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【2021年版】EVはこれでわかる!徹底解説と主要車種大解剖!

【2021年版】EVはこれでわかる!徹底解説と主要車種大解剖!

最近のEVが凄いらしい!「リーフ」だけでなく「ホンダe」も魅力的です。でも色々問題もあるみたいだしEVってどうなの?今回はそんなEVについて改めて解説し、最新のEV事情もご紹介します。

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EVとは?

トヨタの新型電動SUV(フルEV)のティザーイメージ

ガソリン車やディーセル車を含む自動車は燃料をエンジンで燃焼させ、その動力で車を駆動させるのに対して、EV(Electric Vehicle)は、電気をエネルギー源としてモーターを駆動して走行します。

その仕組みは、電気を蓄えるバッテリー、その電気を使用して車輪を回転させるモーター、そして電池から供給される電気エネルギーを調整してモーターの出力をコントロールする制御装置からなっています。

これがEV(電気自動車)の基本的な構造です。

現在のEVはどうなっている?

プジョー e-208プラットフォーム

EVはその性質からガソリン車のように回転数を上げなくても、最初から太いトルクが得られるので、優れた加速性能が可能になり静粛性にも優れています。走行性能の良さはガソリン車に負けないものの、その航続距離が問題点とされていました。

なぜ、走行距離が伸びなかったのかといえば、バッテリーの性能によるものでした。しかし、小型軽量なリチウムイオンバッテリーが採用され始めると搭載容量が増え、飛躍的に航続距離が延び、実用十分な航続距離となっています。


EV普及の問題点

給電スポット

ガソリン車でも満タンでの走行距離は限界がありますが、高速道路でも一般路を走行中でもガソリンスタンドに困ることは少なく、多少燃費の悪い車でも実用上の不便は感じません。

しかし、増えているとはいえ、充電スポットがガソリンスタンドのようにどこにでもある状況ではありません。そして、自宅で充電できるのは基本一軒家であり、集合住宅や月極駐車場を利用する人にはEVの所有は困難なのが現状です。

また、充電には約20~30分かかることと、設置している数も少ないので、残りの航続可能距離が少なくなると目的地を変更してでも充電スポットを探すことになってしまいます。

そして、航続距離を増やすのはバッテリーの容量を増やすことで解決しますが、その分販売価格が跳ね上がるので、航続距離と販売価格のバランスを取るのが難しいのです。

加えて、世界中の自動車メーカーが電動化を進めていることからバッテリーのコストは下がりつつありますが、今度はバッテリーとその周辺部品の争奪戦が繰り広げられることが予想されます。

その問題が、フルEVであるホンダ eやレクサス UX300eが受注台数を極端に少なく制限していたり、人気のRAV4 PHVが早々に受注停止に追い込まれたりした原因とされています。

最新のEVをご紹介

日産 リーフ

日産 リーフe+

日産リーフはEVならではの経済性と環境性能に加え、走行性能や静粛性、アクセルペダルのみで、発進から減速、停止保持までが可能な「e-Pedal」などの新しい運転感覚をもたらし、EVの魅力を広げてくれました。

また、航続距離は40kWhモデルで322km(WLTCモード)、2019年1月に追加設定された62kWhの「リーフe+」では、航続距離458km(WLTCモード)を実現し、最高出力160kW、最大トルク340N・mとなり、最高速度も約10%向上されて高速走行時の加速性能を大きく向上させています。

そしてハイパフォーマンスモデルのNISMO、上級装備のAUTECHなどガソリン車に劣らないグレード展開となっているのもリーフの特徴です。

やはり航続距離が130km以上違うとなると、62kWhモデルだけで良いような気もしますが、車両価格が約100万円高くなることを考えると40kWhモデルがあえてラインナップしてある理由もわかります。

日産 リーフのスペックと価格



車両本体価格(消費税抜き)
リーフ 40kWh(NISMO含む)
3,024,000円~3,904,000円
リーフ e+ 60kWh
4,010,000円~4,544,000円

(2021年3月現在 日産公式サイトより)


総電力量40kWh 62kWh(e+)
種類
交流同期電動機
駆動用バッテリー総電圧
350V
最高出力

40kWh 110kW(150PS)/3283~9795rpm

62kWh 160kW(218PS)/4600~5800rpm 

最大トルク

40kWh 320N・m(32.6kgf・m)/0~3283rpm 

62kWh 340N・m(34.7kgf・m)/500~4000rpm

交流電力量消費率WLTCモード

(JC08モード)

40kWh 155Wh/km(120Wh/km)

40kWh 159Wh/km(127Wh/km) AUTECH

40kWh 177Wh/km(137Wh/km) NISMO

60kWh 161Wh/km(125Wh/km)

60kWh 164Wh/km(133Wh/km) AUTECH

充電時間(普通充電)

40kWh 

3kW普通充電器 約16時間

6kW普通充電器(オプション) 約8時間

60kWh

6kW普通充電器 約12.5時間

充電時間(急速充電)
40kWh/60kWh 約40分(80%充電)/約60分(80%充電)

(2021年3月現在 日産公式サイトより)

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ホンダe (ホンダ・イー)

