【お手軽ドレスアップ】ホイールを塗装する魅力

ホイール塗装で見た目も大きく変わる!
ホイールは長く走るうちに傷がついてしまうことから、購入したときのあの輝きは次第に薄れていき、最終的にはくすんだ色へと変わっていきます。
自分が好きな色で塗装すると自分好みの仕上がりになるので、それだけ愛着もわいてくることでしょう。
ホイール塗装、プロに依頼?DIYに挑戦?メリットデメリットは

缶スプレーなら初心者でも安心
車の塗装というと、やっぱり綺麗に仕上げるにはプロに依頼するのが一般的です。ボディのこすり傷など、狭い範囲であればタッチアップペイントなどで対応しやすいものの、ホイールのような複雑な形状かつ目立つ部分の塗装は、DIYでもできるのかな?とお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
ホイール塗装をプロに依頼するか、DIYでチャレンジするか、メリットとデメリットを見ていきましょう。
■プロに頼むと高品質で色も選びやすい、でも高い!
やはり餅は餅屋、塗装は板金塗装のプロに任せるのが最も仕上がりが美しくなります。
DIYで塗料の調合まで含めて行うことは難しいですが、プロなら塗色のラインナップも豊富。こだわりの色をとことん突き詰めても、きっと対応してもらえることでしょう。塗装自体の技量が求められるキャンディカラーなど、DIYでは対応が難しいものでも、きっと満足いく仕上がりになるはず。
ホイール塗装の専門業者もあり、表面の傷なども同時に修復してもらえばもはや新品ホイールのような輝きが手に入るかもしれません。
しかし、その高クオリティの分覚悟がいるのが代金の高さ。ホイールは4本セットでの塗装が一般的ですので、1本あたり数万円の塗装でも4本では十数万円まで跳ね上がってしまいます。
クオリティ最優先ならプロに依頼が鉄則ですが、塗装するよりも新しいホイールを購入した方が安上がりになってしまうかも。注意が必要でしょう。
■初めてでもOK!缶スプレーでDIYホイール塗装
車の塗装に限らず、プラモデルやDIYで家具作る際に色を塗るという工程が発生します。
塗料を購入して作業を行う場合、塗装をする際の「におい」や塗装をする「時間」がないなどという悩みが出てくる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
塗装の方法には、代表的なものとして筆塗りやエアスプレーなどが挙げられますが、前者はごく小さな範囲(細部塗装や修正など)に向いている反面、広範囲の塗装には不向きで、後者は塗る範囲は広いものの、初期投資のほかにも交換用のボンベの費用がかさむというウィークポイントがあります。
しかし、缶スプレーならば実際に使う塗料を買うだけで済みますのでコストを抑えることが可能です。
【DIYのホイール塗装手順】缶スプレーでLet‘sチャレンジ!

ホイール塗装をしてみよう!
続いては、缶スプレーを使ったホイールの塗装方法、必要な道具について見ていきましょう!
■【DIYホイール塗装】必要な道具
缶スプレーによるホイール塗装で必要な道具は以下のとおりです。
・洗浄用具
・ジャッキ、トルクレンチ
・サンドペーパー(耐水ペーパー、水研ぎペーパー)
・脱脂用シリコンオフ
・下地用塗料
・カラー塗装
・クリア塗料
・コンパウンド
・作業用手袋、マスク
・マスキングテープ、シートなど
■① ホイールの洗浄
塗装する素材を購入したら、最初にやるべきことは「洗う」ことです。これを怠ると塗装の剥がれの原因にもなるので、必ずホイールを洗っておきましょう!
ホイールの洗浄には、油汚れを落とすのに適した家庭用洗剤などの使用もおすすめです。家庭用洗剤を混ぜた水で塗装する箇所をよく洗っておきましょう。
作業が終わったらバスタオルなどで水分をきれいに拭取ってからよく乾燥しておくとよいでしょう。
ホイール洗浄にはこちらがおすすめ!
家庭用洗剤ではなく、専用のものを使いたいという方にはこちらの商品がおすすめです。
成分が素材にやさしく、アルミやメッキにも使えるためホイールの洗浄だけでなくブレーキダストの除去にも役立ちます。
油汚れなどに効果があり、ホイールに輝きを取り戻してくれるでしょう。
■② ホイール表面を足付けする
洗浄後に早速塗装…と焦って作業してしまうと、ペイントとホイール表面との密着が悪くなり、仕上がりに艶が出なかったり、後々剥がれたりとトラブルのもと。まずは、ホイール表面の古い塗装を落としたり小傷をならす意味でも、400〜600番程度の粗めな耐水ペーパーで表面に削り、傷をつけていきましょう。
表面をせっかく塗装するのに表面を傷つけてどうするの?!とお思いかもしれませんが、これは「足付け」と呼ばれる塗装前の重要な手順のひとつ。この作業によってできた傷は表面積を広げるので、塗料の密着性が上がり、完成後の剥がれにくさが向上します。
ホイール形状によっては細かな部分が作業しにくいこともあるでしょうが、美しい仕上がりを長期間維持するためにも、塗装する面は全て根気よく足付けしておきたいところです。
■③ 塗装する部分を脱脂する
車の足回りは特に油が付着することが多いので、塗料などののりを悪くする原因になります。
塗装をする前に脱脂を行っておくと、塗料の密着性を高めるというメリットがあり、下地処理をする前に脱脂しておきましょう。
脱脂にはこちらがおすすめ!
塗装以外にもステッカーの除去などにも使えて使い勝手もよく、お値段も手ごろとなっています。
容量も多く、広範囲の作業にもつける点もおすすめのポイントです。
■④ 下地用塗料(プラサフ)の塗布
どんなジャンルの塗装にも共通して言える事ですが、塗装をする際にやっておくべきことの一つとして、下地処理という工程は欠かせません。
塗料との密着力を高めるだけでなく、完成度も良くするといったメリットを得られます。
また、ホイールを塗装をする前にプラサフを塗布した上からサンドペーパーで磨くと塗料の密着性がアップするので効果的です。
下地用塗料にはこれがおすすめ!
防錆効果に加え、密着力、速乾性も高く、使いやすさにも定評があります。
グレーの他にホワイトもあるので、ホイールをどんな色に仕上げたいのか考えながら使い分けましょう。
■⑤ カラー塗装とクリア塗装
下地処理が済んだらホイールを塗装していきましょう。
ホイールを塗装する際は、一度で仕上げようとせずに薄く少しずつ塗布していくことがポイントとなります。一度塗って乾かした後に、上からもう一度塗っていくと良いでしょう。
おすすめ商品に関しては、下記でご紹介します!
■⑥ コンパウンドで鏡面仕上げ
最後はコンパウンドで磨いて仕上げていきます。コンパウンドで磨くことでより美しい仕上げにすることができるので、ぜひしておきたい行程です。
工程としては、まずは粗目のもので磨き、目の細かいコンパウンドで磨いていきます。
ホイール塗装をする際の注意点

