【2024年版】原付バイク(50cc以下)新車・中古車の人気おすすめ車種はこちら
そもそも原付とは?正式名称は原動機付自転車
プジョー ジャンゴ50スポーツ
まず、いわゆる原付バイクとは、正式名称を『原動機付自転車』と言い、排気量が125cc以下のバイクの事を指します。原付と呼ばれたり、原チャリと呼ばれたりすることも多いですよね。
自転車、と名前についていると自分の足でこぐイメージを思い浮かべてしまいそうですが、「原動機付」とある通り、エンジンなどの動力源を持っているので、スロットルをひねるだけで登り坂でも楽々走っていける便利さは、自転車とは大きく異なる部分です。
動力源のある二輪車というと大型のオートバイが思い浮かびますが、そちらとも一味違う扱いやすさが原付の魅力。原付なら車両重量は100kg以下のものも多く、狭い駐輪場での取り回しや、万が一倒してしまった原付を起こす時にも、軽々と扱える点は大きな魅力でしょう。
それでいて、後ほど詳しくご説明していきますが、原付の維持費はかなり激安。保険料や税金も安く、さらに超低燃費なモデルがほとんどなので、通勤通学やお買い物など、日常のアシとしてこれ以上ないほどぴったりな交通手段といえるのではないでしょうか。
■50ccと125cc、どちらも「原付」と呼ばれています
ホンダ PCXハイブリッド
原動機付自転車という区分けの中には、道路運送車両法において「第一種」と「第二種」が存在しており、それぞれ必要となる免許などが異なります。ガソリンエンジンの場合、第一種は50cc以下のエンジン排気量のもの、第二種は50ccを超え125cc以下のエンジン排気量のものとなっています。
どちらも略して原付と呼ばれることもありますが、単体で「原付」と呼ぶ場合には50cc以下の排気量のものを指し、50cc超125cc以下の排気量のものを指す場合には「原付二種」と呼んだりする場合も多いようです。また、第二種原動機付自転車にあたるものは、「小型二輪車」と呼ばれることもあります。
街中で小型のバイクを見かけた時は、ナンバープレートの色を確認すると原付一種なのか原付二種なのかが簡単に判別できます。50cc以下の原付一種なら白色のナンバープレート、50ccを超え125cc以下の原付二種なら排気量に応じてピンク色や黄色のナンバープレートとなっています。
原付に関する気になるギモン、まとめました
■原付免許ってどうやって取るの?
ヤマハ イービーノ
50cc以下の原付一種を運転できる原付免許は、なんと学科試験と実技講習を受講するだけで取得できるお手軽なもの。16歳から取得が可能ですし、取得費用も1万円以内に収まるなど、運転免許の中でも最も取得しやすいもののひとつとなっています。
さらに、普通自動車免許をすでに取得済みの方なら、新たに免許を取得することなく50cc以下の原付一種を運転できる点もポイントです。
より排気量の大きくなる原付二種では、「小型限定普通二輪免許」が必要となりますが、こちらも16歳から取得が可能で、学科だけでなく技能試験も必要ながら、条件によっては教習が最短2日で終えられるようになったなど、週末を利用しての取得もしやすくなっています。
小型限定普通二輪免許は、教習所に通うとなると15〜20万円程度の受講費用がかかる点はややハードルが高いですが、より大型のバイクよりも短期間での取得が可能なので、免許取得計画も立てやすそうですね。
また、普通二輪免許や大型二輪免許を取得している方なら、原付免許や小型限定普通二輪免許を取得していなくても原付一種・原付二種が全て運転可能です。
■原付の価格帯はいくらくらいになる?
ホンダ クロスカブ
原付一種なら、新車でも20万円台程度で購入が可能です。よりベーシックな車種なら、税抜価格で15万円程度に設定されているものもあり、選びやすくなっています。
より大型で装備も充実している原付二種では高めにはなりますが、それでも20万円台スタートの車種もあり、自動車や大型のバイクなどに比べると格段にお求めやすい価格といえるでしょう。
さらに、人気のジャンルだけあって中古バイク市場でも原付は豊富に在庫がされており、数万円台から探すことも可能です。より節約したいなら、中古の原付を探してみるのもいいかもしれませんね。
■原付の維持費はいくらくらいになる?
