トップへ戻る

「E-PACE」と「500プーラ」、はたして女性はどちらを選ぶのか?

「E-PACE」と「500プーラ」、はたして女性はどちらを選ぶのか?

ジャガーの新型コンパクトSUV「E-PACE」が2月22日より発売されました。この新型のベビージャガーを30~40代の、特に女性をターゲットに定めているようですが、同時期に発表されたフィアット500の特別仕様車「500プーラ」もターゲット層は同じ女性層。はたして日本の女性陣は、どちらを選ぶのでしょうか?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

ベビージャガーのターゲットは若者と女性

ジャガーの新型コンパクトSUV「E-PACE」が2月22日より発売されました。

この新型のベビージャガーを30~40代の、特に女性をターゲットに定めているようですが、同時期に発表されたフィアット500の特別仕様車「500プーラ」もターゲット層は同じ女性層。はたして日本の女性陣は、どちらを選ぶのでしょうか?

ジャガーと言えばルマン24時間レースを過去7回優勝したスポーツカーメーカー。そして、送り出される車種は、高級スポーツカーの名に恥じない性能と、装備を備えたものばかり。

同じスポーツカーでもフェラーリやランボルギーニのような派手なものではなく、格式のあるスイス製高級時計と同じような存在。入り度は所有してみたい、男性陣のあこがれでもあります。

「F-PACE」より小さくなった「E-PACE」

F-PACE ファーストエディション

E-PACE

しかし、ジャガーとて量産車メーカーですから台数を売りたい。そのためにはブームのSUV、それも安価で小型でなければならないということで、登場したのが「F-PACE」。これが大ヒットし、さらに小さな「E-PACE」の登場とあいなったわけです。

欧州市場の思惑は置いといて、ジャガーの日本法人、ジャガーランドローバージャパンでは、これをこれまでのジャガーユーザーより若い年代に売り込み、ファン層を広げたいとしています。そしてなおかつ、キーとなるのは女性だとも考えたのです。発表会でも、女性が好みそうな深紅のルージュのような赤いボディが目を引きました。

これで女性向けなのか?

車幅1,900mmのE-PACE

たしかに、輸入車に限らず、女性に人気のある車種は良く売れます。しかし、ジャガー最小、最安のベビージャガーではありますが、その車幅は1.9m、価格は451万円からといずれもランクル並み。1.9mの車幅は、これまで大きなジャガーにのっていた女性なら気にしないでしょうけど、そもそもそのような女性が今更小さなジャガーに乗り換えるとは思いません。

となれば、これまでジャガーには縁のなかった女性に買ってもらわなければなりません。はたして、この戦略は成功するのでしょうか?

ジャガーE-PACE

車両価格:451万円~
全長/全幅/全高(mm):4,410/1,900/1,650
最小回転半径(m):5.6

フィアット500という選択

500 Pura(プーラ)

時期を同じくして登場したのが、すでに女性を中心に大人気の「フィアット500」に設定された特別仕様車の「500」。そのキュートなデザインとかわいらしい佇まいは、国産車にはない個性が満載で、人気となっています.
加えて、限定車をこれほど次々と投入する車種はないだろうというほど、毎月のように様々な仕様のモデルが発売されています。

女性の心をわしづかみ限定車「Pura(プーラ)」

ということは、常にニュースとして扱われ、常に女性の興味を引き続けられるのです。今回登場した「500 Pura(プーラ)」もそのひとつで、温かみのある「アイボリー」のボディカラーを基調として、華やかなエクステリアパーツが加わり、さらに、クローム仕上げのエクステリアミラーハウジングや15インチダイヤモンドフィニッシュアルミホイールを装備。

そして、ベース車が上級装備の「Lounge(ラウンジ)」なので、バイキセノンヘッドライトやフルオートエアコン、アラーム式リアパーキングセンサーも標準。電動サンルーフまで付いてきます。

これで価格は2,470,000円ですから、「ジャガーE-PACE」のほぼ半値です。車幅は1,655mmと、5ナンバー車としても小さく、「E-PACE」との差は275mm、つまり左右14㎝近くも小さいのですから、狭い路地も駐車場での切り返しもラクラクなのは言うまでもありません。

フィアット500 Pura

車両価格:247万円
全長/全幅/全高(mm):3,570/1,625/1,515
最小回転半径(m):4.7

まとめ

春らしいアイボリーの「500プーラ」と、情熱的なレッドの「E-PACE」。1,900mmと1,515mm、451万円と247万円。

正反対にある両車ですが、ターゲットとなるのは同じく女性陣。気になるのが、500がすでにそうであるように、あまりにも女性を気にしすぎると、本来のファンである男性ユーザーが離れてしまう事。

