魅力満載すぎて売れまくりの最新コンパクト「トヨタ ヤリス」
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス
2020年に登場して以来、国内市場だけでなく海外でも大好評となっているのがトヨタ ヤリス。元々はヴィッツの海外仕様名として代々用いられてきたヤリスですが、4代目にして国内市場向けでも車名をヤリスに統一しており、国内では新鮮な印象の名前ですよね。
とはいえ、コンパクトなボディに洗練されたデザイン、使い勝手の良い室内と、ヤリスはヴィッツの美点をそのまま引き継いでいますし、新たな魅力もたくさん追加されています。
その評価は国内外ともに高く、特に欧州では初代ヤリスに続いて現行型も欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、好評となっているようです。
また評論家たちの評価だけでなく、一般ユーザーからの評価も高く、登場直後から爆発的な人気を獲得しており、新車販売台数ランキングでもヤリスシリーズが首位常連となっています。
そんなヤリスの魅力を細かく分析しつつ、日々利用されることの多いコンパクトカーだけに重要視しておきたい室内の工夫や機能の数々を詳しくご紹介していきます。
トヨタ ヤリスの数多ある魅力、おさらいしよう
■ハイブリッドもガソリンも!低燃費と走行性能を両立
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス
特にハイブリッド車では世界トップクラスという36.0km/Lという低燃費を実現しているなど、パワートレイン全体の効率向上とボディの軽量化などが進められた高効率な走行こそ、ヤリスの大きな魅力の一つです。
ハイブリッドもガソリンも、燃費スペシャル仕上げで運転は二の次といった印象ではなく、キビキビとした加速やハンドリングでドライブの楽しさも忘れていません。新たに採用されたコンパクトカー向け新プラットフォーム「GA-B」によって向上した剛性によって、乗り心地もしっかり感がありつつも快適な仕上がりです。
■トヨタ初機能も多数、充実の安全装備
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス デジタルメーター
交差点シーンでの対向車や対向方向からの歩行横断者の検知にも対応するなど、トヨタとして初めてとなる機能も搭載されたヤリスの予防安全機能・運転支援機能パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、コンパクトクラスながらかなり高機能で、大型高級車にも見劣りしない安全性能が確保されています。
また、運転支援機能としてトヨタ チームメイト(アドバンストパーク)機能も用意されており、こちらはハンドルの操作と、アクセルとブレーキの操作を全て車任せで駐車ができる優れもの。白線などで区画されていないスペースへの駐車アシストにも対応するメモリ機能は、世界初の機能となっています。
■充実の商品性でこの価格!リーズナブルさも魅力
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス
コンパクトなボディにこれだけの魅力を凝縮していながら、お求めやすい価格設定を維持している点もヤリスの大きな魅力です。エントリーグレードとなる1.0リッターエンジンのX“Bパッケージ”グレードでは税抜価格で120万円台からの設定となっており、リーズナブルさが際立ちます。
ブラックルーフとなるツートーン仕様も含め、15通りもの豊富なカラーバリエーションもヤリスの特徴ですが、なんと最廉価グレードまで含めて全色選択が可能という点は珍しいポイント。オーナーの個性までしっかり表現できそうな自由度の高さがうれしいところです。
トヨタ ヤリスのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,940mm×1,695mm×1,500mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,550mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,060kg | |
燃費 | WLTCモード:35.8km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリンハイブリッド 1,490cc | |
エンジン最高出力 | 67kW(91PS)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf・m)/3,800-4,800rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 59kW(80PS) | |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 1,936,364円(消費税抜) |
新基軸満載!工夫いっぱいのヤリスのインテリアに大注目
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス インテリア(室内色:クレアトープ)
ヤリスの魅力をさらっとご紹介してきましたが、あえて触れなかったヤリスのインテリアこそ、使い勝手抜群の新しいアイデアがたくさんで、大きな魅力のある部分となっています。
日々通勤やお買い物にも使いたくなるコンパクトサイズだからこそ重視したい室内の使い勝手や工夫が満載ですので、どれもしっかりチェックしておきたいところです。
■精悍なブラック系、暖かみのあるトープ系で選べる室内色
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス インテリア(室内色:クレアトープ)
コンパクトクラスながら、ヤリスはインテリアカラーがしっかり選択できる点はまず大きなポイントでしょう。廉価グレードとなるX系では「ブラック」インテリアのみの設定となっていますが、中間グレードとなるG系、最上級のZ系では、インテリアカラーだけでなくシート表皮も複数用意されている充実っぷりです。
G系では標準設定の内装色は「ブラック」ながら、落ち着きのあるブラウン系の「トープ」も設定が選べますし、メーカーオプションのコンフォートシートセットを選択するとシート表皮がトープとブラックのツートーンカラーとなるなど、よりシックな印象が強まります。