スズキ スウィッシュ
必要な維持費に関しては、主に税金・自賠責保険・ガソリン代・メンテナンス代・任意保険の5つになります。
税金は年間2,000円(91〜125ccの場合は2,400円)、原付一種・二種ともに自賠責保険は例えば12ヶ月契約で7,070円と、この時点で車とは段違いの安さが魅力的です。
走行距離によって変動するガソリン代も、原付ならカタログ燃費でリッター100km超えと、ハイブリッドカーも真っ青な超低燃費なモデルもあり、かなり節約できることは間違いないでしょう。
メンテナンスは実施期間が定められているわけではないですが、だいたい年間1〜2万円。
任意保険に関しては、単体で加入する場合でも新規契約で月額数千円程度とリーズナブルですが、既に自動車などの任意保険に加入している方ならより割安なことの多い「ファミリーバイク特約」も利用が可能です。
ファミリーバイク特約は、ひとつの契約で、原付を運転する本人だけでなくその家族にも適用される点が優れもので、すでにご家族が契約している場合もあるかもしれませんね。
これらの維持費を合わせてみると、ガソリン代を除けば年間3万円ほどで原付バイクに乗れてしまうわけです。この金額なら学生さんでも、自分のお金でバイクを楽しむ事が出来そうですね。
【注意事項】原付バイクの道路交通法
■50ccは厳しめ!最高速度、二段階右折などに注意
ヤマハ ボックス デラックス
実際に原付で道路を走る際の注意点をご紹介します。まずは、より免許取得も容易で身近な原付一種にまつわる交通ルールからご紹介していきます。
原付一種に関するルールで注目が必要なポイントは、道路の制限速度に関係無く30km/hが法定速度となっていること。また、2車線以上の道路の場合は左車線を走行する事がルールとなっています。車やトラックなどよりもかなり遅めのスピードで走ることになるので、注意が必要です。
次に二段階右折に関してです。原付バイクで進行方向に三車線以上ある道路の交差点を右折する場合、原則として二段階右折をすることが必要となります。二段階右折が必要な交差点で車などのように小回り右折をした場合は、右左折方法違反などにあたります。
流れの速い道路などでは、速度が30km/hまでに制限されている原付が車線変更をするのは危険な場合もあるための措置なのですが、交差点によっては二段階右折を禁止している場所もあるなど、慣れない道では戸惑ってしまうこともありそうですね。
■125ccなら交通の流れに乗りやすい!2人乗りもできちゃう
ホンダ ディオ110
先ほどご紹介した原付一種の厳しいルールに変わって、より使いやすいルールが適用されるのが原付二種。まず、一種では30km/hに制限されていた法定速度が、二種なら60km/hまで引き上げられますし、右折する際は車などと同じ「小回り右折」となる点も原付二種の大きなポイント。利用シーンも広がりそうですね。
さらに、原付一種ではできない2人乗りができるようになる点も原付二種ならではのメリット。後ろに人を乗せる機会はあまりないかもしれませんが、ヘルメットさえあれば誰かを乗せてあげることができるというのは、いざというときに役立つ特徴でしょう。
このように原付二種はより普段使いしやすいルールが設定されているのですが、その分、免許取得費用や車両価格が高めなのも事実。そのため、最初は一種の免許で原付バイクに乗って、慣れてきたら二種の免許取得を志す人も多いようです。
あなたにぴったりの原付を選ぼう!気をつけたいポイント5点
■予算はどれくらい?
新車と中古車、原付一種と原付二種でも大きく異なってくる部分が、車両の価格帯です。
やはりより上級な原付二種の新車となると税抜価格でも40万円超えのものも出てきますし、車種や程度を気にせずに原付一種の中古車を探せば、支払い総額でも5万円以下のものも。
さらに、まだ免許をお持ちでない方なら、免許取得費用も含めて考える必要があります。
原付免許を新たに取得して中古の原付一種で最もリーズナブルに快適な移動手段を手に入れる、愛車としてこだわりの原付二種を選ぶなど、予算に応じて選びやすい幅広さも原付の魅力ですね。
■好きなデザインはかわいい系?カッコイイ系?
原付は車種も多いので、色やデザインなど、ある程度好みを絞っておいたほうが選びやすくなってきます。
最も基本的な分け方では、丸みを帯びたフォルムでかわいい系か、シャープなデザインでカッコイイ系の2つに分けられそう。
もちろんその2つ以外にも、レトロでおしゃれなものや、アウトドアムードが漂うものなど、独特なスタイルをもつ原付もたくさんありますので、まずは自分のお好みのデザインを探してみるとよいでしょう。
■原付の「重さ」も気にしておきたい!
意外と見落とされがちなのが、原付自体の車両重量。運転手が支えることなく自立する四輪車と違って、原付はタイヤが2本しかありませんので、停車している際や駐輪場などで取り回す際は原付を支えてあげる必要があります。
また、万が一倒してしまった際には起こしてあげる必要も。これらのシーンにおいて、車両重量の重さ・軽さは、使い勝手に直結する部分でしょう。
もとより軽量で扱いやすい車種が多い原付ではありますが、車両重量も気にしておけば、よりご自分にぴったりの原付を選びやすくなることでしょう。
■目的に合わせて選びたい!
使う目的を意識するのも、数ある原付からぴったりのものを選ぶポイントです。
日常の足、つまり移動手段として原付バイクを利用したいなら、アクセルを捻るだけで運転できるスクーターがおすすめ。スクーターは基本的に腰掛けるタイプなので、スカートをはく女性であれば、跨るタイプの原付よりも使い勝手がいいはずです。
レジャーやアクティビティとしての利用がメインならリトルアメリカンやオフロードタイプ、長距離を乗りたいなら4サイクルエンジンの原付など、目的を明確にすると格段に選びやすくなります。
■積載量で選びたい!
