完全電動の限定生産車両と特別な体験を融合した新たなコレクション
《画像提供:Response》〈photo by Rolls-Royce Motor Cars〉ロールスロイスのコーチビルド・コレクション
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、3月24日に「コーチビルド・コレクション」の発表を行いました。これは、完全に電動化された限定生産のコーチビルド車と、数年にわたる特別な体験プログラムを組み合わせた、新たなラグジュアリーの提案です。
同社は、顧客の要望に応じてエクステリアやインテリアをオーダーメイドで製作する「コーチビルド」の伝統を持つブランド。今回のコレクションは、従来のビスポーク(オーダーメイド)プログラムを大幅に拡大し、その伝統を現代の電動モビリティと融合させたものといえます。
2017年の「スウェプテイル」や2021年の「ボート・テール」、2023年の「ドロップテール」といったこれまでの限定コーチビルド車はV12ガソリンエンジンを搭載していましたが、今回のコレクション第1弾は、EVモデル「スペクター」をベースとしたシリーズ初の完全電動車となります。
コレクションの中核をなすのは、完全電動の限定生産コーチビルド車。この車両は、個々の顧客の要望を反映した唯一無二のデザインと仕様が特徴となるでしょう。
また、車両の提供にとどまらず、数年間にわたる特別な体験プログラムがこのコレクションに付帯する点も注目すべきポイントです。
具体的には、非公開のテスト施設や秘められたデザイン・スタジオへのアクセス、熟練の職人たちのアトリエ訪問、そして世界中の魅力的な目的地で開催されるプライベート・イベントへの参加などが予定されています。
なお、この類まれなプログラムは、ブランドに深い愛着を持つと認められた顧客に対し、ドバイ、ソウル、上海、ニューヨーク、そして本拠地グッドウッドにある「プライベート・オフィス」のネットワークを通じて、招待制で提供されます。
今回の発表は、単に新型車を投入するだけでなく、車両の所有体験そのものをデザインするという、ロールス・ロイスの新たなアプローチを示しています。完全電動化の方向性も明確に打ち出し、ブランドの未来を象徴するコレクションとなる見込みです。
ロールス・ロイスが提示する完全電動のコーチビルド・コレクションは、今後のラグジュアリーカー市場における新たな展開を予感させるものです。4月に予定されているモデルの詳細公開により、その具体的な姿が明らかになるでしょう。


