車体の補強と新たな制振技術で、しなやかな走りを追求。後席の居心地にもひと工夫
《画像提供:Response》〈写真提供 レクサス〉レクサス「LS500h」
レクサスは2026年9月10日、ブランドを代表する高級セダン「LS」を一部改良して発売しました。今回の主役は、目に見える大きな変化よりも、走り出してから感じる上質さ。車体の剛性や足回りを見直し、ドライバーと後席の乗員、それぞれにとって心地よい移動を追求しています。
まず手を加えたのは、床下の中央を前後に通るセンタートンネルです。これまで進めてきた車体前後の補強に加え、この部分の剛性も向上。ステアリング操作に対して車体が素直に反応する、一体感のある走りへと磨き上げました。
さらに、リヤサスペンションブレースとラゲージブレースには、新たな制振技術「REDS」を採用しています。熱硬化性樹脂を塗布して焼き付ける構造により、細かな高周波振動を抑える仕組みです。車体を強くするだけでなく、乗員に伝わる振動まで整えるところに、フラッグシップらしいこだわりが見て取れます。
こうした車体側の変更に合わせ、サスペンションの減衰力を制御するAVSと電動パワーステアリングも再調整。旋回時のロールや前後方向の揺れを抑えつつ、自然な操舵感と滑らかな乗り心地の両立を図っています。
《画像提供:Response》〈写真提供 レクサス〉レクサス「LS」のパノラマルーフ
室内で注目したいのが、全車にメーカーオプションとして用意されたパノラマルーフです。後席からも空の広がりを感じられるようになり、くつろぎの空間に開放感をプラス。ルーフを開けた際の風切り音を抑えるメッシュ式のディフレクターも備え、静粛性への配慮を忘れていません。
最上級の「エグゼクティブ」では、切子調カットガラスの加飾と組み合わせられる内装色を拡充しました。ガラスの繊細な表情を楽しみながら、好みに合った室内の仕立てを選べるようになっています。
ラインアップは、3.5リッターV6エンジンを使うハイブリッドの「LS500h」。消費税込み価格は「Fスポーツ」が1,414万円から、「バージョンL」が1,604万円から、「エグゼクティブ」が1,757万円からで、それぞれにFRとAWDを設定します。
1989年のブランド誕生から、レクサスの高級セダンづくりを象徴してきたLS。今回の改良は、ハンドルを握る時間にも後席で過ごす時間にも、その持ち味を丁寧に積み重ねるアップデートです。


