ノスタルジック2デイズ2018開催!
日本の素晴らしい旧車・クラシックカーが一同に集まる「ノスタルジック2デイズ2018」が、2月18日~19日、パシフィコ横浜にて今年も開催されました。本イベントの開催は今回で10回目になります。
ノスタルジック2デイズとは、日本最大級とも呼べるクラシックカーモーターショーです。
行かれた方も、残念ながら行けなかった方も、本記事でクラシックカーを振り返ってみませんか。
ノスタルジック2デイズ2018に出展された主要な名車・クラシックカーまとめ
■スカイライン HT GT-R(1970年)
スカイライン HT GT-R(1970年)/オートショップ タキーズ
スカイライン HT GT-R(1970年)/オートショップ タキーズ
スカイライン HT GT-R(1970年)/オートショップ タキーズ
4ドアセダンに続いて登場したハードトップの最初期型で、車台番号は000042番。完全ノーマルのフルレストア車両だ。走行距離は4万2223km。価格は3456万円
■スカイラインGT-R(1973年)
スカイラインGT-R(1973年)/ロッキーオート
スカイラインGT-R(1973年)/ロッキーオート
スカイラインGT-R(1973年)/ロッキーオート
生産台数197台の「ケンメリGT-R」の中でも、日産の資料に生産数7台と記されている希少な純正赤ボディーカラー。走行距離は1万5100kmと少なく、エンジン、シート、ステアリングなどすべてが当時のままというフルノーマル車両。価格は9800万円
■トヨタ2000GT(1967年)
トヨタ2000GT(1967年)/ビンテージカーヨシノ
トヨタ2000GT(1967年)/ビンテージカーヨシノ
トヨタ2000GT(1967年)/ビンテージカーヨシノ
わずか335台しか生産されなかったスポーツカー。外装は総はく離してサビを完全に除去。純正ミラーや七宝焼きのエンブレムを交換。内装はウッドパネルとステアリングを新品に交換するなど、新車並みに仕上げている。価格は1億3000万円
■いすゞ117クーペ(1972年)
いすゞ117クーペ(1972年)/ISUZU SPORTS
いすゞ117クーペ(1972年)/ISUZU SPORTS
いすゞ117クーペ(1972年)/ISUZU SPORTS
ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインを生かすため、手作業で組み立てられた初期型。エンジンルームを含みオールペイント。ヒーター修理、カーペット新調。メーターパネル、ステアリングをリビルトしている。価格は499万円
■ルーチェ・ロータリークーペ
クラシックカー系のイベントでのプロモーションにも熱心なマツダは、今回のノスタルジック2デイズでも『ロードスター』のレストアサービスの紹介や、さらに「ONE MAZDAレストアプロジェクト」の最新の報告などで、ブースは賑わっていました。
ルーチェ・ロータリークーペ
ルーチェ・ロータリークーペ
コスモやファミリアの10A型よりもローター外径とローターハウジング内径を大きくした専用設計の13A型。
マツダ創立100周年に向けて5台のクルマをレストアしていくONE MAZDAレストアプリジェクトはすでに3台目に突入。レザートップのルーチェ・ロータリークーペの最新状況が実車の展示とともに紹介された。逆アリゲーターで開閉するボンネットの下に、ロータリーエンジンの中でも珍しい「13A型」を搭載する。ジョルジェット・ジウジアーロが在籍したベルトーネが手掛けたスタイリッシュなフォルムも魅力だ。
■スバル360
スバル360
■日産ブルーバード1600SSS
日産ブルーバード1600SSS
日産ブルーバード1600SSS
日産ブルーバード1600SSS
1970年に開催された第18回東アフリカ・サファリラリー優勝車。総合、クラス、チームの各部門を制し、日本車初の3冠完全制覇を達成した。ゼッケンナンバー4はハーマン/シュラー組で、フロントフェンダーのヘコミなどがそのなまま。往時の奮闘ぶりがうかがえる。この模様を描いた石原プロモーションによる映画『栄光への5000キロ』も制作された。
■童夢零
童夢零
童夢零
童夢零
1978年にスイスで開催された第48回ジュネーブモーターショーで初公開され、大反響に。世界中から多くの購入注文が入ったが、運輸省(現国土交通省)との軋轢(あつれき)によって市販化が見送られた悲劇のスーパーカー。エンジンは日産「L28」型6気筒SOHCエンジンをミッドに横置き搭載。ボディパネルは軽量なFRP製で、リトラクタブル・ヘッドライトやガルウィングドアを取り入れている。ショーモデルの1台のみが製作。
■スバルff-1 1300Gバン4WD
スバルff-1 1300Gバン4WD
4輪駆動車メーカーとして世界中で認知されているスバル。スバルブースではその歴史を振り返ることができるが、注目すべきは『ff‐1 1300Gバン4WD』ではないだろうか。
スバルff-1 1300Gバン4WD
スバルff-1 1300Gバン4WD
『1000』4ドアセダンではFFレイアウトを採用。その後継モデル「ff-1」では、後にスバルの主要商品企画となる、重要な試作モデルが生まれる。
それがff-1 1300Gバン4WDだ。1970年に東北電力から宮城スバルを経由して当時の富士重工業に「ジープより快適な、通年使用可能な現場巡回車両」の開発要請が持ち込まれた。
当時の日本において四輪駆動車に対するイメージで支配的だったのは「ジープタイプ」のオフロードモデルだった。重たく燃費もよくなく、幌型車体では冬季の暖房もままならなかった。しかし、東北電力の現場巡回に必要な性能に対しては、走行性能が過剰な割に、ほかの面で著しく要求水準を満たしていないというのが、当時の4輪駆動車だったのである。
■トヨタスポーツ800
トヨタスポーツ800