480N・mのディーゼルに本格4WD。悪路の強さと家族で使える快適性を両立
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 パジェロ 新型
三菱自動車は2026年10月29日、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」を12月17日に国内発売すると発表しました。価格は619万3,000円から。先に世界初公開され、タイで販売を始めていた新型が、いよいよ日本の販売店にも並びます。
国内向けには「スーパーエクシード」「エクシード」「GSR」「GLS」の4グレードを設定しました。上質さを前面に出したエクシード系と、クロスカントリーSUVらしい機能性を重視するGSR/GLSという構成です。10月1日に始まった予約注文は、28日までに約5,500台に到達。三菱によると、すでに年度目標を上回っています。
全車に共通するのは、2.4リッターのクリーンディーゼルターボと8速ATの組み合わせ。最高出力150kW、最大トルク480N・mを発揮し、低い回転域から大柄なボディを動かす力を引き出します。街中での扱いやすさだけでなく、登り坂や荒れた道でも余裕を持たせた設定です。
もちろん、パジェロを名乗る以上、4WDの中身も見逃せません。「スーパーセレクト4WD-II」は、後輪駆動からフルタイム4WD、センターデフロック、低速ギヤを使う悪路向けモードまで切り替えが可能。さらに車両運動統合制御の「S-AWC」と、雪や砂、岩場などに合わせた7つのドライブモードを組み合わせています。
骨格には高剛性のラダーフレームを採用し、リアには新開発の5リンク式リジッドサスペンションを装着しました。開発で重視したのは、単に悪路を走り切る能力だけでなく、荒れた路面でも乗員が快適に過ごせること。走破性と乗り心地の両方を磨いた点が、新世代パジェロの特徴です。
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 パジェロ 新型
室内は、すべてのグレードが3列シートの7人乗り。2列目は150mmのスライド機構に加え、シートを前方へ跳ね上げるタンブル機構を備え、3列目への乗り降りにも配慮しています。全長4,920mm、全幅1,925mmのボディに、多人数で出かけられる実用性を持たせました。
水平基調のインストルメントパネルには、2枚の大型ディスプレイを配置。歴代モデルの3連メーターを現代的に再解釈した表示も取り入れています。最上級のスーパーエクシードでは、キャメルとブラックを組み合わせたセミアニリン本革シートを採用し、前席ベンチレーションやヤマハと共同開発した12スピーカーのオーディオも備えます。
外観もグレードで表情が異なります。スーパーエクシードはハニカム形状のグリルを基本とし、ほかの3グレードは横桟タイプ。エクシード系は20インチ、GSR/GLSは18インチのホイールを履き分けます。新色のアーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックも加わり、力強い四角いシルエットを引き立てています。
価格はGLSが619万3,000円、GSRが676万5,000円、エクシードが693万円、スーパーエクシードが795万800円(いずれも税込)。本格4WDの頼もしさに、3列シートと上質な室内を重ねた新型パジェロ。国内仕様が出揃い、待望の復活はいよいよ発売を迎える段階に入りました。