道路交通法では、原付の最大積載量が「30kg以下」と定められています。ですからどの原付に乗っても、積載量の上限は変わりません。とはいえ、荷室容量は原付によって大きく異なります。これらはカタログに「荷室容量〇〇リットル」とあるので参考にできます。
加えて注目したいのは荷室形状です。容量が大きくても形状が悪いと乗せる物によっては使い勝手が悪くなるケースがあります。反対に形状次第では、少ない容量でもかなり使い勝手が良くなります。
原付を選ぶ際は、普段何を載せるのかをよく考えて、前かご付き、メットインスペース有りなどの選択肢も検討しましょう。
ホンダの人気・おすすめ原付バイク5選 価格や特徴を紹介
まずは、二輪車世界シェアナンバー1を誇る「ホンダ」の原付の中から、人気の3車種をご紹介します。
■【ホンダ ジョルノ】丸っこくてキュート!
ジョルノ パールマーメイドブルー
ジョルノの初代は1992年に発売されたもので、レトロ貴重なデザインがシリーズの特徴。現在発売されているのは、2015年に発売された3代目のモデルになります。
初代から受け継がれる丸みを帯びたデザインは、個性的ながら上品なスタイルで女性からの人気を多く得ています。シート下の収納スペースは20Lと、ヘルメットもしっかり飲み込む大容量。さらにシート下だけでなく、フロント部にもグローブボックスなどを装備しています。
ジョルノの新車価格は、ベーシックなジョルノが18.0万円(税抜)、カラーリングにこだわったジョルノ・デラックスが18.5万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,650mm×670mm×1,035mm | |
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シート高 | 720mm | |
車両重量 | 81kg | |
燃費 | WMTCモード:58.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.3kW(4.5ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 180,000円(消費税抜) |
■【ダンク】イカツめのカクカクデザイン、カラバリも注目
ホンダ ダンク
こちらは2014年に登場した比較的新しいスクーターが、ダンクです。トンがったデザインに目を奪われますが、装備の充実度もトップクラス。
フロントのグローブボックスには電源ソケットも装備しているので、スマホなどの充電が出来ますし、原付らしからぬLEDテールランプの輝きは、ひとクラス上の上質感が感じられますね。広めのフロアと長めのロングシートでゆったりと座れる上、シート下のラゲッジ容量が23Lと大きめなのも特徴です。
ダンクの新車価格は、ボディカラーに応じて19.9万円(税抜)と20.4万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,675mm×700mm×1,040mm | |
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シート高 | 730mm | |
車両重量 | 81kg | |
燃費 | WMTCモード:58.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.3kW(4.5ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 199,000円(消費税抜) |
■【ジャイロ キャノピー】雨でも楽々、ワイパー付き!
ホンダ ジャイロ キャンピー
ジャイロキャノピーは大型ルーフを標準装備した三輪仕様の原付です。見た目の特徴はフロント部分から座席の上方にかけて装着されているウインドスクリーンと大型ルーフで、なんとスクリーンにはワイパーまで備わる豪華っぷり。雨天時でも比較的濡れることなく操縦することができ、便利です。
さらに特徴的なのは、後ろの駆動輪が二輪という「スリーター」と呼ばれる形式となっていること。三輪といっても自立することはできませんが、三輪仕様ならではの安定感のある走行性能は、プロ御用達の同車ならではの魅力です。
ジャイロキャノピーの新車価格は51.9万円(税抜)となっています。独特の装備も多いだけに、ホンダの原付ラインアップ中でも高価格な部類となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,895mm×660mm×1,690mm | |
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シート高 | 700mm | |
車両重量 | 139kg | |
燃費 | 30km/h定地燃費値:54.5km/L | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.4kW(4.6ps)/7,500rpm | |
エンジン最大トルク | 4.4N・m(0.45kgf・m)/7,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 519,000円(消費税抜) |
■【ホンダ クロスカブ50】街乗りにもアウトドアにも!
《写真提供 本田技研工業》ホンダ クロスカブ50(パールディープマッドグレー)
「クロスカブ50」はホンダ伝統のカブシリーズで、ワイルドな印象を持つ原付バイク。街乗りにもアウトドアにも幅広く対応できるのが魅力です。
初代クロスカブは110ccモデルのみでしたが、現行クロスカブには50ccモデルが追加され、ホイールサイズが前後とも小径の14インチに、シート高は740mmになるなど、使い勝手を向上させました。
熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」とコラボレーションしたモデルもあり、カラーリングは黒と赤を基調に、スペシャルエンブレムやスペシャルキーにくまモンをあしらうなど、特別な仕様になっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,840mm×720mm×1,050mm | |
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シート高 | 740mm | |
車両重量 | 100kg | |
燃費 | WMTCモード:69.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 2.7kW(3.7ps)/7,500rpm | |
エンジン最大トルク | 3.8N・m(0.39kgf・m)/5,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 280,000円(消費税抜) |
■【ホンダ Dax125】個性的で愛らしいバイクはこれ!
