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ブレーキダストとは?発生する原因と対策!

ブレーキダストとは?発生する原因と対策!

愛車を洗車して、ボディはピカピカになったけど、よく見るとホイールに黒いつぶつぶが。その正体は「ブレーキダスト」です。今回の記事では、ブレーキダストの原因と除去するために効果的なものをご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ブレーキダストとは?

ホイール磨きに効果、実力派ケミカル

ホイール磨きに効果、実力派ケミカル

自動車は単に走るだけでなく、安全に停止することも求められます。ブレーキは、高速で走行している状態から安全に減速・停止させる大切な役割を果たしています。

車のブレーキは、ディスクブレーキの場合はディスクローターにブレーキパッドという摩擦材を、ドラムブレーキの場合はドラムにブレーキシューと言う摩擦材をそれぞれ押しつけて、車輪が回転するエネルギーを熱に変換することで車輪の回転を止めます。

ブレーキをかけると摩擦が生じ、少しずつ表面が削れて粉末が発生します。この粉末がブレーキダストと呼ばれるもので、特にディスクブレーキではそれぞれの部品が外部にむき出しになっているため、発生したダストがそのまま空気中に放出されてしまい、ホイールなどに付着しやすくなっています。

ブレーキダストが発生する原因

輸入車対応のホイールコーティング剤

輸入車対応のホイールコーティング剤

ブレーキダストの正体はパッドによって削られたローター部分の鉄粉で、放置するとホイールの内側にびっしりとこびりついてしまいます。ちなみにブレーキパッドからも粉末が発生しますが、こちらは粒子が小さいので走行中に吹き飛ばされます。

パッドが削れた粉の成分は鉄なので重く、粒子の表面が尖っていることからホイールに付着してしまいます。ブレーキをかけるとローターとパッドを摩擦させるので、ブレーキダストが発生するのは仕方がないことです。高性能のブレーキほど、多くのブレーキダストが発生します。

ヨーロッパは高速道路の制限速度が高く設定されていて、時速150キロとか200キロで走行する乗用車も珍しくありません。速度域が広いことから、欧州車は高性能のブレーキを搭載していることが多いです。

そのため、国産車よりも輸入車がよりブレーキダストが発生しやすいといわれています。

ブレーキダストを放置するとどうなる?

ブレーキダストの主な成分は鉄粉なので、手入れをせずに放置し続けるとホイールが真っ黒になります。鉄粉がホイールに付着すると、固着して黒いシミになってしまいます。

ブレーキダストが付着した直後であれば、水洗いやカーシャンプーで簡単に落とすことができます。ただし放置すると金属粉が酸化して焼き付いてしまい、汚れを落とすことが難しくなります。

ブレーキダストを除去する方法

ブレーキダストクリーナー

ブレーキダストクリーナー

ブレーキダストがホイールに付着した場合は、早めに汚れを除去することが大切です。ここからは、ホイールに付着したブレーキダストを綺麗に除去する方法を見て行きましょう。

方法1.ホイールクリーナーを使う

ブレーキダストが付着して水洗いやカーシャンプーで落ちない場合は、ホイールクリーナーを使う方法があります。ホイールクリーナーは、ブレーキダストを落とすための専用の洗剤です。

そのため、普通のカーシャンプーでは落ちないブレーキダストも、簡単に洗い落とすことができます。ホイールクリーナーは製品ごとに使用方法に違いがあるので、説明書をよく読んでから使用するようにしましょう。

主にスプレー式で、ケミカル剤を吹きかけてから洗い流す方法が一般的です。

方法2.サラダ油を使う

身近にある物でも、ホイールにこびりついたブレーキダストを落とすことができます。市販のサラダ油を使えば、固着したブレーキダストを簡単に落とすことができるでしょう。

サラダ油を使えば、アルミホイールの表面を傷めるような強い成分ではないので、汚れが落ちたらしっかりと拭き上げるだけでよく必要がないというメリットがあります。

カーシャンプーなどで洗浄した後に、ブレーキダストがこびりついている部分にサラダ油を塗ります。しばらく放置すると汚れが浮いてくるので、歯ブラシやスポンジなどを使って汚れを落とすことができます。

