2024年(令和6年)のお盆休みはいつから?
一般的なお盆期間は、盆の入り(迎え火)の8月13日から盆明け(送り火)の8月16日までの4日間を差し、この期間を「お盆休み」として、多くの企業や学校が休暇を取ることが一般的です。
2024年(令和6年)のお盆期間のカレンダーでは、盆の入りの8月13日の直前に山の日と振替休日を含めた3連休があり、盆明けの8月16日の直後が土日になりますので、8月10日(土)から18日(日)までの9日間をお盆休み(夏季休暇)とする企業が多くなると思われます。
昨年は平日にお休みを取って最大10連休というスケジュールでしたが、今年2024年は平日にお休みを取る必要がなく、多くの方が9日間の”超”大型連休を取得されるので、帰省や行楽地への移動で高速道路も昨年にも増して混雑することが想定されます。
渋滞が起きやすい日はいつ?2024年 お盆の混雑日予測
■2024年 お盆の帰省ラッシュ予測
高速道路各社から2024年7月12日に発表されたお盆期間の渋滞予測によると、下り線においては3連休初日の8月10日(土)をピークとして12日(月)にかけての3日間で10km以上の渋滞が多発すると予測されています。
2024年お盆期間の最新渋滞予測(全国/下り線)
昨年の実績を見ても帰省ラッシュ=下り線の混雑は連休初日に発生しています。これらの情報をふまえると、2024年お盆の帰省ラッシュは連休初日8月10日(土)に起こることが予測されます。
連休に入る前の平日である9日(金)や3連休明けの13日(火)渋滞発生数は2分の1ほど。3連休をなるべく避けた移動をするのが渋滞回避につながるでしょう。
【参考】連休初日が3連休のお盆期間の交通状況(2023年実績)
■2024年 お盆のUターンラッシュ予測
高速道路各社から発表された最新のお盆期間の渋滞予測では、上り線においては3連休がお盆期間の外出ピークとされており、最終日の8月12日(月)に渋滞が多発し、翌日13日(火)から17日(土)にかけて比較的渋滞回数の多い日が続くようです。
2024年お盆期間の最新渋滞予測(全国/上り線)
過去、お盆休み最終日が日曜日だったカレンダーでのUターンラッシュ=上り線の混雑は最終日と前日の土日2日間に集中する傾向があります。
Uターンラッシュのピークは17日(土)で、最終日の18日(日)には渋滞が比較的落ち着いてくる傾向にありますが、交通量は他の日よりも高めになります。
上り線の利用は、Uターンラッシュが発生しやすい三連休最終日の12日(月)と17日(土)を避けることが渋滞回避につながるでしょう。
【参考】最終日2日が休日のお盆期間の交通状況(過去実績)
高速道路各社からの渋滞予測内容を動画で見る
お盆の高速道路はどこが混む?渋滞多発ポイント振り返り
お盆の高速道路はカレンダーの日取りによって混雑する日は変わりますが、渋滞が多発する場所と時間は毎年大きくは変わりません。渋滞回避のために過去の実績から長い渋滞が発生した箇所と時間帯を確認しておくことがポイントです。
高速道路各社から発表された最新のお盆期間の渋滞予測で、特に長い渋滞発生箇所と渋滞ピークとなった日時は以下の通りです。
また、参考情報として、昨年2023年(令和5年)と一昨年2022年(令和4年)の実績で、特に長い渋滞発生箇所と渋滞ピークとなった日時も以下紹介します。
帰省や旅行の計画を立てるにあたって、各高速道路で渋滞の発生しやすい箇所を日や時間をずらして通過できるようにすることで、渋滞に巻き込まれにくい快適なドライブが実現できるでしょう。
リアルタイム情報のほか渋滞予測も!おすすめ渋滞回避アプリ
ここまで過去実績をふまえた渋滞予測と、渋滞が起きやすい箇所や時間帯について紹介してきましたが、予期せぬ事故などを含め、交通状況は常に変化していますので、最新の交通情報を常にチェックしておくことが重要です。
カーナビとして、交通情報確認用としてお盆の渋滞回避におすすめのアプリを3つ厳選して紹介します。
■カーナビタイム:ドライブレコーダーや最適ルート提案機能を搭載
《画像提供:Response》〈画像提供:ナビタイムジャパン〉カーナビタイム、超渋滞回避スライダー
ルート案内中も1分毎に渋滞情報をキャッチし、渋滞を回避して、より到着時間の早いルートを提案。渋滞情報以外にも、オービス通知などの案内機能を搭載しています。
リアルタイム渋滞・交通情報の取得など、上記ナビ機能は有料登録が必要ですが、ドライブレコーダー機能をはじめ、普段の運転傾向を考慮して走行ルートを提案する機能など、お盆期間の渋滞回避用途だけでなく、普段の運転でも役立つ機能が盛りだくさんのアプリです。
AIによる賢いルートで、圏外でも使える。CarPlay/Android Autoでの利用、ドライブレコーダー、車高車幅考慮など機能充実。ワンランク上のプロ品質カーナビアプリ。
