軽自動車を選ぶなら?価格?燃費?広さ?何で選ぶ?
2020年となった現代、自動車を購入するとなった際に軽自動車を選択肢の1つとする方が増えたのは紛れもない事実と言えるでしょう。
ネットリサーチ事業を行っているマイボイスコム株式会社が2019年1月1日から同年1月5日にかけて「自動車の購入に関するアンケート調査(第4回)」を行いました。
10,650名の10代から70代(10代24名、20代394名、30代1,240名、40代2,664名、50代3,171名、60・70代3,148名)にかけて行われたこのアンケートの2問目「主利用自動車のタイプ」において、軽自動車に関して次のようなことが指摘されています。
・主に利用されている車の中で軽自動車が占める割合は24.7%でコンパクトカーやミニバンなどを抑えて1位となっている。
・10代から30代にかけての女性が軽自動車利用者の4割を占めている
※マイボイスコム「自動車の購入に関するアンケート調査(第4回)」を基に作成
このように、日本において軽自動車のニーズが高いことは明らかです。
燃費が良く、維持費も安いという理由から、幅広い層で支持されてきている軽自動車。ですが、日本自動車工業会の自動車国内需要によると2014年度は、自動車販売全体での4割(41.02%)を占めていた軽自動車は2016年度に34.12%と低下しています。
2019年1月から2019年12月にかけての「販売統計(四輪) 車種×ブランド」を見てみると、普通車・小型車・軽自動車で合計4,301,091台が販売されています。
そのうち軽自動車の台数は1,497,205台、割合にして約34.39%で、2016年度のデータと比較すると若干増えていることがわかります。
軽自動車のイメージ
軽自動車の需要が低下している理由としては、2015年度の軽自動車税の増税、2016年4月に起こった三菱/日産の燃費不正問題による原因も挙げられているようです。とはいえ、マイボイスコムの調査にもあるように約45%の人が軽自動車を「購入したい」と回答し、北海道・関東・近畿以外の地域では、4割強~5割の所有率を占め、幅広い世代、層に親しまれる軽自動車。
こちらの記事ではそんな「庶民の足」とも呼べる軽自動車の購入をする際に決め手として選ぶであろう「燃費」、「広さ(実用性・社内空間)」、「人気モデル・人気車種」の3つの観点で、おすすめの軽自動車をそれぞれピックアップし紹介していきます。
【最新】軽自動車の人気ランキング!売上TOP10 人気の軽自動車は? | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/36712019年上半期の、軽自動車人気ランキングトップ10(全軽自協調べ)をご紹介します
【おすすめの軽自動車】燃費で選ぶならこの3台!
まずは軽自動車のイメージとしてあげられる要素である「燃費」の観点からおすすめの車種を紹介していきます。
一時期に発生した「燃費不正問題」で、軽自動車を購入、検討する際に気にする方がかなり多いことでしょう。しかし、燃費不正問題があったとしても、軽自動車の燃費性能が小型乗用車以上の車種よりも比較的高性能であることは明らかです。
本当に燃費の良い、おすすめの軽自動車ランキングTOP10 !
