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三菱・i-MiEV(アイ・ミーブ)が軽自動車から登録車へ変更された理由は?

三菱・i-MiEV(アイ・ミーブ)が軽自動車から登録車へ変更された理由は?

三菱の電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』が一部改良されて発売されました。 驚いたのが軽自動車から小型車(登録車)へ変更されて発売されたことです。何故、税金面でも不利になる登録車へわざわざ変更されたのでしょうか?不思議に感じたので調べてみました。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


はじめに

三菱の電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』が一部改良されて発売されました。

軽自動車から小型車(登録車)へ変更されての発売です。

税金面でも軽自動車のほうが得であるにもかかわらず、登録車としての変更は何故なのか。
近年の軽自動車人気からあえての改良は不思議に感じたので調べてみました。

『i-MiEV』とは?

『i-MiEV』は、世界初の量産電気自動車として2009年7月に販売を開始し、日欧米その他地域の52ヶ国で累計約2万3千台を販売されているクルマです。

2010年には、グループPSAにOEM供給されて「プジョー・イオン」 (Peugeot Ion)、「シトロエン・C-ZERO」の車名でヨーロッパでも販売されています。

アイ・ミーブという少し読みにくい名前の由来ですが、
i(アイ)は「このクルマで"自分"や"個性"を表現する」という意味での「I(myself)」や、新時代に向けた革新的な車となるよう「innovation=革新」の頭文字の「i」をとって、シンプルなi(アイ)なったのと、MiEV(ミーブ)は「Mitsubishi innovative Electric Vehicle」の略で、三菱自動車の革新的な技術を搭載した電気自動車の総称からきています。
これらを組合せてアイ・ミーブと名付けられました

ベース車は個性的なデザインの軽自動車の三菱i(アイ)です。

「i(アイ)」は2003年9月のフランクフルトモーターショーでお披露目されたコンセプトカー「i」の製品モデルです。
コンセプトモデルのようなデザインの「i」が実際に発売されたときは、衝撃を受けつつもデザインにとても魅力を感じました。

未来感たっぷりのデザインは世間にも認められて2006年度グッドデザイン大賞を軽自動車として初受賞しています。

駆動方式も独特でミッドシップモデルの軽自動車というかなり貴重な一台でした。

残念ながら『i(アイ)』自体は2013年9月で販売終了となりましたが、i-MiEVはEV専用車として引き続き販売されています。

『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の一部改良内容は?

■フロントバンパーとリヤバンパーの変更

フロントバンパーとリヤバンパーの変更に伴い、全長が3,395mmから3,480mmに拡大し、軽自動車から登録車に変更となりました。
フロントバンパーにはフォグランプが標準装備となりました。
モノトーン車には前後ドアサッシュにブラックアウトテープを採用し、細部の質感を向上させました。

■電池高温時お知らせ機能の追加

駆動用バッテリー温度が高い状態で急速充電をした場合、充電時間が長くなることをお知らせする機能が追加となりました。

■グレード展開の見直し

総電力量10.5kWhの「M」を廃止し、同16.0kWhの「X」のみの設定となりました。
Mモデルは劣化が少ないと評価が高い東芝製電池を積んだタイプということもあり少し残念です。

■ボディカラーの追加(全5色展開)
ボディーカラーに「スターリングシルバーメタリック」と「スターリングシルバーメタリック/ホワイトパール」(2トーン)の2種類の有料色(7万5600円)を新規設定

一番大きいのはやはり軽自動車から小型車(普通車)に変更になったという点です。
これで国内で軽乗用車タイプのEVの新車が無くなってしまいました。

価格は294万8400円(税込)となり、軽自動車時代は264万4400円(税込)だったので、同グレード比で、30万4000円の値上げとなっています。
また、最安グレードであった「M」(価格:227万3400円)が廃止になってしまったので価格の差にそれなりのインパクトを覚えます。

MYアイミーブデザインラッピングに新デザインが設定

i-MiEVは、ボディーカラーとラッピングカラーを組み合わせて自分好みのi-MiEVに仕立てられる「MYアイミーブデザインラッピング」という特別なデザインのラッピングを行うサービスも提供されています。

今回の一部改良で2トーンスタイルの「ブラックマスク」とストライプラインの「レーサーストライプ」の2種類のデザインが追加されました。

ちなみに、ラッピングフィルムなので飽きたら剥がすことがも可能で、耐久性も約4年間急激な色落ちは無いようです。

洗車・メンテナンスに若干気を使いますが個性的なデザインのアイ・ミーブにピッタリのモディファイといえます。

評価の高いスリーエム ジャパン社製の車両専用フィルムということで、非常に魅力的なサービスと思います。

しかもラッピングは新車購入ユーザーだけでなく、中古車購入ユーザーや2009年以降、i-MiEVを購入された既存のオーナーも利用できるというのは嬉しい限りです。

軽自動車から登録車へ変更された理由は?

三菱自動車のプレスリリースでは、
「フロントバンパーの変更に伴い、全長が3,395mmから3,480mmに拡大することで、軽自動車から登録車に変更となります。」
上記のみが記載されており、何故変更したのかの理由については触れられておりませんでした。

気になり調べを進めてみると、三菱自動車の販売店のサイトにて、法規対応に伴う車両生産スケジュールの案内についての記載を発見。

それによると2018年2月以降生産の車両より適用される歩行者保護法規対応の為、一部の車種について、生産の一時中止 または 生産終了となる旨のアナウンス。

一部の車種とは、【デリカD:5】 【パジェロ ショート】 【アイミーブ】の3台。
【デリカD:5】の通常グレードについては、今後、法規対応を実施の上、生産再開予定
【パジェロ ショート】ショートボディ車については生産終了
【アイミーブ】一部外観変更、法規対応を実施の上、生産再開予定

となっておりました。

実際のところ現状のバンパー構造では基準がクリア出来ずバンパーが変更になるために登録車(小型車)に変更せざるを得なかったというのが理由でしょう。

スズキ・ジムニーが販売終了となったのも同じ理由からのようです。

新規販売ができないのは理解できますが、車検などが問題ないか少し気になります。

最後に

アイ・ミーブ(i-MiEV)が登録車となり販売継続されるのは喜ばしいですが、軽自動車でEVという唯一無二のポジションのクルマが無くなってしまったのは少し残念です。

今後もう新車では買えない軽自動車のアイミーブは、中古車の価値が上がりそうな予感もします。
少し前から情報はあったようなので駆け込みで買えた方はラッキーと言えるでしょう。

ただ、日産自動車が三菱自動車との共同開発による同社初の軽自動車タイプのEVを、2019年にも発売する可能性が高いことも確認されています。
開発は日産主導の元で進められ、傘下の三菱にもOEM共有されることになるのではとの情報です。

注目すべきはリーフのEV技術を移植し、最高出力は75psを発揮、航続距離は200kmを目指し開発し、軽自動車初の「プロパイロット」採用も考えられると言う点。

実際に販売された場合、N-BOXを倒す刺客となりえるポテンシャルを感じます。
e-power搭載のハイブリットモデルの軽自動車のほうが売れるのでは?と思いますが、今後に期待したいと思います。

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