■渋滞情報 by NAVITIME:AI予測で未来の渋滞もひと目で確認
《画像提供:Response》〈画像提供:ナビタイムジャパン〉全国100地点の渋滞傾向をAIで予測
今いる場所の周辺で起きている高速道路の渋滞情報をリアルタイムで確認することができます。また一般道の情報が確認できるため、高速道路に乗る前、降りた後の交通状況も見ることができるので、目的地まで最適な渋滞回避ルートが選択できます。
有料登録すると、より詳細な渋滞情報のほか、1時間ごとの渋滞度合いをグラフで表示し、普段に比べてどこがどのくらい混むのかをAIが予測してくれる機能や、全国2,000ヶ所以上のライブカメラの映像から混雑状況の確認も可能です。
過去、現在、未来の渋滞をひと目で。ライブカメラや高速料金の確認も。お出かけ前の交通情報チェック、知りたいことだけ、素早く、簡単に。
■iHighway交通情報:高速道路の”今”が分かる
《画像提供:Response》〈写真提供:NEXCO西日本〉出発前に活用してほしい道路交通情報:アイハイウェイ
NEXCO西日本が提供する高速道路情報確認アプリ。5分間隔で更新される(公財)日本道路交通情報センター(JARTIC)の発信する情報から、通行止めや渋滞などの最新交通情報をひと目で確認できます。
また、マイルートに利用する路線・区間情報を登録しておけば、1タップで確認可能で条件を入れ直す必要がありません。
なお、運転中に携帯電話等を操作したり注視することは、道路交通法で禁止されています。各アプリで渋滞情報を確認する際には、同乗者の方が行うか、高速道路上ではSA・PAなど安全な場所に車を停めた状態で行いましょう。
予期せぬ渋滞に備えよう!夏の車内に常備しておきたいアイテム
大型連休は普段車を運転しない方が運転する機会の増える時期。どんなに周到に渋滞対策をしていても、事故が原因で普段渋滞がしない箇所でも渋滞に巻き込まれてしまうこともあります。
そんな予期せぬ渋滞に巻き込まれてしまったことを想定して、車内に常備しておきたいアイテムを紹介します。
■水分補給が多い夏場だからこそ!定番の携帯用トイレ
気温が高くなる時期は、熱中症予防のためにしっかり水分を取ることが必要です。ただし、渋滞中に突然トイレに行きたくなってしまうと、次のSAやPAまで数時間を要することも。
そんなときのために携帯用トイレ。運転していても用が足せる片手で使えるタイプがおすすめです。また、同乗者の気分が悪くなってしまった際のエチケット袋としてや、災害時にも使えるので用意しておいて損はありません。
車中で携帯トイレを使うにあたって、外から見えてしまうのが不安、または同乗者が気になるという方には、携帯用トイレとあわせて目隠し用のポンチョも用意しておくのがおすすめです。
■エアコンの効率を上げよう!車内熱中症対策アイテム
気温が高くなる日には、温度の高い物体から低い物体へと電磁波で伝わる輻射熱の影響で、車内の温度が外気温を大きく超える状態に。エアコンが効いていても、長時間の車内で輻射熱を浴び続けることで、熱中症を引き起こしてしまうことも。
子供は大人より熱中症になりやすい傾向がありますので、お子様が同乗する場合には特に、エアコンと併用して空気循環をよくする車載扇風機や、直射日光を避ける日よけシェードを用意しておくようにしましょう。
■眠気覚ましにも!飲み物や暑さ対策アイテムの保冷ケース
渋滞に巻き込まれた際は眠気との闘いになることも。特に気温が高い時期には、シャキっと目を覚ますために、ひんやりとした暑さ対策アイテムや冷たい飲み物が欲しいものです。
熱中症予防にも体温を上げすぎないことが重要ですので、長時間の運転でも冷たさを維持でき、コンパクトにたためる保冷ケースを用意しておくのがおすすめです。
紹介したグッズをいつも常備している方も、お盆に高速道路を利用する際には、事前に残数や使用期限などをチェックしておくことをおすすめします。
2024年のお盆は昨年よりも混雑する?
昨年のお盆期間(2023年8月9日から8月16日までの8日間)の高速道路の交通状況は、平均日交通量は前年同時期対比で107%、10km以上の渋滞回数は前年同時期対比で135%という結果でした。
また、2023年7月にJTBが行った調査結果によると、国内旅行者数は7,250万人で前年比116.9%とコロナ禍前と同水準まで回復してきています。こちらとあわせて、昨今の円安の影響での国内旅行の需要の高まりもあり、今年2024年のお盆は昨年以上に観光地や高速道路、公共交通機関の混雑が予想されます。
今回紹介した渋滞回避のための情報やアプリ、渋滞に巻き込まれたときの車内に常備しておきたいアイテムなどの情報を活用いただきながら、2024年お盆休みの帰省や旅行を楽しんでください。