ホンダe アドバンス

ホンダの量産車初のEVとなる「ホンダe」は、都市型EVとして2020年10月に発売されました。

シンプルでモダンなデザインのボディは全長約3.9mとコンパクトながらも、力強い走りや取り回しの良さにつながるリアモーター・リアドライブのレイアウトとなっている点が個性的な車種です。

搭載するバッテリーは容量が少なめで、航続距離は259〜283kmと、一般家庭で一晩で充電できるサイズというこだわりから採用されています。

そして、ダッシュボードには世界初となる5つのスクリーンが水平に配置され、表示機能を選択することもでき、またサイドカメラミラーシステムの標準装備など、多彩な先進機能を搭載しているのも「ホンダe」の特徴です。

ただし、走行距離が短めであっても、400万円を超える価格はコンパクトサイズゆえに割高感が否めません。少し装備を落としてでも300万円台のグレードが加わればかなり印象も異なるはずです。

それでも販売は好調なようで、2021年2月現在の納車時期目安は5月以降とアナウンスされています。


ホンダeのスペックと価格



車両本体価格(消費税抜き)
ホンダe4,100,000円
ホンダe アドバンス
4,500,000円 

(2021年2月現在 ホンダ公式サイトより)


総電力量35.5kWh
種類
交流同期電動機
駆動用バッテリー総電圧
355.2V
最高出力

100kW(136PS)/ 3,078 -11,920rpm

113kW(154PS) / 3,497 -10,000 rpm アドバンス

最大トルク

315N・m(32.1kgf・m)/0~2,000rpm 

一充電走行距離WLTCモード

259~283km 

充電時間(急速充電)
30分(80%充電)

(2021年2月現在 ホンダ公式サイトより)

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マツダ MX-30 EV MODEL

マツダ MX-30 EV MODEL

観音開きのリアドアや、他のマツダ車とは異なるデザインとなるMX-30は、2.0Lのマイルドハイブリッド仕様が先行発売され、2021年1月に待望のEVモデルが発表されました。

MX-30のEVモデルである「MX-30 EV MODEL」は、マツダらしい動的性能を実現する電動化技術である「e-SKYACTIV」が採用され、バッテリーは35.5kWhの容量で、WLTCモードの走行可能距離は250kmとなっています。

そのため、遠出は苦手なのですが日常使いなら十分の性能です。それでも物足りないと思う人は、マイルドハイブリッド仕様のMX-30にするのがベストチョイスかも知れません。

あるいは、2022年にも追加設定される予定の、ロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーバージョンも航続距離が伸びるものと思われるので、それを待つことになるでしょう。

グレード構成はベース車のEVに加えて、装備違いのBasic Set、Highest Setと3つあり、価格差は大きくありませんが、いずれも400万円を超えています。

マツダ MX-30 EV MODELのスペックと価格



車両本体価格(消費税抜き)
MX-30 EV4,100,000円
MX-30 EV Basic Set
4,170,000円
MX-30 EV Highest Set
4,500,000円

(2021年2月現在 マツダ公式サイトより)


総電力量35.5kWh
種類
交流同期電動機
駆動用バッテリー総電圧
418V
最高出力

107kW(145PS)/4,500~11,000rpm

最大トルク

270N・m(27.5kgf・m)/0~3,243rpm 

一充電走行距離WLTCモード

256km 

充電時間(普通充電)

200V 12時間(3kW)/5時間(6kW)

充電時間(急速充電)
40分(80%充電)

(2021年2月現在 マツダ公式サイトより)

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日産 アリア

日産はクロスオーバーEVの「アリア」を2021年中に発売予定としており、実質購入価格は約500万円からとされています。

アリアは、EVならではの力強い走行性能と、新開発の4輪制御技術「e-4ORCE」による前後モーターのトルク制御で、意のままのハンドリングやスムースな乗り心地、そして優れた操縦安定性を発揮します。

また、デザインでは、組子細工が表現されたフロントシールド、工芸品のような木目調パネル、乗員を温かく迎える照明など、先進と伝統の融合という新時代の日産EVの姿を表しています。

さらに、現在公開されている情報では、新開発の電動パワートレインは、動力性能と充電性能、航続距離を高次元に実現し65kWhと90kWhの大容量バッテリーを採用し、航続距離は、最大で610kmとされています。

そして、先進運転支援システム「プロパイロット2.0」を始めとする始めとする全方位の安全技や、「プロパイロット リモート パーキング」、「e-Pedal」に加えて、最新のヒューマン・マシン・インターフェースがドライバーのストレスを軽減します。

日産 アリアのスペック

日産 アリア

総電力量kWh
種類
交流同期電動機
最高出力(最大トルク)

160kW(300N・m) 178kW(300N・m) 250kW(560N・m) 290kW(600N・m)

航続距離(WLTCモード前提の日産測定値)

430-610km 

(2021年3月現在 日産公式サイトより)

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まとめ

国産車メーカーによる日本国内で発売されるEVは、まだ多くはありませんが、これからますます増えてくるのは間違いありません。出遅れていると言われるトヨタもこれから新車ラッシュが開始され、日産・三菱のアイ・ミーブに変わる軽EVも見逃せません。

当サイトでは、カーライフを大きく変える可能性のあるEV情報を、これからも随時お届していきます。

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