2023年のゴールデンウィーク(GW)の新幹線混雑予測はこちら
2022年ゴールデンウィークの休みはいつから?
今年2022年のゴールデンウィークはどのようなスケジュールになっているか確認してみましょう。
■2022年ゴールデンウィークは最大10連休も可能
4月29日(金) | 昭和の日 |
4月30日(土) | 休日 |
5月1日(日) | 休日 |
5月2日(月) | 平日 |
5月3日(火) | 憲法記念日 |
5月4日(水) | みどりの日 |
5月5日(木) | こどもの日 |
5月6日(金) | 平日 |
5月7日(土) | 休日 |
5月8日(日) | 休日 |
2022年のゴールデンウィークは、土日休みの方にとっては飛び石の連休パターンとなります。5月2日(月)と5月6日(金)に平日が2回入るので、平日に休みを取るか取らないかで連休の組み合わせが変わります。
平日に休みを取らない場合
3連休が2回の後の土日休み
平日に休みを取る場合
5月2日(月)を休めば、7連休のあとに1日平日をはさんで土日休み
5月6日(金)を休めば、3連休のあとに6連休
5月2日(月)と5月6日(金)の両方を休めば、10連休
新型コロナウイルス感染症の影響は?
2022年3月21日に、まん延防止等重点措置も全面解除となりました。3回目のワクチン接種率も増加傾向にあり、それに伴って大型連休中の人の動きも活発化しそうです。
ここでは昨年2021年のゴールデンウィークと直近の大型連休であった年末年始の新幹線の利用状況を振り返りながら、新型コロナウイルスの感染状況や世間の外出意識の調査結果などから、2022年のゴールデンウィークの新幹線の混雑予測をしていきます。
■新幹線利用者数はコロナ禍以前の水準まで増加するか?
まずは昨年のゴールデンウィークの新幹線の利用状況を見てみましょう。
JR東日本:ゴールデンウィークの新幹線利用者数対比(2021年度対2019年度)
2021年度 (1) | 2019年度 (2) | 対比 (1)/(2) | |
利用者数 | 103.2万人 | 383.8万人 | 27% |
緊急事態宣言が発出された中での大型連休であったこともあり、コロナ禍以前と比べて利用者は大幅に減少していました。
次に、コロナ禍ではありましたが、ワクチン接種者数も増えた2021年~2022年の年末年始の新幹線利用状況にはどれぐらいの変化があったのでしょうか?
JR東日本:年末年始の新幹線利用者数対比(2021年度対2019年度)
2021年度 (1) | 2019年度 (2) | 対比 (1)/(2) | |
利用者数 | 318.2万人 | 413.6万人 | 77% |
コロナ禍以前と比べると約8割の利用者数という状況ですが、2021年のゴールデンウィーク期間の対比と比較すると大きく増えています。
2021年~2022年の年末年始は、東京都内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されましたが、ワクチン接種も進んでいたことや直前の感染者数がかなり減少していました。
上記の環境変化と合わせ、すでに旅行や帰省の予定を立てられていた方も多かったのか、新幹線の利用者数の増加に繋がったと推察されます。
■3回目のワクチン接種が増加!比例して外出意欲も高まる?
ワクチン接種率は、2回接種完了者の接種率は約80%でほぼ横這いとなっていますが、3回目のワクチン接種を行った人の割合は2022年3月11日時点で約30%に近づき、さらに増加傾向にあります。
産経新聞社が実施したワクチン接種者への意識調査では「大いに安心」「少し安心」が85.1%、ワクチン接種により再開したいことの1位が「旅行」となりました。
産経新聞社:ワクチン接種後の生活に関する調査
産経新聞社:ワクチン接種後の生活に関する調査
同意識調査のなかで、ワクチン接種を行う人が増加していくことでの集団免疫の獲得にも期待が集まっており、ゴールデンウィークまでのワクチン接種者数の増加に伴い、外出意欲も比例して高まっていくこともうかがえます。
■公共の交通機関を使うことへの不安も
外出意欲の高まりはうかがえるものの、新幹線をはじめとした公共の交通機関の利用意識はどう変化しているのでしょう?
