トップへ戻る

ヴェゼルのマイナーチェンジで搭載されなかった残念な3つのポイント!

ヴェゼルのマイナーチェンジで搭載されなかった残念な3つのポイント!

ホンダの人気SUV「ヴェゼル」が2月16日にマイナーチェンジし発売されました。 ホンダセンシング全車標準装備や、内外装もリファインされて商品価値が増しSUVの売上首位奪還も期待されます。とても魅力的なマイナーチェンジ内容でしたが、密かに期待していて搭載されなかった3つの機能・ポイントについてご紹介します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

はじめに

ホンダ・ヴェゼルが2018年2月16日にマイナーチェンジされ発売となりました。

エクステリアやインテリアもリファインされ、先進の安全運転支援システムであるホンダセンシングの主要機能ACCや、LKASなどの8機能を全タイプに標準装備し、商品価値がかなりUPしています。

魅力的なマイナーチェンジ内容でしたが、密かに期待していたものの搭載されなかった「ヴェゼル」の3つの機能・ポイントについてご紹介します。

1点目:先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」の装備内容が新型N-BOX以下

今回、先進の安全運転支援システム、「ホンダセンシング」の8機能がガソリンモデル、ハイブリッドモデルの全タイプに標準装備されました。

アクセルペダルから足を離しても前走車との車間距離を適切に保つ「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」や、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS(車線維持支援システム)」なども装備され高速道路での走行もかなり楽になりますね。

しかしこの「Honda SENSING」、軽自動車の新型「N-BOX」と比べると、2つの装備が省かれているのです。

1つは「オートハイビーム」です。

夜間走行時にハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能です。

夜に暗い道をロービームで走行中に単眼カメラで前方の状況を検知してくれて街灯がなくて暗い場合、見やすいように自動でハイビームにしてくれます。

また前走車や対向車を検知すると、自動的にロービームに切り替えくれる便利機能です。
これは輸入車などの高級車にも多く装備されている機能で且つ便利なため、できることなら搭載してほしかったというのが正直なところです。

もう1つが、「後方誤発進抑制機能」です。

これは不意の後退を防ぐための機能で停車時や10km/h以下の低速後退時に、真後ろの近距離にある障害物を検知してドライバーがアクセルを踏み込んだ時に急な発進を抑制してくれる機能です。

この機能に関しては、ヴェゼルを購入するドライバー層的にも、あまりニーズは無さそうではあるものの、新型N-BOXとで比較した場合付いていない機能です。

それ以外では、ホンダセンシングについて、ACCやLKASは新型N-BOXと同等のものですが、ACCは30km/hで作動するモデルです。

そのため前走車が停止したら、自車も自動的に停止してくれる渋滞追従機能はついていません。

トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)までついているレジェンドと同様とまでは言いませんが、アコードやシビックについているACCは、渋滞追従機能がついているので高速走行も多いヴェゼルには、渋滞追従機能だけでもつけて欲しかったというのが正直なところです。

ちなみにLKAS(車線維持支援システム)の作動条件は65km/h以上ということでホンダ車で違いはありません。

ということで、1つ目は「ホンダセンシング」の機能をもう少しだけ強化して欲しかったなと感じます。

2点目:1.5リッターのVTECターボエンジンが搭載されなかった

2点目は、ターボエンジンがスポーツグレードのRS(アールエス)に搭載されなかったという天です。

今回、ハイブリット車には、新世代ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」を搭載し、エンジンも直噴1.5リッターエンジンとなり、パワーと燃費性能が向上しており、ハイブリッド車にも初めて4WDを搭載する等、マイナーチェンジのレベルとしては盛り沢山ですが、ターボエンジン搭載は見送られてしまいました。

ジェイドにも搭載されている1.5リッターのVTECターボエンジンをRSだけにでも用意して欲しかったと思うのが本音です。

年次改良で搭載される可能性もありますが、今回ターボエンジンが搭載されなかったのは今年発表される新型「CR-V」との差別化や、ハイブリットということで燃費も考慮されて見送られたのかなともおもいます。