注意するポイントも知っておこう
ホイールの塗装をする際に重要になってくるのが「マスキング」です。
マスキングがうまくできているかどうかによって仕上がりが変わってきますし、マスキングを剥がす際にも注意が必要です。
塗料が乾ききる前にマスキングテープを剥がしてしまうと一緒に塗料が剥がれてしまう場合がありますので、塗料がしっかり乾いたことを確認した上でマスキングテープを剥がすようにしましょう。
おすすめのホイール塗装商品
ホイールを塗装する際におすすめの、缶スプレータイプの塗料をご紹介します。
ご自身の愛車をどんな風に仕上げたいのか想像しながら選んでみてください!
■AZ ラバーペイント ZEQUE
こちらの商品の良いところは、塗った後に剥がせるという点です!そのため、ホイール塗装は初めてという方でも気軽に試すことができます。
カラー展開も豊富で自分好みがすぐに見つかるでしょう。
■SOFT99 ペイント ボデーペン
車のボディのペイントの際にも重宝されているSOFT99のボデーペンは、ホイールの塗装にも使用することができます。
スプレーはワイドやスポット、タテ楕円やヨコ楕円と言った4パターンの使い分けができ、使い勝手の良い商品となっています。
■Holts ホイールカラーペイント
こちらの商品はホイール塗装専用となっており、防錆性や密着性に優れているのが特徴です。
カラーは「ホワイト」「ブラック」「ゴールド」などといったカラーが展開されています。これを塗っただけでも光沢出て、ドレスアップ効果も十分にあります!
まとめ

ホイールで塗装で愛車を綺麗に!
ホイール塗装をすることで、大事な愛車を綺麗に保てるだけでなく、自分好みにカスタマイズできたり、ホイールを傷から守ることもできます。
愛車のイメージチェンジをお考えの方やホイールの見た目が気になり出した方は、ぜひホイール塗装を行ってみてください。
よくある質問
■ホイール塗装、素人でもできるの?
板金塗装のプロでなくてもお手軽に塗装ができる缶スプレータイプのペイントは、お近くのホームセンターやカー用品店などで手軽に購入ができます。ホイールの場合は面が複雑なので下準備や塗りの難易度が上昇する面もありますが、チャレンジしてみることは可能です。
■ホイール塗装の塗料はどんなものを選べばいいの?
プロに依頼をすれば、本格的なスプレーガンなどで高品質な塗装をしてもらえるものの、なかなかそこまでの設備は手が出せないもの。カー用品店などでも簡単に手に入るスプレー缶タイプの塗料でも、ホイール表面の下地処理などをしっかり行うことで、なかなか高クオリティな塗装が可能です。
■ホイール塗装はどんな色が人気?
ホイールを塗装する色としては、塗りの粗や装着後のブレーキダストなどが目立ちにくくシャープな印象のブラックが定番のようです。また、ブロンズやホワイトなどもスポーティな印象で人気ですね。どうせ塗装するなら、蛍光色などとびきり目立つ色にしても楽しそうです。
■ホイール塗装の仕上げペーパーは?
仕上げは基本的に、目の細かいペーパーを使用します。コンパウンドやメタルポリッシュが「#4000相当」の番手になるので、この数字を参考にできます。
もちろん、ペーパーにこだわらないのであれば、コンパウンドやメタルポリッシュそのものを使って仕上げるのも便利です。
■ホイール塗装の下準備は?
「足付け」と呼ばれる、塗装面を削って塗料が付きやすくする下準備が必要です。サンドペーパーなどを使って細かいキズをつけて下地処理をします。
もし塗装面がきれいなら、番手が「#1000程度」の耐水ペーパーでキズを付けていきます。もしある程度キズが目立つなら、それらも一緒に削る必要があるので、「#400〜800」程度の耐水ペーパーが使いやすいでしょう。
もしキズが大きく、ペーパーだけでは対処できないなら、パテなどを使ってキズを埋める下準備も必要です。
■ホイール塗装の塗料の量は?
前述でも紹介している「SOFT99 ペイント ボデーペン」のホームページでは、「1本で約1.0m2(2回塗り)、ホイール約4本分となります」とアナウンスされています。もちろん、塗り方、ホイールの大きさや素材、下地の状況などによって本数は異なります。
初めて挑戦するなど作業に慣れていないなら、タイヤ1本につきホイール塗装のスプレー缶を1本くらい贅沢な方が、仕上がりもよくなるかもしれません。