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ハイラックスの荷台をカスタムするキャノピーの価格、車中泊、雨漏りについて

ハイラックスの荷台をカスタムするキャノピーの価格、車中泊、雨漏りについて

見た目がパワフルでかっこいいハイラックスのキャノピーは、街乗りはもちろんのことアウトドアにも便利だと注目を集めています。ここでは、ハイラックスのキャノピーが気になっている人のために価格と車中泊、そしてキャノピーのメリットとデメリットについて解説します。

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ハイラックスのキャノピーはどのようなカスタム?

《画像提供:Response》ハイラックス

ハイラックスのキャノピーとは、トヨタのハイラックスに専用の荷台を取りつけるカスタマイズです。トヨタのハイラックスは小型貨物自動車の一種でピックアップトラックともいわれ、セダンのような運転席と天井がない荷台で構成されています。大きな荷物や大量の荷物を運搬するのに重宝しますが、雨に濡れてしまうというデメリットがあります。

そんな雨の日の運搬も可能にしたのが、ピックアップトラックの後部に取りつけるキャノピーです。ハイラックスのキャノピーはデッキ部分に取り付けるだけで、荷物を濡らさずに運搬できます。

ハイラックスのキャノピーの種類は?

《画像提供:Response》
《撮影 雪岡直樹》TRDハイラックス(東京オートサロン2018)

ハイラックスのキャノピーは、トヨタのグループ会社のTRDがハイラックス専用のキャノピーを販売していますが、その他にも純正ではないもののハイラックスに装着可能なキャノピーを販売しているメーカーがあります。主なメーカーと特徴は以下をご覧ください。

[主なメーカーと特徴]
メーカー 特徴
TRD社 トヨタのグループ会社でハイラックスに適合する純正のキャノピーを販売。
純正でカスタマイズしたい人におすすめ。
ARB社のキャノピー 運転席との間に開閉可能なウインドウがあり、表面加工が選べる。
maxliner社のキャノピー トップにルーフレールがあり、カラーバリエーションが豊富。
バック・両サイドの3方向の立ち上げが可能。
J’s工房 幌 開閉部分が丁寧に作られている。
アウトドアを楽しむ人に適している。
見た目がかっこいい。
softopper製のソフトシェル 見た目がスタイリッシュなのにリーズナブル。
骨組みにソフトシェルをかぶせているので折り畳みが可能。

本体価格が安いもの、アウトドアに向いているもの、そして使わない時には折りたたんで収納できるものもあり、用途に応じて選べます。

ハイラックスのキャノピーの価格は?

ハイラックスのキャノピーは新品と中古がありますが、それぞれどのくらいの価格なのでしょうか。

ハイラックス キャノピー 価格

新品価格

ハイラックスのキャノピーはメーカーにより異なります。新品の価格をよりイメージしやすいように、ハイラックスの純正を用いたTRD社のキャノピーについて紹介します。

TRD社のキャノピーは、360,000円(税抜)で、キャノピーの取り付け工賃は、13,500円(税抜)となります。トヨタの純正でキャノピーを付けた場合、360,000円+13,500円=373,500円(税抜)キャノピーを選ぶ上で一つの目安となるでしょう。

中古価格

ハイラックスのキャノピーの中古は、キャノピーを設置した状態で売りに出しているケースがありました。2022年9月調べでは28件と少なく、ハイラックスの本体価格を考えると、個別でキャノピーを購入して取り付けるより安く抑えることも可能です。

販売件数:28件
最低価格:1,272,728円(税抜)
最高価格:4,981,819円(税抜)

(2022年9月現在 Response中古車より)

また、オークションサイトでは中古のキャノピーの分類で未使用品を出品していますが、268,000円~448,000円と幅があり、上記で紹介した新車のキャノピーと差はありません。取り付けたいハイラックスに適合するかの確認が必要になりますし、新品と値段が変わらないのであれば、正規品をチェックする方が安全でしょう。

ただし、オークションサイトは日々出品される品物が変動するので、掘り出し物に巡り合える可能性もゼロではありません。参考程度にオークションサイトもチェックして判断するひとつの候補にしてみてください。

(2022年9月現在 ヤフオク!

ハイラックスにキャノピーをカスタムすれば車中泊は可能?