今後できればガソリンモデルだけでもいいので1.5リッターのVTECターボエンジンモデルも用意されるとさらに魅力的なラインナップになるのではと思います。

3点目:走る楽しさを追求したモデルRS(アールエス)に4WD「リアルタイムAWD」設定がない

電子制御で後輪の機動力を素早くコントロールするホンダ独自「リアルタイムAWD」と呼ばれる4WDモデルですが、今回のマイナーチェンジでヴェゼル用にコーナー旋回時におけるリアのトルク配分を強めに設定し、コーナリング時における爽快感を高めたそうです。

著者の実家も冬に雪の多い地域ですが、豪雪地域では4WDモデルがほぼ必須。悪路走破性や安定感も増す4WDの設定が、走る楽しさを追求したスポーツモデルRSに、選択肢としてそもそも存在しないのはやはり残念。

その他、細かいところで言うと、最近のトヨタ車に装着されていて、N-BOXにも付いているシーケンシャルウィンカー(いわゆる流れるウィンカー)が未搭載だったりという点が挙げられます。

また、筆者の完全なる好みの問題ではありますが、青のボディカラーが、「モルフォブルー・パール」から「ミッドナイトブルービーム・メタリック」に変わってしまったのも少しばかり残念です。

が、これは好みの問題ですね。

【無料】ガリバーにヴェゼルの中古車探しを依頼する

最後に

期待していた分、残念に感じてしまった点を3点ほど挙げましたが、今後の年次改良やフルモデルチェンジでの改良を期待したいところです。

残念な点ばかり挙げましたが、マイナーチェンジとしてはかなり改良されたと感じます。

エクステリアでは、フロントのバンパーやグリルのデザイン、インラインタイプのLEDヘッドライトでマイナーチェンジ後の方がデザイン的にも華があり、ホンダセンシングも多くの方には満足できる内容だと思います。

オプションナビも「Apple CarPlay」「Android Auto」対応で、iPhoneやAndroidのスマホとの親和性が向上したのも嬉しい点です。

「ヴェゼル」は国産コンパクトSUVのジャンルでは人気車種で、2014年~2016年の3年連続しSUV新車販売台数1位を獲得していました。昨年は残念ながらトヨタの新型車「C-HR」に1位の座を奪われましたが、今年はまた1位を奪還できるのか。

可能性はあるように思えます。

仮に筆者が一台選ぶとすれば、パドル付きの7速ATのハイブリッドモデルのRS。
ボディカラーは新色「オーロラアメジスト・メタリック」をチョイスし、できれば無限パーツをつけたいですね。

スポーティな走りが魅力のひとつですが、シートの「ウルトラスエード」の質感が高いため、居住性、走行性能という点からRSを選びたいなというところ。

今回のマイナーチェンジで魅力を増したホンダ新型ヴェゼルですが、名前に込められた「角度によって表情を変える宝石のように多面的な魅力と価値を持つクルマ」に、ますます近づけたのでは無いでしょうか。

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

ホンダ ヴェゼル改良新型、各種純正アクセサリーを発売 | レスポンス(Response.jp)

https://response.jp/article/2018/02/15/306108.html

ホンダアクセスは、コンパクトSUV『ヴェゼル』のマイナーチェンジに合わせ、各種純正アクセサリーをラインアップし、2月16日より全国のホンダカーズから発売する。

  • カービュー査定

関連する投稿


フェラーリ プロサングエの魅力を徹底紹介

フェラーリ プロサングエの魅力を徹底紹介

フェラーリ史上初の4ドア・4人乗りモデル「プロサングエ」を詳しくご紹介します。このモデルは、一般的なSUVやクロスオーバーとは異なる新しいジャンルの車として誕生しました。モデル名の「プロサングエ」はイタリア語で「サラブレッド」を意味し、その名が表すように、フェラーリらしい力強い走りと高級感ある快適性を両立。V12エンジンや乗り降りしやすい観音開きの後部ドアなど、特徴的な魅力を分かりやすくお伝えします。