株式会社J.D. パワー ジャパンによる調査では、新型コロナウイルス流行前後で遠距離移動のための公共の交通機関の利用者は大きく減少する結果となりました。
株式会社J.D. パワー ジャパン:「コロナ禍でのカーライフやクルマの意向」に関するアンケート
ここまで、新幹線の過去利用状況や、新型コロナウイルスの感染状況、ワクチン接種率、意識調査など、多岐に渡る資料から考察してきました。
ここまでの結果をまとめると、2022年のゴールデンウィークを利用して外出や旅行を計画する人が増え、人出は増える見込みはあります。
しかしながら、感染対策意識から公共の交通期間の利用を控えようという人も一定量いるため、新幹線の利用者数は昨年のゴールデンウィークや年末年始よりは増加するものの、コロナ禍前の水準までは戻らないことが予測されます。
なお、今後の感染者数の推移、新型コロナウイルスの変異株、ワクチン接種率の推移、政府や自治体の動きによって状況は変わりますので、その時々の最新情報をもとにゴールデンウィークの計画をされることをおすすめします。
混雑のピークはいつ?過去実績から新幹線が混雑する日を予測
ゴールデンウィークの新幹線移動のピークがどこになるのか、混雑を回避するためにも具体的な情報を把握したいところです。ここからは混雑する日を知るために、昨年2021年の新幹線と在来線を合わせた指定席予約状況を振り返ってみましょう。
■JR東日本 2021年ゴールデンウィーク期間の混雑日
東日本旅客鉄道株式会社:「ゴールデンウィーク期間」の指定席予約状況のお知らせ(2021年度)
JR東日本における2021年ゴールデンウィーク期間での指定席予約が最も多い日は、下りが5月1日(土)、上りが5月5日(水)でした。
■JR西日本 2021年ゴールデンウィーク期間の混雑日
山陽新幹線 | 下り:5月1日(土) | 上り:5月5日(水) |
北陸新幹線 | 下り:5月1日(土) | 上り:5月4日(火) |
在来線 | 下り:5月1日(土) | 上り:5月4日(火) |
JR西日本における2021年ゴールデンウィーク期間での指定席予約が最も多い日は、下りが5月1日(土)、上りが5月4日(火)・5月5日(水)でした。
■2022年ゴールデンウィークの新幹線の混雑日は?
昨年は一部飛び石の連休パターンで、4月29日の指定席予約数がやや増加しているものの、ゴールデンウィークの中心となる連休のはじまりと終わりに指定席予約が集中する傾向が見て取れます。
この結果から、2022年のゴールデンウィークにおいては、下りは連休のはじまりの日である「5月3日」、上りは連休の最終日になる「5月5日」に指定席予約が集中し、混雑することが予測されます。
ゴールデンウィーク直前のニュースをチェック!(更新)
新幹線についてJR各社は、昨年と比べ1.6倍を超える予約が入っていると発表しました。
JR各社の4月14日の発表によると、2022年のゴールデンウィーク期間の新幹線指定席の予約数は、昨年2021年と比べて東海道新幹線では2.4倍近くに大幅に増加。山陽新幹線で2.1倍、上越新幹線で1.6倍を超えていて、全体でも昨年と比べて1.6倍を超えています。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大前の2018年と比べると、全体の予約数は半分程度にとどまっています。
JR東日本は、昨年と比べて予約数が大幅に伸びている状況について、昨年のゴールデンウィーク期間は緊急事態宣言中だったため、今年はその反動で予約数が伸びたのではないかと分析しています。
また、ほとんどの新幹線で下りは4月29日、上りは5月5日の予約数が最も多くなっているということです。
新幹線のきっぷ予約はお早めに!