https://matome.response.jp/articles/657燃費の観点でおすすめの軽自動車をランキング型式で発表しています。
参考:軽自動車・燃費ランキングTOP5(JC08モード)
「カタログに掲載されてる燃費なんて当てにならない」と感じている方も多いとは思いますが、まずはカタログ掲載燃費(JC08モード燃費)でTOP5に入る車種の最新情報はこちらです。
1位 マツダ キャロル(37.0km/L)
1位 スズキ アルト(37.0km/L)
3位 スズキ アルトラパン(35.6km/L)
4位 ダイハツ ミライース(35.2km/L)
5位 マツダ フレア (ハイブリッド)33.4km/L
※2020年3月時点のe燃費「軽自動車 JC08モード カタログ燃費ランキング一覧」を参考。
カタログ掲載燃費の第1位はスズキ「アルト」のOEMモデルであるマツダの「キャロル」(アルトと同率1位)の2台が1位で37.0km/Lという驚異的な燃費。
しかし、上記のランキングはカタログ燃費つまり「実際の燃費」ではありません。そのため、実燃費でのランキングを知ることが、最も現実的・実践的であることは言うまでもありません。
以下では、姉妹サイトである65万人の会員から実際の燃費データを収集しているコミュニティ・サイト「e燃費」の実燃費データを元に、軽自動車の実燃費ランキングトップ3を紹介します。
※燃費ランキングは現行販売されている「全型式」の実燃費の平均値です。
■1位:マツダ キャロル
マツダ キャロル
あれほど「実燃費じゃないからカタログ燃費は・・・」と言っていたにも関わらず、堂々の1位として選ばれたのはマツダ「キャロル」。
全タイプ(グレード)合算での実燃費は22.07km/Lです。現在販売されているキャロルの型式はFF駆動の5MT、CVT。4WDのCVTと3型式、丁寧に運転すれば実燃費24km/L前後も期待することができる、非常に優秀な燃費であるといえます。
■マツダ キャロルのユーザー評価
マツダ「キャロル」の実際のユーザーからの評価は以下のとおりです。総じて燃費に関して高い評価を獲得していることがわかります。
購入して3度満タンにしての燃費ですが、27kmは下りませんね。街乗りでこの状態なので遠出するのが楽しみです。
もう少しタンクが大きければいうことないのですが…
主に通勤で使いますが、燃費はとても良いです。夏場は少し燃費が落ちますが、購入してからの燃費はほぼ24km/lです。
ただフロントピラー等のの位置や形状が悪く死角が多いと感じます。
スズキ「アルト」のOEM車であるマツダ「キャロル」は、現行が7代目となるモデル。マツダが現在販売している車種の中では最も古い歴史を持っていて、初代のキャロルは1962年(昭和37年)にデビューしています。2017年現在で55年もの歴史を持っています。
マツダ 初代キャロル
現在はアルトのOEM車となっていますが、アルトと同一のOEM化がされたのは、1998年登場の4代目からとなっています。
キャロルの基本情報は以下ごご覧ください。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック | |
---|---|---|
ボディサイズ(mm) | 3,395×1,475×1,475 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 36(49)/6,500(GFグレード) 38(52)/6,500(GL/GS/GX) |
|
排気量 | 658cc | |
乗車定員 | 4名 |
■安全性能でもおすすめ
2015年に登場の現行モデルは、全車にコーナー走行での安全性を高める「DSC(横滑り防止機構)&TCS(トラクションコントロール)」が。
CVT車にはレーザーレーダーによる検知で低速走行時の衝突回避、被害軽減をサポートする「レーダーブレーキサポート」が標準装備されています。
軽自動車を購入するにあたって誰しもが一度は耳にする軽自動車の安全性能。キャロルでは安全性能が強化されており、安全性能がネックとなり、軽自動車の購入に踏み切れない、といった方には安全面、燃費と共におすすめできる車種といえます。
スズキ アルトワークス
なお、OEM提供元であるスズキのアルトは、平均実燃費にアルトワークスなども含まれていることも影響してか、実燃費は20.71km/Lとなっています。
しかしカタログ燃費(JC08モード)37.0km/Lの型式HA36Sは実燃費23.77kmkm/Lを達成したグレードもあるなど、キャロルと同様の燃費性能あるいはそれ以上を期待しても良いでしょう。
とはいえ、アルトワークスに関しても現行モデルの燃費はターボ車であるにも関わらず2WD、4WD共に約19.0km/Lの低燃費。
冒頭にて紹介した軽自動車のイメージにも「パワー・馬力がない」というネガティブな回答が20%程ありますが、アルトワークスであれば、その観点においても非常におすすめです。「走りも楽しみたい」という男性には非常におすすめの軽自動車といえるでしょう。
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年4月現在)