《写真提供 本田技研工業》ホンダ ダックス125
「ダックス125」は原付2種となって再登場した、「ホンダ ダックス」の復刻モデルです。ダックスらしい鋼板プレス製バックボーンフレームに、ロングタイプのダブルシートとグラブバーを搭載した、新しくも懐かしくもある斬新なデザインです。
燃料タンクはシート下のフレーム内に格納し、エンジン周辺は非常にシンプル。足まわりにはキャストホイールに、12インチのチューブレスタイヤを組み合わせており、前輪に装備されたABSとともに走りの安心感を高めています。
カラーリングには2色を用意。目に鮮やかな「パールネビュラレッド」と、上質で落ち着いた雰囲気を感じさせる「パールカデットグレー」から選べます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,760mm×760mm×1,020mm | |
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シート高 | 775mm | |
車両重量 | 107kg | |
燃費 | WMTCモード:65.7km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 123cc | |
エンジン最高出力 | 6.9kW(9.4ps)/7,000rpm | |
エンジン最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/5,000rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 400,000円(消費税抜) |
ヤマハの人気・おすすめ原付バイク5選 価格や特徴を紹介
続いて、「ヤマハ」の原付の中から、人気の3車種をご紹介します。
■【ヤマハ ビーノ】アニメやバラエティ番組でもおなじみ!
ビーノ(2019年モデル)
女性向けにレトロポップ原付という新たなカテゴリーを生み出したのが、こちらのビーノです。
ポップな可愛らしい見た目が、女性から人気を獲得した要因の1つとなっています。しかし、見た目の可愛らしさとは裏腹に、スムーズな加速力も備えており乗りやすさも申し分なし。
実は、先ほどご紹介したホンダ ジョルノとは姉妹車関係にあり、スペックを見比べてもほぼ同じであることが分かります。しかし、丸目ヘッドライトの位置が違うなど、ジョルノとはうまく差別化されている印象ですね。
ビーノの新車価格は18.5万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,650mm×670mm×1,015mm | |
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シート高 | 720mm | |
車両重量 | 81kg | |
燃費 | WMTCモード:58.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.3kW(4.5ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 185,000円(消費税抜) |
■【ヤマハ トリシティ125】ハイグレード原付二種は「三輪車」?!
トリシティ125
トリシティ125は、その車名の通り125ccクラスの原付二種です。目を引くのは前二輪の特徴的なメカニズムでしょう。
ヤマハが「LMWテクノロジー」と呼ぶこのメカニズムは、前二輪ながら一般的なバイクやスクーターと同じ感覚で車体を傾けてコーナリングできる点が特徴。見た目には違和感を感じられるかもしれませんが、乗ってみると三輪車であることを意識するような違和感はなく、それでいて粗い路面や濡れた鉄板の上であっても抜群の安定感を持ちます。
トリシティ125の新車価格は、もとより価格が高くなりがちな原付二種で、さらに新機軸満載なだけあってやや高めとなっており、ABS付きが42.0万円(税抜)、ABSレス仕様が38.5万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,980mm×750mm×1,210mm | |
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シート高 | 765mm | |
車両重量 | 159kg | |
燃費 | WMTCモード:43.6km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc | |
エンジン最高出力 | 9.0kW(12ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 385,000円(消費税抜) |
■【ヤマハ ギア】“ゴト車”を普段使い、クールかも?
ヤマハ ギア
ヤマハ ギアは、ホンダ ベンリィをベースとしてホンダからヤマハに供給されるビジネススクーターです。初代モデルは1994年登場で、小口宅配用途で長年人気を博してきたシリーズです。
ビジネス用途向けに、低い位置に広々としたリアデッキを備えるなど、荷物の積載もお手の物。耐久性や信頼性も重視されており、何より原付としてかなり大容量な7.5リッターの燃料タンクを備えるなど、ガンガン使い倒せる仕様が魅力的です。
用途別に、多用途に使える「ギア」、新聞配達用にぴったりな「ニュースギア」、配達先でのスピーディな乗り降りを実現する「ギア パーキングスタンド仕様」の3種類が用意されています。新車価格帯としては、21.0〜23.0万円(税別)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,850mm×680mm×1,025mm | |
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シート高 | 715mm | |
車両重量 | 98kg | |
燃費 | WMTCモード:52.2km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.2kW(4.3ps)/8,500rpm | |
エンジン最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,500rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 210,000円(消費税抜) |
■【ヤマハ シグナスX】スポーティーで躍動的なスタイル!
