ポルシェ カイエンとは?
カイエン GTS クーペ
ポルシェ カイエンはポルシェ初のSUVとして発売されました。ポルシェはあくまでも新しい形のスポーツカーとしていましたが、高級SUV分野に参入を考えていたポルシェとフォルクスワーゲンとの思惑が合致し、開発費用を分担し共同開発された戦略モデルとなります。
フォルクスワーゲンのトゥアレグとは共通のFFベースのプラットフォームとなります。初代は2002年より発売されています。
現行型は2018年より販売されており、3代目になります。
ポルシェ マカンとは?

ポルシェ・マカン
ポルシェ マカンはカイエンよりも一回り小さいSUVとして2014年から日本で販売が開始されました。マカンのプラットフォームおよびコンポーネンツの1/3をアウディ Q5と共有しています。
また、マカンの車名の由来はインドネシア語でトラを意味しているんだとか。では次に外観やサイズの違いについて詳しく見て行きましょう。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】外観やサイズ!
カイエンとマカンを外観やサイズから比較していきます。実際のサイズはどのくらい違うのでしょうか。
■ポルシェ カイエン外観
ポルシェ カイエンターボクーペ
ポルシェ カイエンターボクーペ
パッと見ポルシェに共通して感じる印象的なデザインの印象を強く受けたスポーティで洗練されたデザインです。一見、スポーツカーともSUVとも見えてしまう、両者のいいとこ取りのデザイン性の高さに魅了されてしまいますよね。
一度は乗ってみたいハイクラスの高級SUVと言えるのではないでしょうか。では、カイエンのサイズを詳しく確認しておきましょう。
■ポルシェ カイエンのサイズ
ポルシェ・カイエン GTS 新型
カイエンのサイズは、
全長4,920mm×全幅1,985mm×全高1,695mm
となっています。
■ポルシェ マカン外観
ポルシェ・マカン 改良新型
ポルシェ・マカン 改良新型
マカンの外観は、カイエンの外観を少し残しつつ、コンパクトにした印象を強くうけたデザインとなっています。実際のサイズはそれほど小さくなっていません。
カイエン同様、スポーティで高級なデザイン性の高さは受け継がれたデザインとなっています。では、マカンのサイズを確認しておきましょう。
■ポルシェ マカンサイズ

ポルシェ・マカン
マカンのサイズは
全長4,695mm×全幅1,925mm×全高1,625mmとなっています。
マカンのサイズはカイエンと比べて全長225mm、全幅60mm、全高70mmの違いがあり、さほど大差があるようにも思えません。デザイン的な違いからか、サイズをちゃんと知るまでは、実際のところかなりサイズに差があると感じていました。
カイエンとマカンは、全高があるので立体駐車場に停めるのは困難ですよね。特に都会だと立体駐車所が多くなっていますので、そこはSUVの仕方ないところです。
では、次に気になるグレードや価格について見て行きましょう。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】グレードや価格!
気になるカイエンとマカンのグレードと価格を徹底比較していきます。
■ポルシェ カイエンの価格
ポルシェ カイエンのグレード・価格一覧表
グレード | 価格(消費税込) |
Cayenne | 10,710,000円 |
Cayenne Coupe | 11,820,000円 |
Cayenne E-Hybrud | 12,750,000円 |
Cayenne E-Hybrud Coupe | 13,430,000円 |
Cayenne S | 13,990,000円 |
Cayenne S Coupe | 14,850,000円 |
Cayenne GTS | 16,820,000円 |
Cayenne GTS Coupe | 17,520,000円 |
Cayenne Turbo | 19,830,000円 |
Cayenne Turbo Coupe | 20,630,000円 |
Cayenne Turbo S E-Hybrid | 24,080,000円 |
Cayenne Turbo S E-Hybrid Coupe | 24,650,000円 |
2020年9月現在ポルシェ公式サイト調べ
■ポルシェ マカンの価格
ポルシェ マカングレード価格一覧表
グレード | 価格(消費税込) |
Macan | 7,370,000円 |
Macan S | 9,010,000円 |
Macan GTS | 10,620,000円 |
Macan Turbo | 12,520,000円 |
2020年9月現在ポルシェ公式サイト調べ
カイエンとマカンのグレードや価格を調べて来ましたが、カイエンはグレードが充実していることがよくわかります。
カイエンの一番安いグレードとマカンの中ぐらいのグレードが価格帯が変わらないので、カイエンとマカンの購入を悩んでいる方は、ご自身が気に入ったデザインや機能などを基準に選ぶといいかもしれませんね。
では、次に内装について詳しく見て行きましょう。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】内装!