500はもともと、男性ファンが多かった車種であったのに、日本に限れば女性の乗るクルマとして見られています。

500はそれでいいとして、「E-PACE」をギリギリ手の届く、輸入クロスオーバーSUVとして見ていた若い男性立ちが離れてしまっては元も苦もないのですから。

  • カービュー査定

関連する投稿


フィアット新型「600」発表!初のハイブリッド搭載モデルがついに登場

フィアット新型「600」発表!初のハイブリッド搭載モデルがついに登場

2025年5月27日、Stellantisジャパン株式会社は、フィアット初のマイルドハイブリッドモデル、「600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」を正式発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「600 ハイブリッド」発売へ!クラストップの23km/Lを実現

フィアット新型「600 ハイブリッド」発売へ!クラストップの23km/Lを実現

Stellantisジャパン株式会社は2025年3月10日、フィアット初のマイルドハイブリッドモデル、「600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」の導入を発表。同日より、ティザーサイトを公開しており、実際の発売は同年5月26日となる予定です。


フィアット新型「デュカト」発表!デザインやトランスミッションを大幅刷新

フィアット新型「デュカト」発表!デザインやトランスミッションを大幅刷新

Stellantisジャパン株式会社は2025年4月3日、フィアットのプロフェッショナル・ブランド「デュカト(DUCATO)」の「Series 9(シリーズナイン)」の新たなマイナーチェンジモデルを発表。同日より、全国のフィアット プロフェッショナル正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

Stellantisジャパン株式会社は2024年12月5日、フィアットのMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)「ドブロ(Doblo)」および「ドブロ マキシ(Doblo MAXI)」の最新モデルを発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「600e」発売!585万円の可愛い「コンパクトSUV」登場

フィアット新型「600e」発売!585万円の可愛い「コンパクトSUV」登場

Stellantisジャパン株式会社は2024年9月10日、フィアット・ブランドの電気自動車新型「600e(セイチェントイー)」を発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


最新の投稿


【車未所持者向けアンケート】車は買う?シェアで十分?20代のカーライフ意識調査【関東工業自動車大学校調べ】

【車未所持者向けアンケート】車は買う?シェアで十分?20代のカーライフ意識調査【関東工業自動車大学校調べ】

関東工業自動車大学校は、20代の車未所持者を対象に車の購入に関する意識調査を実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】人気のトヨタ「ライズ」がまた急上昇?相変わらず強いトヨタ車!8月はどんな車が売れたのか

【新車販売台数ランキング】人気のトヨタ「ライズ」がまた急上昇?相変わらず強いトヨタ車!8月はどんな車が売れたのか

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年8月の新車販売台数ランキングによると先々月急上昇し、先月急落して9位となったトヨタ「ライズ」がまた急上昇し3位に戻ったほか、ホンダのコンパクトミニバン「フリード」が6位まで急上昇するなど多くの変化がありました。


御料車「センチュリーロイヤル」はどんな車?特別仕様や特徴・役割を徹底解説

御料車「センチュリーロイヤル」はどんな車?特別仕様や特徴・役割を徹底解説

天皇皇后両陛下がご乗車になる車は「御料車(ごりょうしゃ)」と呼ばれ、単なる移動のための手段を超えた存在です。歴代の御料車は、時代ごとの技術力や文化を象徴しながら、皇室と国民、さらには国際社会とをつなぐ役割を果たしてきました。その中で「センチュリーロイヤル」は、2006年にトヨタ自動車が宮内庁の要請を受けて製造した現代の御料車です。本記事では、センチュリーロイヤルが誕生した背景から、その仕様や役割を詳しく紹介します。


Japan Mobility Show 2025 開催概要と見どころ|未来を体感できるイベント徹底解説

Japan Mobility Show 2025 開催概要と見どころ|未来を体感できるイベント徹底解説

「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」が、10月30日(木)~11月9日(日)の期間、東京ビッグサイトで開催されます。70年続いた東京モーターショーから進化し、クルマだけでなく未来の暮らしや文化、ビジネスを体感できるイベントへと拡大。未来都市を再現した「Tokyo Future Tour 2035」やスタートアップ共創企画、子ども向け体験など多彩なプログラムが用意されています。本記事では、Japan Mobility Show 2025の開催概要や注目の見どころをわかりやすく紹介します。


ETC協同組合の法人専用ガソリンカードを徹底解説|メリット・審査・比較まで

ETC協同組合の法人専用ガソリンカードを徹底解説|メリット・審査・比較まで

法人や個人事業主にとって、ガソリン代は毎月の大きな経費の一つです。そこで注目されているのが「ETC協同組合の法人専用ガソリンカード」です。クレジット審査がなく、年会費や発行手数料も永年無料で維持費ゼロ。設立間もない法人や新規開業の事業主でも利用しやすく、経理処理の効率化や資金繰り改善に役立ちます。本記事では、ETC協同組合の法人専用ガソリンカードの特徴やメリット、他カードとの違い、申込み方法まで徹底解説します。