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【新車販売台数ランキング】日本で最も売れているのは「ヤリス」!新星「WR-V」も登場!? 5月のランキングはどうなったのか

【新車販売台数ランキング】日本で最も売れているのは「ヤリス」!新星「WR-V」も登場!? 5月のランキングはどうなったのか

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年5月の新車販売台数ランキングによると、4月にトヨタ「カローラ」から首位を奪ったトヨタ「ヤリス」が引き続き1位となったほか、ダイハツのOEM車トヨタ「ルーミー」が一気に10位に返り咲きました。更に、新登場のWR-Vが早速ランクインするなど、入れ替えの激しい展開となりました。

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2024年6月のランキングはこちら

2024年5月はどんなクルマが売れた?

《画像提供:Response》〈写真提供:日産モータースポーツ&カスタマイズ〉日産ノート AUTECH CROSSOVER

2024年5月は、ポルシェ「911」やロールスロイス「カリナン」のマイナーチェンジモデルや、フェラーリ「ドディチ・チリンドリ」、ベントレー「バトゥール コンバーチブル」など、超高級車の新モデルが初公開となったほか、ホンダの人気のコンパクトミニバン「フリード」や、日産「ノートオーテッククロスオーバー」の新型が初公開となり、話題になりました。

また、「キャラバン」「キックス」「エクストレイル」「サクラ」といった多くの日産車が一部改良を迎えるなど、多くの新型車に関するニュースが多くありました。

一方12月に内部告発により発覚した、ダイハツの不正の影響により1月〜3月では同社のOEM車のトヨタ車がランキングから消滅していましたが5月では、その勢いを取り戻しつつある一方、6月には新たな問題も浮上したようです。

期待の新星「WR-V」もランキングに登場!トヨタ「ルーミー」も復活!

《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ WR-V

2024年1月のランキングから同年3月のランキングまで、ずっと1位を独占してきたトヨタ「ヤリス(ヤリスやヤリス クロスといったヤリスシリーズの合算値)」が陥落、トヨタ「カローラ(カローラクロスやカローラツーリング等を含むカローラシリーズ)」が代わりに王座に座っていましたが、4月からヤリスが1位に復活し、5月でもそれは継続して首位に。前年同月比で言えば、ヤリスシリーズは106.5%と微増しており、好調ぶりが見られます。

一方カローラも前年同月比は139.1%と、4月に引き続き大きく好調が続いています。4月に登場したばかりの一部改良や同時に登場した特別仕様車などが、人気となっているのでしょう。

続く3位のポジションには先月に引き続き「シエンタ」がランクイン。5月には一部改良モデルも登場しており、引き続き好調となることが予想されます。4位には日産「ノート」が6位から上昇してランクイン。前年同月比も131.9%とかなり好調の様子です。

5位にランクインしたのは先月に引き続き「アルファード」。3月では16位だったトヨタ「アルファード」ですが、前年同月比は388.9%と大きく数値をのばしており、納車が一気に進んできている様子が伺えます。アルファードはベースグレードでも540万円の高級車ながら、販売の面ではかなりの力強さを見せています。

マイナーチェンジを遂げたばかりのホンダ「ヴェゼル」は4位から6位にランクダウン。ですが前年同月比も183.9%と強力なまま。マイナーチェンジによって大きく魅力を上げたと言えるでしょう。

続く7位には日産「セレナ」がランクイン、3月では14位だったところを少しづつ順位を上げています。8位につけたのはトヨタ「ハリアー」。一部改良などのニュースも特にありませんが、根強い人気を見せています。

9位には13位から順位を上げたトヨタ「アクア」。下落を続けていたアクアでしたが、4月に登場した一部改良モデルが功を奏し、着々と順位を上げています。ですが、前年同月比は78.9%と引き続き厳しい状況が続いています。