方法3.サンポールを使う

ブレーキダストが固着して落ちない場合は、トイレ掃除用の洗剤(サンポール)を使う方法もあります。サンポールは希塩酸を含む酸性の洗剤で、ホイールクリーナーなどを使用しても落とせない固着したブレーキダストを綺麗にすることができます。

サンポールの使い方は基本的にトイレ掃除の時と同じすが、原液のままではホイールを傷めるおそれがあるため、まず水で希釈した状態から試してみることをおすすめします。

ホイールの固着したブレーキダストにサンポールを塗り。少し時間を置いてから歯ブラシや布などでこすると汚れを落とすことができます。最後に水でよくすすぎ、洗剤を完全に洗い落としましょう。

サンポールがボディに付着すると塗料が剥げてしまうので、汚れた部分以外には洗剤が付かないように注意しましょう。少しでも洗剤が残っているとホイールを腐食させてしまうので、しっかりと水洗いをする必要があります。

ホイール掃除頻度を減らしたい!対策方法はこれだ

気になる輸入車のホイールの汚れ

気になる輸入車のホイールの汚れ

ブレーキダストはこまめに掃除をして洗い落とすことが大切ですが、ドライブのたびに洗車をするわけにはいきません。ここでは、ホイールの掃除頻度を減らしたい人向けに具体的な対策を解説します。

ホイールをコーティングする

ブレーキダストがホイールに固着するのを防ぐために、汚れる前にコーティングをする方法があります。コーティングをすれば、ホイールの表面で鉄粉が固着するのを防ぐことができ、簡単に洗い落とせるようになります。

洗車の手間を省きたい方は、ホイールコーティングがおすすめです。

市販のホイールコーティング剤を使う

お金をかけずにホイールをコーティング加工したい場合は、市販のコーティング剤を購入して自分で作業をする方法があります。

市販のコーティング剤の中にはスプレー式の製品があり、洗車後にホイールに吹き付けて乾燥させるだけなので簡単です。コーティング剤を塗布した後は、完全に乾燥するまで自動車を動かさないように注意しましょう

コーティング業者に依頼する

高級車で高価なアルミホイールを装着している場合は、コーティング業者に依頼する方法もあるでしょう。業者に依頼すれば、プロがアルミホイールを傷めないようにコーティング加工をします。

ボディのガラスコーティングを依頼する際に、ホイールも一緒に依頼することも可能です。
コーティング業者に依頼する場合は、ホイールサイズやタイヤの本数によって料金が発生します。1本あたりの費用の相場は7000円から1万円です。

ダスト低減ブレーキパッドに交換する

最近は、ブレーキダストの発生を抑える「ダスト低減ブレーキパッド」が販売されています。このようなブレーキパッドに交換すれば、ブレーキダストの量を減らすことができます。

ブレーキダストの発生を抑えることで、ブレーキディスク・ドラムの寿命が長くなるというメリットがあります。欧州車の純正パッドを使用すると大量のブレーキダストが発生するので、すぐにホイールが汚れてしまいます。

ダスト低減ブレーキパッドに交換するだけで、ホイール汚れを大幅に低減させることができます。ダスト低減ブレーキパッドに交換したとしても、スピードを出して頻繁にブレーキを使用すると短期間でホイールが汚れてしまいます。

ブレーキダストを防ぐためにパッドを交換することに加えて、スピードの出し過ぎに注意をすることも大切です。

まとめ

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自動車を運転してブレーキを使用すると、ブレーキダストが発生してホイールが汚れてしまいます。ブレーキダストがホイールに付着するは仕方がないことで、こびりついてしまう前にこまめに洗い落とすことが大切です。

洗車の負担を減らすためには、コーティングを施したりダスト低減ブレーキパッドを使用することができるでしょう。

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