コーナーセンサーとは
コーナーセンサーとは障害物との距離を検知してくれるアイテムです。超音波センサーを車の前後四隅に装着して使います。
障害物との距離が近づくと音声やアラームで知らせてくれたり、ディスプレイ表示で接近している事をドライバーに知らせます。縦列駐車をする時、車庫入れなどにも有効的に使えるので、駐車するのが苦手な人にも安心して使える装備となっています。主に後ろが見にくいミニバンなどに使われることが多いですが、運転が苦手な方や初心者の方にも力を発揮してくれます。
■コーナーセンサーの役割と仕組み
コーナーセンサーの役割としては狭い場所や死角の多い場所で車体を擦ってしまわないようにするための装備です。初心者の方、また車体の大きい車に乗っている方は狭い場所で擦ってしまった経験があるのではないでしょうか。コーナーセンサーがあれば、障害物が近づいて来たときに音で知らせてくれるので衝突する危険性が減ります。
仕組みとしては超音波センサを使っています。その名の通り超音波を使用して距離を測定してくれるもの。センサから超音波を出して対象物から反射してくる時間を計測することで対象物までの距離を測定しています。それが近くなっていく事に音が変わり、危険度が高い場合はアラームとしてドライバーに知らせてくれます。
コーナーセンサーの必要性
コーナーセンサーは前述の通り、障害物との距離を測り危険をドライバーに知らせてくれるアイテムですが本当に必要性があるものなのか?
また必要な場合にはどのようなドライバーに向いているのか、取り付けるメリットはあるのか? どこで威力を発揮するのかを紹介していきます。
■コーナーセンサーは本当にいらない?
運転が慣れた人や得意な人にとっては「本当にコーナーセンサーっているの?」と思う方もいるかもしれません。
けれどもどれだけ運転が慣れた人であっても狭い路地でコーナーを曲がる時は車両感覚が掴みづらく危ない思いをされた方も多いのではないでしょうか。障害物の位置が見えづらいと、複数回の切り返しも必要となってきます。いくら得意な人であっても前進と後退を回数が増えれば接触してしまう可能性もあがります。
最近では運転に自信がある人でもリスクを考えたり、コーナーセンサーがあることで運転が楽になるため新車を購入するときにオプションで取り付けを希望する方が増えています。ベテランドライバーであっても狭い路地などの運転は気を付けないといけない為、コーナーセンサーの必要性は十分にあると言えます。
■コーナーセンサーはダサい?うるさい?
コーナーセンサーは車体の四隅に取り付けるのでそこまで目立つ事はありませんが、デザインによっては違和感を感じてしまう事もあるかもしれません。
ただ、逆につけている事によって一つのデザインとして馴染む事もありますのでダサいかどうかはその人判断になります。
音に関しては障害物が近づいてきた時にアラームが鳴る仕組みとなっていますが、最近のコーナーセンサーは「ぶつからないと判断したら鳴らない」ものが多くなっています。
本当に危ない時だけドライバーに知らせてくれるようになっているので、うるさい時は本当に危ない時だと思ってください。大きさに関しても、車体の中にいる人だけが聞こえるだけなのでそこまでうるさくはないです。
コーナーセンサーを取り付けるメリット
コーナーセンサーを取り付けるメリットとしては前述にも書いてありますが、狭い路地を曲がるとき、限られたスペースに止めないといけないときに車を擦らないように操縦する事がメリットです。
また、その結果、車をぶつけたり擦ってしまい傷つける事が少なくなりますので修理にかかるお金の心配をする必要がなくなります。また、コーナーセンサーを取り付ける事で車の運転が楽になるので体力的にも精神的にも余裕が出てきて車の運転に余裕を持つことができるのもメリットと言えます。
また、コーナーセンサーをつけていれば「音で知らせてくれるからぶつかる事はないだろう」と安心して助手席に同席してくれるでしょう。
■運転が不安な女性や初心者にオススメ
運転が不安な初心者の方や、まだ運転が不安…という女性にはコーナーセンサーはぴったりの装備といえます。
特に初心者の間では限られたスペースに駐車をする時や狭いコーナーを曲がる時に擦ってしまう事はよくある事。
コーナーセンサーを取り付けることで、ぶつかりそうになった時はアラーム音で知らせてくれるので運転が慣れていない初心者の方にはおすすめの装備と言えます。運転が不安な女性の方でも、音が知らせてくれるのであれば安心して車に乗る事ができます。
■ベテランドライバーや運転が得意な人でも必要?