■新幹線の指定席予約は乗車日1ヶ月前から
新幹線の指定席予約ができるタイミングは、インターネット予約、駅窓口などすべての予約場所で共通で、乗車日の1ヶ月前(前月の同じ日)の午前10時からです。
例えば、ゴールデンウィークの5月3日に乗車する場合は4月3日の午前10時から予約開始されます。混雑が予想される日の乗車は予約が殺到し、希望の座席が予約できないこともありますので、予定がすでにお決まりの方は早めの予約をおすすめします。
より確実に座席を確保したい場合には、インターネットからの申し込みに限りますが、発売開始日より1週間前に予約できる「事前申込サービス」も利用するのがよいでしょう。なお、こちらは「確実に座席が確保できるわけではない」のでご注意ください。
事前申込サービスについては下記URLをご確認ください。
事前受付について|JRきっぷ ご利用ガイド:えきねっと(JR東日本)
https://www.eki-net.com/top/jrticket/guide/jizen/index.htmlえきねっと「JRきっぷ申込」で乗車日の1ヶ月前のさらに1週間前からお申込みができる「事前受付」のご案内
■指定席が満席に!自由席を確保するためには?
ゴールデンウィークの混雑する日は、予約タイミングが遅れてしまうと指定席が満席になってしまう場合もあります。
その場合は自由席を確保する必要がありますが、指定席が満席の日は当然自由席の競争率も高く、通路まで乗客があふれてしまいます。
自由席を確保できる保証はありませんが、指定席を予約できなかった方のために実践できる方法を紹介します。
始発駅から乗車する
たとえば東海道新幹線下り線の東京駅と品川駅のような、始発駅と途中停車駅の距離がそこまで離れていない場合は始発駅から乗車しましょう。
始発駅であれば、新幹線が到着したときに既に自由席が埋まっていたということはありません。乗車したい新幹線に既に多くの人が並んでいれば、1~2本後に発車する新幹線に早めに並び直すこともできます。
始発や遅い時間を選ぶ
午前6~7時台の早朝や午後9時以降の遅い時間など、特に混雑する時間帯を避けることで自由席を確保できる確率は少なからず上がります。
ただし、始発に乗車する場合は発車駅に向かうまでの在来線にはさらに早い時間に乗車しなければいけませんし、遅い時間は目的地への到着が深夜になってしまい、乗り継ぎの交通機関が動いていない場合も。移動計画をしっかり立てたうえで乗車時間を決めましょう。
自由席の多い号車に並ぶ
在来線の場合、先頭車両が比較的混雑しないイメージがありますが、新幹線では1号車は運転室があるため最も席数が少なくなります、また、奇数号車にはトイレや洗面台が設置されているため座席数が少なくなります。
このように新幹線は号車によって座席数が違いますので、自由席の列に並ぶ際には偶数号車を選ぶようにしましょう。
まとめ
2022年のゴールデンウィークに向けて、新幹線の混雑予測を紹介しました。
昨年のゴールデンウィークは緊急事態宣言が発出もあり、外出自粛を余儀なくされましたが、ようやく行動制限の緩和やワクチン接種も進んできたことで、「今年こそは」とゴールデンウィークの外出計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
新幹線をはじめ各公共交通機関も感染対策を実施していますが、未だコロナ禍は完全に収束したとはいえません。混雑する時期の外出においては、ご自身でも十分な感染対策を心がけ、2022年のゴールデンウィークを楽しんでください。
よくある質問
■2022年ゴールデンウィーク(GW)はいつからいつまで?
2022年のゴールデンウィーク(GW)は、4月29日から5月5日までの一週間になります。その後の5月6日が金曜日で土日が続きますので、間にある平日の5月2日と5月6日をお休みにすれば10連休にすることもできます。
■新幹線の自由席を確保するためには?
ゴールデンウィーク(GW)の新幹線は特に混み合いますので、自由席の競争率は普段より高くなります。指定席が予約できず自由席を確保しなければいけない場合は「始発駅から乗車する」「始発や遅い時間を選ぶ」「自由席の多い号車に並ぶ」などの方法が有効です。