スズキ アルトワークス 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/SZ/S020/スズキ アルトワークスの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
アルトワークスの中古車情報に関してはこちらから。
■2位:スズキ アルト
実燃費ランキングの2位にはスズキ アルトがランクイン。
日本在住の方であれば見たことない方は絶対にいないと言い切れる、軽自動車王国スズキを代表する5ドアハッチバックの軽自動車です。
スズキ アルト
スズキの軽自動車ラインアップ(商用車除く)において最も安いグレードを用意している、これがアルトの特徴を表すベストな表現と言えるでしょう。つまりは安いということです。
搭載されているエンジンは自然吸気エンジン(NAエンジン)、軽自動車のNAエンジンですので最高出力も最大トルクも低いですが、街乗りで市街地を走る程度であれば十分な性能ですし、高速道路ももちろん走行できます。
ボディデザインに注目すると、角ばった感じの5ドアハッチバックで可愛らしさとスッキリした感じがあるのは好印象です。
■安全性能
衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能にハイビームアシストなどの先進安全装備が用意されています。しかし、グレードによって標準装備・メーカーオプションあるいは非装着なっているので注意が必要です。
XとSグレードでは標準装備、LおよびFグレードではスズキ セーフティ サポート採用車にのみ先進安全装備が採用されています。
街中での使い勝手は期待できる
軽自動車規格のボディサイズ小型乗用車を超えるコンパクトなボディサイズに、最小回転半径4.2mの小回り性能も高いです。狭い駐車場でも安全にドアの開閉ができる中間2段ストッパーの採用や乗り降りを容易にする前席やドアの設計など、予算・性能面の両方でパフォーマンスを発揮する「街乗りのスペシャリスト」の表現がふさわしい1台と言えるでしょう。
スズキ アルト
■スズキ アルトのユーザー評価
燃費がとてつもなくいい
通勤用に購入したが、片道7キロの道で常にリッター20超え
車体の軽さも相まって加速もよく街乗りじゃ十分すぎるスペック
唯一気になるのはアイドリングストップ後のエンジン始動後の
走り出しのシフトショック?とラグが気になる
一番最初だけガツっとギアが入るショックが気になる。
Sボタン(シフトノブにある)でアイドリングストップは停止できるが、
個人的には頻繁に使うのでボタンはハンドルに付けて欲しかったと個人的に思った。
※Sボタンとはアイドリングストップ停止やエンブレ・上り坂で回転数を上げたい時に使うボタン。
何だかんだ言って総合評価は満足の一言
軽自動車をファーストカーにしない人でスライドドアが必要ないなら
ベストな選択じゃないだろうか
アルトの主要スペックは以下のとおりです。
ボディタイプ:5ドアハッチバック
最高出力:36(49PS)/6,500rpm。4WDモデルでは38kW(52PS)/6,500rpm
全長×全幅×全高(mm):3,395 x 1,475 x 1,475
排気量:658cc
乗車定員:4名
※新車情報は公式サイト調べ(2020年4月現在)
ボディタイプ | 5ドアハッチバック | |
---|---|---|
ボディサイズ(全長×全幅×全高(mm)) | 3,395 x 1,475 x 1,475 | |
最高出力(kW(PS)) | 36(49)/6,500。4WDモデルでは38(52)/6,500 | |
排気量(cc) | 658 | |
乗車定員(名) | 4 |
スズキ アルトの詳細はこちらから。
■3位:ダイハツ ミライース
第3位にランクインしたのはダイハツ ミライースです。
軽自動車ラインアップ豊かなダイハツから販売されている5ドアハッチバック軽自動車になります。
2017年5月9日に6年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われています。スバル プレオ プラスのベース車両としても有名です。
冒頭で紹介したようにミライースのカタログ燃費は32.2~35.2km/L、カタログ値だけ見ると軽自動車トップクラスの燃費性能となっていることに疑いの余地はありません。
e燃費で実燃費をチェックすると21.22km/Lとリッターあたり21kmを超えています(ランキングを見るとなぜか実燃費20.83km/Lのアルトラパンが3位になっていますが。アルトの実燃費にはアルトワークスが含まれていることを考慮するとミライースよりもアルトのほうが実燃費は高いと考えられます)。
先代の実燃費平均は20.67km/Lとなっていて、カタログ掲載燃費(JC08モード)35.2km/Lの型式の平均実燃費は22.19km/Lと、OEM提供をしているスバルのプレオプラスとほぼ同一の燃費となります。
デザインは近未来感を感じさせるスタイリッシュなものとなっており、スズキ アルトとは少し異なるデザインの方向性と考えて良いでしょう。