そして、ダイハツの不正の影響により1月からランキング外となっていたトヨタ「ライズ」が4月では18位に復活していたのが20位に下落、それでもランキングにくらいついているほか、10位にはランク外から「ルーミー」が復活。不正問題の影響が少しずつ抜けてきているようにも思えます。

その他、3月に発売となったばかりの新モデル「WR-V」が19位に登場。コスパの高いパッケージングが、人気となっている様子が見られます。

ホンダ「フリード」下落続く…新型車待ちか

《画像提供:Response》〈写真撮影:豊崎淳〉ホンダ フリード クロスター 新型

新型WR-Vの登場やルーミーの復活、アクアやノートのランキング上昇など多くの変動が見られる5月。一方で、そのランキングを落とした車種も存在します。

まず、4月では7位の「ヴォクシー」、9位の「ノア」が大きく下落し、ヴォクシーは12位に、ノアは13位となりました。前年同月比もヴォクシーが67.9%、ノアが63.9%とかなり厳しく、今後の動向が注目されます。

またホンダのコンパクトカー「フィット」も12位から14位に下落。一方前年同月比は151.2%となっており、今後の動向に期待が持たれます。

ホンダ「フリード」は4月に5位から14位に下落していましたが、今回は16位にさらなる下落を見せています。しかしフリードについては、前述のとおり5月にフルモデルチェンジを遂げた新型モデルが公開されており、新モデルの登場待ちでしょう。6月には、同モデルが発売される予定で、これにより勢いを取り戻すと思われます。

ランキングに変動続く!今後に期待がもたれる一方さらなる波乱の予感?

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉トヨタ ヤリスクロス

2024年5月のランキングでは、4月に引き続き、ランキングに変動が多くありました。ホンダ「WR-V」の攻勢や、新型「フリード」の登場に期待が持てる一方、少し不穏な動きもあります。

それが、6月月初に発覚した“トヨタなど5社の認証不正”です。トヨタ、マツダ、ホンダ、スズキ、ヤマハで発覚した同問題の対象となる多くの車種はすでに生産を終了しているモデルで、ランキングに大きな影響がなさそうに思えます。

また、問題の内容も生産に差し支えなさそうなものから、差し支えありそうなものまで様々ですが、一つ気になるのがここに「ヤリスクロス」が含まれており、出荷停止となった点です。

6月末までの出荷・販売停止が予定されており、6月のランキングには大きな影響がありそうです。これによりランキングにどのような変動があるのか注目です。

2024年5月 乗用車ブランド通称名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(ー) 1 ヤリス トヨタ 13,538 106.5
2(ー) 2 カローラ トヨタ 12,263 139.8
3(ー)  3 シエンタ トヨタ 8,820 96.8
4(↑) 6 ノート 日産 7,365 131.9
5(ー) 5 アルファード トヨタ 5,814 388.9
6(↓) 4 ヴェゼル ホンダ 5,717 183.9
7(↑) 8 セレナ 日産 5,507 82.7
8(↑) 10 ハリアー トヨタ 5,294 85.5
9(↑) 13 アクア トヨタ 4,966 78.9
10(↑) 32 ルーミー トヨタ 4,887 76.3
11(ー) 11 ステップワゴン ホンダ 4,845 279.7
12(↓) 7 ヴォクシー トヨタ 4,692 67.9
13(↓) 9 ノア トヨタ 4,520 63.9
14(↓) 12 フィット ホンダ 4,436 151.2
15(↑) 16 クラウン トヨタ 4,331 138.6
16(↓) 14 フリード ホンダ 4,280 73.1
17(ー) 17 ソリオ スズキ 3,881 117.9
18(↑) 19 ZR-V ホンダ 3,185 203.3
19(↑) 24 WR-V ホンダ 3,063 (24-3)
20(↓) 18 ライズ トヨタ 2,799 53.8
出典:https://www.jada.or.jp/

※軽自動車および海外ブランドの車種を除きます
※車種名は国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます

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