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安全運転支援システム ホンダセンシングとは?その性能も解説

安全運転支援システム ホンダセンシングとは?その性能も解説

安全な運転をしたいというのは誰でも思うことでしょう。事前に事故を防げるシステムがあれば、使ってみたくなりませんか?今回は、安全に運転をサポートしてくれる技術、ホンダセンシングについてご紹介していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ホンダセンシングとは?

考える女性

そもそもホンダセンシングとは?

現在、搭載が当たり前の様になった安全運転支援システムですが、それは各自動車メーカーがドライバー(とその他の乗員)、そして歩行者の安全の為に懸命になって開発努力を重ねた結果です。

安全運転支援システムはこれから発売される自動車のスタンダードな機能の一つとなっていくことでしょう。

ホンダも例外ではなく、ホンダセンシング(Honda SENSING)という運転支援システムを開発しています。

ホンダセンシングは、様々な状況を道路状況を想定し、ドライバーをあらゆる面からサポートするための安全支援システムの総称です。運転初心者や高齢の方にとっては、自動車運転をすることには緊張が伴いますし、事故などは一番の不安材料でしょう。

自動車を運転する際は、前を走っている車両があると、車間距離を保ちながら運転することを心掛けます。ホンダセンシングは、衝突を予測してブレーキをかけながら速度を調整してくれるだけでなく、車間距離を適度に保つことや車線をはみ出したら本来の位置へ修正をしてくれたりと、安全について徹底されています。

ホンダセンシングは、以下の10の安全機能で構成されています。
車種によっては、全ての機能を搭載していないものもありますので、注意が必要です。

1)アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

2)車線維持支援システム(LKAS)

3)衝突軽減ブレーキ(CMBS)

4)誤発進抑制機能

5)歩行者事故低減ステアリング

6)路外逸脱抑制機能

7)先行車発進お知らせ機能

8)標識認識機能

9)後方誤発進抑制機能

10)オートハイビーム

ホンダセンシングはどのような場面で有効?

進化を続けるホンダセンシング

横断自転車認識機能が追加された衝突軽減ブレーキ(CMBS)のデモンストレーションの様子

ホンダセンシングというシステムが、どのような状況で効果を発揮するのかについて紹介します。私たちが何気なく運転する車でも、交通事故はいつどこで起こるのかわかりません。

自動車運転を通じて思わずヒヤリとさせられる場面において、どのような実力を発揮してくれるのかをまとめました。

場面その① 「あぶない!」

前方に車が走っているときに威力を発揮するのが「衝突軽減ブレーキ」です。単眼カメラとミリ波レーダーにより、歩行者や車、自転車に乗っている方を検知した場合にディスプレイ表示で警告します。

また、ブザーを鳴らしつつもステアリングの振動によってドライバーにブレーキをかけるよう促します。緊急ブレーキは状況的に間に合わないと判断された場合に発動されます。

場面その② 「しまった!」

ブレーキとアクセルの踏み間違いは誰にでも起こりうる間違いですが、特に近年、高齢者ドライバーを中心に頻発している印象があります。建物などに衝突する事故がたびたび起こるため、早急に解決するべき課題の一つとされています。

そこで、開発されたのが「誤発進抑制機能」「後方誤発進抑制機能」です。ペダルの踏み間違いによる事故を防止してくれるのが特徴です。

場面その③ 「見落とした!」

「標識認識機能」は標識の見落としを防ぐ機能です。

ディスプレイを通じてドライバーに標識を教えてくれますので、速度を落としたりブレーキをかけるといった判断のアシストをしてくれるので、見落とし率は大幅に減ることでしょう。

場面その④ 「前に車が!」

前方に車がいる場合、運転する側からすれば神経を使います。もしぶつかったらどうしようという心理的な負担がかかり、最悪の場合は衝突事故につながりかねません。

信号待ちや渋滞にはまったらなおさらです。「先行車発進お知らせ機能」は前方の車が出発したことを知らせしてくれるので、気持ちに余裕をもって発進できます。

場面その⑤ 「はみだした!」

前の車にぶつからないよう速度を調節するだけでなく、車線からはみ出さない様に安全運転を心がけるのが一般的です。車線を無視して運転していては、最悪の場合、事故につながりかねません。

「車線維持支援システム」は車線から車がはみ出した場合、ステアリングの振動やディスプレイ警告の二段階で教えてくれるありがたい装備です。

場面その⑥ 「適度な距離を!」

車の運転では、前と後ろの車の間の距離は適度な間隔を取ることが重要です。しかし、昨今、問題となっているあおり運転などにあった場合、事件・事故へと発展しかねません。これは本当に悲しい事です。

「アダプティブ・クルーズ・コントロール」では、ある一定の速度を維持しながら走行するため、ドライバーはアクセルの微調整に神経を使うことなく自動追走してくれるシステムです。