ちなみに、2011年9月に発売された初代のミライースは、軽自動車としては当時初めて、燃費を30km/Lに乗せ、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)ではない「第3のエコカー」としての訴求をしてきた、いわばダイハツのオリジナリティを持ったモデルでした。
環境性能や経済性能などを徹底追求した同社の技術群の呼称「e:S(イース)テクノロジー」を車名に宿したモデルです。
都内の発表会で三井正則社長は新型車について「ダイハツのアイデンティティを凝縮したのがミライース。第3のエコカーを進化させた"新みんなのエコカー"として開発した」とアピールした。
新型ミライースでは軽量化等が施されているため、実燃費が向上する可能性が高く安全性能も向上しています。
プレオプラスと同じならミライースじゃなくてもプレオプラスで良いではないかという指摘もあります。これに関してはメーカーの好みや販売店の都合などで決まるのではないでしょうか。
■ダイハツ新型ミライースの詳細はこちらから
ダイハツの軽 ミライース新型 基本情報 燃費 評価・評判 価格・中古価格
https://matome.response.jp/articles/921フルモデルチェンジをしたダイハツ ミライースの詳細についてはこちらからご覧下さい。
先代(初代)のダイハツ「ミライース」詳細情報を確認したい方は下記の記事をご覧下さい。
■ダイハツ ミライース(先代モデル)のユーザー評価
現行のミライースのユーザー評価は以下のとおりです。燃費に関して高い評価を獲得する一方で、ブレーキ性能の低さを指摘する声もあります。
通勤用に5年落ちのリースアップ車を購入。
走行距離10万キロ越ですが、リッター26キロを叩き出してくれたので大変満足しています。
欠点は登り坂でのトルクの細さ。高架橋程度でも気を付けないと、あっと言う間に10キロぐらいスピードが落ちます。
2万キロ走行の代車
原付並の実燃費
134km走って、3リッター
コーナー入るときにDレンジのままではエンジンブレーキが効かない、オーバードライブのoffスイッチが無いので、2レンジではエンジンが回りきる。
ミッションの設定が悪すぎ
燃費向上に目が行きすぎて実際の走行ではブレーキ踏みっぱなしになり使いにくい。せめてODのOFFは付けて下さい
合わせて先代モデルのユーザー評価もどうぞ。年間20万円ほどの節約につながったという声も。
ガソリン高騰に伴い、往復約100kmの通勤でのガス代が家計を苦しめているなかで、前車の査定額でおつりがくる中古のミライースを購入しました。人生初であるこの軽自動車は、これまで乗ってきた弄ったインテグラや180SX、ノーマルのBMW3シリーズやマツダ・ロードスターと比べるとギブスをしながら運転しているようなストレスに見舞われ、さらに純正シートから腰痛が発症し、我慢との戦いでした。しかし、RECAROシートを入れてからは楽になり、同時に軽い車重がもたらす軽快な乗り味にも好感を持つようになりました。1年で23,000kmほど乗ったときに計算しましたが、ガス代と税金や保険で年間20万円以上で月1.6万円以上の節約ができていることを知り、見事に家計の危機を救ってくれました。これまでのところ平均燃費は26.2km/L…ノントラブルでもうすぐ7万km突破予定です。
ここまで、e燃費調べの実燃費ランキングを紹介しました。
燃費性能を最優先として考える場合は、「マツダ キャロル」「スズキ アルト」「ダイハツ ミライース」は間違いなくおすすめの軽自動車です。とにかく安くて燃費性能のが良いことを候補車の条件とするのであれば、これら3台を選択肢としてみてはいかがでしょうか。
【おすすめの軽自動車】広さ・実用性・使い勝手で選ぶなら?
続いては、広さ・実用性・使い勝手という観点からおすすめの軽自動車を紹介していきます。
軽自動車のイメージのひとつとして「狭い・小さい」というイメージをどうしても持ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
「いくら維持費が安い、燃費がいいといっても狭い車はちょっと・・・」と感じる方がいらっしゃるのは明らかで、特に子供を連れてレジャーに出かける機会が多いと思われるファミリー層では車内スペース問題は重要ファクターとなります。
しかし、ここ数年の軽自動車の進歩は目覚しく、「ハイトワゴン」「スーパーハイトワゴン」といったタイプの軽自動車が各メーカーから多く登場し人気を博しています。
大人が乗ってもここまで広々。
上述した、お子様がいらっしゃるファミリー層であれば特に気になる「広さ」という要素。そして使い勝手などの観点からおすすめできる軽自動車の概要・特徴をユーザーの声と共にご3台紹介していきます。
トールワゴン・ハイトワゴンの軽自動車売上ランキングTOP 10!
トールワゴン、ハイトワゴン、スーパーハイトワゴンのみでの売上ランキングになります。広い軽自動車をお探しの方はこちらの記事をご覧下さい。
広い軽自動車といえば!トール・ハイトワゴン 売上ランキングTOP10!
https://matome.response.jp/articles/703ハイトワゴン、スーパーハイトワゴンをお探しの方はこちらの記事をご覧下さい。
■広さで選ぶならこの軽で間違いなし?ホンダ N-BOX!