《画像:ヤマハ発動機》ヤマハ シグナス-X(ブルー)
「シグナスX」は、ヤマハが発売する125ccクラスの原付です。トルク特性と加速感を追求し、俊敏かつパワフルな走りを実現。随所に軽量化技術を採用して、軽快な走りを支えています。
スポーティなスタイリングをもつシグナスXは、パワー感とエアフロー感をボディ全体で表現しており、LED3灯ヘッドランプと存在感のあるフロントフェイスが精悍な印象です。
シート下のメットインスペースは容量が約29リットルあり、ヘルメットを収納してもさらに余裕がある造り。フロント給油口やフロントポケット、可動式コンビニフックなど快適性も追求しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,890mm×690mm×1,120mm | |
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シート高 | 775mm | |
車両重量 | 119kg | |
燃費 | WMTCモード:37.3km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc
| |
エンジン最高出力 | 7.2kW(9.8ps)/7,500rpm | |
エンジン最大トルク | 9.9N・m(1.0kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | Vベルト式無段変速/オートマチック | |
新車価格 | 305,000円(消費税抜) |
■【ヤマハ ジョグ デラックス】ヤマハ 人気のジョグシリーズ!
ヤマハ ジョグ デラックス(マットブラック)
「ジョグ デラックス」は、1983年に初代モデルが登場し、その後も人気のヤマハジョグシリーズのデラックス版です。通常のジョグとは異なり、アイドリングストップを搭載し、シートなども上質感のある仕上がりになっています。
本来は後輪ブレーキの操作となる左レバーを操作すると、前輪にも制動力を配分してくれるコンビブレーキシステムを採用。バランスよくブレーキングをサポートしてくれます。
500mlのペットボトルを収納可能なインナーボックスと、500gまでの過重に対応する折りたたみ式大型フックも装備しており、利便性も高いのが特徴です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,675mm×670mm×1,040mm | |
---|---|---|
シート高 | 720mm | |
車両重量 | 79kg | |
燃費 | WMTCモード:58.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc
| |
エンジン最高出力 | 3.3kW(4.5ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | Vベルト式無段変速/オートマチック | |
新車価格 | 167,000円(消費税抜) |
スズキの人気・おすすめ原付バイク5選 価格や特徴を紹介
お次は「スズキ」の原付の中から、人気の3車種をご紹介します。
■【スズキ レッツ】扱いやすい超軽量ボディと低価格!
スズキ レッツ
新車価格が税抜で15万円台とかなり安く、コスパの良い原付バイクの筆頭がレッツでしょう。安いながら、ぱっちりとした丸目のヘッドライトや流麗なテールライトなど、デザインにもこだわりが感じられます。
レッツの特徴的な部分はその軽さで、装備重量で70kgとのこと。これは原付一種クラストップレベルの軽量ボディとなっており、軽快な走行性能だけでなく駐輪場などでの押し歩きも楽々こなせることでしょう。
レッツの新車価格は15.1万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,660mm×615mm×995mm | |
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シート高 | 695mm | |
装備重量 | 70kg | |
燃費 | WMTCモード:52.8km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 2.7kW(3.7ps)/8,500rpm | |
エンジン最大トルク | 3.4N・m(0.35kgf・m)/7,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 151,000円(消費税抜) |
■【スズキ アドレスV50】シャープなスタイルで差をつけろ
先ほどご紹介したレッツよりもグレードアップしつつ、まだまだお手頃価格となっているのがこちらのアドレスV50。2006年のデビューから車体デザインを変えておらず、ロングセラー車となっています。
レッツと比べると、切長のヘッドライトなどスポーティなデザインが特徴的。フルフェイスヘルメットを横向きに収納できるトランクスペースなど、使い勝手部分でも新型車たちに引けを取らない実力派です。
アドレスV50の新車価格は16.6万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,670mm×620mm×1,005mm | |
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シート高 | 710mm | |
装備重量 | 74kg | |
燃費 | WMTCモード:52.8km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 2.7kW(3.7ps)/8,500rpm | |
エンジン最大トルク | 3.4N・m(0.35kgf・m)/7,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 166,000円(消費税抜) |
■【スズキ レッツバスケット】シャッター付きカゴで楽々お買い物
レッツのフロント部に備え付けのビッグバスケットを備えたのが、こちらのレッツバスケット。いかにも使いやすそうな位置に取り付けられたバスケットは、スーパーの買い物かごとほぼ同容量の25Lが確保されており、お買い物後にエコバッグがそのまま入れられて便利ですね。
