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自動車アフターマーケットショー「SEMAショー2023」開催概要と注目の出展企業を紹介

自動車アフターマーケットショー「SEMAショー2023」開催概要と注目の出展企業を紹介

「SEMAショー」は、世界最大規模の自動車アフターマーケットショー、パーツ見本市です。今回は、SEMAショー2023の開催概要や注目の出展企業、SEMAショー2022の様子などをまとめました。

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SEMAショーとは

《写真提供:response》《写真撮影 後藤竜甫》 SEMA.SHOW 2021

「SEMAショー」とは、加盟社数が7,000ほどある米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association)が主催する、ビジネス関係者をターゲットとした世界最大規模の「自動車アフターマーケットショー」のこと。このショーには、大手自動車メーカーだけでなく、比較的規模の小さなカスタムパーツメーカーやツールメーカーも多数参加します。

自動車アフターマーケットとは、自動車を購入してから必要とされる物品や用品、カスタム品、技術、サービスなどの総称です。多くの国際モーターショーが自動車やモビリティそのものが中心に構成されるショーなのに対し、SEMAショーはカスタムパーツ、やラッピングといったアフターマーケットパーツが主役となるため、多くのモーターショーとは異なる存在です。

こうしたカスタムパーツにスポットライトが当たるイベントといえば、日本では「東京オートサロン」が有名です。しかし、東京オートサロンが一般公開されているのに対し、SEMAショーは業界関係者に向けて開催されるトレードショーという点で違いがあります。

また、東京オートサロンはカスタムカーの展示が中心ですが、SEMAショーはプロ向けなので、よりマニアックなパーツ、ツール、教育展示などが多いのも特徴です。

さらに、SEMAショーの第1回開催は1967年で、50年以上の歴史を持つのに対し、東京オートサロンは第1回開催が1983年という点も、アメリカにおける自動車アフターマーケットの歴史の深さが伝わってきます。

というのも、アメリカには元々「ホットロッド(HOT ROD)」といった自動車カスタムの文化があります。そうした土壌の中で、フォードFシリーズ、ダッジ・ラムといったピックアップトラックのカスタムや、マスタングやコルベットなどのマッスルカーチューニングが人気を博してきました。そのためアメリカには、アフターパーツを生産するメーカーが数多くあり、有名なブランドだけでも数百、小規模メーカーを含めると数えきれないほど存在しています。

SEMAショーは、こうした長い歴史と文化が作り上げてきたアフターパーツやカスタムカーに出合える、特別なモーターショーです。

SEMAショー2023の開催概要

《写真提供:response》《写真撮影 後藤竜甫》 SEMA.SHOW 2021

開催展名

SEMA Show 2023

開催日時

2023年10月31日(火)~2023年11月03日(金)

会場

ラスベガス・コンベンションセンター(Las Vegas Convention Center,LVCC)

住所:3150 Paradise Rd, Las Vegas, NV 89109 アメリカ合衆国

主催者

Specialty Equipment Market Association(SEMA)

出展対象品目

リスタイリング&カーケアアクセサリー、モバイルエレクトロニクス&テクノロジー、衝突修理&補修、レース&パフォーマンス、トラック、SUV&オフロード、パワースポーツ&ユーティリティービークル、ビジネスサービス、ホイール&アクセサリー

開催周期

毎年

入場資格

ビジネス関係者

入場方法

入場資格はビジネス関係者に限られ、一般の方の入場はできません。

入場のための登録には、雇用を確認するため直近2つの給与明細書やビジネス写真ID、現在有効なビジネスライセンスや税登録証明書、または事業登録が必要で、審査はかなり厳格です。

さらに、会計事務所、自動車関連以外の企業、弁護士・法律事務所、展示会業界サービス会社、運送業者、自動車以外のグラフィックス会社、保険代理店、モデル事務所・エージェント、包装会社、販促品会社、ソフトウェア会社、旅行代理店・代理店などの業種登録は認められていないのでご注意ください。

過去の実績(2022年)

来場者数:130,000人
出展社数:3,000社

SEMAショー2023ではどのような商品が展示されるのか?