Z系でも標準設定の内装色は「ブラック」ですが、室内加飾パネルが上質感のあるローズメタリックとなるほか、メーカーオプション設定される「クレアトープ」はダッシュボードの一部がクリーム系になるなどより明るい印象で、合成皮革とツィード調ファブリックが用いられたシート表皮も相まって高級感すら感じさせる仕上がりとなっています。
■トヨタ初!ターンチルトシートで和服やスカートでも楽々乗り降り
トヨタ ヤリス ターンチルトシート
ヤリスがトヨタ車で初めて装備する「ターンチルトシート」は、前席への乗り降りを一気に楽にしてくれる優れものです。運転席と助手席、それぞれに設定がありますし、幅広いグレードで選択が可能なので、ドライバーもパッセンジャーもその恩恵にあずかることができます。
ターンチルトシートでは、レバーを操作するとシートが車両外側にターンしつつ、シート前方がやや下降したチルト状態となることで、両脚を揃えたままでの乗り降りが可能になり、和服やスカートでもスムーズに乗り降りできます。
これまで福祉車両として用意されてきたような同機能ですが、オプション設定としてより手軽に選択できるようになったことは大いに歓迎できることでしょう。
■こちらもトヨタ初!使い勝手バツグンの運転席イージーリターン機能
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス 運転席イージーリターン機能 専用レバー
まるで高級車のメモリー機能付きパワーシートを思わせる快適機能が、こちらもヤリスがトヨタ車として初めて装備する「運転席イージーリターン機能」です。専用のレバーで運転席のスライド位置を記憶させておくことができるこの機能、一度使ってみると病みつきになること間違いなしです。
小柄な方だと、運転時にはかなり前方に運転席をスライドしていることも多いはず。そうなると問題なのが乗り降りのしにくさで、乗り降り時には運転席を後方にスライドするという方も多いのではないでしょうか。そのようなシーンでも、運転席イージーリターン機能を備えていればレバー操作で記憶させた位置まで一発で復帰させることができるので、細かな調整を毎回する必要がなくなります。
この機能は最上位となるZ系に標準装備されるほか、G系でもメーカーセットオプションを選択すれば装着することが可能です。
■実は大きな特「長」!広い視界と運転に集中できるレイアウト
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス ステアリングホイール
運転にしっかりと集中でき、欲しい情報がさっと目に入るように作り込まれたヤリスのダッシュボードのレイアウトやピラーの構造などは、実はヤリスのインテリアの大きな魅力のひとつでもあります。
上位グレードではデジタル式、下位グレードでアナログ式となるメーターは速度や警告表示などが確認しやすいですし、高い位置に装着されたディスプレイオーディオも視認性が抜群。低めに抑えられたダッシュボード高によって、前方に開けた視界が確保されています。
ステアリングホイールにメディア操作や運転支援機能操作などのボタンがまとめられているので、手を離さずに操作が可能な点もうれしいポイントですね。
■全車標準「ディスプレイオーディオ」はApple CarPlayやAndroid Autoに対応
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス ディスプレイオーディオ
標準装備はオーディオレス仕様というコンパクトカーも多い中、ヤリスは全車で「ディスプレイオーディオ」を標準装備。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しているので、お使いのスマートフォンのナビアプリなどを活用することもできます。
ディーラーオプションとなるナビキットを装着すれば、これまで同様に車載ナビとしても使用可能な上、こちらも全車で標準装備されるDCM(専用通信機)を活かしたコネクティッド機能もより活用ができるようになるなど、高級車顔負けの機能性の高さです。
廉価なX系では7インチディスプレイとなりますが、それ以外のグレードでは8インチの高精細なディスプレイで、見やすさも抜群です。
■ヘッドアップディスプレイやアンビエント照明なども用意あり
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス(欧州仕様車) ヘッドアップディスプレイ
ついにコンパクトカーでもここまで豪華装備が備わるかと驚いてしまいそうなのが、最上位グレードのZ系のインテリア。
ブルーの爽やかな照明がナイトドライブに華を添えるLEDアンビエント照明が標準装備されるほか、メーカーオプション設定とはなりますがカラーヘッドアップディスプレイまで用意されています。
こちらもメーカーオプション設定とはなるものの、合成皮革とツィード調ファブリックの上質なシート表皮も選択できるなど、小さな高級車的な性格もあるヤリスのZ系グレードは、より大型の車からのダウンサイズにも最適かもしれませんね。
■手の届くところ、欲しいところに揃ったニクい収納スペース
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス 買い物アシストシート
助手席側ダッシュボードやセンターコンソールのオープントレイ、使い勝手のいいカップホルダーなど、手の届くところに使いやすい収納スペースが多数備わっている点もヤリスの使い勝手の良さのポイントでしょう。
標準装備が最上位のZ系グレードのみとなっている点は残念ではあるものの、ちょっと隠しておきたい荷物や靴などの収納に最適な助手席シートアンダートレイや、助手席に置いた荷物がブレーキ時などに滑り落ちるのを防いでくれる買い物アシストシートなど、工夫の凝らされた装備も見所です。
また、こちらもZ系グレードのみの装備ではありますが、荷室の使い勝手を一気に向上させるアジャスタブルデッキボードにも注目。上段ポジションにしておけば荷室を二階建てに分けて使うことができますし、下段ポジションにすれば117mmも荷室高が増し、背の高い荷物でも収納しやすくなります。
ヤリスで注目の室内装備、ヤリスクロスやGRヤリスでも選べるの?