まず紹介するのは、ホンダN-BOXです。もはや「広い軽自動車」の代名詞とも呼べるN-BOX。非常に人気の高い軽自動車の1つです。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が3月5日に発表した2月の車名別新車販売台数(速報)においても、N-BOXがトップの1万9177台を販売しています。
ホンダN-BOXは2011年に登場したスーパーハイトワゴンで、その特徴はなんと言っても「広さ」という点において他ならないでしょう。
また、2017年9月にはフルモデルチェンジを行い、発売前の8月30日時点で既に事前受注が2万5000台に達するという驚異的な数字を出したことも、記憶に新しいのではないでしょうか。
画像を見ていただいてもわかるとおり、かなりの広さ。新型N-BOXの社内空間、ラゲッジルームの広さは下記の通りとなります。
室内長×室内幅×室内高(mm)
2,060〜2,240×1,350×1,400
荷室空間に関しては、後席収納時で荷室長153.5cm(1535mm)、通常時44~63cm、開口高120.5cmという大容量となっています。
気になる燃費性能はNAエンジンモデルとターボエンジンで変わってきます。
NAエンジンでは24.2〜27.0km/L、ターボエンジンモデルで23.0〜25.6km/Lです(共にJC08モード)。
WLTCモードでもカタログ燃費が出ていて、NAエンジン車では20.4〜21.8km/L、ターボエンジン車では19.4〜20.4km/Lの数値です。
e燃費に記録されている実燃費平均は15.35km/L、特別燃費性能が高いというわけではありませんが、それでもリッターあたり15kmを超えてきますので、乗り方次第では20km/Lも達成できると思われます。
参考値として、先代モデルの実燃費は平均で15.37km/L。現行モデルと同じく燃費の良い軽自動車と比べた場合は劣りますが、アルトやミライースにはない広さという長所が、ユーザー(所有者)からの高評価につながっていると考えて良いでしょう。
キャンプ道具を積んで海に山に(ほぼ山ですが)走り回ってます。シートを倒せば大人2人が就寝できるスペースが出来るので、アウトドア派の私にとってまさにぴったりの車です。
また、自転車も楽に積めるようです。
娘の通勤用ママチャリパンクした時、何の苦労もなく積めました。後ろの席は乗用というより荷室と考えればすごく使い勝手の良い車です。
燃費はガマンの運転で結構伸びるがターボを多用するとガクンと落ちる。
息子のライフのほうがエンジン音やドアの閉まり音等、1ランク上の上品さがあり負けているのが残念!ピュアサウンドブースを施工すれば良くなるのかな?
【9月1日発売】ホンダ新型N-BOX!どうかわった?価格・スペックは?
https://matome.response.jp/articles/836s新型N-BOXについての情報はこちらからご覧下さい。
■子育て世代&ママに絶大な人気!ダイハツ タント!
広さで選ぶおすすめの軽自動車として次に紹介するのはダイハツ タントです。
先ほど紹介したホンダ N-BOXと似たようなボディフォルム(軽トールワゴン)ではありますが、2003年に初代タントが登場していることもあって認知度はこちらのほうが高いかもしれません。
また、人気も高く2017年7月の軽四輪車通称名別新車販売台数においても、N-BOX、デイズに次ぎ3位となっています。
2019年7月9日にはフルモデルチェンジが行われています。
このモデルチェンジで4代目となったタントではミラクルウォークスルーパッケージや次世代スマートアシストを採用することで使い勝手の向上や先進安全装備の充実化が為されている点や、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した第一号車種である点に注目です。
ダイハツ タント
ダイハツ「タント」もホンダN-BOXと同様のスーパーハイトワゴンで社内空間の広さは群を抜いています。
タント 左側
タントの社内空間、ラゲッジルームの容量、広さは下記の通りです。
室内長×室内幅×室内高(mm):2,200 × 1,350 × 1,365
ラゲッジルームの 高さ×奥行き×幅(mm):1,045 × 1,380 × 870
タント 荷室の写真
燃費性能を見てみると、JC08モードの燃費がNAエンジンモデルが25.4〜27.2km/Lでターボ車が23.8〜25.2km/L、WLTCモードではNAエンジンモデルが20.2〜21.2km/Lでターボ車が18.8〜20.0km/L、となっています。
e燃費調べでは実燃費が15.72km/Lとなっています。データ上ではN-BOXと比較すると若干ではあるものの、燃費性能が優っていることになりますが、至って僅差です。
また、実燃費はどうしても走り方によって左右されてしまうので、実燃費18.0km/L前後で走れたり、高速道路での運転であれば20.0km/Lをキープすることも珍しくありません。
現行モデルのレビューを確認することができませんでしたが、下記に前モデルのユーザー(所有者)評価をまとめました。タントは子育て世代のファミリー層や、女性に特に人気の車種ですが、男性からの評価も高いものとなっています。
セレナからの乗り換え。
前のセレナがリッター8キロしか走らない車だったので、リッター18キロは御の字。視線が高いので普通車ワンボックスからの乗り換えでもそれほど違和感がありません。センターメーターのインパネも見やすいです。
タント 助手席側。
3人家族ですが、以前はミニバンに乗っていました。
私は身長が180cmあるので軽は狭いかと思っていましたが、タントは頭上も広々していて良いです。燃費も街乗りで15km以上走りますし、軽に変えて良かったです。
ダイハツ タント 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/DA/S006/ダイハツ タントの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
ダイハツ「タント」の中古車情報はこちらからご確認下さい。
■広さは劣るが使い勝手はバツグン?スズキ「ワゴンR」!