ホンダ新型「N-BOX」発表!高級感を高めた新仕様も登場

ホンダ新型「N-BOX」発表!高級感を高めた新仕様も登場

ホンダは2025年4月17日、人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の一部改良モデルを発表。翌日18日に発売しました。「N-BOX CUSTOM(エヌボックス カスタム)」の一部タイプにLEDフォグライト・フォグライトガーニッシュを設定するなど、より特別感を際立たせています。


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


ホンダ新型「SUV」世界初公開!圧倒的開放感誇るインテリアがスゴイ「ミドルサイズSUV」2026年発売へ

ホンダ新型「SUV」世界初公開!圧倒的開放感誇るインテリアがスゴイ「ミドルサイズSUV」2026年発売へ

ホンダは2025年1月8日、アメリカ・ラスベガスで開催されるCES 2025にて、2026年よりグローバル市場への投入を開始する新たなEV「Honda 0(ゼロ)シリーズ」のプロトタイプモデルである「SUV(エスユーブイ)」を世界初公開しました。


【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2025年から2026年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年7月7日更新)


最新の投稿


カーバッテリー110番とは?評判・料金・JAFとの違いも徹底解説

カーバッテリー110番とは?評判・料金・JAFとの違いも徹底解説

突然のバッテリー上がりに悩まされた経験はありませんか?そんなときに頼れるのが、全国対応の出張サービス「カーバッテリー110番」です。最短5分で駆けつけ、交換費用もバッテリー代・出張費・工賃込みの明朗会計。24時間365日対応しており、休日や深夜のトラブルでも安心して利用できます。本記事では、カーバッテリー110番のサービス内容やJAFなど他社との違い、利用するメリット・デメリット、実際の口コミまで徹底解説。バッテリー上がりに備えて、知っておきたい情報を網羅的に紹介します。


ブリヂストン タイヤオンラインストア徹底解説|購入前に知るべき強み・弱み

ブリヂストン タイヤオンラインストア徹底解説|購入前に知るべき強み・弱み

ブリヂストン タイヤオンラインストアは、国内大手タイヤメーカー「ブリヂストン」が運営する公式通販サイトです。本記事では、公式ストアならではの強み・弱みや、他ECサイトとの違い、購入の流れ、評判・口コミをもとにサービス内容をわかりやすく解説。タイヤ交換までの具体的な手順や利用者のリアルな声を交えて、購入検討に役立つ情報を網羅しました。安心してタイヤ選びを進めたい方、ネット購入を初めて検討する方にオススメの内容です。


ルノー新型「キャプチャー」発表!輸入車SUV No.1の"燃費性能"を実現

ルノー新型「キャプチャー」発表!輸入車SUV No.1の"燃費性能"を実現

2025年6月5日、ルノー・ジャポンは、BセグメントコンパクトSUVの「キャプチャー」の新たなマイナーチェンジモデルを発表。同年6月12日より全国のルノー正規販売店で販売開始しています。


アルピーヌ新型「A390」日本導入へ?470馬力の電動SUV登場か

アルピーヌ新型「A390」日本導入へ?470馬力の電動SUV登場か

アルピーヌは、2025年5月27日(現地時間)に世界初公開されたアルピーヌの100%電動モデルとして発表された新型「A390」について、日本導入を検討していると発表しました。


プジョー新型「3008」発表!新世代のフラッグシップモデルが500万円以下で

プジョー新型「3008」発表!新世代のフラッグシップモデルが500万円以下で

Stellantisジャパン株式会社は2025年7月2日、プジョーのSUV「プジョー 3008(Peugeot 3008)」の3代目となる新型モデルを発表。同日より、全国のプジョー正規ディーラーにて発売しました。