8年ぶりフルモデルチェンジのプジョー「3008」
《画像提供:Response》〈写真提供:ステランティスジャパン〉プジョー3008新型(ハイブリッド)
プジョー「プジョー 3008」は、2009年に同社初の自社製SUVとして誕生したモデル。2017年には2代目が誕生し、これまで世界で累計132万台以上を販売した人気モデルとなりました。
そんな3008の8年ぶり全面刷新を遂げた3代目となる新型モデルが、2025年7月2日に発表されました。
新型3008は、革新性と実用性を兼ね備えたCセグメントSUVとなっているといい、ステランティス新開発のプラットフォーム「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」を使用した初の車種となります。
Stellantisが新たに開発したこのSTLA-Mediumは、CおよびDセグメント向けに設計された電動車用プラットフォーム。ホイールベース、全長、地上高、サスペンション形式などにおいて、多様な構成に対応でき、車両の設計自由度を最大化します。
電気自動車に最適化された設計でありながら、ハイブリッドを始め、将来の開発を視野に入れたマルチなエネルギーにも対応可能な柔軟性を兼ね備え、ブランドの個性表現を可能にする高い拡張性を備えた設計が特徴的です。
このプラットフォームにより3008は、ダイナミックなボディサイズでありながら、プジョーならではの俊敏さを体現。ドライバーの期待に応える走りと、次世代プラットフォームの性能を融合させた、電動化時代にふさわしいプジョーのフラッグシップモデル担っているといいます。
ボディサイズは、全長4,565mm×全幅1,895mm×全高1,665mmと、輸入車ながら比較的扱いやすいサイズ感。乗車定員は5名です。
エクステリアは、ファストバックスタイルを大胆に取り入れ、新たな存在感を放ちます。
プジョーでは初めて、サイドウィンドウモールが表に見えないように設計されたデザインを採用し、フロントからリアに伸びるシームレスなサイドラインを演出。空力性能に優れたクーペフォルムとSUVの力強さを融合した、流麗なフォルムが特徴的です。
《画像提供:Response》〈写真提供:ステランティスジャパン〉プジョー3008新型(ハイブリッド)
フロントデザインの中央部には、ブランドエンブレムを配した大型フレームレスグリルを採用。ボディと同色の精緻なデザインのグリッドが、ダイナミックな印象を高めたほか、プジョーのアイデンティティとも言えるライオンの爪痕モチーフにしたLEDデイタイムランニングライト、リアには立体造形の3本のLEDランプを採用し、モダンかつスタイリッシュなブランドの世界観を表現しています。
ヘッドランプには、走行状況に応じて自動で照射をコントロールする、先進の薄型マトリックスLEDヘッドランプを搭載。
《画像提供:Response》〈写真提供:ステランティスジャパン〉プジョー3008新型(ハイブリッド)
足元には19インチの大径アロイホイールを装備しています。このハイブリッドモデルのホイールの名称である「YARI」は、長野県、北アルプス南部に位置する日本の代表的な山岳、槍ヶ岳の名前から命名されており、槍ヶ岳の特徴である、槍の穂先のように鋭い山頂部をモダンなデザインに再解釈し、エアロダイナミクスを考慮したデザインに仕上げています。
荷室は、リアが大きく傾斜したファストバックスタイルながら、520リットルの荷室容量を確保。座席2列目を倒した状態の荷室容量は1480ℓにも登ります。
カラーは、新色の「インガロブルー」に加えて、「オブセッションブルー」、「オケナイトホワイト」の計3色から選択可能です。
インテリアでは、新開発の「PEUGEOT Panoramic i-Cockpit(プジョー パノラミック アイコックピット)」を採用したほか、機能性とデザインを高次元に融合。ダッシュボードからドアトリムへと伸びる水平基調の造形は、キャビン全体をワイドに見せる視覚的効果を生み出し、開放感のある空間をつくります。
《画像提供:Response》〈写真提供:ステランティスジャパン〉プジョー3008新型(ハイブリッド)
また、ダッシュボードからセンターコンソールへ斜めに切れ込む大胆なラインは、収納力と機能性を維持しつつ、モダンなインテリアを際立たせています。
エアコンの吹き出し口はスリム化され、バランスの取れたシームレスなデザインに統合。前型モデルで好評を博したテキスタイル調のトリムはそのままに、フランス車ならではの色彩や質感へのこだわりを随所に反映しています。
全8色から選択可能なアンビエントライトと組み合わせたドットパターンの加飾により、時間帯やシーンに応じて多彩な表情を見せます。
最上位グレードとなるGT(アルカンタラパッケージ)グレードのシートは、アルカンタラ素材をシート中央部に使用し、身体が滑りにくく、ホールド感のあるシートを実現。ショルダー部までホールドするサイドサポートには、アダプティブボルスター機能をプジョーで初めて搭載し、シチュエーションに合わせて、ドライバー好みのフィット感に調整することが可能となりました。
パワートレインは、新開発の1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと電動モーター内蔵6速デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステム。組み合わされるトランスミッションは6速デュアルクラッチトランスミッションで、最高出力は145馬力です。
同パワートレインは、モーターのアシストにより発進・加速がより滑らかになり、市街地では最大50%の時間でエンジン停止状態を維持。また、低速時の100%電動走行も実現しています。
走行状況によって、約30km/hまで電気による走行が可能で、燃費はWLTCモードで19.4km/Lを実現し、輸入CセグメントSUVで唯一、環境性能割1%対象となります。
先進安全装備は、レーンポジショニングアシスト機能付きアクティブクルーズコントロールをはじめとする、40以上のセーフティ&ドライバーアシスト機能を搭載。
価格は、ベースグレードとなるAllure Hybridが489万円から、ミドルグレードのGT Hybridが540万円から、最上級グレードとなるGT アルカンタラパッケージ Hybridが558万円(税込)から。販売は、発表と同日に開始されています。
新型3008の電気自動車(BEV)版となる「E-3008」も今後投入される予定で、こちらは年内の発売を予定します。
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