はじめに

BMW X1は1シリーズベースのSUVモデルでBMWの売れ筋モデルです。
ちなみにSUVではなくBMWはXシリーズ「X1」「X3」「X5」はSAV(スポーツ・アクティブ・ビークル)と呼ばれてあくまでスポーティさを強調されたモデルになってるのがBMWらしいですね。
「BMW X1」はE84型の初代「X1」が2009年に発売され、2015年から現行のF48型が後輪駆動ベースからFFプラットフォームに変更されて販売され現在に至ってます。
F48型が出た頃は大人気でほとんど値引きもなく勝手に売れていくくらいのモデルでした。
流石に昨年くらいからメーカー支援もあり大幅な値引きもでてきているようですが、相変わらずの人気車種であることには間違いないですね。
今回は人気車種「X1」について昨年6速ATから7速DCTに変更された「sDrive18i」や、売れ筋ディーゼルターボの「xDrive18d」などX1の購入を検討されている方向けに、各グレードの価格や特徴などを紹介していきます。

BMW X1 sDrive18i、トランスミッションを6速ATから7速DCTに変更 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/08/28/299021.htmlビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、7月生産分から「X1 sDrive18i」のトランスミッションを6速ATから7速DCT(ダブルクラッチトランスミッション)に変更し、8月末より順次納車を開始すると発表した。
BMW「X1」の新車販売台数ランキング

日本自動車輸入組合(JAIA)調べによると2017年1月~12月の年間販売台数は外国メーカー車モデル別新車登録台数順位で9位にランクインしています。
輸入車全体で9位というはかなり検討していますね。
ちなみにBMWの車種モデル別では
1位 MINI 25,427台
5位 3シリーズ 13,163台
7位 2シリーズ 8,594台
8位 1シリーズ 8,123台
9位 X1 7,618台
となっておりX1はXシリーズで一番の売れ筋モデルになっています
BMW X1 ラインナップと価格

BMW「X1」のガソリンモデルは「sDrive18i」「xDrive20i」「xDrive25i」の3種類。
ディーゼルモデルは「xDrive18d」の1種類のみ用意されています
それぞれベースグレードと外装やホイールなどを充実させた「xLine」、おなじみのスポーツグレードの「Mスポーツ」が用意されています。
価格とスペックは以下の通りです。
グレード:
sDrive18i 417万円
sDrive18i xLine 445万円
sDrive18i M Sport 463万円
駆動方式:FF 燃費:15.7km/L 排気量:1,498cc 車重:1,520kg 馬力:140ps トランスミッション:7速DCT
グレード:
xDrive18d 470万円
xDrive18d xLine 495万円
xDrive18d M Sport 513万円
駆動方式:4WD 燃費:19.6km/L 排気量:1,995cc 車重:1,660kg 馬力:150ps トランスミッション:8速AT
xDrive20i 495万円
xDrive20i xLine 514万円
xDrive20i M Sport 533万円
駆動方式:4WD 燃費:14.6km/L 排気量:1,998cc 車重:1,660kg 馬力:192ps トランスミッション:8速AT
xDrive25i xLine 605万円
xDrive25i M Sport 627万円
駆動方式:4WD 燃費:14.3km/LL 排気量:1,998cc 車重:1,660kg 馬力:231ps トランスミッション:8速AT
トップモデルの「xDrive25i」は600万超えで別格として、Mスポーツで比較すると
sDrive18i M Sport 463万円
xDrive18d M Sport 513万円 +50万
xDrive20i M Sport 533万円 +20万
となっており、sDrive18iが価格的にはかなり安いですね。
ディーゼルのxDrive18dとガソリンのxDrive20iは20万円の違いなのでこちらも購入検討される方にとっては悩ましい差額です。
馬力はガソリンモデルのxDrive20iに軍配があがりますが、燃費や低速からのトルク感を考えるとディーゼルモデルを選ぶ方が多いんでしょうね。
気になるBMW「X1 sDrive18i」7速DCTの出来は?