さらに、バスケットにはロールシャッターも付いているので、荒れた道でも荷物が飛び出さず安心。このバスケットは樹脂製素材なので、長年乗り続けてもサビたりしない点もポイントです。
レッツならではの軽量ボディによる取り回し性の良さはそのままに、使い勝手がグンと向上したモデルとなっています。
レッツバスケットの新車価格は16.9万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,660mm×615mm×985mm | |
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シート高 | 695mm | |
装備重量 | 76kg | |
燃費 | WMTCモード:52.8km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 2.7kW(3.7ps)/8,500rpm | |
エンジン最大トルク | 3.4N・m(0.35kgf・m)/7,000rpm | |
トランスミッション | 無段変速 | |
新車価格 | 169,000円(消費税抜) |
■【スズキ アヴェニス125】スポーティーでシャープなデザイン
《写真提供 スズキ》スズキ アヴェニス125(パールミラージュホワイト・マットフィブロイングレーメタリック
2022年10月21日に発売する「アヴェニス125」は、ボディにツートーンカラーを採用し、ボディマウントのLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプを合わせ、流麗かつスポーティなデザインを表現。SEPエンジンを搭載することで、力強い加速の走行性能と低燃費を実現。WMTCモード燃費は54.3km/Lと優れた燃費性能です。
その他、サイドスタンドやUSBソケットを標準装備、シート下には容量21.5Lのトランクスペースを確保し、ヘルメットホルダーを2つ装備するなど、使い勝手のよい装備が充実しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,895mm×710mm×1,175mm | |
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シート高 | 780mm | |
装備重量 | 107kg | |
燃費 | WMTCモード:54.3km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc | |
エンジン最高出力 | 6.4kW(8.7ps)/6,750rpm | |
エンジン最大トルク | 10N・m(1.0kgf・m)/5,500rpm | |
トランスミッション | Vベルト無段変速 | |
新車価格 | 259,000円(消費税抜) |
■【スズキ GSX-R125 ABS】爽快に駆け抜けるスーパースポーツバイク
《画像:スズキ》スズキ GSX-R125 ABS トリトンブルーメタリック
「GSX-R125 ABS」は125ccクラスでは珍しい、スーパースポーツバイクです。フルサイズのしっかりとしたボディに、最高出力11kWを誇る水冷DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。6速トランスミッションと相まって、低回転域から高回転域まで吹き上がりもスムーズです。
風洞実験を重ねて作り上げられたボディワークは、スポーティーなシルエットとルックスに落とし込まれ、加えて、前面投影面積を減らすことで空気抵抗を低減させ、走行時の高い安定性と燃費性能を実現させています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,000mm×700mm×1,070mm | |
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シート高 | 785mm | |
装備重量 | 137kg | |
燃費 | WMTCモード:43.5km/L(クラス2、サブクラス2-1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc | |
エンジン最高出力 | 11kW(15ps)/10,500rpm | |
エンジン最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/8,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式6段リターン | |
新車価格 | 412,000円(消費税抜) |
【男性におすすめ】かっこいい原付バイク5選 価格や特徴を紹介
ここからは男性にオススメしたい、デザインや性能に拘った原付を3台ご紹介します。
■【アプリリア RS4 50 SBK】ホントに50cc?!本格スポーツ原付
RS4 50 SBK は、アプリリアのフラッグシップスポーツであり、スーパーバイク世界選手権にも出場している「RSV4 ファクトリー」のデザイン・スタイルを忠実に再現した50ccの原付バイク。
高剛性アルミフレーム、倒立フロントフォーク、ラジアルマウント・フロントブレーキキャリパーなど、スポーツマシンとして本格的な装備が施されているほか、近年の新車では珍しくレスポンスに優れた2ストロークエンジンを搭載しています。
現在新車販売はされていないので、中古車で探すことになりますが、ここまで本格派のスポーツ原付は貴重なので、探してでも乗りたい!という方も多いかもしれませんね。
■【スズキ ストリートマジック】唯一無二のATスポーツ原付
ガソリンタンクがシートの前にあり、ツインチューブフレームを採用したバイク然としたスタイルながら、メカニズムはスクータータイプのものという異色の存在が、スズキ ストリートマジックです。50ccのストリートマジック50と、110ccのストリートマジック110がラインナップされていました。
コンパクトな車体にファットなタイヤが印象的ですが、特にストリートマジック50では原付出力規制値の7.2PSを発揮するハイパワーエンジンを搭載するなど、走りの面も切れ味抜群。しっかりとニーグリップできるタンク部もあって、スポーツAT原付という唯一無二のキャラクターが特徴です。
最終型でも2006年で生産終了しているなどやや古くなってきているモデルのため、欲しい方は根気強く中古車を探しましょう。
■【カワサキ Z125 PRO】ちっちゃな見た目で痛快な走行性能!