トヨタ ヤリスクロス
見どころ満載のヤリスのインテリアですが、姉妹車であるヤリスクロスやGRヤリスでもこれらの特徴的なインテリアの機能は選択できるのでしょうか?
ヤリスクロスでは、ヤリスがトヨタ初採用となったターンチルトシートや運転席イージーリターン機能を選択することができ、ヤリス同様に使い勝手の良い室内空間を実現できます。最上位のZ系ではなんと6ウェイパワーシートまで備わるなど、ヤリスよりも上級志向な豪華さがヤリスクロスのポイントでしょう。
トヨタ GRヤリス
残念ながらGRヤリスでは、走行性能を追求した性格ということもあって便利機能の装備数はやや限定的。特に前席は大柄なスポーツ系のシートが装備されるので、ターンチルトシートなどは用意されていません。
とはいえ全グレードでカラーヘッドアップディスプレイがメーカーオプション設定されるなど、ヤリスの特徴を引き継ぐ部分もありますし、荷室は後席を格納すればフルサイズのタイヤ4本に工具類まで収納できるなど、レース参戦にもぴったりなユーティリティ性能が確保されています。
まとめ
《画像提供:Response 》トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリスのインテリアで注目しておきたい魅力の数々をご紹介してきました。
デザイン、燃費、価格など、注目ポイントが多数で目移りしてしまうヤリスながら、室内の上質感や便利さの追求もしっかりと行われていることがお分かりいただけたはずです。
数々の便利機能ですが、グレードによって選択ができるものとできないものがありますので、ヤリスをお求めの際には注意しておきたいところですね。
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よくある質問
■ヤリスならではのインテリア装備はなに?
数多くのトヨタ車の中でヤリスが初採用となった「ターンチルトシート」や「運転席イージーリターン機能」は、毎日使う相棒だからこそうれしい工夫のある装備として注目です。また、コンパクトクラスとしては珍しく、合成皮革を用いた高級感のあるシート表皮も用意されています。
■ヤリスはインテリアカラーを選べるの?
トヨタ ヤリスは、標準設定は全グレードでブラック仕上げながら、ハイブリッドGとGではダークブラウン調の「トープ」色も選択可能なほか、最上位グレードのハイブリッドZとZでは明るめな「クレアトープ」色も用意されています。
トヨタ ヤリスの燃費 金メダル級の高効率?!世界頂点級のハイブリッドとガソリン、実燃費は | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/5596シャープなデザインと優れた走行性能をひっさげて、ヴィッツに代わる新たな名前で登場した「トヨタ ヤリス」は、2020年のデビューから国内市場だけでなく世界的な人気を獲得しています。そんなヤリス、ハイブリッド車では世界トップレベルの低燃費を実現しているなど、その高効率性がハンパないことはご存知でしたか? 話題のハイブリッド車だけでなく、力強さのガソリン車まで含めて、ヤリスの燃費を分析していきます。
トヨタ ヤリスのユーザー評価・評論家評価・実燃費まとめ | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/55952020年2月に発売されて以降、国産コンパクトカーの人気を牽引する立場を維持し続けているトヨタ ヤリス。お求めやすい価格帯ながら充実の機能と優れたデザインが印象的ですが、車の魅力は写真やカタログの数値では測り切れない部分もあるものですよね。そこで、実ユーザーや自動車評論家がヤリスに乗ってどのように感じたのかを、実燃費とともにチェックすることで、ヤリスの具体的な評価を確認していきましょう。