【奥が深い】マットブラック塗装、まさに漆黒！こだわりの黒！

マットブラック塗装とは、艶消しの効果によって、その色の重量感を増すことができる塗装です。

特に、マットブラックとして名前の存在感があるのポルシェやランボルギーニなどの実車を目の当たりにすると、思わず自分も試してみたくなるのではないでしょうか。

マットブラックの車は、道行く車の中でも、ひと際異彩を放っています。

重厚感を感じさせ、シンプルでありながらもその存在感は、「カッコ良い」の一言につきるでしょう。今や、メーカー側でも、特別仕様で最初から販売を予定するほどです。

マットブラックの車を自分で塗装する事も可能でしょうが、BMW（ビー・エム・ダブリュー）販売店では、スポーツタイプのi8に限定モデルをマットブラックモデルとして販売しています。

プラグインハイブリッドテクノロジー「eDrive（イードライブ）」としての燃費と低排出を考えたスポーツカーとは思えないモデルではないでしょうか。

2017年に限定20台を販売しました。高級スポーツカーなのに、キラキラ感よりも、あえてマットブラックにした魅力は、高級スポーツカーの威圧感を更に増幅させているようです。

イタリアのスーパー・スポーツカーで有名なランボルギーニは、派手なオリジナル・カラーが有名ですが、ランボルギーニのウラカンをマットブラックにするとどうなったのでしょうか。

マットブラック系・Nero Nemesis(ネロ・ネメシス)のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」について紹介しましょう。

未来カーのような風貌にカーボンのようなブラックカラーは、スーパーカーの派手なカラーとは、対照的であるにも関わらず、ランボルギーニウラカンの期待を裏切らないカッコ良さは存在感たっぷりです。

2018年1月12~14日に幕張メッセで開催された東京オートサロン2018を舞台に展示された新型クラウンが渋さを通り越して超のつくカッコ良さです。

2018年6~8月頃にデビューのコンセプトカーとして、新型クラウンのTRDバージョンとモデリスタバージョンが、展示会場で人気を博しました。従来のクラウンに対して、「若々しさ」や「走りの実力」をプラスしています。

実際の塗装バイクを参考に、マットブラックのカスタムバイクのやり方や注意点を探ってみましょう。
マットブラックの魅力に取りつかれたバイクマニアは、既存のカラーに満足できずに「マットブラックの塗装」を自分で実行してしまうのです。

1-ボディーのツヤを削り落とす
ボディーの表面を、水洗いでしっかりと汚れを洗い流します。目の粗い耐水ペーパーを使って、水による磨きを行います。ツルツルのボディー面を削る事を「足付け」と呼びます。磨きで傷を付けて、傷の隙間に塗料をしみ込ませるような形を作っていきます。

2-下地作りを丁寧に
塗装の下地を作る事で、削りによる傷を埋める事ができます。表面を滑らかにするのです。塗料を弾かないようにする為に表面に付いた油を、「薄めた中性洗剤やシリコンオフ等」で脱脂します。

3-プライマーを塗る（プラサフ）
プライマーを塗る事で、その上に塗る塗装を密着させて剥がれにくくする作用があります。塗料が垂れないように均一に塗ります。「プラサフ」でのムラなどは、研磨によって修正できます。約30分で表面が硬くなってきます。

4-中目くらいの耐水ペーパーを使って、水をかけながら表面を削って整えます。

5-マットブラックの塗装として「2液塗料」（塗料と硬化材とうすめ液の混合塗料を調合する）で塗装
バイクの各パーツに塗る量としては、少なくとも500ml以上は必要になってきます。硬化材、うすめ液を調合した場合にそれ以上の量となってしまいます。マットブラックは、ムラになりやすいので、均一になるように注意しながら塗装していきます。綺麗に仕上げる為に2回に分けて塗ります。ネジ類なども、綺麗に塗っていきましょう。

