売行き絶好調!マツダの新型SUV「CX-8」
マツダから2017年12月14日に発売された3列シート・7人乗りSUVの「CX-8」。
マツダ CX-8
マツダ車のラインナップからミニバンを撤退させ、プレマシーやMPV等のミニバンに変わる多人数が乗れる車種として、マツダの国内SUVとしてはCX-3、CX-5に次ぐ最上級モデルとしてデビューしたCX-8は、発表から発売までの3か月程で、月間の販売計画台数のおよそ6倍となる7,362台の予約受注となる今や飛ぶ鳥も落とす勢いの人気SUVです。
いまや国産の7人乗りSUVの代名詞と言っても過言には聞こえない人気車種となり、どのメディアでも取り上げられるCX-8の評価は、総じて高い評価が多く絶賛されています。
2018年1月現在、既に納車を迎えたユーザーも増えてきた今日この頃ですが、これからCX-8の購入を検討する方々にとって、実際のユーザーの声などが最も気になる所では無いでしょうか。
当記事では、早速納車を向かえたユーザーの生の声やジャーナリストの試乗評価などを、良い評価、悪い評価に分けて掲載しています。
マツダ CX-8の燃費について
まずは、サンプルが少ないものの納車を終えたユーザーもちらほらと出てきつつあるので、CX-8の実燃費に関してを紹介します。
WLTCモード燃費 | FF:15.8 4WD:15.4 | |
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市街地モード | FF:12.7 4WD:12.5 | 郊外モード | FF:15.7 4WD:15.3 | 高速道路モード | FF:18.0 4WD:17.5 |
WLTCモード燃費 | FF:12.4 4WD:11.6 | |
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市街地モード | FF:9.8 4WD:8.4 | 郊外モード | FF:12.6 4WD:11.7 | 高速道路モード | FF:13.9 4WD:13.8 |
上記はマツダが公式で発表しているWLTCモードの燃費数値となっています。
2019年2月時点での実燃費(e燃費参照)では、ガソリンエンジンの実燃費平均は11.4km/L、ディーゼルの実燃費平均は13.8km/L となっています。
■ユーザーの声
ガソリンNAの25Sを2018/12に購入しました。冬の始動時は走り始めて10分くらいは燃費が良くなく8から9kmlといったところで、その点のみ留意が必要です。暖気後は愛知県郊外の下道を30から50kmhで走らせると11から13kmlです。高速を100から110で巡航してると14から15kmlです。大きく剛性があるボディでこの燃費は素晴らしい。
短時間、街乗り、近距離の用途がほとんどですが、11km/Lは立派です。少し郊外に出ると燃費がぐんぐん良くなりました。
マツダ CX-8の良い評価・評判・口コミ?
それではまず、マツダ「CX-8」の良い評価や口コミ、評判から紹介していきます。
■静粛性が高い
まず、良い評価として1点目にあげるのは「静粛性」の高さです。
■ジャーナリスト評価
車内は基本的に静かで静粛性に優れ、ガラスからの透過音もよく抑えられていて静か。
アイドリング時の静粛性が高く、走行時は車内にディーゼルらしいノイズはほとんど届かない。
我々のようにのべつ幕無しクルマに乗っているような人種以外はそれがディーゼルだとは気付かないのではないかと思うほど静かになった。
■ユーザーの声
振動や騒音が少なくて、分厚い鉄板の上に乗ってるなぁという感じ。
■ユーザーの声
音は始動時がやはりディーゼルですが、しばらくすると静かに感じます。また、乗っているときは驚くほど静かです。車として良くできていますね。
■エンジン・走行性能も高評価
最大トルクを450Nmまで高めた改良型の2.2リットルディーゼルエンジンも総じて高評価となっています。
■ジャーナリスト評価
SKYACTIV-Dの進化も感じられた。基本はCX-5を踏襲しているが、急速多段燃焼採用などによってより洗練された印象。
加速も重量の軽いCX-5と同等でスムーズさはCX-8のほうが上だ。これは最高出力を129kWから140kWにアップし、最大トルクも420Nmから450Nmに向上した結果、車両重量が増えてもスポーティな加速感を維持している。
数値上はこれでCX-5と同等レベルの加速性能を得ているというが、実際に体感する性能はそれを上回り、CX-8の方が速いと感じるほど。そしてこの寸法(全長4900×全幅1840×全高1730mm)と重さ(最も重いモデルで1900kg)にも拘わらず、本当にスイスイと走る。
■ユーザーの声
