トップへ戻る

お礼の合図「サンキューハザード」はどんな場面で使う?違反になるって本当?

お礼の合図「サンキューハザード」はどんな場面で使う?違反になるって本当?

車線変更や本線に合流するとき、譲ってくれた車両に感謝を示す「サンキューハザード」は、広く行われている合図です。今回の記事では、サンキューハザードの意味や使うタイミングと、違法なのかについてをまとめています。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

サンキューハザードとは?

《写真提供:response》データシステム・エマージェンシーストップシグナル ESS421

「サンキューハザード」とは、車線変更や本線に合流するとき、道を譲ってくれた後続車に対して感謝の意を示すためにする行為で、ハザードランプをチカチカと2~3回点滅させることをいいます。運転中で直接言葉をかわしにくい状況でも、感謝の気持ちを伝える方法として知られ、一般的に使われている合図です。

ドライバー同士のあいさつとして、比較的定着している印象もあるサンキューハザードですが、反対意見も散見しています。例えば、「ハザードランプは危険や非常事態を知らせるためのものなので、違う目的で使うのは違法では?」「ありがとうを伝えたいのであれば、手をあげるか会釈すれば十分」「これで満足かという感じがしてうざい」などといった意見があります。

一方、肯定派は「会釈や手をあげただけだと見えないかもしれないので、サンキューハザードは便利」「入れてもらったので、礼儀を示したほうがトラブルにつながらない」「自分が譲ったときにサンキューハザードをしてもらったほうが嬉しい」といった意見のようです。

■サンキューハザードの意味

「サンキューハザード」はその名のとおり、「ありがとう」という気持ちを伝えるためのものです。

車を運転していると、イライラするシチュエーションは非常に多くあります。前の車がとても遅かったり、渋滞でなかなか進まないといったことに加え、ほかの車からの「割り込み」はイライラさせられる代表事例です。

合流や前方に停車中の車がいるなど、どうしても割り込まなければならない状況を除けば、割り込まれた側からすれば、気分のいいものではありません。もちろん、割り込む側も「強引に割り込んだ」という悪い印象は持たれたくないでしょう。

そこで言葉の代わりに、ハザードランプを点滅させることで「ありがとう」という気持ちを伝える「サンキューハザード」が自然発生的に広まったようです。一説には、トラックなど職業ドライバーのコミュニケーションが一般化したといわれています。

クルマ運転術おさらいマニュアル―運転に自信がつく!楽しくなる!

サンキューハザードのやり方と操作方法は?

《写真提供:response》《写真提供 本田技研工業》 リアコンビネーションランプ ハザードランプ

サンキューハザードは、どのようなシチュエーションでどうやって行うのでしょうか。

■操作方法について

合流時のサンキューハザードの手順は以下の通りです。

1.混雑した道で合流するため、ウインカーを出してタイミングを図ります。
2.親切な車(相手車)がスピードを落として合流するスペースを開けてくれたら、まずはスムーズに合流します。
3.無事に合流できたら、ハザードスイッチを押して、譲ってくれた後ろの相手車に「ありがとう」の意思を表示します。
4.ハザードランプは点滅するごとに、カチッカチッといった音がしますので、2~3回音が鳴ったら、再度ハザードスイッチを押して止めます。



なおハザードランプは、赤い三角マークの付いたスイッチでインパネ周りか、エアコン吹き出し口にあるのが一般的です。ただし、トラックなどの業務用車両ではウインカーレバー(ターンシグナルスイッチ)に含まれていることもあります。

■どんな場面で使うのか?