《写真提供:response》《写真撮影 後藤竜甫》 SEMA.SHOW 2021

近年、もっとも商品が増えているのが「電気自動車(EV)」に関連したパーツです。2023年に事実上撤回されましたが、EU(ヨーロッパ連合)は2035年にガソリンなどで走るエンジンタイプの自動車の新車販売をすべて禁止する方針を示していました。そのため、ここ数年各自動車メーカーがEV開発にシフトしており、EV車シェアも増加しています。そのためSEMAショーでも、EV関連パーツが数多く出展されます。

ほかにも、「オフロードビークル(Off-road vehicles)」つまり悪路走行に特化した自動車パーツの出展も豊富です。オフロードビークルはアメリカで人気のジャンルで、カスタムしがいのある自動車といえるでしょう。

さらに「マッスルカー(Muscle cars)」は、SEMAショーで人気の出展分野です。マスタング、コルベット、カマロといったアメリカ発のマッスルカーは数多く、パーツやアイデアも豊富です。

注目の出展企業

3M

《写真提供:response》《撮影 中込健太郎》 オートサービスショーでは主にボディの磨き関連の商品を展開。

「3M」はアメリカ ミネソタ州に本社を構え、創業から100年以上の歴史を持つ、世界的化学・電気素材メーカーです。粘着テープを筆頭に、研磨材、電気絶縁材、セラミック材料、医療用製品、産業用製品など幅広く事業を展開。身近なところでは、ポスト・イットノートやスコッチ テープ(日本でいうセロハンテープ)などが有名です。

自動車関連では、ラッピングフィルムやコーティング製品、テープなどが有名で、その他にクリーニング用品、コンパウンド、断熱・吸音・電気絶縁材、高性能な補修キットなども提供しています。 

Castrol(カストロール)

《写真提供:response》ホンダ・シビック WTCC

「Castrol(カストロール)」は創業1899年の歴史あるエンジンオイルのブランドです。自動車用エンジンオイル、オートバイ用オイル、船舶用潤滑油など、あらゆる用途に対応する高性能オイル、潤滑油、グリースを開発・製品しています。

カストロールのオイルといえば独特の「甘い香り」がすることで知られていますが、これはブランド名の由来にもなった「ひまし油(Castor Oil)」をベースに作られているためだといわれています。

CHANNELLOCK, Inc.(チャンネルロック株式会社)

「CHANNELLOCK, Inc.(チャンネルロック株式会社)」は、1886年にアメリカ ペンシルベニア州で設立された高品質なプライヤー、およびハンドツールを提供しているメーカーです。元々は蹄鉄工用の工具を製造していましたが、プライヤー、ニッパー、スパナなどに拡大していきました。

ツールにスカイブルーのハンドルグリップが付けられるのが特徴で、スナップオンやマックツールといった一流ブランドにもOEM供給しています。

Fortune Auto

「Fortune Auto」は、日本車およびヨーロッパ車向けに高性能サスペンションシステムを開発・販売している会社です。

世界最速のタイムアタックを追求する「The Global Time Attack」の公式サスペンションサプライヤーであり、さまざまなレースに対応したサスペンションを提供しています。

James Baroud(ジェームス・バロウド)

《写真提供:response》災害時にも活躍する大容量の積載量のコンテナ&ルーフテントがセットになった小型トレーラー「かるキャンフォローミー」……神奈川キャンピングカーフェア

「James Baroud(ジェームス・バロウド)」は1997年にポルトガルで創業されたブランドで、ルーフテントが有名です。ルーフテントとはその名のとおり、車の屋根部分に設置するテントのことで、一般的なテントに比べて設置の手間や時間がほとんどかかりません。しかも、車の上で星空を眺めたり、災害避難時の就寝場所にできたりと、多様な用途が期待できます。

日本では1990年代後半に、ルーフ部分にポップアップテント「オートフリートップ」を備えた、マツダの「ボンゴフレンディ」が話題になったので、ルーフテントを懐かしく感じる方もいらっしゃるかもしれません。「James Baroud(ジェームス・バロウド)」のルーフテントなら、ルーフバーがあればほとんどの車に設置可能です。

KICKER(キッカー)

《写真提供:response》Photo by オージー キッカー・CSS674

「KICKER(キッカー)」はアメリカ オクラホマ州スティルウォーターで創業されたスピーカーブランドです。特徴は、まるでシートを蹴とばすように感じるほどメリハリの効いた図太い低音で、いかにもアメ車らしいサウンドを提供しています。

