快適性能・車内空間
アクセラのモチーフは、サバンナを駆けるチーターの美しいフォルムです。走る歓びの追求は、粋を凝らしたエクステリアだけでなく車内空間の随所に現れています。運転席に座ると余計な力を抜いてリラックスできるのも、ユニット操作がスムースなのも、徹底的に計算された快適空間つくりの結晶なのです。
■概要・特徴
アクセラのディーゼル全車種はクリーンディーゼル補助金の対象であり、エコカー減税も適用されます。前者は購入後に申請を行います。平成29年2月末現在のクリーンディーゼル補助金の額は、グレードにより1万7千円から3万6千円です。排ガス不正問題で、ディーゼル車は一時期強烈な逆風をうけました。
けれどもマツダは、この問題を契機にグローバルで高い評価を受けました。ありえない低圧縮比で軽油を燃焼させて、NOxやススの排出を減らすスカイアクティブ技術は、マツダだけのオリジナルです。発表した数字に嘘偽りが一切なく、あっと驚く発想でクリーンディーゼル実現をやり遂げたメーカーとして、世に名を広める結果になりました。
■デザイン・ボディーカラー
アクセラはボディ8色から選択できます。ソウルレッドに次ぐ、新しいマツダのシンボルカラーが登場しました。新色マシーングレーがその色です。黒光りする日本刀のイメージを実現するために、塗料に混ぜるアルミフレークを一定方向に揃えて配置しました。
この匠塗によって、塗装面が乱反射せず、金属的な黒光りする質感が実現できたのです。マシーングレーは光の加減で、表情を劇的に変える色です。陽の当たらない場所では暗くて渋い鏡のようなグレーですが、日光を浴びると光沢のあるメタリックカラーへと変化します。ソウルレッドは華やかすぎると躊躇するドライバーに、格好の色ではないでしょうか。
■静粛性・シート
これまでのディーゼル車には、エンジンからガラガラ音がするイメージがありました。アクセラに乗ってみて驚くのは、その静寂性です。マツダが新開発したナチュラル・サウンド・スムーザーという制振装置が、ディーゼルノック音の低減を成功させたのです。
ピストンピンに組み入れたダンバーが燃焼によるピストン系のノック振動を打ち消すため、発進時やスローで運転中に聞こえたノック音が大きく抑制されています。この技術は新機械振興賞「経済産業大臣賞」を受賞しています。コスパは良いですがガラガラ音が嫌でディーゼルを諦めていた方には、嬉しくなる朗報ではないでしょうか。
■快適性能
人馬一体の走りを追求するアクセラのシートデザインは、フロントシートは走る楽しさ後部座席は開放感がテーマです。シートマテリアルに関しては、サイドサポートに部分的に本革が使われていますが、身体が直に触れる部分はラックススエードが張られています。
この素材は滑りにくくホールド性が高いので、走行時でも力を抜いてラクな姿勢で過ごすことができます。シートアレンジのカラーはグレードにもよりますが、黒か白から選べます。どちらを選ぶかによってインテリアの雰囲気がガラリと変わるので、より快適に感じる色を選びたいものです。
燃費・走行性能
マツダが、日本が、世界に誇るアクセラ。新しくなった理想のエンジン、SKYAKTIVEの走りごこち、ヨーロッパで大人気のデザインの裏側に隠された燃費と性能の走りへの秘密。今、乗りたくなる、愉しいを追求した車。
■走行性能
ディーゼルエンジンの常識を覆した、軽快で静かさなSKYACTIV-Dに新たな独創技術を投入されました。ナチュラル・サウンド・スムーザー、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールの導入により、より一の層静かさを実現しています。
アクセラの直噴ガソリンエンジンであるSKYACTIV-Gでは、全回転域にわたって運転しやすく、さらに低燃費を見せ付けます。新世代高機能シャシーによる電動パワーステアリングはなめらかでより自然で正確なものとなりました。さらに快適になった乗り心地を実感できます。
■運転支援
G-ベクタリング コントロール(GVC)が安定した操作性と、快適な乗り心地を高めてくれます。このマツダが開発した世界初のG-ベクタリング コントロール(GVC)により、驚くほど運動性能が向上し、新しいの車両運動性能を実現させています。