※最初から上手にできるものではありません。
心配な方は無理せずプロに頼むことをオススメします。

ホイールの色変えにおいては、車体のカラーを塗り替えるよりも、ホイールの艶消しが独自性を発揮して存在感が凄いし、実用性も高いです。

ホイールのカラーにも、マットブラックが、耐久性が高い事から好んで塗装される傾向があります。塗装の材質に左右されないので、人気が高いです。

同じマットブラックでも、数種類用意されているので、光の当たり具合で違いを出しています。パウダーコートでのマット系ブラックの場合は、ウレタン塗装に比べると管理がしやすくなっています。

マットブラックの塗料には、市販されている黒い塗料に艶消し剤が入っている塗料を使用します。一般的な塗料に対しての違いは下処理をきちんと行う事です。艶消しと言うとマットブラックが定番です。

塗装の際の注意点としては、先に紹介したバイクの塗装と同じように、一番の要は、下処理をしっかりと行う事です。

表面にムラがでないように、丁寧に仕上げる事が、マットブラックを上手に完成させるコツです。下処理に必要な、耐水ペーパーは、目の粗いものから中目位のものまで、8種類セットのものが販売されていますので、使い分ける事が必要です。

下地塗りに必要な「プラサフ」も用意しましょう。塗装中は塗料の成分で酔ってしまうので換気に十分注意して下さい。「高耐久ラッカースプレー」の艶消しを使う事で簡単に塗る事ができます。注意したいのは、暑く塗り過ぎる事で、「艶消し」にツヤを出してしまう事になりかねません。

薄く塗って乾燥させる事の繰り返しで、均一でムラのないマットブラック塗装を仕上げる事ができるのです。

マットブラックの塗料には、スプレー缶の使用がほとんどですが、値段による良し悪しがはっきりと出てしまいますので、注意が必要です。

◎「艶消し黒の缶スプレー」値段の違いと効果
値段の高い缶スプレーを使用しても、使う人を選ばないで、比較的、上手に仕上げる事ができますが、安い缶スプレーを使用した場合に、ムラの多さが、デコボコのように仕上がる為に、よほどのテクニックがないと、均一に仕上げる事は難しくなります。

マットブラックの特徴としては、表面がザラザラした質感と、凹凸がある事です。この表面の質感を、手入れの為に表面を磨いてしまうと、磨く事で表面の質感を取り除く為に、ツヤを出す事になり逆の効果を生む為に手入れは難しくなっています。

艶消しの手入れは、やり方を間違えると逆の効果を出してしまうので注意したいものです。

◎手入れの為の注意とは
コンパウンドの研磨剤を使用すると、表面のザラザラを削り出す為に「艶出し」をしてしまいます。その為に傷を隠すための磨きができません。油汚れが付きやすいので、WAKO’Sバリアスコートというケミカルを使用する事で、磨きを出して汚れを落とす効果もあるので、お勧めです。

マットブラックにこだわりを持っている場合には、手入れについても気を使うものです。マットブラックのヘルメットは表面がデコボコしている為に、質感を維持するのは難しいものです。

確かにその性質の為に、ツヤ有りと比べると傷つきやすくなっています。市販のヘルメットでも、マットブラックの場合には、表面の塗料の成分が変化しやすい結果が出ています。

傷が付きやすいと言うよりも塗装の効果が薄れているものだと思われます。マットブラックのヘルメットは、多くの意見を参考にすると、長持ちしにくいと言う結果が多いようです。それによる対応は、あなた次第と言う事です。

ラッピングシートによる車の模様替えが、ちょっとしたブームになっています。

都バスの広告から本格的に導入されたラッピングシートは、車をマットブラックにする1つの方法としてあります。

ただし自分で行うには、テクニックを必要とするので、専門の業者に任せた方が良いでしょう。

マットブラックのバリエーションは、車だけに限らず、いろんな分野で利用されています。どのようなものがあるのか調べてみましょう。

ドイツのスーツケースメーカーであるリモアがサルサ・シリーズからマットブラックを販売しています。その中から人気の商品を紹介しましょう。

リモアのスーツケースは、重たくて使いにくいジュラルミン製の商品「トパーズ」と仕様が異なり、ポリカーボネートで作られたスーツケースモデル「リモワのサルサ・マットブラック 32」や「リモワ サルサ マットブラック 35l」が人気の商品となっています。

iPhone7には2つブラック・モデルが存在します。定番としてのジェット・ブラックと、意外性のあるマットブラックです。その特徴を紹介します。

・「フラッグシップモデルのジェットブラック」は、全モデル中でジェット・ブラックは梱包されている箱の色に至るまで統一感を強調したモデルで、鏡のように光や周りの景色が映りこむような光沢のある黒が特徴です。高級感を強調したモデルになっています。