サンキューハザードを使うのは、主に以下のようなシチュエーションで道を譲ってもらったときです。
・側道から本線に合流したとき
・車線変更をしたとき
・信号のない交差点で混雑した本線に合流するとき
・店舗や駐車場から渋滞中の道路に入ったとき

車同士がすれ違う状況なら、会釈や手をあげたりして伝わるかもしれませんが、走行中の車線変更などでは会釈や手をあげたりしても相手に見えないことが多いでしょう。

そんな場面で「ありがとう」の意味を伝えられる、サンキューハザードが活躍します。

■使う際の注意点

サンキューハザードを出す際に注意したい点は、「点滅させる回数」です。ハザードランプは本来、車を停止させるなど緊急事態を知らせるためのもの。サンキューハザードを長時間点滅させると、周りの車に誤解を与えかねないので注意が必要です。

そもそもサンキューハザードで点滅させる回数に決まりはありません。ネット上の意見では、回数が多くても少なくても「うざい」と感じる方がいるようです。そのため、ハザードランプを点滅させるのは2~3回が妥当でしょう。

ここで注意したいのは、「高速道路での使用」です。高速道路でハザードランプを点滅させるのは、後続車に渋滞が発生していることを知らせ、追突を防止するための合図です。

渋滞後尾におけるハザードランプの点滅は、道路交通法で定められているわけではありませんが、高速道路各社のほか、JAFなども積極的に呼びかけている活用方法です。

そのため高速道路でサンキューハザードを使ってしまうと、周りの車の急ブレーキを誘発し、重大な事故に発展する可能性もあるので、高速道路でのサンキューハザードは控えたほうが安全でしょう。

クルマ運転術おさらいマニュアル―運転に自信がつく!楽しくなる!

サンキューハザードは違反なの?

《写真提供:response》original 【ついに来たぞ改正道交法】ドライバーから見えにくい位置に警察官は立つ

ハザードランプは、正式には「非常点滅表示灯」と呼ばれ、本来、夜間に駐停車や故障などで停車するときに使用するものです。英語の「ハザード」は、危険や危険性を意味する言葉ですから、「非常停止」や「緊急事態」で使うということはイメージしやすいでしょう。

もともと道路交通法では、ハザードランプは2つのケースで使用するよう義務づけられています。ひとつは「夜間に幅員5.5m以上の道路に駐停車するとき」、もうひとつは「通園・通学バスが停車し幼児や小学生が乗降しているとき」です。

さらに、道路交通法には定められてはいませんが、「故障などで道路に停車するとき」「レッカーで車がけん引されるとき」「駐車場で駐車するとき」など、危険回避でもハザードランプの使用が浸透しています。

ですから厳密にいえば、サンキューハザードは本来のハザードランプの使い方から逸脱しており、違反とみなされる可能性もゼロではありません。とはいえ、現行法上、サンキューハザードを違法とする法律もないので、取り締まりを受ける可能性は低いと考えられます。

実際、かなり広く浸透しているコミュニケーションですし、サンキューハザードで取り締まりを受けたといった話は聞きません。また、YouTubeには、パトカーが道を譲ってもらったときにサンキューハザードを出している動画もアップされています。

なお、東京産業新聞社が運営する日本のニュースサイト「ガジェット通信」が、サンキューハザードの是非を山口県警に問い合わせたところ、「とりあえず問題はない」との回答を得ています。

また警察庁交通局は、「弁護士ドットコムニュース」の取材に対して「直ちに違法とは解されません」と回答。サンキューハザードは法令にない使い方とはいえ、必ずしも違法ではないようです。

まとめ

《写真提供:response》想像よりも簡単! ウインカーやポジション球の交換方法~Weeklyメンテナンス~

サンキューハザードは法律で定められたものではなく、ドライバー同士が気持ちよく運転できるよう慣習化したものです。サンキューハザードをやるかやらないかは個人の判断ですが、いずれにしても知っていて損はない知識でしょう。その意味や活用方法を知ったうえで、ぜひ楽しいカーライフをお過ごしください。

よくある質問

■サンキューハザードの正式名称は?

サンキューハザードは、法律で定められたものではなく、正式名称はありません。

■サンキュハザードは違法ですか?

本来のハザードランプの使い方から逸脱しているため、違反とされる可能性もゼロではありません。とはいえ、現行法上、サンキューハザードを違法とする法律もないので、必ずしも違法とはいえないようです。

こちらの記事もおすすめ

Googleでカーナリズムをフォロー!

カーナリズムをGoogleで優先するソースとして追加(新しいタブで開きます)
  • カービュー査定

❄ スタッドレスタイヤの準備はお済みですか?