広さ、実用性でおすすめの軽自動車としてスズキ「ワゴンR」も紹介します。
スーパーハイトワゴンの台頭により、「広さ」という観点ではどうしても劣ってしまいますが、ハイトワゴンの火付け役ともいえるスズキのワゴンRは、忘れてはならない1台です。
スズキ「ワゴンR」は、2017年2月1日にフルモデルチェンジとなりました。新型ワゴンRは広くなった室内空間と軽ワゴンならではの使い勝手の良さをさらに向上させ、幅広い世代のライフスタイルと、さまざまな価値観に対応するために、3つの外観デザインが用意されています。
ホンダ N-BOXとスズキ ワゴンRの室内寸法および荷室寸法を比較します。
【ホンダ N-BOX】
室内:長2,180mm × 室内幅1,350mm × 室内高1,400mm
荷室:高さ1,120mm × 奥行き1,430mm × 幅880mmです。
【スズキ ワゴンR】
室内:長2,165mm × 室内幅1,295mm × 室内高1,265mm
荷室:高さ910mm × 奥行き1,360mm × 幅1,000mm
2台を比較して分かるようにN-BOXの室内・荷室空間がより広いです。
しかし、N-BOXほどではないとしてもそれなりに広いワゴンRサイズ感、そして発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッド仕様が用意されている点、カタログ燃費は(JC08モード燃費)、軽ワゴンNo.1の低燃費33.4km/Lとなっている点は大きな特徴・魅力となっています。
また、ワゴンRとデザインでの差別化が為されたワゴンR スティングレーというグレードも注目です。
現行ワゴンR マイルドハイブリッドの実燃費は18.57km/Lです。先代ワゴンRから乗り換えたユーザー(所有者)からも高い評価を獲得しています。
ワゴンRスティングレーT(MH55S)
先代MH44S(NA)からの乗り換えです。
納車から2週間ですが、二回の給油で
満タン方で平均20.5(先代より良い)
乗り心地は遥かに良くなってます
また、ギクシャク感も無くなり快適です
賛美両論ありますがとても良い車です
また、ハイトワゴン系の中ではトップという声も。
購入から一週間、高速を使った遠出も含め500km程乗りましたが、45kmから110kmまで使えるオートクルーズと静粛性の高さ。そしてシャシー性能の高さからL152Sムーブに比べて疲れ度合いが全く違いました。
10年間の進歩は凄いと感じたと共に、本当に今の軽自動車って凄いな。と。
いい所ばかり書きましたが、悪いところはBピラーのデザインから左折時の歩行者目視確認や、高速合流等での右側目視確認に死角が多い事。
売りのEVクリープ走行は所詮50Nm。作動上限10km/hとなっていますが、5kmまで持っていくにも結構時間掛かるので他の車の迷惑になるため、うまく使えるシーンは限られますね。
何個か悪いところもありますが、全体的にはハイトワゴン系でのトップだと思います。
今後長く大事に乗っていきたいと思います。
スズキが誇る軽自動車のワゴンR新型!スティングレーの乗り心地はいかに
https://matome.response.jp/articles/396スズキ新型ワゴンRスティングレーの試乗評価はこちらから。
スズキ ワゴンR 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/SZ/S015/スズキ ワゴンRの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
スズキ「ワゴンR」の中古車情報はこちらからご確認下さい。
【おすすめの軽自動車】人気モデルから選ぶなら?