・「マットブラック」は、iPhone7のブラック系カラーでは、「ジェット・ブラック」に負けない位の人気を持っています。全ての光を吸収してしまうかのようなボディーが、落ち着いたイメージを演出しています。

メガネをかけている方には、それぞれの個性やこだわりが現れるのです。メガネをしない人にとって気が付かない事でも、マットブラックにしたオシャレ・イズムは上級のファッションと言えるでしょう。

メガネをかけている人のこだわりを知っていますか？ちょっとした違いでも数多くのメガネを持っているものなのです。

例えば、フレームにこだわった、「マットブラックのメガネ」は、同じ定番の黒縁メガネでも、色遣いが変わっただけで、見る側の印象を変える事ができるのです。

光を吸収するマットブラックを使う事で、顔の表情が強調されます。

ワコーズ VAC バリアスコート プラスチック、塗装、金属の洗浄・保護・コート剤 A141 300ml A141 [HTRC2.1]
ワコーズ(Wako's)

容量:300ml
液性:中性
高密度ガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンがガラスのようなクリスタルな輝きを実現。
中性でコンパウンドを使用していないので、樹脂へも安心して使用できます。
オートバイ・自動車のボディーやホイール・レンズ類・スクリーン類・ヘルメット・シールド等(ミラーシールド加工等の特殊コーティングしているものを除く)、金属・樹脂塗装面の洗浄・保護・コート
付属品:専用ふき取りクロス(特殊マイクロファイバークロス)付
ハイブリッドコーティングの持続力は最長6ヶ月

参考価格￥3200(2019/4/26現在)

アサヒペン 高耐久ラッカースプレー 300ml ツヤ消し黒
アサヒペン(Asahipen)

色:ツヤ消し黒
容量:300ml
乾燥時間:夏期/20~30分 冬期/40~60分
標準塗り面積:一般色 0.6~1.2㎡
その他:無鉛塗料、ノンフロン

参考価格￥1404(2019/4/26現在)

ホルツ 下塗り塗料 プラサフ グレー 300ml Holts MH11503
Holts(ホルツ)

車の金属ボディーーや、アルミ製品の下塗りに、最も適しています。パテ仕上げ面の細かいキズを埋め、密着性・耐久性に優れサビを防ぎます。乾燥後の研磨も容易です。

参考価格￥961

JomMart 耐水ペーパー 8種類 セット 各1枚 (#320 #400 #600 #800 #1000 #1200 #1500 #2000) TL0211
880円
8種類の耐水ペーパーセットです。
金属、木材、プラスチックなどの研磨にお使い頂けます。
サビ取りや汚れ落としなどのお掃除にも便利です。
サイズ：約28cm×23cm

参考価格￥880(2019/4/26現在)

リモワ RIMOWA メンズ・レディース スーツケース SALSA サルサ TSAロック対応 縦型 32L マットブラック 811.52.32.4 BLACK MATTE

※TSAロックは空港検査官が使用するものですので鍵は付属いたしません。

参考価格￥59800(2019/4/26現在)

クロスバイク ジオス ミストラル (マットブラック) 2019モデル GIOS MISTRAL / 限定モデル

2019モデルは限定　8色で、登場です。
コンポにはシマノ アルタスを使用し、フロントはトリプルギアを搭載しておりますので、ワイドなギアで様々な用途でご利用頂だける気軽さを持っています。

参考価格￥48118(2019/4/26現在)

伊達メガネ メンズ おしゃれ 黒縁 マットブラック ウェリントン

定番で使いやすさに定評のあるウェリントンタイプのフレームは、合わせやすいフォルムになっておりますので、様々な方にオススメしたいデザインです・

参考価格￥1470(2019/4/26現在)

マットブラック塗装による効果や魅力をご紹介しました。

貴方も明日からぜひ！マットブラックの魅力にハマりましょう！