ポルシェは2019年にカイエンにクーペモデルを導入するなど、更にユーザーが選べる基準を広げています。それに加えて内装デザインもこだわりが感じさせられるデザインに進化しているようです。では、実際のデザインはどうなっているのでしょうか。
■ポルシェ カイエンの内装
ポルシェ カイエンターボクーペ
ポルシェ カイエンターボクーペ
だが、カイエンターボクーペの異端はそれだけにとどまらない。なんとピラーのすべてが切り詰められているのだ。カイエンよりも全高が低い。チョップドルーフだというのだから驚きだ。室内のユーティリティが特徴であるはずのSUVなのに、室内空間を大胆に犠牲にしている。これが異端でなくて、なにを異端と言えばいいのだろうか。
室内に座ってみるとそれは明らかになる。天井が迫ってくる。強い圧迫感というほどではないが、ピラーが20mm切り詰められたことは、窓枠の狭さで想像できる。カイエンターボクーペはそんな特異なモデルなのだ。
(引用文はカイエンと比較した内容)
2019年に投入されたカイエン ターボ クーペの室内環境は、従来のカイエンと比較しても狭くなっているようです。
走行性能を重視したカイエンは、室内を削ってまで走行性能を追求した結果といえます。カイエンのファンにとっては、購入時の選択肢が増えているのでうれしいかもしれませんね。
カイエンの内装は、スポーティでかっこいいつくりと言えます。さすが、スポーツカーで有名なポルシェのデザイン性の高さが伺えます。
ポルシェファンは、スポーティな走りやデザインを求めたユーザーが多いのかもしれませんね。
■ポルシェ マカンの内装
ポルシェ・マカン 改良新型
インテリアでは、ダッシュボードのデザインを変更した。『911』シリーズと共通の小径マルチファンクションGTスポーツステアリングをオプションで用意した。ステアリングホイールに、モードスイッチやスポーツレスポンスボタンを配置した。これらは、「スポーツクロノパッケージ」の一部として、改良新型マカンに設定される。
ポルシェ・マカン 改良新型
マカンの新型改良の内装を詳しく見て行くと、ダッシュボードのデザインの変更により、更にスポーティなデザインに変更されています。
スタイリッシュなデザイン性の高さはカイエンとマカン共通のデザインといえますよね。コックピットのようなダッシュボードのデザインにも注目です。
外車ならではの洗練されたデザイン性の高さを味わうことができる内装となっています。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】中古価格
中古車価格は2020年9月現在の情報です。
■ポルシェ カイエン中古価格
カイエンの中古価格を調査すると、約54.0万円〜2509.0万円程になっています。
■ポルシェ マカン中古価格
マカンの中古価格を調査すると、約368万~1,280万円程になっています。
カイエンは型式の古いものから中古市場にたくさん車がありましたが、マカンの方が在庫が少ない分、中古価格もカイエンよりも高くなっているようです。
カイエンの方が中古車選びは、在庫がたくさんある分、選択肢がたくさんあるように感じました。ぜひ、中古車をご検討の方は、ご自身の予算や外観に合った車を探してみてくださいね。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】試乗記!
カイエンとマカンの試乗記を詳しく見て行きましょう
■ポルシェ カイエンの試乗記
搭載されるエンジンはV型8気筒4リットルツインターボ。最高出力は550ps。770Nmものトルクを炸裂する。そのパワーは強烈で、0-100km/hは3.9秒だというからこれはもう狂気である。そのままアクセルペダルを踏み続けていれば、286km/hに達するというから恐ろしい。
それだけならまだしも、コーナリングも得意だというから開いた口が塞がらない。基本は4WDではあるが、トルクベクタリングマネージメントが走りをシャープに整える。慣性に負けてアンダーステアに陥ろうとするその時、左右のトルクを自在にコントロールするばかりか、ブレーキ制御をも加えてライントレース性を確保する
さらにご丁寧に、リアステアも電子制御である。極低速ではリアが逆位相となる。Uターンや車庫入れの時には重宝するだろう。巨体を持て余すことはない。意外に切れる。高速域ではスピンモーメントに陥ろうともしないのは、同相になってスタビリティを確保するからだ。良心的である。
だがドライバーがその気になってコーナリングを開始すると、逆相を適度に絡ませることで、剃刀のような鋭いハンドリングを見舞うのだ。
カイエンの試乗記を見ると、コーナリングでも鋭いハンドリングを発揮することができるので、走行性能も安定していることがわかります。
さすが、ポルシェだと感じさせられるつくりですよね。
■ポルシェ マカンの試乗記
試乗車のホイールはマカンが20インチ、マカンSが21インチを履いていた。どちらも標準では18インチだそうだから見た目はいいが、少々乗り心地は硬そうだ。と、思いきや今回の試乗ではどちらのモデルも乗り心地がよかったのが印象的。特にマカンSはエアサス仕様だったためか、しっかりした接地感を出しながら当たりの柔らかさも感じさせてくれた。長く走っているとサイズ以上の高級感を味わえる。
4気筒のマカンのトータルでのバランスのよさが光っていた。乗り味もそうだが、加速感も増したような気がする。それにハンドリングの軽快さも。きっとボディ剛性アップと軽量化が行われたのだろう。マカンに関してはグループ内での共有化が目立ってしまうが、最終的な味付けはちゃんとポルシェしている。そして今回4気筒のマカンはその味付けがより濃くなったようだ。
マカンの試乗記は、やはりカイエンと比較すると、車体も小さい分走りは劣ってしまいますが、サイズ以上の高級感を味わえるつくりが実現されているといえます。
ハンドリングも軽快で、ボディ耐性もアップされているので、こちらもクラス内では安定した走行性が実現しているようです。
気になった方は、実車で試乗してみてコーナリングや走行感覚なども確認してみてくださいね。
【ポルシェ カイエンとマカン徹底比較】口コミや評判!
カイエンとマカンの口コミや評判をSNSを中心に探っていきます。
■ポルシェ カイエンの口コミ
カイエンの口コミをピックアップしてみましたが、やはりランニングコストがかかりそうな車だと感じられます。でも、これは外車全般に言える事ですよね。
乗り心地も、やはり高級車でとても乗り心地がいいようですね。