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【新車販売台数ランキング】1位がついに変動!日本で最も売れてる“普通車”は何になった?新型「ヴェゼル」も大健闘の4月のランキング

【新車販売台数ランキング】1位がついに変動!日本で最も売れてる“普通車”は何になった?新型「ヴェゼル」も大健闘の4月のランキング

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年4月の新車販売台数ランキングによると、1月から首位をキープしていたトヨタ「カローラ」がここに来てトヨタ「ヤリス」に逆転されたほか、3月では3位につけるなど好調だった日産「ノート」が6位に転落。更に、トヨタ「アルファード」、ホンダ「ヴェゼル」も一気に順位を上げるなど、入れ替えの激しい展開となりました。

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2024年5月の新車販売台数ランキングはこちら

2024年4月はどんなクルマが売れた?

《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ ヴェゼル e:HEV X・HuNT パッケージ

2024年4月は、ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルや、トヨタ新型「ランドクルーザー250」、トヨタ「カローラシリーズ」「アクア」「クラウン クロスオーバー」の一部改良モデルなど、多数の新モデル発売されたほか、国外では、日本での展開も予定されているマツダ「CX‐80」が発表されるなど、新車に関するニュースが多くありました。

一方12月に内部告発により発覚した、ダイハツの不正の影響により1月〜3月では同社のOEM車のトヨタ車がランキングから消滅していました。3月から少しづつ出荷の再開が行われていますが、4月はどのような順位変動があったのでしょうか。

トヨタ車の急な攻勢!新型「ヴェゼル」も早速大奮戦!

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉トヨタ ヤリスクロス Z(プロトタイプ)

2024年1月のランキングから同年3月のランキングまで、これまでずっと1位を独占してきたトヨタ「ヤリス(ヤリスやヤリス クロスといったヤリスシリーズの合算値)」が陥落。

トヨタ「カローラ(カローラ クロスやカローラ ツーリング等を含むカローラシリーズ)」が代わりに1位となっていましたが、4月ではヤリスが1位に返り咲く結果となりました。

前年同月比でいえば、ヤリスシリーズは97.3%、カローラが121.6%となり、前月の値を大きく凌ぐばかりか、カローラについてはかなりの好調に。一部改良や同時に登場した特別仕様車などが、早速人気となっているのかもしれません。

続く3位のポジションには2024年に入ってからずっと日産「ノート」でしたが、4月ではトヨタ「シエンタ」が7位から一気に上昇し、3位の順位を取り戻しました。ここまで下落続きだったシエンタですが、前年同月比も112.4%と高水準。トヨタ車の好調ぶりが伺えます

4位にランクインしたのは、マイナーチェンジを遂げたばかりのホンダ「ヴェゼル」。前年同月比も259.4%とかなり強力です。マイナーチェンジによって内外装などあらゆる部分が進化を遂げており、これが功を奏したといえるかもしれません。

5位はなんと3月では16位だったトヨタ「アルファード」が一気に順位を上げランクイン。また、兄弟車であるトヨタ「ヴェルファイア」もランキング外から20位に上昇。

それぞれ前年同月比はアルファードが164.62%、ヴェルファイアが8,650%と異常な数値となっています。もともと人気の高い両車で、思うように納車が進んでいなかった状況がありましたが、ここに来て一気にその状況が改善したようです。

更に7位についたトヨタ「ヴォクシー」は14位から、9位についた兄弟車のトヨタ「ノア」は11位から、こちらも一気に順位を回復しています。前年同月比はどちらも100%を下回っていますが、こちらも状況が改善してきたのかもしれません。

13位につけたトヨタ「アクア」も19位から一気に上昇。こちらも前年同月比は83.2%と、100%を下回っていますが、ここまでズルズルと下落を続け、前年比も50%を割っていたことを考えるとかなり改善したといえるでしょう。一部改良の実施と特別仕様車の登場が影響しているかもしれません。

この他、ホンダ「ステップワゴン」が9位となり着実な上昇を見せるほか、高級車ながら12位につけるトヨタ「クラウン」の前年比は140%好調で、クロスオーバーだけでなく、セダンや、スポーツなど様々なバリエーションが揃ってきたことが功を奏しているようです。