カワサキ Z125 PRO
小径のタイヤサイズなどでどこかファニーな印象もあるZ125 PROは、カワサキの公道向け車両としては唯一の原付モデルです。
同社のスーパーネイキッド「Z」シリーズの中でも末っ子となるZ125 PROは、軽量なボディに倒立式サスペンション、高回転域まで伸びる空冷単気筒エンジン、ギア・ポジション・インジケーターなど、原付とは思えない充実したスペックが特徴。かわいい見た目ながら、その走行性能はかなり本格的なもので、スポーツ走行もお手の物です。
現在発売されているZ125 PROは2021年モデルとなっていますが、次年度以降の国内導入予定がないことが公表されているので、欲しい方は今がラストチャンスかも。Z125 PROの新車価格は32.0万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,700mm×750mm×1,005mm | |
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シート高 | 780mm | |
車両重量 | 102kg | |
燃費 | WMTCモード:54.2km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc | |
エンジン最高出力 | 7.1kW(9.7ps)/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 9.6N・m(0.98kgf・m)/6,000rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 320,000円(消費税抜) |
■【ホンダ MAGNA FIFTY(マグナフィフティ)】本格的なアメリカンスタイル
ホンダ『マグナ50』
「マグナ50」は、2007年9月からの排ガス規制により惜しまれつつ生産を終了した、横型エンジンを搭載する本格アメリカンな原付です。250ccのVツインマグナをそのままサイズダウンしたようなスタイルで高い人気を誇りました。
搭載エンジンは、スーパーカブやモンキーとも同系の49cc空冷4ストローク単気筒エンジンで、低回転域から高回転域まで粘り強く力を発揮します。なめらかな曲線で描かれたボリュームある燃料タンク、幅広のハンドル、クロームメッキされたエアクリーナーカバーなど、その人気ぶりを納得させる仕上がりとなっています。
中古バイク価格は、税抜15万円~50万円ほどとなっています。
2022年10月現在グーバイク公式より
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,960mm×760mm×945mm | |
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シート高 | 635mm | |
車両重量 | 87kg | |
燃費(WMTCモード) | - | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc
| |
エンジン最高出力 | 3.9ps/8,000rpm | |
エンジン最大トルク | 0.38kgf・m/6,000rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 生産終了[1995年発売当時:299,000円(消費税抜)] |
■【ホンダ ベンリィCB50】ホンダ50ccモデル初のタコメーターを搭載
《撮影 雪岡直樹》ホンダ ベンリイCB50
「ベンリィCB50」は1971年に発売を開始した、CBシリーズの原付モデルです。エンジンはスーパーカブやモンキーと異なり、直立の新エンジン空冷4ストローク単気筒OHCを搭載していました。
50cc原付モデルでも、スーパースポーツシリーズのCBらしさを十分感じさせ、タコメーターも装備。またヘルメットホルダーやスピード警告灯を標準装備し、安全への配慮もしっかりとされています。
中古バイク価格は、年式が古いためか件数が少ないですが、税抜50万円ほどのようです
2022年10月現在グーバイク公式サイトより
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,780mm×670mm×980mm | |
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シート高 | - | |
車両重量 | 74kg | |
燃費(WMTCモード) | - | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc
| |
エンジン最高出力 | 6.0ps/10,500rpm | |
エンジン最大トルク | 0.41kgf・m/8,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式 | |
新車価格 | 生産終了[1971年発売当時:75,000円(消費税抜)] |
【女性におすすめ】かわいい原付バイク5選 価格や特徴を紹介
日常使いだけじゃなく、街中へのお出かけに使ってもオシャレな原付が欲しい、そんな女性にオススメしたい原付を3台ご紹介します。
■【ホンダ CT125 ハンターカブ】アクティブ感が今っぽい
CT125・ハンターカブ
近年原付二種のラインナップを破竹の勢いで増やし続けているホンダから登場したのが、こちらのCT125 ハンターカブ。2020年の発売以来、納車待ちが続出しているほどの大人気モデルとなっています。
CT125は、近年自動車で流行しているSUVのように、林道やオフロードをつい走りたくなってしまうようなラギッド感のある雰囲気が特徴的です。もちろんデザインだけでなく、補強が施されたフレーム、165mmが確保された地上高など、荒れた路面でもなんのそのの実力も備わります。
スーパーカブといえばベーシックなイメージがありますが、祖先を辿っていけば1960年に「トレイル50」が発売されているなど、ハンターカブのオフも走れる系譜はかなりの歴史を持つもの。最新モデルでも、その魅力は存分に味わえることでしょう。
CT125はシート高がやや高めということもあって小柄な方ではやや足つき性が不安かもしれませんが、軽量ボディなので意外となんとかなりそう。意外と街中でも様になるデザインですし、取り回し性はカブらしく抜群です。
CT125の新車価格は40.0万円(税抜)となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,960mm×805mm×1,085mm | |
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シート高 | 800mm | |
車両重量 | 120kg | |
燃費 | WMTCモード:67.2km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 124cc | |
エンジン最高出力 | 6.5kW(8.8ps)/7,000rpm | |
エンジン最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/4,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 400,000円(消費税抜) |
■【ベスパ プリマベーラ50】気分はローマの休日?!