最後に、人気モデル、売れ筋のモデルからおすすめの軽自動車をご紹介します。
■人気が高い=広さ・実用性が高い? N-BOX、タントはやはり人気
やはり、「人気モデル」の「軽自動車」といえば、こちら。ホンダのN-BOXは外せない車といえるでしょう。室内空間、車内空間の広さ、実用性の高さにおいて、お子様をお持ちの家庭、ファミリー層に絶大な人気を誇ります。
ホンダ N BOX 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/HO/S094/ホンダ N BOXの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
ホンダN-BOXの中古車情報はこちらから。
ダイハツ タント カスタムRS
また、ダイハツ「タント」もやはり人気モデルという観点でも非常におすすめです。2017年4月の軽四輪車通称名別新車販売台数でも3位に位置づけています。やはり「広い」「実用性が高い」という要素が高く評価されているというところでしょうか。
■軽ハイトワゴンの2台巨頭!ダイハツ「ムーヴ」も忘れちゃいけない!
また、ダイハツの「ムーヴ」も人気の高いモデル。同様の2017年4月の軽自動車販売台数ランキングでも2位の人気モデルとなっています。
スズキのワゴンRと共に軽自動車の「ハイトワゴン」という分野を長く牽引してきたダイハツのムーヴ。
現行のムーヴは2014年12月に登場した6代目モデルで、2017年8月にマイナーチェンジを行ない、スマートアシストⅢが搭載されました。
サイズ感もワゴンR比べ、ほぼ変わらず、以下の寸法です。
室内長×室内幅×室内高(mm):2,080 × 1,320 × 1,280
ラゲッジルームの 高さ×奥行き×幅(mm):840 × 1,250 × 900
となっています。ハイトワゴンならではの室内空間のゆとりがあります。
また、後部座席は最大で240mmのスライドが可能となっていて、ラゲッジルームの拡大や、チャイルドシートを使用する際に前席に近づけるなど、多種多様なニーズに応えることが可能となっています。
燃費性能は、カタログ燃費でNAエンジンモデルで27.6〜31.0km/L、ターボエンジンモデルで25.6〜27.4km/Lとなっています(JC08モード)。
実燃費(e燃費調べ)は17.03km/L、ハイトワゴンタイプでリッターあたり17km/Lを超えているのでそれなりに高い燃費性能です。先ほど紹介したN-BOXよりも優れています。
NAエンジンモデルとターボエンジンモデルがありますので、どのような走り方を求めるかで選択するグレードも変わってくるでしょう。燃費性能的にはNAエンジンがおすすめです。
902sを中古車で10万km走行車を購入してから、4年たち20万km超えたので、今回車検を受けたら、25万kmオーバーするので、買い替えました、RSターボで燃費通勤で高速35km下道30km、毎日130km走行して、L19から21kmは、
走ります燃料代も902sの6割ぐらいです、
使用用途:ほとんど通勤(片道40㎞程度を週5日)
道路状況:ほぼ先行車なし、平坦路10%くらい、残りは坂道、直線もキツいカーブも60㎞/hをキープ。
世間一般的な道路状況とは違うかもしれないけど、一応参考までに。4WD・ターボ・スタッドレスタイヤ履き潰し。平均燃費20㎞/L台後半。
ダイハツ ムーヴ 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/DA/S012/ダイハツ ムーヴの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
ダイハツ「ムーヴ」の中古車情報はこちらからご確認下さい。
下記の記事ではトールワゴン、ハイトワゴンからスーパーハイトワゴンの軽自動車のみに絞って、売上台数TOPのランキングにしました。今売れているハイト系ワゴンは…?
【おすすめの軽自動車】女性に人気の2車種を紹介!
