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トヨタ カローラスポーツとは?実用性の高いスポーツカーの代表

トヨタ カローラスポーツとは?実用性の高いスポーツカーの代表

トヨタの定番モデル、カローラの名を冠するスポーツモデルであるカローラスポーツを紹介します。概要やスタイリング、走行性能などの魅力や、コストパフォーマンスの面についても詳しく紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


トヨタカローラスポーツとは

≪写真提供:response≫トヨタ カローラスポーツ

現在トヨタではとても多くのモデルが販売されていますが、その中でも特に長い歴史を持つモデルのひとつがカローラです。トヨタの顔的な存在であり、同時に日本の大衆車の定番として幅広い層に愛されたカローラ。現在では、大衆車としてのポジションはコンパクトハッチバックのヤリスなどに譲っていますが、依然としてトヨタの代表モデルとしてラインナップにその名を連ねています。

カローラが登場したのは1966年のことで、現在のシリーズが12世代目にあたります。そんな最新世代の最初のモデルとして投入されたのが今回ご紹介するカローラスポーツです。カローラというとセダンを思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、このカローラスポーツはハッチバックモデルとなっています。

スポーツタイプのハッチバックは近年のトレンドのひとつとなっており、2020年にはトヨタが久々の純トヨタ産本格スポーツカーとして発売したGRヤリスが大きな話題を呼んだのも記憶に新しいところです。その他にもマツダ3ファストバック、スズキのスイフトスポーツなど、スポーティな走行を楽しめるハッチバック車は各メーカーから販売されており高い人気を集めています。

そんな中、2018年にカローラの名を冠したスポーツハッチバックとしてカローラスポーツは登場しました。ここではまず、カローラスポーツがどんなモデルなのかを詳しくご紹介します。

実用性の高いスポーツモデル

カローラはもともと日本を代表する大衆セダンというイメージが強いことから、カローラスポーツのハッチバックデザインをみると違和感を覚える方も多いかもしれません。もちろん、これまでもカローラの名を冠したハッチバックモデルな何度か登場しています。しかし、このカローラスポーツは第12世代目のカローラシリーズの最初のモデルとして発売されたのです。つまり、最新型カローラの代表モデルであると言えます。

時代によってさまざまなモデルのイメージは大きく変化するものです。そんな中、日本市場においてセダンの市場は縮小傾向にあり、カローラが長年にわたって君臨してきた「大衆セダン」というカテゴリーは消滅しつつあります。実際に多くのメーカーがこのカテゴリーから撤退しており、大衆車のポジションはコンパクトハッチバックに譲る形になりました。同時にセダンは高級路線のモデルが中心となっています。

しかし、トヨタの高級路線のセダンにはすでにクラウンとカムリがあり「大衆車」のイメージが強いカローラに入る余地はあまりありません。そんな状況の中で、カローラの新しい姿として誕生したのがカローラスポーツであると考えることもできるでしょう。

実際に、カローラスポーツに続いて2019年に登場したカローラセダンはこれまでのイメージとは大きく異なるものでした。これまでのカローラのセダンモデルは5ナンバーサイズに収められていたのに対して、生まれ変わったカローラセダンは3ナンバーサイズに拡大され、デザインもよりスポーティで高級感あるものへと一新されています。カローラスポーツはこの新しいカローラに繋げるためのモデルという意味合いもあったのかもしれません。

そんなカローラスポーツですがその名の通り、本格的なスポーツ走行も楽しむことのできるハッチバックモデルとして仕上げられています。もちろん、カローラの名を冠する以上は実用性もしっかりと確保されています。内装はシンプルながらも十分な広さが確保されており、スポーツモデルにありがちな後部座席が狭すぎるといったこともありません。

実用性の高い5ドアを維持している点もポイント。このように、スポーティさと実用性を見事に両立させたモデルとなっています。

運転する楽しさを味わえる走行性能

カローラスポーツは運転を楽しめる車として開発されており、非常に優れた走行性能を誇ります。パワーユニットは1.2Lのターボエンジンモデルと1.8Lのハイブリッドモデルの2種類がラインナップされています。ターボエンジンモデルは、非常にレスポンスがよく、アクセル操作に対して素早く反応してくれます。

ハイブリッドモデルにはターボは搭載されていないものの、より排気量がアップしていることによって十分なパワーを発揮してくれます。また、ハイブリッドモデルではモーターのみで走行できる「EVドライブモード」が装備されており、深夜や早朝などにもエンジン音を気にせずに走行可能です。

実用性の高い車内空間

実用性を考える上でやはり重要となるのは車内の広さです。後部座席でも十分な広さを確保しているという点は先ほどもご紹介しましたので、ここではラゲッジスペースの広さに注目しましょう。

カローラスポーツのラゲッジスペースは後部座席を使用している状態でも十分な広さがあります。スポーツモデルでありながら、コンパクトハッチバックのアクアなどより広いスペースが確保されていますので、荷物の積載量も十分です。さらに、リアシートを倒すことによって、最大で1.7m程度の奥行きのスペースを確保できます。

これだけの広さがあれば、かなり大きめの荷物でも楽に詰めますし、大柄な人でなければ足を伸ばして寝ることもできます。

また、リアシートは6:4で分割して倒すことができるので一部のシートを積みながら長さのある荷物を積むといったレイアウトも可能です。

日常の足として使いやすいサイズ感

日常の足としても使いやすい「ちょうどいいサイズ感」もカローラスポーツの魅力のひとつです。従来のカローラシリーズよりも幅が拡大されたこともあって3ナンバーサイズとなっていますが、全長もコンパクトにまとめられているので小回りが利き、とても運転しやすいモデルに仕上げられています。全高も抑えられているので、都市部などに多い一般的な機械式駐車場の利用も可能。