そして、ダイハツの不正の影響により1月からランキング外となっていたトヨタ「ライズ」が18位に復活。前年同月比は65.6%とまだかなり厳しい状況ですが、今後も勢いを取り戻していくでしょう。

トヨタ車の激しい攻勢により、ランキングが激しく変動

《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産ノート

2月から引き続いたトヨタ車の下落から一転、一気に攻勢を見せトヨタ車が再び上位を占めつつある4月。代わりに多くのクルマが順位を落としました。

まず3位にいた日産「ノート」は6位になりました。前年同月比は83.2%と大きく変わりませんが、トヨタ車の攻勢ぶりに押されてしまったようです。また日産「セレナ」も同様の動きを見せており、6位から8位に下落しています。

また、ホンダ「ステップワゴン」も9位から11位になってしまっているほか、同じくホンダのミニバンである「フリード」に至っては5位から14位となりました。

しかしフリードについては、5月にフルモデルチェンジを遂げた新型モデルが登場しており、新モデル待ちの可能性もあり、同モデルの発売日である6月に再び順位を取り戻すと思われます。

一方同じトヨタ車の中でも、順位を一気に落とした車が「プリウス」。4位から15位に一気に下落しており、前年比も56.8%とかなり厳しい状況です。現行モデルの納車が一周してしまったか、納車がここに来て厳しい状況となったのか、何かしら原因がありそうです。

トヨタ「クラウン」も16位から12位に。しかしこちらの前年同月比は139.2%となっており、一定の伸びを見せています。

スズキ「ソリオ」も同様に15位から17位になっていますが、こちらも前年同月比は111.6%と比較的好調で、今後も同様の地位を維持するかもしれません。

ランキングに大変動! またトヨタの牙城が強固になるのか

《画像提供:Response》〈写真撮影:豊崎淳〉ホンダ フリード 新型(クロスター)

2024年4月のランキングでは、1〜3月とは違った意味で大きく順位が変動しました。これまで下落傾向にあったトヨタ車が一気に勢いを取り戻したのです、

これによりホンダや、日産の車が一気に下落。トヨタがその牙城を再形成しつつありますが、一方でヴェゼルが健闘するほか、フリードはフルモデルチェンジを果たした新型モデルの発売が控えています。ホンダの動きには大いに期待できるかもしれません。

4月には様々な新型車の発表・発売がありましたが、5月は少しニュースがおとなしい様子。ですが、今後も様々な新型車の登場が噂されており、更にランキングに変動をもたらしてくれるかもしれません。今後のランキング変動に期待がかかります。

2024年4月 乗用車ブランド通称名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(↑) 2 ヤリス トヨタ 13,765 97.3
2(↓) 1 カローラ トヨタ 12,969 121.6
3(↑) 7 シエンタ トヨタ 10,337 112.4
4(↑) 8 ヴェゼル ホンダ 7,752 259.4
5(↑) 16 アルファード トヨタ 6,704 164.6
6(↓) 3 ノート 日産 6,013 83.2
7(↑) 14 ヴォクシー トヨタ 5,716 88
8(↓) 6 セレナ 日産 5,694 87.5
9(↑) 11 ノア トヨタ 5,454 77.7
10(ー) 10 ハリアー トヨタ 5,278 75.4
11(↓) 9 ステップワゴン ホンダ 5,023 214.1
12(↑) 13 フィット ホンダ 4,944 138.8
13(↑) 19 アクア トヨタ 4,632 83.2
14(↓) 5 フリード ホンダ 4,535 84.9
15(↓) 4 プリウス トヨタ 4,452 56.8
16(↓) 12 クラウン トヨタ 4,342 139.2
17(↓) 15 ソリオ スズキ 4,185 111.6
18(↑) 33 ライズ トヨタ 3,756 65.6
19(↓) 18 ZR-V ホンダ 3,179 704.9
20(↑) 24 ヴェルファイア トヨタ 3,114 8,650
出典:https://www.jada.or.jp/

※軽自動車および海外ブランドの車種を除きます
※車種名は国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます

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