運転免許センター(運転試験場)とは
運転免許センターへ行こう!
運転免許センター・運転免許試験場は、各都道府県に少なくとも1箇所は設置されている公安委員会の管轄組織であり、自動車運転免許証の新規交付・更新・記載事項の変更等を行う機関です。
免許に関する手続きは、ほとんどの場合運転免許センターで行えます、一部の手続きは所轄の警察署でも代行できることもありますが、免許に関する手続きは原則、運転免許センターが行います。
また、運転免許本試験を受けるのもこの運転免許センターです。
仮免許・本試験の実技試験までは、最寄りの自動車教習所や合宿免許などで受けることも可能ですが、本試験だけはご自身が住民票をおいてある運転免許センター(運転免許試験場)でのみ受験することが可能です。
運転免許センターで本免を受験される際は、時間に余裕をもって行動することを強くお勧めします。
運転免許センターには毎日多くの方がいらっしゃいますし、時間の制限は厳しいので、万が一書類の提出が既定の時間に遅れてしまったりした場合は受理されず、受験出来ないといったことも起こりえます。
■運転免許センターでの流れ
運転免許センターでの行程を説明します。どちらの免許センターでも流れは同じです。
試験を受ける前の予備知識
事前に知っておこう!
運転免許本試験を受験する前に、以下のポイントをおさえておく必要があります。
・試験の会場と受付時間
・試験当日の持ち物
・試験にかかる費用
■試験当日の持ち物は?
試験当日の持ち物を説明します。自動車学校卒業生は下記の物を持参して下さい。
●卒業証明書:発行日から(卒業した日から)1年以内のものが必要です。
●仮免許証
●住民票:6ヶ月以内のもの。
●筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン):学科試験のマークシートで使用します。
●眼鏡・コンタクトレンズ:適性検査の中の視力検査で使用します。
●現金:受験料、免許交付料が必要になります。
■本免はどこで受けるの?
運転免許の本試験は、ご自身の住民票を登録している地域を管轄している運転免許センター(運転免許試験場)で受けることになります。
本免許を受けるためには、自動車学校に通っておられる方は自動車学校の卒業試験に合格して卒業しておくことが必要になります。その後、運転免許試験の学科試験を免許センターで受け、合格すれば晴れて免許を取得したことになります
また、受験日は月曜日から金曜日までの平日と決まっております。土日祝日は運転免許センターが閉まっており試験を受けることができません。
試験は午前と午後の2回行われます。ご自身の都合良い時間帯で受験しましょう。
自動車学校卒業者は、その卒業校により受験の日にちが指定されていることがありますので、しっかり確認しておきましょう。
■本免にかかる費用
本免にかかる費用は、警視庁のサイトで確認すると受験料が1,750円、合格すれば免許交付料2,050円となっています。
不合格になっても1年間の間は何回でも試験を受ける事が可能ですが、受験料1,750円は合格するまで、その都度支払わなければなりません。
そうならないためには、やはり自動車学校などを卒業後にも、教材を使って復習しておいた方が良いでしょう。
(※情報は2020年1月現在のもの)
適性検査ってなに?
適性検査について知ろう!
運転免許センター(運転試験場)では、まず受付で受験の受付を行います。受験の受付は持参した書類の提出と受験料の支払いだけです。
その後、
「視力(深視力)」
「聴覚」
「運動能力」
の適性検査を行います。
■視力検査
視力検査は受ける免許の種類によって異なりますが、ここでは普通免許の場合をご説明します。
視力検査は「片目で各0.3以上」、「両目で0.7以上」見えている必要があります。万が一どちらかの目が0.3以下の場合、もしくは片方の目が見えない場合は、「見える方の目の視野が左右150度以上」であることが視力検査合格の条件となります。
視力に関してはこの他にも視力検査に合格したのち、深視力検査も行います。深視力検査は、奥行知覚検査器を使用し、物体を立体的に見ることができるか、物体までの距離感に問題がないかを調べます。
全て合格すれば最後に色彩識別検査を行います。これは信号機の色が正常に認識できるかの検査です。
視力検査では眼鏡・コンタクトレンズの使用が認められていますので、必要な方は必ず持参しましょう。
■聴覚検査
聴覚検査は10mの距離で90デシベルの音の音が聞こえるかを検査します。
聴覚検査の場合、「第一種中型」「第一種大型」「けん引免許」「第二種免許」では、補聴器の使用は認められませんのでご注意ください。
■運動能力、運転適性検査
運動能力検査では、運転に支障を与えない運動能力があるかを判断します。
自動車の運転に支障が出るような身体障害がないことや、障害がある場合は、補助手段によって運転に支障がないことが判断されます。
運転適性検査では、マークシートで質問に答える形式の、安全運転のために自分の性格を理解するといった検査になります。結果によって免許が取得できなくなるようなことはないので、安心して検査を受けてください。
これらの運転適性検査をクリアーすれば、その後学科試験を受けるという流れになります。
まとめ
免許取得まであと一歩!
今回は運転免許センター(運転免許試験場)での本免試験についてご紹介してきました。
本免を合格すれば、晴れて免許取得となります。
受験する前にしっかりと復習し、素敵なカーライフを目指して本免に挑みましょう!