ここぞ、というときはDRIVE SELECTIONでさらなる加速ができます。「SPORT」モードにスイッチを入れると、アクセル操作に対して力強い加速を発揮し、合流時の加速もサポートします。思いのままの快適な加速を体感できます。
■燃費性能
燃費性能の向上させるため、空力性能にも注目しました。ボディ上部の気流とフロア下の気流を最適にバランスさせた空力グランドラインが、理想的な空気の流れ実現させました。「魂動」デザインによるボディラインに沿った理想的な空気の流れはデザインの素晴らしさだけでなく、高い燃費性能をも実現させています。
i-ELOOPでは減速時に発生する運動エネルギーを電気エネルギーに変え、無駄なく利用することにより、蓄電の素早さ、効率的な回生、それを効率的に使用という3点を同時に、しかも高いレベルで実現すること可能にしました。
■試乗記
重要な乗り心地は、素晴らしいとしか言いようがないと驚きの様子でした。新しく搭載されたG-ベクタリングにより「統一感」がさらに進化し、「人間の特性に基づいてクルマがどうあるべきかを考える」という開発哲学そのものの、よりなめらかな走りを実現してるんだそうです。
ドライバーとクルマとの一体感が増して、運転への自信が高まるような気さえもしますとのことです。420Nmのエンジンのおかげで街中ではらくらく、高速での追い越しで圧倒的な威力を見せ付けたそうです。合流もお手の物で、いかなるシーンでも全く性能的なストレスを感じずに走れるのには脱帽であったそうです。
装備・安全性
思わず振り返るようなカッコイイ車、納得のいく走りができて運転が楽しい。それでいて先進的な安全性能もシッカリ装備された車、そんな車が欲しい時たしかな答がひとつあります。国交省の安全評価もASV++(最高ランク)を付与されたマツダのアクセラなら、希望を全て叶えてくれます。
■予防安全性能
マツダの先進安全技術は、i-ACTIVSENSEと呼ばれています。i-ACTIVSENSEのサポートは、認知支援・運転支援・衝突回避という3つの柱で構成されています。Lパッケージやプロアクティブには全部の機能が標準装備されており、走る歓びを安心と信頼で支えてくれます。
安全機能がついていると運転が非常にラクになり、疲れ方が全然違ってくるのです。たとえば夜間のドライブの際、前を走る車や対向車に気を使って、いちいちハイビームからロービームに切り替えるのは面倒な作業です。
ところが、これを自動的に行なってくれるのが、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)です。またヘトヘトに疲れている時は高齢者でなくとも、ペダル操作を誤ることがあります。AT誤発進抑制制御も付いているのが心強いです。
■衝突回避性能
先進安全技術の花形は衝突回避性能です。アクセラに搭載された自動ブレーキ制御は、スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)と呼ばれています。ノロノロ運転時でも80Kmのスピードに乗って走行している時でも、前方の歩行者や先行車をカメラが検知し、ドライバーが警告に気づかない時は自動ブレーキをかけて衝突を回避してくれます。
人間の目以上の認識力を持つカメラが,常に前方確認に目を光らせています。メーカーによっては、カメラではなく赤外線センサーやミリ波レーダーを使う制御もあります。けれども、後者2つは悪天候に弱いという弱点があります。カメラ搭載のアクセラなら、雨の日や視界が悪い日でも心配はいりません。
■バリエーション・価格
アクセラの車種は、エンジンタイプとスタイリングで6バリエーションあります。エンジンはガソリン・ハイブリッド・ディーゼルの3タイプで、各グレードにセダンとハッチバック式のスポーツタイプ車種があり、駆動方式も2WDと4WDから選択できます。
走行性能も安全性能もインテリアも欲張りに追求したいドライバーには、最高グレードのクリーンディーゼル車種22XD L Package(6AT 4WD)がお奨めです。車体価格は税込3,310,200円ですが、スペックは価格以上との評判です。予算重視派は、1.5Lのガソリン車種15S・15Sに大注目です。セダンでもスポーツタイプでも、1,760,400円のお得価格からラインナップがあります。