最近では自動車用オーディオやサブウーファーだけではなく、マリン用やバイク用オーディオ、Bluetoothスピーカーやヘッドフォンなど、幅広いラインアップでユーザーを広げています。

Ko-ken USA

「Ko-ken(コーケン)」は1946年創業の日本のソケットレンチ専門メーカーで、冷間鍛造から熱処理、メッキまでを自社で行っています。

基本性能の向上を徹底的に追求し、スタンダードソケットはより短くより薄く、ラチェットハンドルはよりヘッドを小さくなど、より高いレベルのソケットレンチを提供し続けています。

積水エスレック

「積水エスレック」は60年以上にわたり、自動車などで使用される合わせガラス用PVB中間膜、S-LEC(エスレック)フィルムを研究・提供しています。焼けつく日差しやUVから人とモノを守りつつ、遮音に貢献する製品です。

とくに近年のEV車は、フロントガラス・ルーフガラス・リアガラスが一体になったような近未来的デザインが増加しており、それに伴ってガラスによる熱マネージメントの重要性が増してきました。積水エスレックでは、デザイン性や快適性に配慮しつつ、エアコンなどの消費電力を削減する合わせガラスに着手しています。

Unicorn Tire Corporation(ユニコーンタイヤ株式会社)

「Unicorn Tire Corporation(ユニコーンタイヤ株式会社)」はアメリカに拠点を置くタイヤメーカーで、乗用車用から商用車、バス、トラックまで、幅広いサイズのタイヤを魅力的な価格で提供しています。

日本でもコストパフォーマンスに優れたブランドとして、ユニコーンタイヤが供給する「HIFLY TIRES」を見かけることが多くなりました。

Snap-on(スナップオン)

《写真提供:response》本数本数限定で特別価格で販売されていたラチェットハンドル

「Snap-on(スナップオン)」は1920年にアメリカ ウィスコンシン州ミルウォーキーで設立された工具メーカーで、ソケットレンチを発明したことで有名です。レンチのハンドルとソケットを分離させる画期的なアイデアで、自動車整備現場から工具を圧倒的に減らしました。

また「Snap-on」で有名なのは、一部の消耗品などを除いて工具が「無期限保証」であること。それだけ製品に対する自信があり、市場から信頼されている証しでしょう。

SEMAショー2022で注目された商品を紹介!

《写真提供:response》《写真撮影 後藤竜甫》 SEMA.SHOW 2021

SEMAショーでは毎年、新商品が登録されて、その中から最優秀賞などが発表されます。ここでは、昨年2022年に受賞した商品をいくつか紹介します。

「Engineered New Product」を受賞した「Electronic StraightGate 50(Turbosmart社)」は、ターボエンジン用の50mm バタフライ バルブ スタイルの外部ウエストゲートで、これまでの商品より多くの流量を提供。さらに、より正確なブーストコントロールを実現するため、制御とほぼ線形の応答を提供します。

「Electric Vehicle Product」を受賞した「Active Performance Sound(Borla Performance社)」は、EV車に従来の内燃機関車のようなパワートレインの音を再現する商品です。ただ音を出すだけにとどまらず、スピード、パワー、トルク、負荷などをゼロ遅延で反映し、静かすぎるEV運転に、音による運転感覚と興奮を加えてくれます。

「Off-Road/4-Wheel Drive Product」では「VICTRA SPORT EV(Maxxis Tire社)」が受賞。これは最新の超高性能な夏タイヤで、電気自動車に特化し、転がり抵抗や騒音の低減、耐久性やトラクションの向上をもたらします。

SEMAショー2022の様子

こちらは「SEMAショー2022」の様子です。クラシックカーからトラック、カスタムカーまで、展示の充実度が伝わってきます。

普段見慣れた車種でさえ、カスタムされると見た目はまったく別の車のようなので、映像を眺めているだけでも楽しいイベントです。

まとめ

《写真提供:response》《写真撮影 後藤竜甫》 SEMA.SHOW 2021

今回は「SEMAショー2023」について、まとめました。ビジネス関係者だけが参加できるイベントで、一般の方は入場できません。ただそれだけに、プロ向けの充実した内容で、他のモーターショーと異なる雰囲気です。

毎年、YouTubeにも多数の動画がアップされますので、ぜひチェックしてみてください。

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