皆さんは駐車が得意ですか?
皆さんは、駐車が得意ですか?
駐車場「タイムズ」を運営するパーク24が行った調査によると、運転が上手くないと考えている人が「苦手な運転技術」をは、男女ともに「駐車」(男23.8%/女23.7%)がトップとなりました。
パーク24「運転テクニック」に関するアンケート
そこで、国内メーカー各社が提供している運転支援システムについてまとめてみました。
■駐車支援システム世界市場規模
ちなみに、矢野経済研究所による調査「2014 進展する駐車支援システムの最新動向と市場展望」によると、リアカメラやサラウンドビューカメラなどを用いたカメラシステムと、コーナーセンサや駐車操作を自動で制御するパーキングアシストなどの超音波センサシステムと言った「駐車支援システム」の市場は拡大しており、2025年の駐車支援システム世界市場規模(メーカ出荷金額ベース)は、2013年の約3倍にあたる3905億9600万円に成長すると予測しています。
駐車支援システム世界市場規模推移と予測
トヨタ:インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)
トヨタ自動車は駐車場での新たな安全・支援技術として、低速での衝突回避支援・被害軽減に対応した「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」と、ICSと連動した「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」を提供しています。
■駐車場での安全・支援技術インテリジェントクリアランスソナー(ICS)
ICSは、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減に寄与する安全技術として、これまでも提供されてきましたが、センサーの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良しました。
従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援できるようになっています。
■インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)
駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」だけではなく、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」を追加しています。
これにより駐車場での使用性を大幅に向上したと言えるでしょう。
インテリジェント・パーキング・アシスト動作イメージ
■パノラミックビュー
また、車両を上から見下ろしたような映像をナビ画面に表示するパノラミックビューモニターに、新機能シースルービューを追加されました。
スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来のムービングビューと、ドライバーの視線で車両を透かしたような映像を表示するシースルービューが選択できるようになりました。
見えにくい場所に子供がいる場合
子供の位置を確認できます
インテリジェント・パーキング・アシスト搭載車種
■プリウス
シンプルインテリジェントパーキングアシスト(一部のグレードに標準装備)
■プリウスα
一部のグレードにメーカーオプション設定
■プリウスPHV
シンプルインテリジェントパーキングアシスト
一部のグレードに標準搭載
■クラウンアスリート
一部グレードにメーカーオプション設定
■クラウンマジェスタ
全車メーカーオプション設定
■クラウンロイヤル
一部のグレードにメーカーオプション設定
■ヴォクシー/ノア/エスクァイア
一部のグレードにメーカーオプション設定
■アルファード/ヴェルファイア
インテリジェントパーキングアシスト2(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能付)
一部グレードにメーカーオプション設定