進みだしのトルクが凄い。これはディーゼル最大の恩恵。後ろから押されてる感じ。まじでアクセル全開は怖くて出来ない。多分、キックダウンスイッチは一生使うことないと思う。
高速走行してないので、80キロ以上の運転感は不明。
ハンドルは思ったよりも軽い。機敏というよりもどっしりとした取り回し。
直進の安定感は凄い。まじで高速乗りたいと思わせる。
アクティブクルーズコントロールも使ってみたけど、街乗りでも十分な機能を発揮。
■乗り心地もGood
乗り心地も静粛性が高い点と合わせ高評価です。
■ジャーナリスト評価
『CX-8』に試乗してもっとも驚いたのは上質な乗り心地。
乗り心地に落ち着きがあり、タイヤの動きがいいのは、ボディ剛性がアップしたことが大きい。それに3列にしたことで、前後重量バランスがさらによくなった。
CX-8に試乗するとCX-5のインパネやインテリアの質感が高かったのは、価格帯が上のCX-8と共通化するためだったことがわかる。それだけCX-5はお買い得なわけだが、改良型エンジンと乗り心地はCX-8のほうが一段とよくなっている。
とにかく乗り心地は極めて良好で、ディーゼルの透過音もCX-5とはかなり差があって、ほとんど気にならないレベルにまで引き下げられている。
■ユーザーの声
プロアクティブは革シート選べないけど、シートのフィッティングと硬さは絶妙。
各操作スイッチもしっかり作り込まれていて、配置や操作性も不便さはなく、さすがフラッグシップモデル!という感じ。
乗り心地もアテンザGJに比べると、かなり柔らかい。
■ユーザーの声
コーナリングが特に良く旅行先のワインディングを3列乗車で走らせましたが運転席も乗り心地は良く、また家族も車酔いしませんでした。最高です。
■319万~という価格も高評価
最後の良い評価は「価格」についてです。
発表当初はCX-5と比較され、若干価格が高いという声もあった「CX-8」ですが、実際に乗ってみると充分に納得のできる価格だと評価されているようです。
■ジャーナリスト評価
のクルマに使われているプラットフォームは、実はCX-5用ではなく、北米に輸出している全長5mを超える大型SUV、『CX-9』のものを使っているのである。フロアの板厚などは、北米のコンクリートロードを走ることや、ほぼ2トンに達する車重を考慮して、CX-5よりはるかに厚いものが使われているという。高い静粛性や、良好な乗り心地は単にホイールベースを伸ばしたり、車重が重くなった結果ではなく、別物のプラットフォームが使われていることがその理由。お値段もCX-5と比較した時、だいぶ高くなっているが、それは前述した理由があるからである。マツダさん、やってくれます。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
■ユーザー評価
このクオリティでこの価格は買い。
他のメーカーだと、同じ値段でこれは揃わないなと。
全体的なバランス、高級感、操作性は満足度100%。
購入者バイアスが全開だが、それにしても、買って良かった。
マツダ CX-8の悪い評価・評判・口コミは?
続いては改良が望まれている評価、評判や口コミを紹介していきます。
■ジャーナリスト評価
改良を望みたいのはロードノイズ。車内は基本的に静かで静粛性に優れ、ガラスからの透過音もよく抑えられていて静かだ。だが、キャビンまわりの音が静かになったことで路面からのノイズが目立ってしまった。特に荒れた路面でのロードノイズが耳についてしまうのが残念。
■ジャーナリスト評価
一番気になるのは、今時どうよと思う7インチのディスプレイ。しかもここに360度ビューと、バックカメラの映像が同居する。だから折角の360ビューなのに小さすぎて確認が難しい。
また、3列目のシートを起こした状態の時はそのヘッドレストが視界の妨げになるのだが、そいつを畳むにはテールゲートを開けて後ろから折りたたむ以外の方法がない。つまりドライバーズシートからの操作はできない。
さらに、何故か駐車場などのチケット挟むチケットホルダーが、サンバイザーから撤去されて存在しない。
■ユーザーの声
マツダコネクト(ディスプレイ)に関しては今後に期待したい。
最も多く見受けられるCX-8に対する改良を希望する声は、ジャーナリスト評価にもある「ディスプレイのサイズ」が言及されています。
ユーザーの方と同様に、今後に期待したいところですね。
最後に…。
以上、ジャーナリストの方々の試乗評価とユーザーの声をお届けさせて頂きました。
ユーザー評価については、今後も増えてくると思われるので随時更新してお届けできればと思います。
色々な評価を見聞きしましたが、低評価となってしまっているポイントはあれど、かなり出来が良く、評価されているクルマだということがわかります。
CX-8の購入を検討されている方にとっての判断材料となるようであれば幸いです。