場面その⑦ 「外れそう!」

走行中に車線を外れそうになったことがある方も少なくないでしょう。隣の車線の車とぶつかりそうになるようなことがあれば恐怖感が襲いますよね。

基本的には前述の車線維持支援の延長線上であるシステムなのが「路外逸脱抑制機能」で、最悪の場合はブレーキをかけてくれます。

場面その⑧ 「人がいた!」

歩いている人がいると、極近い距離まで近づいてから気が付くという状況は、ガードレールのない歩道がある道路でよく見られがちな光景です。

「歩行者事故低減ステアリング」は、ブザーとディスプレイ警告表示でドライバーに人が歩いていることを知らせ、ブレーキをかけるよう促すシステムです。

場面その⑨ 渋滞にはまったら・・・

最後は、渋滞にはまった場合の対処法です。高速道路に限らず、朝夕の通勤時間における幹線道路などといった交通量の多い道にありがちな光景で、ドライバーさんや同乗している方にとってはストレス以外の何物でもありません。

「渋滞機能追従付ACC」は、速度などを制御するシステムで、装備している車種はまだ一部車種にとどまっています。しかし将来的には対応車種が増え、他社製の自動車も認識するようシステムの改良や進化が続いています。

ホンダセンシングの性能

ホンダセンシング作動イメージ図

ホンダセンシング作動イメージ図

わかりやすく説明するならば、事故に対する予防と撲滅を目的とした装置がホンダセンシングです。レーダーとカメラの装備で事故が起こる可能性を予測し、ドライバーにそれを知らせてくれます。

また、ブレーキ関係でも改良が加えられ、道路を横断する方などがいる場合でも十分反応してくれるシステムです。

ホンダセンシングの使い方

車種などによってボタンなどのレイアウトは異なりますが、フロントロアグリルなどに設置されているレーダーとウィンドウの上にあるカメラが一体となり、ドライバーさんは車内にあるスイッチをコントロールするだけです。

しかし、このシステムはあくまで運転をサポートする程度ですので、自動運転システムではないことを覚えておきましょう。

ホンダセンシングの評判

評判についてはアダプティブ・クルーズ・システムなどといった各種機能の搭載により、事故になりそうなとき助けられたという声が多く上がるほど、人気を博しており、ありがたい存在です。

搭載対象の車両については後述しますが、将来的には増加するものと思われます。

ホンダセンシングが搭載されている車(2019年12月現在)

ホンダ N-BOXの写真

ホンダセンシング搭載のN-BOX

それでは、ホンダセンシングを搭載している車について紹介しましょう。ホンダセンシングを搭載しているのは、2019年現在、ホンダが生産・販売している車種の全ての車種というわけではなく、一部車種にとどまっていますので、実際に車の購入を検討される際には、必ず販売店へご確認下さい。

どの車が搭載されているのかまとめましたので、参考としてお読み下さい。なお、ホンダのOEM車については対象外とさせていただきます。

ホンダセンシングは、前述にもある10の安全機能
1)アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

2)車線維持支援システム(LKAS)

3)衝突軽減ブレーキ(CMBS)

4)誤発進抑制機能

5)歩行者事故低減ステアリング

6)路外逸脱抑制機能

7)先行車発進お知らせ機能

8)標識認識機能

9)後方誤発進抑制機能
で構成されています。

この10の機能を全て搭載しているモデルは…。

N-BOX、インサイト、N-WGN、N-VAN(一部除く)

の4車種になります。

ホンダN-BOX

ホンダN-BOX

ホンダ インサイト

ホンダ インサイト

ホンダN-WGN

ホンダN-WGN

ホンダ N-VAN

ホンダ N-VAN

まとめ

ホンダ インサイトの画像

ホンダセンシング搭載のインサイト

今回の記事では、ホンダの安全運転支援システム、ホンダセンシング(Honda SENSING)について紹介してきました。ホンダセンシングは、

長い歴史を持つ自動車メーカーであるホンダが長年努力して開発した独自の安全運転支援システムとして高い評価を受けているシステムです。

これから先、遠くない将来に完全自動運転が実現するかもしれません。誰もが願う事故の無い社会へ向けて、ホンダをはじめとする自動車メーカーは努力を続けています。

いかにドライバーが快適に安全に運転できるかにこだわり、ドライバーをアシストするシステムを次々に実現していますが、今後さらに改良されより新たな技術が開発されていくことでしょう。

しかしながら車を運転する以上、ドライバーが責任をもることはもちろんです。安全運転支援システムを過信せず、ドライバー自身が安全運転を常に心がけましょう。

ホンダセンシングに関する記事はこちら

その他の安全運転支援システムについてはこちら

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