今まであげてきた軽自動車は比較的、男性、女性、年齢問わず、幅広い層の方々に選んでいただける軽自動車と呼べるでしょう。最後は、「女性に人気」と言う観点で2車種ご紹介します。
■カワイイだけじゃなく、燃費、実用性良しのスズキ「アルトラパン」
まずはスズキのアルトラパンからご紹介。名前の通り現行のスズキ「アルト」をベースとした派生車種。「可愛いけれど、子供っぽくない」という狙いのアルトラパン。現行のモデルは2015年6月に登場した3代目のモデルとなっています。
アルトラパンはユーザーの約9割が女性で、そのうちの約6割が20~30代という若い層に人気の車種となっています。内装、外装共に女性に嬉しい作りとなっていて、エクステリア、インテリア共に自由度が高く、色の選択が可能となっています。
また、燃費が良いので経済的観点で言っても女性には嬉しい要素です。
カタログ掲載燃費(JC08モード燃費)で33.2~35.6km/L、実燃費の平均も20.83km/Lという低燃費(e燃費の軽自動車の燃費ランキング4位)。
ユーザー(所有者)からの評価も、見た目などだけではなく、走行性能や燃費について高評価な意見が多く見受けられました。
省燃費のためにマニュアルモードで走ります。
この場合、エコ運転採点機能は働きませんが、そんなものはどうでもよいのです(笑)
20kmで2速、30kmで3速、40kmで4速、50kmで5速を基本にしていますが、減速時は当然自動でシフトダウンしますので、余計なことは考えなくともきびきび走ります。
ATモードの1~2速のつながりはアクセルオフの操作が必要ですので、無段変速に成れている方はやはり大変な違和感を覚えるかもしれません。
我が家では完全にペダルなし5速マニュアル車として使っています。
実際ATモードで運転することはほとんどなく(あえていうなら左手に棒アイスを持った状態で運転する時くらいでしょうか?(^^)
。
良いクルマにめぐりあえました。
ターゲットユーザーから若干ファンシーなテイストながらも“自動車”のアイコン的シンプルなフォルムと奇をてらわないデザイン。
走りも含めベーシックカーはこれで十分という完成度の高さがあると思います。
スタイリングの副次効果として立ったフロントピラーと圧迫感のないインパネで高速でも疲れません。また隅が見えるボンネットは車両を認識しやすく運転のしやすさは格別です。
アルトラパンの詳細はこちらからご確認下さい。
スズキ アルトラパン 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
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■可愛さも使いやすさも欲しい女性に!ダイハツ「ムーウキャンバス」
女性におすすめの2台目の軽自動車は、ダイハツの「ムーヴキャンバス」です。
人気車種である「ムーヴ」の派生モデルとして2016年9月に登場した軽自動車、それが「ムーヴキャンバス」になります。
画布、帆布を意味するキャンバスから、あれこれできるという意味の“can”とバス(bus)を組み合わせた造語が名前の由来となっていて、名前からもミニバスを意識した作り。
この車のターゲット層は、ズバリ未婚女性で、理由は近年この市場でダイハツが苦戦しているからだそうです。
ボディタイプとしては「ハイトワゴンクラス」に属するムーヴキャンバス、軽ハイトワゴンクラスの車両としては初となる「両側スライドドア」を採用している点は注目要素の1つです。
ハイトワゴンクラスのため、室内寸法は室内長2,115 × 室内幅1,345 × 室内高1,285(mm)、ラゲッジルームが 高さ885 × 奥行き1,340 × 幅880 (mm)となっています。
ワゴンR、ムーヴと比べても少し多くゆとりがある車内空間となっています。そのため、車内空間よりもデザイン性でこれら2台と比較すると、どちらが自身にとって適した軽自動車であるのかがよくわかるでしょう。
また、後部座席の足元が収納スペースに変わる「置きラクボックス」もあり、使い勝手と言う観点では、広さもあり抜群に高いといえるでしょう。
燃費性能は、JC08モードで27.4〜28.6km/L、WLTCモードで19.6〜20.6km/Lとなっていますう。
実燃費は15.64km/Lです。
カタログ燃費でも実燃費でも特別燃費が良いというわけではありませんが、ファンシーなデザインでヴィジュアルはトップクラスですので、ヴィジュアル的付加価値の強い車種となっています。
見た目も可愛く女性に人気な軽自動車10選はこちらから
女性におすすめの軽自動車のみをピックアップし紹介しています。女性に人気の軽自動車をお探しの方はこちらの記事をご覧下さい。
■最後に…
今回は色々な角度からおすすめの軽自動車をまとめました。
軽自動車を検討している方もそうでない方にも、気になる1台は何かしらあるはず。
もし気になる軽自動車があったら、公式サイトやディーラーでカタログと見積もりをもらってきましょう。