コーナーセンサーはベテランや運転が得意な人でも必要です。特に小型車からミニバンなどに乗り換える場合は検討してください。
小型車であれば、今まで見えていた部分でもミニバンだと目線が変わり死角が増えてしまいます。また、乗り換え時は車の感覚に慣れずにベテランドライバーであっても擦ってしまう可能性がありますので乗り換えの際は取り付ける事も考えてみてください。また、コーナーセンサーがある事で狭い路地や限られたスペースに駐車するプレッシャーも和らぐことができ運転が楽になるので、慣れている人もつける価値は十分にあります。
コーナーセンサーを取り付けよう
コーナーセンサーを取り付ける必要性、メリット、どのような方がターゲットなのか紹介してきました。では、次にコーナーセンサーは後付けできるのか、できるのならどこで付けてもらう事ができるのか、値段はどれぐらいするのか、おすすめのコーナーセンサーはあるのか? を紹介していきます。
■コーナーセンサーは後付けできる?その値段は?
コーナーセンサーは標準装備についているか、新車購入時にオプションで選択する事ができます。
また、現在乗っている車、中古車購入時にコーナーセンサーがついていなかったとしても後付けする事ができる汎用製品があります。
ネット通販や車用品量販店で簡単に手に入れる事ができます。料金は安いものであれば1000円台からありますので、自分の予算にあったものを選ぶといいでしょう。また取り付けも自分で行うことができますので、使いたいときはすぐに使う事ができます。
■コーナーセンサーはどこで付けてもらえるの?
コーナーセンサーは車用量販店でつけてもらう事ができます。ただ店によっては持ち込みによる取り付けはできないとこもありますので注意しましょう。
最近ではネットで購入する人が増えてきましたので持ち込み専門で取り付けてくれる業者がありますのでネットで安く購入して、取り付けは業者に行ってもらう事もできます。
費用としては車種、取り付けるお店によって異なりますが3,0000円前後は考えた方がいいでしょう。また正規ディーラーにて純正部品を取り付けるのでバンパーや内装の脱着など、工数が増えてさらに金額は高くなってしまいます。
決して安い値段ではないかもしれませんが、多くのコーナー製品はバンパーに穴をあける工具が必要になり、車内にはインジケーターを設置する必要があります。配線などを隠して綺麗に取り付けるためには内装の取り外しもしないといけません。時間も手間もかかりますので自信がない方はお店で取り付けてもらった方がいいでしょう。
■おすすめのコーナーセンサー
コーナーセンサーはたくさんありますので、おすすめの商品を紹介していきます。
データシステムのCGS252シリーズ(価格:1万前後)
データシステムのCGS252シリーズは、オプションによって機能をアップグレードする事ができます。機能は下記になります。
CGS252-S | Sはスピーカーの意味。スピーカセットなので音と光で障害物の距離を測定する事ができます。 | |
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CGS252-M | Mはモニターの意味。表示モニターで障害物との距離を確認できます。 | |
CGS252-V | Vは音声の意味。ボイスアラームをセットする事で音声で障害物までの距離を確認できます。 |
各セットの障害物確認の機能は個別購入する事ができますので自分だけのコーナーセンサーシステムを作る事も可能となっています。
高性能パーキングセンサー(バックセンサー) 外観変わらずバンパー穴あけ加工不要!(価格:2万前後)
一般的なセンサーはバンパーに穴をあけて埋め込むことになりますので、自分で取り付ける事は難しいこともあります。
この商品はバンパーの裏にテープを張り付けるだけで装着することができますので穴あけ作業の必要がなく誰でも簡単に取り付ける事が可能です。
車の外見上の変化もありませんので、デザインにこだわる人におすすめする商品です。磁力線を使った商品ですので車の金属部分と距離が近いと感知距離に誤差が生じる可能性がありますので3センチほどのクリアランスが必要となりますので、そこだけは注意してください。
まとめ
初心者や女性ドライバーだけでなくベテランドライバーでも大きい車に乗り換える時などにコーナーセンサーが必要な事がわかって頂けたと思います。またコーナーセンサーをつける事で、家族や同席してくれる人にも安心感が持たれます。この記事を参考にして必要性を感じた場合は後付けができる製品も含めて購入を検討してみてください。