 km/hの幅広い車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング制御を自動でアシストしてくれて渋滞やロングドライブの運転負荷を大幅に軽減してくれる機能です。
更に、後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー、ステアリング連動ヘッドランプ等の先進安全機能を新たに追加しています。
オートビークルホールド(AVH)の追加も大きいですね。
AVHは停車した際、ブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持してくれてアクセルを踏むと自動でブレーキを解除してくれます。
他メーカーにも同機能はついてるクルマが増えてきましたね。
信号待ち、渋滞、坂道など、ブレーキを踏み続けなくても良いのはかなり楽ですし、一度体験すると無い車には乗りたくなくなるくらいです。
エクステリアは、フロントグリルやフロントバンパー、LEDヘッドランプのデザインが変更されてよりスポーティなデザインになりました。
フロントフォグランプにLEDも採用されています。
インテリアは、インパネやセンターコンソール、センターパネルなどを変更して質感をアップさせました。
またインパネ中央上部に搭載されていたマルチファンクションディスプレイを5.9インチの大型カラー液晶に変更して見やすくしたり、
リヤシートの分割方式を4:2:4分割に変更して利便性を高めたりとまさにビッグマイナーチェンジといえる変更が加えられました。
年次改良といえどもまったく手を抜かないスバルの姿勢は素敵ですね。
スバル レヴォーグ新型8月発売決定!アイサイト・ツーリングアシスト初搭載
https://matome.response.jp/articles/695スバルのレヴォーグ新型改良版が2017年の8月7日に発売されることが決定しました!どういった点が改良されたのか、レヴォーグの評判はどうなのか。探ってみました。
【レヴォーグ】今回の年次改良モデルE型の変更点!
今回のレヴォーグ年次改良モデルE型は2018年4月27日発表、6月1日に発売となります。
前回がビッグマイナーチェンジということで今回のD型の変更点は小改良レベルです。
一番のトピックはSUBARU60周年特別記念車「1.6GT EyeSight Smart Edition」が追加されたことですね。
16万相当の運転支援、視界拡張アイサイトセーフティプラスが標準装備(スマートリヤビューミラーはなし)されており、さらにブラックベゼル付のヘッドランプやダークメッキ+ブラック塗装のフロントグリル、ブラックカラードドアミラー、アルミパッド付スポーツペダルなど内外装装備を追加しつつ価格も抑え気味とかなりの人気グレードになるのではないでしょうか。
ブラックベゼルのヘッドランプは目元がシャープになって凛々しさが増しますしブラック塗装のフロントグリルと相まって迫力が2割アップといった感じですね
ちなみに、価格は294万円でGT SスタイルとGT-Sの中間になります。
■1.6GT EyeSight 2,862,000円
■1.6GT EyeSight S-style 2,926,800円
■☆1.6GT EyeSight Smart Edition 2,948,400円
■1.6GT-S EyeSight 3,078,000円
特別記念車以外は、全グレードでアイサイトのプリクラッシュブレーキ制御を改良しています。
アイサイトの認識対象が、車両と同一方向に進行する歩行者や自転車であった場合、減速制御の作動タイミングを早期化することで、衝突回避の可能性を向上。
また、低速走行中、前方に障害物がある状態で誤ってアクセルを踏み込んだと判断した場合には、プリクラッシュブレーキを作動させることで、衝突回避をアシストしてくれます。
細かい改良ですが、プリクラッシュブレーキの機能強化はスバルらしい安全重視の改良は好感がもてますね。
内外装は基本D型と変更がなく、STI Sportのみメッキドアハンドル、ピアノブラック調ステアリングベゼルが追加になっています。
ということで今回のE型は前回のD型と比べると小変更という感じでD型オーナーからするとほっとしたかもしれませんね。
E型の店頭デビューフェアは6月30~7月1日、7~8日、レヴォーグの販売計画は月販1,800台となっています。
【WRX STI/S4】今回の年次改良モデルE型の変更点!
今回のWRX STI/S4年次改良モデルE型は2018年4月27日発表、6月7日に発売となります。
続いてWRX STI/S4の変更点ですが、こちらもアイサイトのプリクラッシュブレーキ制御を改良(WRX S4のみ)し、安全性能を更に向上させたのと、
WRX STIにサンルーフが設定(S4には従来より設定あり)されたくらいです。
こちらも小変更といった感じでD型オーナーも一安心ですね。
「WRX STI」にメーカーオプションで新たにサンルーフを設定されたのはサンルーフ好きな方には嬉しいですね。
サンルーフの開放感は気持ちいいですからね。
ただ重量増や剛性などを考えるとサンルーフは悩ましいオプションですね
WRX STI/S4の販売計画は月販500台となっています。
次期レヴォーグは?
次期レヴォーグのコンセプトモデルは3月6日より開幕したジュネーブモーターショー2018にて発表された「スバル VIZIV ツアラー コンセプト」と言われています
コンセプトモデルだけあって非常に格好よく期待できそうですね。
ボディサイズは全長4775mm、全幅1930mm、全高1435mm、ホイールベース2730mm
と巨大なのでレヴォーグのコンセプトモデルだとしてもまだまだ調整が必要ですね。
フルモデルチェンジで次期レヴォーグは、大型化されるという噂もあり気になるところですね。
発売は2019年末発表あたりが噂されています。
次期『レヴォーグ』か!? スバル VIZIVツアラー コンセプト…ジュネーブモーターショー2018詳細画像 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2018/03/07/306910.html?from=tprtこれまでもVIZIVシリーズでは新型のデザインを“先出し”してきたが、今回のツアラーコンセプトはワゴンボディであることから、次期『レヴォーグ』のコンセプトと予想される。
さいごに
日本のステーションワゴンモデルはスバル・レヴォーグとマツダ・アテンザワゴンの出来が個人的には抜けていると感じます。
その中でも、レヴォーグのバリュー・フォー・マネーは非常に高いと思います。
褒めすぎかもしれませんが、アイサイトのレベルは非常に高いですし、この価格帯でレヴォーグ買える日本は非常に恵まれていると思います。
レヴォーグのネガ部分は実燃費ぐらいかと思いますがクルマとして燃費より走りに振っているのでこれは仕方ないかなとも感じます。
今回レヴォーグ及びWRX STI/S4の年次改良D型モデルは思ったより小変更でしたが、
追加された「レヴォーグ1.6GT EyeSight Smart Edition」は売れ筋グレードになりそうな予感がします。
来年F型がでるのか、フルモデルチェンジで新型になるのか気になるところではありますが、
それなりに値引きも期待できますし、熟成したレヴォーグE型はステーションワゴンが気になってる方に安心しておすすめできる一台だと思います
スバル レヴォーグ がアイサイト改良、60周年特別記念車も発売へ | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2018/04/28/309152.htmlSUBARU(スバル)は4月27日、スポーツワゴン『レヴォーグ』改良モデルを発表、6月1日より販売を開始する。