ベスパ プリマベーラ50
ファッションとしても楽しめるレトロな雰囲気漂う原付バイク、ベスパ。そのラインナップ中でも最小クラスとなるのが、こちらのプリマベーラ50です。
映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーン扮するアン王女がグレゴリー・ペック演じるジョー・ブラッドレーと共にローマ散策の際に乗っていたことでも有名なベスパは、ヨーロッパだけでなく日本でも長年愛され続けてきたスクーター。
鮮やかなドラゴンレッドといったボディカラーを着こなしているのも、存在感のベスパならではの部分かもしれませんね。
49cc 空冷単気筒4ストローク SOHC 3バルブエンジンが搭載されており、サイズは全長1,870mm x 全幅735mmです。プリマベーラ50の新車価格は35.0万円(税抜)となっています。
■【ホンダ スーパーカブ50】ベーシックだけど、実は高度な色使い
ホンダ スーパーカブ50
2018年に60周年をむかえたスーパーカブ。大きくスタイルを変化させることなく愛され続ける、バイク界最大のヒットモデルのひとつです。
カブというと、配送屋さんが乗っているイメージを持っている方も少なくないかと思います。しかし、実は現代の街並みにとてもマッチするデザインで進化を続けています。印象的な愛らしい丸目のヘッドライトと安心充実の装備。それに可愛らしいカラーリングに注目してください。大きく印象が変わると思います。
スーパーカブ50の新車価格は21.5万円となっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,860mm×695mm×1,040mm | |
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シート高 | 735mm | |
車両重量 | 96kg | |
燃費 | WMTCモード:69.4km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 2.7kW(3.7ps)/7,500rpm | |
エンジン最大トルク | 3.8N・m(0.39kgf・m)/5,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式4段リターン | |
新車価格 | 215,000円(消費税抜) |
■【ホンダ ZOOMER (ズーマー)】愛嬌のある個性的なバイクはこれ!
「ZOOMER ズーマー」は2001年5月に販売を開始し、2017年に生産を終了したホンダの原付。特徴は、トランク収納部分を一切排除した外観です。2眼ライトと極太タイヤが相まって、どこか愛嬌のある、1度見たら忘れられないユニークなバイクでした。
10年以上にわたって生産された中で、大きな変更点は燃料供給方式がキャブレターからインジェクションになったのみで、外観には一切変更がなく、その人気ぶりがうかがえます。こちらも、ホンダ マグナ50と同様に、2017年の排ガス規制により、惜しまれつつ歴史に幕を下ろしました。
中古バイク価格は、税抜8万円~65万円ほどとなっています。
2022年10月現在グーバイク公式より
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,860mm×735mm×1,025mm | |
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シート高 | 735mm | |
車両重量 | 87kg | |
燃費(WMTCモード) | - | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 49cc | |
エンジン最高出力 | 3.1kW(4.2ps)/8,500rpm | |
エンジン最大トルク | 4.0N・m(0.41kgf・m)/5,500rpm | |
トランスミッション | 無段変速式(Vマチック) | |
新車価格 | 生産終了[販売当時:225,000円(消費税抜)] |
■【ホンダ モンキー125】個性的なデザインと存在感がすごい
「モンキー」は1967年からホンダが販売している原付で、個性的なデザインと存在感が継続した人気を獲得しています。2017年に50ccのモンキーは生産を中止しましたが、2021年には125ccのモンキー125が登場しています。
エンジンには空冷4ストロークOHC単気筒が採用され、軽快な街乗りだけでなくショートツーリングもこなせる仕様。12インチの極太タイヤとY字スポークアルミキャストホイールが本格的な走りを提供します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 1,710mm×755mm×1,030mm | |
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シート高 | 776mm | |
車両重量 | 104kg | |
燃費(WMTCモード) | 70.0km/L(クラス1) | |
エンジン種類 | 単気筒ガソリン 123cc
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エンジン最高出力 | 6.9kW(9.4ps)/6,750rpm | |
エンジン最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/5,500rpm | |
トランスミッション | 常時噛合式5段リターン | |
新車価格 | 400,000円(消費税抜) |
まとめ
《撮影 清水知恵子》話題の125cc(原2)スクーター。左からベスパ プリマベーラ、ヤマハNMAX、プジョー スピードファイト
原付バイクは手軽に乗れて、経済的な負担も低く、とても利便性が高い乗り物です。
ぜひ、あなたの日常に原付バイクを取り入れた生活を想像してみてください。
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よくある質問
■原付とスクーターって違うの?
「スクーター」とは、シートの前に足をゆったりと下ろせる広い空間と平らなフロアを持つバイクを指す呼び方で、排気量やボディサイズに関係のない言葉です。原付バイクでは使い勝手の良いスクータータイプの車種が多くラインナップされていますが、スポーツ向けの原付ではシートの前にガソリンタンクが備わってしっかりと跨がれるタイプのものもあります。
■原付も長袖と長ズボンで乗らなきゃいけないの?
ヘルメットさえ被れば自転車並みの機動性で気軽に乗れてしまう原付ですが、高速道路には乗れないとはいえスピードも出ますし、自動車や大型トラックなどと同じ車線を走ることになります。万が一の事故の際のことを考えれば、長袖・長ズボン着用は必須です。夏場でも通気性が良く涼しいバイク用のウェアなどを積極的に活用しましょう。
■原付を降りて押して歩けば歩行者扱いってホント?
道路交通法では、「普通自動二輪車」や「大型自動二輪車」、「二輪の原動機付自転車」などを押しながら歩いている場合は歩行者扱いとすることが決められています(道路交通法 第二条第3項第二号)。このため、バイクを降りて押している間は、一方通行の道を歩行者として反対向きに進んだり、横断歩道を利用したりすることが可能です。しかし、原付であってもエンジン周辺やマフラーは高温になりますし、重量があるので、周囲の歩行者などへの気配りが必要なことは注意しましょう。