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車の盗難。ドアノブ下に穴があったら要注意!?有効な盗難対策は?

車の盗難。ドアノブ下に穴があったら要注意!?有効な盗難対策は?

盗難が多い車両として、トヨタのプリウスと並んで有名な「ハイエース」。Twitterに投稿された注意喚起が話題を集めていました。自動車盗難に対する注意喚起の情報と共に対策などをまとめて掲載しています。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


気付きにくいけど要注意!あなたの車、ドアノブ下に穴はない…?

2017年2月、Twitterに投稿されていたハイエースに関するツイートが話題を呼んでいました。

盗難が多い車両として挙げられる「ハイエース」。

そのドアノブの下部に穴があいていたという内容の投稿で、中々大人の目線では気付きにくい箇所に空けられたこの穴は、車の盗難の下準備のために空けられており、その穴を通じハンドルロックは何を使っているか、車載しているカメラは無いか等の下調べをし、その後タイミングを見計らい盗難していくようです。

意外と気付きにくい箇所に開けられる穴。ハイエースユーザーのみならず、気になる方は是非愛車のドアノブ等も、不振な箇所が無いかのチェックを怠らないようしましょう。

自動車盗難。件数は減少傾向だが、1万件越え。検挙率も約50%・・・。

2018年1月に警察庁が公表した犯罪統計(暫定値)によると、2017年1月~12月におこった自動車盗難の総数は、10,213件で2016年の11,655件と比べ12%程少なくなったものの、未だ年間で1万件超え。

内、検挙されている件数は5,355件と約半数しか検挙されていないという状況になっています。

2007年~2016年の自動車盗難件数

自動車盗難が多かった地域としては
茨城 1,397件
大阪 1,393件
千葉 1,178件
愛知 1,127件
埼玉 758件
が上位5県という結果になっています。

2007年には3万件を超える自動車盗難があり、そこから考えれば3分の1まで盗難件数は減少しているものの、年間で未だ1万件を超える自動車盗難が認知されているのも事実となっています。

自動車盗難に有効な対策は?

今回紹介しているTwitterの投稿者様は、その後の警察への相談等から24時間監視つきの会社の駐車場に移す等をし、実際の被害には至りませんでしたが実際に自分の愛車のドアノブに穴が開いていたら?穴が無くとも、自身で出来る対策はどのようなものがあるのか?について紹介していきます。

イモビライザー、ハンドルロック等はもちろん有効だが、万能では無い…。

イモビライザー付の車両等はもちろん盗難に対し防御力が高まりますが、万能とはいえません。

イモビライザー付の車両は基本スマートキー(電子キー)となっており、近年はこのスマートキーの車両を狙う「リレーアタック」と呼ばれる手口による盗難被害が増えています。

リレーアタックによる盗難手口

簡単に言うとスマートキーから発せられている電波・信号を拾い、それを利用しドアを開け、エンジンを掛けるという方法です。下記動画にて分かりやすく説明されています。

リレーアタック対策は可能。しかし・・・。

この「リレーアタック」、スマートキー(電子キー)から発生している微弱な電波を利用し、犯行に及ぶため、そもそもスマートキー(電子キー)から発する電波を遮断すれば、防げるのも事実です。

金属製のスチールケースなどで常に鍵を保管するようにしていれば、電波の中継が行えなくなるため、それだけでも予防・対策の有効手段になります。

しかし、イモビカッターなるイモビライザーを無効化させる器具まであるため、イモビライザーは盗難防止の代表例として挙げられますが万能ではありません。

ハンドルロックなどももちろん有効な盗難対策として挙げられますが、予め準備をしているプロの窃盗団等はいともあっさりと盗難されてしまうのが実情だとか。

盗難防止用のアラームなどが付いたシステムも同様に、アラームが作動してもそのまま車両を持ち去り、その後アラーム停止のための処置を行うという事例も多いようです。

最も有効なのは物理的、アナログでの対策・・・?

電子的なシステムでの対策の場合、盗難対策として役立つことは間違い無いですが、それを無効化させるシステムが後追いで登場するなど常にイタチごっことなっているため万能・万全とは言えないようです。

もちろん、イモビライザーが無い車種にはイモビライザーを後付する、ハンドルロックやタイヤロックをするというのは有効な対策方法の1つではあります。

しかし、どのような方法でも「プロ」の手に掛かってしまうと盗まれてしまうのが現状だといいます。

今回のTwitterの投稿主様も、「物理的に盗みにくく、めんどくさいと思わせるのが大事」と相談した際に警察からアドバイスされたようで、監視カメラ付きのガレージの中に入れ、入り口にショベルカーを置き、さらにその前に軽自動車を停めるという2段階、3段階での対策をしているようです。

デジタル装置などでの対策はもちろん有効ではありますが、窃盗する側からの目線で「盗り難い・面倒だ」と思わせ、且つデジタル面も強化するのが一番の有効な対策となるのではないでしょうか。

最強の自動車盗難対策は?

「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」では、霊長類最強とうたわれた吉田沙保里選手を起用した動画「最強自動車盗難防止対策」をYoutubeにて公開しています。

動画にてイモビライザーの装着などはもちろんですが、駐車場選びなどのアナログ的対策も紹介されています。

やはり、デジタル+アナログでの対策が一番有効といえそうですね。

最後に…。

減少しているとは言え、年間1万件以上の被害がある自動車盗難。
盗難防止用アイテムは複数出ており、対策方法として間違いはありませんが必ずしも万能という訳ではありません。

目に見える箇所に防犯カメラを設置することや、物理的に車を移動させにくい環境にするような(シャッター付の車庫然り)アナログ的対策も必要です。

また、万が一のことを考えれば、車両保険で盗難に対する補償を厚くしておくというのも必要かもしれません。

こういった犯罪が無くなるのに越したことはありませんが、自身で出来る対策はしておきたいですね。

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