Responseの試乗記事によると7速DCTの出来はなかなか良さそうです。

【BMW X1 sDrive18i 試乗】小さなネガを見るか、大きなポジを見るか…中村孝仁 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2018/02/12/305958.htmlBMW 『X1』に試乗するのはこれが3度目。ただし、一度として同じグレードには乗っていない。今回試したのは「sDrive18i」といういわゆるエントリーグレードのモデルだ。
7速DCT化したことにより、加速時に踏み込んだときの変速フィーリングがよりスポーティな走りを引き立てているようです。
ただ気になる低速時の違和感やギクシャク感は多少なりともありそうなので、こちらは購入検討時に実際に車庫の出し入れなどの低速時や街乗りの速度域で実際に試乗されてみて判断されることをおすすめします。
試乗して問題なければ1520kgの軽量車体で7速DCTと相まって、より軽快で爽快でスポーティな走りを演出してくれる「X1 sDrive18i」を選んでも後悔はしないでしょう。
最後に

BMW「X1」はガソリンモデルは「sDrive18i」「xDrive20i」「xDrive25i」の3種類、ディーゼルモデルは「xDrive18d」の1種類のみ用意されていますが、BMWの親しい営業の方によると売れ筋は断然ディーゼルモデルの「xDrive18d」だそうです。
今回「sDrive18i」が7速DCTになったのは同FFプラットフォームを利用するBMW MINIの7速DCT化への布石であるのは明らかですが、あまり売れていない「sDrive18i」に思いきって走りに振った7速DCTを搭載して起爆剤にしようとする意気込みを感じます。また、駆け抜ける喜びに重きを置くBMWらしさを感じます。
今後、トランスミッションを6速ATから7速DCT搭載に変更されたエントリーモデルの「sDrive18i」が価格メリットと7速DCTのスポーティな走りでどれくらい同車種内の売上比率を伸ばすのか楽しみですね。

ただ、あえて人におすすめるのであればディーゼルターボの「X1 xDrive18d」をおすすめしたい。
あくまで主観となりますが、DCTはダイレクト感は高くスポーティな走りはいいものの、最近の出来の良いトルコンATと比べると若干のギクシャク感が否めません。
クリープ現象も違和感があるので駐車場の出し入れなど日常の使い勝手や、4WD(xDrive)の恩恵も大きいので50万円の差があってもディーゼルモデルの「X1 xDrive18d」を選んでほしいと言うのがが正直なところです。
結局、乗り潰すのでなければ「X1 xDrive18d」の方が4輪駆動でもあり需要も高いため下取りや、買取査定額がつきますので最終的にはあまり変わらないかなと感じます。
あくまで筆者個人の意見なため、実際にDCT搭載の「X1 xDrive18d」を試乗されてご自分で判断されるのが一番だとおもいます。
それ以外には、ガソリンモデルのアクセルを踏んだときのレスポンスとリンクする加速感、高回転まで回せる感覚が好きという方には20万の価格差なので「xDrive20i」も視野に入れたいところですね。
最後にBMW「X1」を検討されている方は急いでないのなら2018年初夏には発売されると思われるBMWの新型「X2」の発売を待ってから比較検討されるのもアリでしょう。
「X2」に間しては、ガソリンモデルが最初に導入されるのが濃厚です。
新型「X2」は非常に若々しい、躍動感あふれるデザインで非常に気になる一台です。
結局のところ、購入検討している方にとっては、更に迷わせてしまうような内容となってしまいましたが、しっかりと比較し、納得の上で納車を迎えたいですね。

【BMW X1 xDrive18d】BMWの最小SUVに待望のディーゼル[写真蔵] | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2016/12/12/286881.html?from=tprtBMWのSUVシリーズのなかでもっともコンパクトとなる『X1』にディーゼルエンジンモデルが追加された。