このように、スポーツモデルでありながら実用性も高く、気軽にハンドルを握ることができるという点もカローラスポーツの魅力となっています。

カローラスポーツのライバル

≪写真提供:response≫トヨタ カローラスポーツ

車の購入を検討する際には、ライバルとなるモデルと比較したいという方も多いでしょう。

そこで、ここではカローラスポーツのライバルにあたるモデルを3種類ほどピックアップして特徴などをご紹介します。

ホンダ シビックハッチバック

≪写真提供:response≫ホンダ シビックハッチバック

近いサイズ、スペックのモデルとしてはまずホンダ シビックハッチバックが挙げられます。ハッチバックモデルながらややセダンに近いシルエットとなっており、よりスポーティなデザインに仕上げられています。

走行性能にも定評があり、カローラスポーツの購入を検討する際には強力なライバルとなるでしょう。

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マツダ3ファストバック

≪写真提供:response≫マツダ3ファストバック

マツダ3ファストバックもカローラスポーツのライバルとして挙げられます。前身のアクセラ時代からスポーツモデルがラインナップされており、これまでのノウハウを活かした高い走行性能が魅力です。

マツダ独自のスカイアクティブX技術を投入した新世代ガソリンエンジンモデルもラインナップされており、こちらもその高い性能が評価されています。

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スズキ スイフトスポーツ

≪写真提供:response≫スズキ スイフトスポーツ

スポーティでありながら、同時に高い実用性を誇るモデルとして外せないのがスズキのスイフトスポーツです。ベースとなっている定番コンパクトハッチバックであるスイフトをよりスポーティにチューンしたモデルで、使い勝手と走行性能の両面で世界的に高い評価を集めています。

本格的なスポーツモデルながら価格も抑えられており、コスパが高いという点も魅力。

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カローラスポーツの価格、燃費は?

≪写真提供:response≫トヨタ カローラスポーツ(海外仕様)

自動車の購入を検討する際には価格や燃費といったコスト面も重要なポイントとなります。

そこで、ここではカローラスポーツの価格や燃費などをご紹介します。

グレード別の新車価格

カローラスポーツのベースグレードにあたるガソリンエンジンの「G“X” 6MT」は1,971,818円(税抜)です。ガソリンモデルの上位グレードにあたるにあたる「G“Z” CVT・2WD」が2,332,727円(税抜)となっています。同じパワーユニットを持つモデルながらベースグレードと上位グレードでは30万円以上の価格差があります。

ハイブリッドモデルのベースグレードにあたるのが「HYBRID G“X”」で、価格は2,261,818円(税抜)となっており、ガソリンエンジンの上位モデルと比較すると価格がかなり抑えられています。ハイブリッドモデルの上位グレードの「HYBRID G“Z”」は2,582,727円(税抜)です。

このように比較するとガソリンモデルとハイブリッドモデルの価格差はそれほど大きいわけではありません。ただし、ガソリンエンジンモデルはターボが搭載されているという点もあり、一概にハイブリッドが上位とは言い切れないことも考えて検討する必要があるでしょう。

※情報は公式サイトより(2021年5月時点)

ガソリン

G“X” 6MT
2WD:1,971,819円
G“X” CVT
2WD:2,001,819円
4WD:2,181,819円
G 6MT
2WD:2,127,273円
G CVT
2WD:2,168,182円
4WD:2,348,182円
G“Z” 6MT
2WD:2,291,819円
G“Z” CVT
2WD:2,332,728円
4WD:2,512,728円

※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格はすべて税抜き価格です

ハイブリッド

HYBRID G“X”
2,261,819円
HYBRID G
2,418,182円
HYBRID G“Z”
2,841,000円

※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格はすべて税抜き価格です

特別仕様車

特別仕様車 G“Style Package” 6MT
2WD:2,218,182円
特別仕様車 G“Style Package” CVT
2WD:2,259,091円
4WD:2,439,091円
特別仕様車 HYBRID G“Style Package”
2WD:2,509,091円

※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格はすべて税抜き価格です

カローラスポーツの中古車市場価格

カローラスポーツは発売されてから3年ほどしか経過していないこともあって、中古市場の価格もそれほど下がっていません。そのため、人気の上位グレードで程度のいい車体になると200万円前後になってしまいます。

新車価格と比較してもそれほどお得感はないでしょう。

カローラスポーツの燃費

カローラスポーツの燃費はグレードによって異なっています。ガソリンエンジンモデルはWLTCモードで15.2〜16.4km/Lです。ハイブリッドモデルは25.6〜30.0km/Lとなっています。いずれも非常に優秀な燃費性能であると言えるでしょう。

ガソリンエンジンモデルでも15km/Lを超えるのは、普通乗用車としては驚きの数値です。

まとめ

≪写真提供:response≫トヨタ カローラスポーツ

カローラスポーツはスポーティな走行性能で「走る楽しさ」をしっかり感じさせてくれるハッチバックです。同時に十分な実用性も確保しており、日常の足としても使いやすいスポーツカーとして非常に魅力的なモデルと言えます。

これからスポーツ系のモデルや、ミドルサイズのハッチバックの購入を検討している方はチェックしてみましょう。

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