《画像提供:Response》ハイラックス キャノピー

ハイラックスにキャノピーを設置すると車全体が一体化するので、車中泊は可能ですが、いくつか注意点があります。それは、ワンボックスカーのように運転席と後部座席がつながっていないため、冷暖房がキャノピーに伝わらないという点です。

キャノピーは荷物の運搬用に作られているので、内側からの開閉はできないものもあり、その場合、少し隙間を開けて出口の確保や換気をする必要があります。

複数の人数で寝ることや、足を延ばして寝られるサイズ感ではないことも考慮しなければいけないポイントになるでしょう。

充電ケーブルやソケットもキャノピーの中に別で持ち込まなければいけないので、いろいろ不具合を感じるかもしれません。

ハイラックスにキャノピーを設置して車中泊するなら、ドアを開けて空気の入れ替えが可能な時期をおすすめします。

そして、車内で過ごせるようにLEDのライトや、充電用のケーブルも用意する必要があります。ハイラックスのキャノピーを基地にして、隣にテントを張って泊まることもできるので、ハイラックスのキャノピーを活かした使い方の模索をしてみましょう。

キャノピーを取り付ければ雨漏りはしない?

キャノピーはハイラックスにフィットする仕様になっていますが、完全に雨漏りがしないとはいえません。

キャノピーの取付要領書には、完全に雨を防ぐものではないとの注意があり、雪が降った場合には、荷台に乗った雪下ろしが必要です。また、5,000km走行ごとに目視での点検を推奨しています。

キャノピーを設置すると一体化しますが、あくまで荷物を運ぶ運搬用であることを意識する必要があります。

キャノピーの内装は?

ハイラックスのキャノピーは雨に濡れずに荷物を運搬することを目的に開発されているので、内装はシンプルな作りになっています。両サイドと後部に扉があり、鍵付きで防犯対策にも対応していますが、室内にライトがついていないものもあります。

シンプルな内装なので、カスタムはアイデア次第でいかようにも作れるというメリットがあります。

例えば、床に人工芝のシートを敷くだけで車内の雰囲気は変わりますし、ハイラックスの車高を生かして、キャノピーの内部に二段の棚を作ることもできます。

キャノピーの取り付けと取り外しについて

TRD社のキャノピーの場合、まずデッキ部分をきれいに水拭きし、キャノピー本体をハイラックスに乗せて固定し、後部を押してアタッチメントの位置を確認し、それぞれ固定していくという流れです。

作業自体は簡単に見えますが、キャノピーをハイラックスに乗せて位置を調整しなければいけないので、カスタムに慣れていない人には難しいでしょう。

同じ要領でキャノピーを取り外すことも可能です。キャノピーとハイラックスをつないでいるアタッチメントを外し、キャノピーをハイラックスから取り外します。

夏や秋など雨の心配がない季節に取り外す人やアウトドアに出かけ、キャノピーを取り外してテントのように骨組みを作った上に乗せるなど、プライベート空間として活用するという人もいます。

取り付け、取り外しともに慣れれば日常的に行えるようになるので、最初は業者にやってもらいコツを教えてもらい実践してみましょう。

キャノピーのメリット、デメリットについて

ハイラックスキャノピーはメリットがたくさんあるように見えますが、デメリットも存在します。どのようなものがあるのかひとつずつチェックしていきましょう。

メリット

ハイラックスにキャノピーを設置すると、見た目のインパクトが注目の的になり、重さも増すので安定感が出るというメリットがあります。また、車に乗せられる荷物の量が増える他、雨でも荷物を濡らさずに運搬が可能です。

さらに、キャノピーは取り外しが可能なので、雨が降る季節に活用する他、アウトドアで宿泊する際に足場を組んで独立させて利用することもできます。

デメリット

ハイラックスにキャノピーを設置するデメリットとしては、運転席から後ろが見えにくくなるという点があります。また、キャノピーを設置すると安定感は増しますが、風の抵抗を受けやすく加速に影響を感じる場合もあります。

物理的な問題として、ハイラックスの場合、車体の長さが5000mmを超えるため、立体駐車場に入ることができません。キャノピーを設置して駐車場に入る場合は、立体駐車場やガード下などの高さ制限に引っかかってしまう場合もあるので、その都度高さの確認が必要です。

まとめ

《画像提供:Response》
《撮影 雪岡直樹》TRDハイラックス(東京オートサロン2018)

ハイラックスのキャノピーは、荷物の運搬が多い人やアウトドアが好きな人にとっては重宝します。メーカーによって形や色、そしてオプションも異なるので、あなたのハイラックスにあったキャノピーを探してみましょう。

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