レスポンス・カーナリズムと同じイードが運営するタイヤ通販「CARTUNEタイヤ」。1本から購入でき、取付店への直送もOK。サイズを選んで在庫と価格をチェック。

CARTUNEタイヤでサイズ・メーカーから探す ▶

関連する投稿


「ファスナー合流=ずるい」は間違い!渋滞緩和に効果ありの高速道路の合流方法

「ファスナー合流=ずるい」は間違い!渋滞緩和に効果ありの高速道路の合流方法

高速道路本線への合流で推奨されている「ファスナー合流(ジッパー合流・ジッパー法)」と呼ばれる車の合流方法をご存じでしょうか。ファスナー合流は渋滞中の走行車線へ加速車線の先頭まで行ってから合流する方法ですが「ずるい」と思われがちなこともしばしば。実はドライバー全員が意識すれば渋滞緩和に効果のある合流方法なのです。この記事では、そんなファスナー合流について詳しく紹介します。


最新の投稿


洗車機と手洗いはどっちがいい?傷が付く理由と防ぎ方

洗車機と手洗いはどっちがいい?傷が付く理由と防ぎ方

洗車機なら数分で車を洗えるのに、「傷が付く」と聞くと使ってよいのか迷いますよね。かといって、自分で手洗いする時間や場所は、なかなか取れないでしょう。今の洗車機のブラシはスポンジや布の柔らかい素材が多く、細かな傷の原因になりやすいのは、ボディに残った砂や泥です。予洗いで砂を流してから洗車機を使い、すき間まできれいにしたいときは手洗いを選びましょう。この記事では、洗車機と手洗いの違い、洗車機で傷が付く理由と減らし方、洗車機の種類、浅い傷の消し方について解説します。


VW「ゴルフ」など6モデルを仕様変更! 踏み間違い対策を強化、オンライン機能の一部は10年間無償に

VW「ゴルフ」など6モデルを仕様変更! 踏み間違い対策を強化、オンライン機能の一部は10年間無償に

フォルクスワーゲン ジャパンは2026年10月30日、国内向け6モデルの仕様変更を発表しました。ゴルフとゴルフヴァリアントに踏み間違い対策を標準装備し、パサートの駐車支援も強化。オンラインサービスの一部機能を10年間無償に拡充し、11月以降に順次導入します。


ダイハツ「ハイゼット カーゴ」「アトレー」を一部改良! 燃費を向上、EVには9インチ画面を追加

ダイハツ「ハイゼット カーゴ」「アトレー」を一部改良! 燃費を向上、EVには9インチ画面を追加

ダイハツは2026年11月2日、「ハイゼット カーゴ」と「アトレー」を一部改良して発売しました。車両制御の見直しで燃費を改善し、ハイゼット カーゴの自然吸気エンジン・CVT車は16.6km/Lに。電気自動車の2モデルには、スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオをオプション設定しました。


ガソリンスタンドの洗車のやり方は?洗車機の使い方と手洗いの頼み方

ガソリンスタンドの洗車のやり方は?洗車機の使い方と手洗いの頼み方

給油のついでにガソリンスタンドで洗車してみたいけれど、洗車機の操作が分からず、ぶつけたり傷を付けたりしないか不安になっていませんか? スタッフに手洗いを頼むと、どのくらい時間やお金がかかるのかも気になりますよね。ガソリンスタンドの洗車は、手早く済ませたいなら自分で操作する洗車機、仕上がりを重視するならスタッフの手洗いを選びます。洗車機は、窓を閉めてミラーとアンテナを畳んでからコースを選び、出たあとに拭き上げスペースで水滴を拭き取れば終わりです。この記事では、ガソリンスタンドでの洗車の種類と洗車機の使い方、手洗いの頼み方、料金の目安について解説します。


トヨタ「クラウン エステート」を一部改良! PHEVのZと新グレードGを追加、570万200円から

トヨタ「クラウン エステート」を一部改良! PHEVのZと新グレードGを追加、570万200円から

トヨタは2026年11月2日、「クラウン エステート」を一部改良して発売しました。PHEVに「エステートZ」、ハイブリッドに「エステートG」を追加し、選択肢を拡大。上級グレードのオーディオ強化や寒冷地仕様の標準化も盛り込み、価格は570万200円からです。